228 / 418
第227話 [エンポリアー国へ出立準備。]
しおりを挟む
翌朝、朝食を済ませると俺はハロルドさんの居場所を神の瞳とマップを屈指して確認するとリーグさんと共に城に居たので城の転送出来る場所に移動した。
「これはお久しぶりにございますシュウト様、陛下はただ今ハロルド様と評議されていますがどうされますか?」
「あっ、お久しぶりです。やっぱり、そうなんですね。お2人にお話が有ったんで丁度良いかなって思ったんですけど、それなら出直してきますね。」
俺がそう言うとバルさんは慌てた様子で反応してきた。
「シュウト様!少々お待ちして頂いても宜しいでしょうか?」
「あ、それは良いですけど・・・。」
「失礼します!」
バルさんはそう言うと凄い勢いで走っていった。
何か悪い事したなぁ。
俺がそう思っていると直ぐにリーグさんとハロルドさんが此方に近付いて来るのを感じた。
「これはこれはシュウト様、お久しぶりにございます。」
「ハロルドさんお久しぶりです。リーグさんも急に失礼しました。」
「余の事は良い。それでシュウト殿は何用で参ったのだ?もしやガシュウの所へもう行くのか?」
「いや、逆です。使命が降ったのと諸事情が有って行くのが当分先になりそうなので、申し訳ないのですが・・・。」
「うむ。ガシュウは哀しむかもしれんが行かない訳ではないのであろう?」
「はい。準備が出来て使命が無ければ。」
「そうか。伝えておこう。」
「宜しくお願いします。」
「それで他には無いのかのぅ?」
「他ですか・・・あっ、それでなんですけど、使命で準備が出来次第、エンポリアー国に行くんでその挨拶を。」
「エンポリアー国、あの商人で成り立っておる国か。使徒様じゃし、何れは旅立つとは思っておったが、しかしエンポリアー国に行ったとしても帰ってくるのじゃろ?」
「そうですね。あの土地に家もありますし、基本的には帰れる時は家に戻るつもりです。」
「ならば少し寂しくはあるが何時でも会えるというものじゃのぅ。」
「そうですね。それに虹水晶も必要ですし、偶に寄らせてもらうつもりです。」
「ならばせめて城に来た時は食事でもどうじゃ?」
「そうですね。その時はルークも連れてきますね。」
俺がそう言うとリーグさんは微笑みながら頷いていた。
俺とリーグさんの話が終わったタイミングでハロルドさんが声を掛けてきた。
「それで私に話とはトヨタの話でございますか?」
「ルークやレイからはハロルドさんみたいな方と聞いたのですが、ハロルドさんはお友達と聞いたのですが、どの様な方なのですか?」
「そうじゃのぅ、言われてみればハロルド殿と似ているかもしれんのぅ。」
リーグさんがそう言うとハロルドさんは頭を掻きながら答えてくれた。
「私と似ているかは別として彼奴が勝手に友と言ってるだけでございますよ。」
「なら友達ではないと?」
「友かどうかは別として腐れ縁でございますね。」
「腐れ縁ですか?」
「はい。トヨタが追い込まれたタイミングで偶然助けたり、私を暗殺しようとした者を裏で操っていた者の財政をトヨタが破綻させたりと何故かお互いの窮地に偶然、助け合ったのが重なったぐらいでございます。」
「重なるって、もうそれは運命ですよね。」
「そうでしょうか・・・?」
ハロルドさんはそう言いながら苦虫を噛み潰した様な顔をしていた。
これは・・・同族嫌悪ってやつかな?
俺がそう思ってハロルドさんを見ているとハロルドさんは咳払いをしてから真面目な顔付きに戻った。
「それでトヨタの事でしたな。彼奴は商人では珍しく損得勘定は後回しにする様な性格でお金よりも人を第一に考えており、その為に敵を作る事も多いですが一旦彼奴の味方になれば、その求心力から裏切り者が出る事は皆無でしょう。」
「なるほど、だから首相をしているんですね。」
「本人は早く役目を譲って、自由に商売をしたいそうですが。」
その辺も似てるんだろうなぁ。
「それと彼奴はエンポリアー国の首相もしていますが、商業ギルドのグランドマスターも兼任しております。」
「え?一国の王というか、トップが成って良いんですか?」
「その辺は公平なので問題ありません。ですが、その所為でエンポリアー国の対抗派閥には相当恨まれている様です。」
「大丈夫なんですか?」
俺がそう質問するとリーグさんが話に入ってきた。
「そこは問題無いじゃろう。」
「どうしてですか?」
「商業ギルドの正式にはNo.2では無いが、現時点のNo.2よりも商業ギルドに影響を持つのが隣りにいるハロルド殿だからじゃ。」
「え!?そうなんですか!?」
俺が驚いてハロルドさんを見るとハロルドさんは微笑んで何も言わなかった。
「それはそうじゃろう。今は退いた様じゃが、世界一の商会の会長じゃぞ。」
「あぁ、そうでしたね。」
「それで話は変わりますがシュウト様は使徒様としてエンポリアー国に行かれるのでしょうか?それともシュウト様として行かれるのでしょうか?」
「一応、使徒じゃない方向で行くつもりです。」
「やはりそうですか。」
「何か問題でも有るんですか?」
「彼処は外交以外は商売以外ですと護衛としてでないと入るのは難しいのです。」
「え?観光とかは?」
「ないこともないですが、それは王侯貴族が行くぐらいで平民や冒険者が行く事はまずありません。」
「上位の冒険者でもですか?」
「はい。」
「それは困りましたねぇ。使命があるのですが・・・。」
「そうじゃのぅ・・・余の様な王家であろうと自由に何処でもという環境ではないからのぅ。」
「けど冒険者も行かないってダンジョンの攻略とかは大丈夫なんですか?それとも現地には現地の冒険者がって事ですか?」
「いえ、現地には冒険者ギルドはあるものの機能はしておりません。」
「え?じゃあダンジョンは・・・もしかして国軍が?」
「いえ、代わりに傭兵ギルドが在り、商人が直接雇って、商人が購入した個人のダンジョンに潜らせております。」
「え?個人所有なんですか?」
「はい。人気が無く放置されているダンジョン以外はほぼ全て個人所有しており、そこから得られる物で利益を得ています。」
「なら、ハロルドさんも持っているんですか?」
「いえ、ダンジョンの個人所有者になるにはエンポリアー国の国民になる必要があるので、私は持っておりません。」
「え!?そうなんですか!?ダンジョン無しで世界一なんですか!!?」
俺がそう言うとハロルドさんは俺が考えてる事が分かった様に苦笑し、話を続けた。
「シュウト様、御自身を目安にされてはエンポリアー国の商人が可哀想でございます。」
「え?」
「では分かり易く説明致しましょう。シュウト様のダンジョンはどの様に様々な物を生み出していますか?」
「それは、えぇと自分の魔力ですけど、それなら他のダンジョンでも自然に魔力が溜まりますし、更に魔石を使えば・・・ん?無理なのか?」
俺がそう言うとハロルドさんは微笑みながら話を続けた。
「お気付きになられましたな。その通りです。自然回復では産出量は限られており、シュウト様の様にダンジョンマスターに成られた場合、回復量が激減するそうです。中にはそうならないダンジョンも在るそうですが殆ど無いそうです。逆にダンジョンマスターに成らず通常のダンジョンに産出量を上げる為、魔石を大量投入してしまったが為にスタンピードを起こし、多大な被害を与えた者もいる様で、管理するのも大変な事だそうです。」
宝くじとか株式投資みたいなものか。
俺がそう思いながら納得しているとリーグさんから声が掛かった。
「じゃが、ハロルド殿以外の豪商は殆どエンポリアー国の人間じゃし、世界一に成れたのもハロルド殿が初めてなのじゃよ。」
リーグさんの話を聞いて尊敬の眼差しで見ているとハロルドさんは恥ずかしそうに「運と人に恵まれていただけです。」と謙遜していた。
「ハロルドさんが凄いのは分かりましたけど、それだと入国するのも大変だなぁ・・・。」
俺がそう言いながら悩んでいるとハロルドさんから声を掛けられた。
「先程も聞きましたがシュウト様は使徒様として入国されるつもりは無いのですよね?」
「使徒なら入れるんですか?」
「使徒様の行く手を遮る勇気の有る者はエンポリアー国には居りませんから。」
「そうなんですか?」
「はい。その様な事をすれば神々から反感買う様なものですし、商運を捨てる様なものですので。」
「あぁ。でもなぁ・・・。」
「それでしたら私の護衛という事で赴かれては如何でしょうか?」
「え?迷惑じゃないですか?」
「その様な事があるはずがございません。何の為に攻略組に参入したと思われますか。」
ハロルドさんから物静かに何とも言えない圧力を感じ、俺は何も言えなかった。
「ではその様に進めておきます。」
「あっ、はい。」
俺がそう答えるとリーグさんがハロルドさんに話し掛けた。
「ハロルド殿が共に行くのであれば安心じゃがマキシマム商会の会長として行くのかのぅ?」
「いえ、商会の方はもう譲りましたので、攻略組の外交として出向く方針でございますよ。」
「ほう。攻略組のという事はシュウト殿のダンジョン産という事かのぅ。」
「それだけでは御座いませんよ。他のダンジョンからもかなりの量が有りますよ。」
「ほう。それは此方にも有用な物が多そうじゃのぅ。」
「そうですね。その辺も精査する必要が有りそうなのですが、シュウト様、お急ぎでしたらトヨタ宛に一筆書かせて頂きますがどうされますか?」
「う~ん・・・ライヤ様は急ぎとは言ってなかったんで・・・。」
「では、2週間・・・いえ、1週間頂けませんでしょうか?」
「それくらいなら・・・ルーク達の事もありますし。」
俺がそう言うとリーグさんが反応した。
「ルークに何かあったのか!?」
「あっ、えぇと・・・。」
俺が話すのを渋っているとハロルドさんが一緒に居たセバスさんに指示を出して結界を張った。
「シュウト様、これで問題ありません。」
ハロルドさんにそう言われ、俺は覚悟を決めるとルーク達が自分の眷属になった事、眷属に成った事で存在進化した事を説明した。
「これはお久しぶりにございますシュウト様、陛下はただ今ハロルド様と評議されていますがどうされますか?」
「あっ、お久しぶりです。やっぱり、そうなんですね。お2人にお話が有ったんで丁度良いかなって思ったんですけど、それなら出直してきますね。」
俺がそう言うとバルさんは慌てた様子で反応してきた。
「シュウト様!少々お待ちして頂いても宜しいでしょうか?」
「あ、それは良いですけど・・・。」
「失礼します!」
バルさんはそう言うと凄い勢いで走っていった。
何か悪い事したなぁ。
俺がそう思っていると直ぐにリーグさんとハロルドさんが此方に近付いて来るのを感じた。
「これはこれはシュウト様、お久しぶりにございます。」
「ハロルドさんお久しぶりです。リーグさんも急に失礼しました。」
「余の事は良い。それでシュウト殿は何用で参ったのだ?もしやガシュウの所へもう行くのか?」
「いや、逆です。使命が降ったのと諸事情が有って行くのが当分先になりそうなので、申し訳ないのですが・・・。」
「うむ。ガシュウは哀しむかもしれんが行かない訳ではないのであろう?」
「はい。準備が出来て使命が無ければ。」
「そうか。伝えておこう。」
「宜しくお願いします。」
「それで他には無いのかのぅ?」
「他ですか・・・あっ、それでなんですけど、使命で準備が出来次第、エンポリアー国に行くんでその挨拶を。」
「エンポリアー国、あの商人で成り立っておる国か。使徒様じゃし、何れは旅立つとは思っておったが、しかしエンポリアー国に行ったとしても帰ってくるのじゃろ?」
「そうですね。あの土地に家もありますし、基本的には帰れる時は家に戻るつもりです。」
「ならば少し寂しくはあるが何時でも会えるというものじゃのぅ。」
「そうですね。それに虹水晶も必要ですし、偶に寄らせてもらうつもりです。」
「ならばせめて城に来た時は食事でもどうじゃ?」
「そうですね。その時はルークも連れてきますね。」
俺がそう言うとリーグさんは微笑みながら頷いていた。
俺とリーグさんの話が終わったタイミングでハロルドさんが声を掛けてきた。
「それで私に話とはトヨタの話でございますか?」
「ルークやレイからはハロルドさんみたいな方と聞いたのですが、ハロルドさんはお友達と聞いたのですが、どの様な方なのですか?」
「そうじゃのぅ、言われてみればハロルド殿と似ているかもしれんのぅ。」
リーグさんがそう言うとハロルドさんは頭を掻きながら答えてくれた。
「私と似ているかは別として彼奴が勝手に友と言ってるだけでございますよ。」
「なら友達ではないと?」
「友かどうかは別として腐れ縁でございますね。」
「腐れ縁ですか?」
「はい。トヨタが追い込まれたタイミングで偶然助けたり、私を暗殺しようとした者を裏で操っていた者の財政をトヨタが破綻させたりと何故かお互いの窮地に偶然、助け合ったのが重なったぐらいでございます。」
「重なるって、もうそれは運命ですよね。」
「そうでしょうか・・・?」
ハロルドさんはそう言いながら苦虫を噛み潰した様な顔をしていた。
これは・・・同族嫌悪ってやつかな?
俺がそう思ってハロルドさんを見ているとハロルドさんは咳払いをしてから真面目な顔付きに戻った。
「それでトヨタの事でしたな。彼奴は商人では珍しく損得勘定は後回しにする様な性格でお金よりも人を第一に考えており、その為に敵を作る事も多いですが一旦彼奴の味方になれば、その求心力から裏切り者が出る事は皆無でしょう。」
「なるほど、だから首相をしているんですね。」
「本人は早く役目を譲って、自由に商売をしたいそうですが。」
その辺も似てるんだろうなぁ。
「それと彼奴はエンポリアー国の首相もしていますが、商業ギルドのグランドマスターも兼任しております。」
「え?一国の王というか、トップが成って良いんですか?」
「その辺は公平なので問題ありません。ですが、その所為でエンポリアー国の対抗派閥には相当恨まれている様です。」
「大丈夫なんですか?」
俺がそう質問するとリーグさんが話に入ってきた。
「そこは問題無いじゃろう。」
「どうしてですか?」
「商業ギルドの正式にはNo.2では無いが、現時点のNo.2よりも商業ギルドに影響を持つのが隣りにいるハロルド殿だからじゃ。」
「え!?そうなんですか!?」
俺が驚いてハロルドさんを見るとハロルドさんは微笑んで何も言わなかった。
「それはそうじゃろう。今は退いた様じゃが、世界一の商会の会長じゃぞ。」
「あぁ、そうでしたね。」
「それで話は変わりますがシュウト様は使徒様としてエンポリアー国に行かれるのでしょうか?それともシュウト様として行かれるのでしょうか?」
「一応、使徒じゃない方向で行くつもりです。」
「やはりそうですか。」
「何か問題でも有るんですか?」
「彼処は外交以外は商売以外ですと護衛としてでないと入るのは難しいのです。」
「え?観光とかは?」
「ないこともないですが、それは王侯貴族が行くぐらいで平民や冒険者が行く事はまずありません。」
「上位の冒険者でもですか?」
「はい。」
「それは困りましたねぇ。使命があるのですが・・・。」
「そうじゃのぅ・・・余の様な王家であろうと自由に何処でもという環境ではないからのぅ。」
「けど冒険者も行かないってダンジョンの攻略とかは大丈夫なんですか?それとも現地には現地の冒険者がって事ですか?」
「いえ、現地には冒険者ギルドはあるものの機能はしておりません。」
「え?じゃあダンジョンは・・・もしかして国軍が?」
「いえ、代わりに傭兵ギルドが在り、商人が直接雇って、商人が購入した個人のダンジョンに潜らせております。」
「え?個人所有なんですか?」
「はい。人気が無く放置されているダンジョン以外はほぼ全て個人所有しており、そこから得られる物で利益を得ています。」
「なら、ハロルドさんも持っているんですか?」
「いえ、ダンジョンの個人所有者になるにはエンポリアー国の国民になる必要があるので、私は持っておりません。」
「え!?そうなんですか!?ダンジョン無しで世界一なんですか!!?」
俺がそう言うとハロルドさんは俺が考えてる事が分かった様に苦笑し、話を続けた。
「シュウト様、御自身を目安にされてはエンポリアー国の商人が可哀想でございます。」
「え?」
「では分かり易く説明致しましょう。シュウト様のダンジョンはどの様に様々な物を生み出していますか?」
「それは、えぇと自分の魔力ですけど、それなら他のダンジョンでも自然に魔力が溜まりますし、更に魔石を使えば・・・ん?無理なのか?」
俺がそう言うとハロルドさんは微笑みながら話を続けた。
「お気付きになられましたな。その通りです。自然回復では産出量は限られており、シュウト様の様にダンジョンマスターに成られた場合、回復量が激減するそうです。中にはそうならないダンジョンも在るそうですが殆ど無いそうです。逆にダンジョンマスターに成らず通常のダンジョンに産出量を上げる為、魔石を大量投入してしまったが為にスタンピードを起こし、多大な被害を与えた者もいる様で、管理するのも大変な事だそうです。」
宝くじとか株式投資みたいなものか。
俺がそう思いながら納得しているとリーグさんから声が掛かった。
「じゃが、ハロルド殿以外の豪商は殆どエンポリアー国の人間じゃし、世界一に成れたのもハロルド殿が初めてなのじゃよ。」
リーグさんの話を聞いて尊敬の眼差しで見ているとハロルドさんは恥ずかしそうに「運と人に恵まれていただけです。」と謙遜していた。
「ハロルドさんが凄いのは分かりましたけど、それだと入国するのも大変だなぁ・・・。」
俺がそう言いながら悩んでいるとハロルドさんから声を掛けられた。
「先程も聞きましたがシュウト様は使徒様として入国されるつもりは無いのですよね?」
「使徒なら入れるんですか?」
「使徒様の行く手を遮る勇気の有る者はエンポリアー国には居りませんから。」
「そうなんですか?」
「はい。その様な事をすれば神々から反感買う様なものですし、商運を捨てる様なものですので。」
「あぁ。でもなぁ・・・。」
「それでしたら私の護衛という事で赴かれては如何でしょうか?」
「え?迷惑じゃないですか?」
「その様な事があるはずがございません。何の為に攻略組に参入したと思われますか。」
ハロルドさんから物静かに何とも言えない圧力を感じ、俺は何も言えなかった。
「ではその様に進めておきます。」
「あっ、はい。」
俺がそう答えるとリーグさんがハロルドさんに話し掛けた。
「ハロルド殿が共に行くのであれば安心じゃがマキシマム商会の会長として行くのかのぅ?」
「いえ、商会の方はもう譲りましたので、攻略組の外交として出向く方針でございますよ。」
「ほう。攻略組のという事はシュウト殿のダンジョン産という事かのぅ。」
「それだけでは御座いませんよ。他のダンジョンからもかなりの量が有りますよ。」
「ほう。それは此方にも有用な物が多そうじゃのぅ。」
「そうですね。その辺も精査する必要が有りそうなのですが、シュウト様、お急ぎでしたらトヨタ宛に一筆書かせて頂きますがどうされますか?」
「う~ん・・・ライヤ様は急ぎとは言ってなかったんで・・・。」
「では、2週間・・・いえ、1週間頂けませんでしょうか?」
「それくらいなら・・・ルーク達の事もありますし。」
俺がそう言うとリーグさんが反応した。
「ルークに何かあったのか!?」
「あっ、えぇと・・・。」
俺が話すのを渋っているとハロルドさんが一緒に居たセバスさんに指示を出して結界を張った。
「シュウト様、これで問題ありません。」
ハロルドさんにそう言われ、俺は覚悟を決めるとルーク達が自分の眷属になった事、眷属に成った事で存在進化した事を説明した。
48
あなたにおすすめの小説
最強超人は異世界にてスマホを使う
萩場ぬし
ファンタジー
主人公、柏木 和(かしわぎ かず)は「武人」と呼ばれる武術を極めんとする者であり、ある日祖父から自分が世界で最強であることを知らされたのだった。
そして次の瞬間、自宅のコタツにいたはずの和は見知らぬ土地で寝転がっていた――
「……いや草」
私は〈元〉小石でございます! ~癒し系ゴーレムと魔物使い~
Ss侍
ファンタジー
"私"はある時目覚めたら身体が小石になっていた。
動けない、何もできない、そもそも身体がない。
自分の運命に嘆きつつ小石として過ごしていたある日、小さな人形のような可愛らしいゴーレムがやってきた。
ひょんなことからそのゴーレムの身体をのっとってしまった"私"。
それが、全ての出会いと冒険の始まりだとは知らずに_____!!
武装法人二階堂商会 ―― 企業買収(M&A)で異世界を支配する!
Innocentblue
ファンタジー
日本で企業買収の最前線を駆け抜けてきた敏腕社長・二階堂漣司。
裏切りにより命を落としたはずの彼が目を覚ましたのは、
剣と魔法が支配する異世界の戦場だった。
与えられたスキルは《企業買収(M&A)》。
兵士も村も土地も国家さえも、株式として評価・買収・支配できる異能の力。
「ならば、この世界そのものを買い叩く」
漣司は《武装法人二階堂商会》を設立。
冷徹な参謀にして最強の魔導士リュシア、獣人傭兵団、裏社会の戦力――
すべてを子会社として編成し、経済と武力を融合した前代未聞の経営戦争へと踏み出す。
弱小の村を救済し、都市と契約を結び、裏切り者を切り捨て、敵対勢力を力で買収する。
交渉は戦争、戦争は経営。
数字が命運を決め、契約が国境を塗り替える。
やがて商会は、都市国家・ギルド・貴族・宗教勢力すら巻き込み、
世界の価値そのものを再定義する巨大企業へと変貌していく。
これは、剣ではなく契約で世界を制圧する男の物語。
奪うのではない。支配するのでもない。
価値を見抜き、価値を操り、世界に値札を付ける――
救済か、支配か。正義か、合理か。
その境界線を踏み越えながら、蓮司は異世界そのものを経営していく。
異世界×経済×武力が激突する、知略と覇道の武装経営ファンタジー。
「この世界には、村があり、町があり、国家がある。
――全部まとめて、俺が買い叩く」
異世界転生したらたくさんスキルもらったけど今まで選ばれなかったものだった~魔王討伐は無理な気がする~
宝者来価
ファンタジー
俺は異世界転生者カドマツ。
転生理由は幼い少女を交通事故からかばったこと。
良いとこなしの日々を送っていたが女神様から異世界に転生すると説明された時にはアニメやゲームのような展開を期待したりもした。
例えばモンスターを倒して国を救いヒロインと結ばれるなど。
けれど与えられた【今まで選ばれなかったスキルが使える】 戦闘はおろか日常の役にも立つ気がしない余りものばかり。
同じ転生者でイケメン王子のレイニーに出迎えられ歓迎される。
彼は【スキル:水】を使う最強で理想的な異世界転生者に思えたのだが―――!?
※小説家になろう様にも掲載しています。
底辺から始まった俺の異世界冒険物語!
ちかっぱ雪比呂
ファンタジー
40歳の真島光流(ましまみつる)は、ある日突然、他数人とともに異世界に召喚された。
しかし、彼自身は勇者召喚に巻き込まれた一般人にすぎず、ステータスも低かったため、利用価値がないと判断され、追放されてしまう。
おまけに、道を歩いているとチンピラに身ぐるみを剥がされる始末。いきなり異世界で路頭に迷う彼だったが、路上生活をしているらしき男、シオンと出会ったことで、少しだけ道が開けた。
漁れる残飯、眠れる舗道、そして裏ギルドで受けられる雑用仕事など――生きていく方法を、教えてくれたのだ。
この世界では『ミーツ』と名乗ることにし、安い賃金ながらも洗濯などの雑用をこなしていくうちに、金が貯まり余裕も生まれてきた。その頃、ミーツは気付く。自分の使っている魔法が、非常識なほどチートなことに――
異世界転生したので森の中で静かに暮らしたい
ボナペティ鈴木
ファンタジー
異世界に転生することになったが勇者や賢者、チート能力なんて必要ない。
強靭な肉体さえあれば生きていくことができるはず。
ただただ森の中で静かに暮らしていきたい。
異世界でリサイクルショップ!俺の高価買取り!
理太郎
ファンタジー
坂木 新はリサイクルショップの店員だ。
ある日、買い取りで査定に不満を持った客に恨みを持たれてしまう。
仕事帰りに襲われて、気が付くと見知らぬ世界のベッドの上だった。
没落貴族は最果ての港で夢を見る〜政敵の公爵令嬢と手を組み、忘れられた航路を拓いて帝国の海を制覇する〜
namisan
ファンタジー
日本の海運会社に勤めていた男は、事故死し、異世界の没落貴族の三男ミナト・アークライトとして転生した。
かつては王国の海運業を牛耳ったアークライト家も、今や政争に敗れた見る影もない存在。ミナト自身も、厄介払い同然に、寂れた港町「アルトマール」へ名ばかりの代官として追いやられていた。
無気力な日々を過ごしていたある日、前世の海運知識と経験が完全に覚醒する。ミナトは気づいた。魔物が蔓延り、誰もが見捨てたこの港こそ、アークライト家再興の礎となる「宝の山」であると。
前世の知識と、この世界で得た風を読む魔法「風詠み」を武器に、家の再興を決意したミナト。しかし、その矢先、彼の前に最大の障害が現れる。
アークライト家を没落させた政敵、ルクスブルク公爵家の令嬢セラフィーナ。彼女は王命を受け、価値の失われた港を閉鎖するため、監察官としてアルトマールに乗り込んできたのだ。
「このような非効率な施設は、速やかに閉鎖すべきですわ」
家の再興を賭けて港を再生させたい没落貴族と、王国の未来のために港を閉鎖したいエリート令嬢。
立場も思想も水と油の二人が、互いの野望のために手を組むとき、帝国の経済、そして世界の物流は、歴史的な転換点を迎えることになる。
これは、一人の男が知識と魔法で巨大な船団を組織し、帝国の海を制覇するまでの物語。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる