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第234話 [祝い事。]
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ルークに呼び止められた俺が振り返るとルークがスノーボードの板の様な物を持っていた。
「ん?なんだ?」
「コレに乗ってけ。」
「コレに乗る?」
「あぁ、この空間限定だがシュウトの飛行魔道具と同じ様に飛び回れるから使ってくれ。」
「ん?動力とか着いてないぞ?」
「この空間の魔力と位置情報で動く様になってるから心配すんな。ちなみに上に行く時はその場でジャンプする様に動けば上昇するからな。あっ、勢いをつけ過ぎると天井にぶつかるかもしんねぇから気を付けろよ。」
「後は体重移動か?」
「そうだな。ちなみに俺にはよく分かんねぇけど、アキトが言うにはスノボの感覚でやれば問題ないって事らしいぞ。」
「なるほどな。コレで移動なら楽そうだな。」
俺はそう言って受け取ると直ぐに乗って移動しようとするとルークが話し掛けてきた。
「とりあえず全員日常生活に問題は無いんだが、明日は親父に話すのは良いけど夜に祝うとかは待ってくれないか?」
「別に良いけど、明日言ったとしても皆んな直ぐには来れないんじゃないのか?」
「そうか?お前が迎えに行くんだろ?」
「そうだな。色々説明しないといけないし。」
「それなら明日には皆んな行動に移ると思うぞ。」
「そうなのか?」
「眷属になるって事はそれだけ一大事って事だ。」
「分かった。とりあえずリーグさんに祝いの件は明後日ぐらいにって事で話しておくよ。」
「おう。その方向で頼む。俺の方も夜までに明日は準備しとくからよ。」
「準備?」
「お前の誕生日パーティーだよ。」
「え!?」
「逃げるなよ。」
「分かってるって、ここまでの家を用意して貰ったのに逃げないよ。」
「なら良い。じゃあ明日な。」
ルークはそう言うと飛行ボードに乗って自分の部屋が有るだろう方へ飛んでいった。俺も明日に向けて寝る為に飛行ボードに乗って帰った。ちなみに飛行ボードが楽しくて帰るのが遅くなり、子供達に責められてしまった。
翌朝、俺はリーグさんの下へ行き、皆んなの状況とルークと決めた事を話し、その後は他の親御さんに話をする為に動き、全て終わるまでには夕方まで掛かった。
「しかし、ルークの言う通りだったなぁ。」
「だろ。皆んな直ぐにでも祝いたいってなってただろ?」
俺が神殿前でそう呟くと声がしたので振り向くとルークが立っていた。
「そうだな。」
「まぁ、今呼びに来た訳じゃねぇみてぇだな。」
「一応、皆んな明日って事になったからな。明日は皆んなでリーグさんの城へ行くぞ。」
「おう。なら、それは皆んなに俺から伝えとくな。皆んな待ってるからそろそろ行くぞ。」
「待たせたか?」
「いや、準備もあったしな。とりあえず俺の担当は終わったから迎えに来ただけだ。」
そう言われた俺はルークの後に着いていき、神殿内に入っていった。
暫く歩くと食堂の前に到着するとルークが中に入る様に促してきたので俺は扉を開いて中に入っていった。
パン!パパン!パン!
「「「「「「お誕生日おめでとう(ございます)!」」」」」」
おぉ、この世界にもクラッカーみたいな物があるのか。
俺は驚きと嬉しさ、それに恥ずかしい気持ちになって頭を掻いているとルークが背中を叩いて声を掛けてきた。
「恥ずかしがってんじゃねぇよ。何か言う事があるだろ?」
「あっ、皆んなありがとう。」
俺がそう言うと皆んなに拍手され、バトに案内されるがままに席に着いた。
その後、豪華な食事をしながら歓談していると声を掛けられた。
「シュウト様、改めておめでとうございます。」
「やっぱりハロルドさんもアレの建設に協力してくれたんですね。ありがとうございます。」
俺がそうハロルドさんに話し掛けるとレイが声を掛けてきた。
「此処じゃ全部は揃わなかったからね。足りない物は師匠に頼んだんだよ。」
「なるほどな。」
「それにもう1つあの家を建てるのに必要な人も師匠に頼んだんだよ。」
「必要な人?あっ、もしかして・・・あっ!やっぱりリョウマか!久しぶりだなぁ。」
「やはりバレたでござるか。」
「そりゃ分かるだろ。俺のアイテムボックス改に入ってあれだけの建築が出来るのはお前しかいないだろ。」
「難しい部分も有ったでござるが挑戦出来て良かったでござるよ。それでどうでござった?」
「これ以上無いくらい最高だったぞ。特に風呂屋は理想通りだったし、寝室は部屋から出たくなくなるくらい良かった。」
「風呂屋は共同で造ったでござるが、寝室には今出来る技術を全て使って拘り抜いたから喜んでもらえて良かったでござるよ。」
俺達はその後、夜遅くまでパーティーを楽しんだ。
翌朝、予定よりも少し寝坊してしまった俺は焦ってリーグさんの下へと転送した。
「遅れてすいません!」
「ん?そんなに慌ててどうしたのじゃ?」
「いや、もう少し早く来る予定でしたので。」
「そうなのか?まあ良い。それで今から迎えに行って貰えるのかのぅ?」
「そのつもりですが、何処に転送したら良いですか?」
俺がそう聞くと隣りに居たセドさんが話し掛けてきた。
「シュウト様、それでしたら今から御案内する部屋にお願い致します。」
「分かりました。」
「では此方へ。」
「シュウト殿、皆の事宜しくのぅ。」
「はい。」
俺はそう言うとセドさんに着いていき、これから転送で使う部屋に来た。
「ひ、広いですね。」
案内された部屋は自分の家の宴会場の倍以上ある部屋だった。
「そうですね。此処は国外からの王侯貴族などの要人方を饗す為の部屋でございますので300人程の規模のパーティーも可能でございます。」
「さ、300人ですか・・・凄いですね。」
「そうでしょうか?貴族のパーティーであればもう少し小さいかもしれませんが此処は王城ですので、この位の規模は普通でございますよ。」
「なるほど・・・。」
「しかもこの部屋は結界を張る事が出来、王家の者しか入れない部屋に繋がっておりますので、貴族であろうとも許可なき者は近づく事も出来ません。」
「だから此処にしたという事ですか。」
「はい。ですので気兼ねなく転送して下さい。」
「分かりました。では行ってきます。」
俺はそう言うとレイの祖父で公爵のアノスさんとサラサさん、ドラウの父のトールキンさん、ニップルの父のドランさんを迎えに行った。
予想通り、皆さんを迎えに行くと大歓迎されてそれぞれでかなり時間が掛かってしまったが、無事昼過ぎには到着する事が出来た。
「じゃあ自分はこれで。」
「シュウト殿、夜の祝賀会にはシュウト殿も参加して貰えるかの?」
「え?自分もですか?」
「そうじゃ、当たり前じゃろう。何せ息子達の主じゃからのぅ。」
「・・・分かりました。」
「後そうじゃ、他の眷属の皆も連れて参れ。」
「え?他の皆んなもですか?」
「そうじゃ、今はシュウト殿の家臣じゃろうが元々は余の民じゃからのぅ。一緒に祝ってやりたいのじゃ。」
「分かりました。全員で来させてもらいます。」
「うむ。」
リーグさんはそう言うと満足そうな表情をしていた。
「そういえばシュウト殿。」
「何ですか?」
「もうそろそろシュウト殿の国名は決まったのかのぅ?世間的には使徒様の国としか知られておらんし、普通は国王の名字を国名にする事が多いがそれも使徒という事を隠しておるゆえ、違う名を国名にする必要があるじゃろうしのぅ。」
「一応、候補は決まってるんでこの後皆んなで集まった時にでも相談して決めてきますね。」
「うむ。楽しみにしておるぞ。」
「では失礼します。」
俺はそう言うと神殿前へと戻り、リーグさんに言われた事を皆んなを集めて話した。
「なるほど、親父らしいな。多分全員の顔を見ておきたいってぇのもあるんだと思うが皆んなもそれで良いか?」
ルークがそう言うと皆んなは頷いて返した。
「そうか。ところでやっと決まったのか?」
「一応幾つかは決めたけど最終判断は皆んなでしようかなって思ってな。」
「まぁ、シュウトが決めればそれで良いと思うがそう言うなら幾つか有るんだろ?」
「あぁそれなら・・・・・」
ルークの質問に幾つかの名前と名前の意味を伝えていくと満場一致で1つの名前に決まった。
「じゃあそれで良いんだな。」
俺がそう言うと全員が頷き、リーグさんの所へ行く時間になったので全員で移動した。
俺達が会場に着くと溢れんばかりの歓声と拍手で迎えられ、拍手が鳴り止まるとリーグさんがグラスを持ち上げた。
「皆には余の息子ならびに多くの者が使徒様の眷属になった事を小規模ながら祝う為に集まって貰ったが今日はもう1つシュウト殿から更に発表される事が有る。」
リーグさんはそう言いながら俺に合図を送ってきた。
「ん゛ん゛っ、えぇと先ずは仲間が自分の眷属になった事にこれほど喜んで貰えた事、嬉しく思います。そんな中、発表するのは些か場違いな気はしますが、自分が頂いた土地の国名を発表したいと思います。」
俺がそう言うと最初はザワザワしていたが、直ぐに治まり、国名を知っている自分達以外の全員が聞き逃すまいとでもいうくらい真剣な目で俺の方を見てきた。
え?国名ってそんなに大事だったの?
俺がそう思って固まっているとリーグさんに咳払いをされたので我に返って話し始めた。
「ふぅ~、すいません。では発表します。・・・自分達の国の名はフォスエスペランサ、前世の言葉で希望、光という言葉を合わせて、希望の光という意味を持った国名にしようと思います。」
俺がそう言うと話を聞いた全員が「おぉ~」と感心している様だった。するとリーグさんが声を掛けてきた。
「希望の光か、良い名前じゃ。」
「はい。志は高く持てっていうのが家訓なので。高過ぎるかもしれませんが、自分を含めた国民というか、攻略組のメンバーが世界の希望の光に成れる様にと願いも込めて付けました。」
「うむ。シュウト殿がそう望むのであれば、遠からず叶う事になるじゃろうな。では、シュウト殿の国名が決まった事も含めて祝おうではないか!」
リーグさんはそう言うとグラスを掲げ、祝いの言葉を告げると祝賀会が始まり、それぞれ喜び合っていた。
「ん?なんだ?」
「コレに乗ってけ。」
「コレに乗る?」
「あぁ、この空間限定だがシュウトの飛行魔道具と同じ様に飛び回れるから使ってくれ。」
「ん?動力とか着いてないぞ?」
「この空間の魔力と位置情報で動く様になってるから心配すんな。ちなみに上に行く時はその場でジャンプする様に動けば上昇するからな。あっ、勢いをつけ過ぎると天井にぶつかるかもしんねぇから気を付けろよ。」
「後は体重移動か?」
「そうだな。ちなみに俺にはよく分かんねぇけど、アキトが言うにはスノボの感覚でやれば問題ないって事らしいぞ。」
「なるほどな。コレで移動なら楽そうだな。」
俺はそう言って受け取ると直ぐに乗って移動しようとするとルークが話し掛けてきた。
「とりあえず全員日常生活に問題は無いんだが、明日は親父に話すのは良いけど夜に祝うとかは待ってくれないか?」
「別に良いけど、明日言ったとしても皆んな直ぐには来れないんじゃないのか?」
「そうか?お前が迎えに行くんだろ?」
「そうだな。色々説明しないといけないし。」
「それなら明日には皆んな行動に移ると思うぞ。」
「そうなのか?」
「眷属になるって事はそれだけ一大事って事だ。」
「分かった。とりあえずリーグさんに祝いの件は明後日ぐらいにって事で話しておくよ。」
「おう。その方向で頼む。俺の方も夜までに明日は準備しとくからよ。」
「準備?」
「お前の誕生日パーティーだよ。」
「え!?」
「逃げるなよ。」
「分かってるって、ここまでの家を用意して貰ったのに逃げないよ。」
「なら良い。じゃあ明日な。」
ルークはそう言うと飛行ボードに乗って自分の部屋が有るだろう方へ飛んでいった。俺も明日に向けて寝る為に飛行ボードに乗って帰った。ちなみに飛行ボードが楽しくて帰るのが遅くなり、子供達に責められてしまった。
翌朝、俺はリーグさんの下へ行き、皆んなの状況とルークと決めた事を話し、その後は他の親御さんに話をする為に動き、全て終わるまでには夕方まで掛かった。
「しかし、ルークの言う通りだったなぁ。」
「だろ。皆んな直ぐにでも祝いたいってなってただろ?」
俺が神殿前でそう呟くと声がしたので振り向くとルークが立っていた。
「そうだな。」
「まぁ、今呼びに来た訳じゃねぇみてぇだな。」
「一応、皆んな明日って事になったからな。明日は皆んなでリーグさんの城へ行くぞ。」
「おう。なら、それは皆んなに俺から伝えとくな。皆んな待ってるからそろそろ行くぞ。」
「待たせたか?」
「いや、準備もあったしな。とりあえず俺の担当は終わったから迎えに来ただけだ。」
そう言われた俺はルークの後に着いていき、神殿内に入っていった。
暫く歩くと食堂の前に到着するとルークが中に入る様に促してきたので俺は扉を開いて中に入っていった。
パン!パパン!パン!
「「「「「「お誕生日おめでとう(ございます)!」」」」」」
おぉ、この世界にもクラッカーみたいな物があるのか。
俺は驚きと嬉しさ、それに恥ずかしい気持ちになって頭を掻いているとルークが背中を叩いて声を掛けてきた。
「恥ずかしがってんじゃねぇよ。何か言う事があるだろ?」
「あっ、皆んなありがとう。」
俺がそう言うと皆んなに拍手され、バトに案内されるがままに席に着いた。
その後、豪華な食事をしながら歓談していると声を掛けられた。
「シュウト様、改めておめでとうございます。」
「やっぱりハロルドさんもアレの建設に協力してくれたんですね。ありがとうございます。」
俺がそうハロルドさんに話し掛けるとレイが声を掛けてきた。
「此処じゃ全部は揃わなかったからね。足りない物は師匠に頼んだんだよ。」
「なるほどな。」
「それにもう1つあの家を建てるのに必要な人も師匠に頼んだんだよ。」
「必要な人?あっ、もしかして・・・あっ!やっぱりリョウマか!久しぶりだなぁ。」
「やはりバレたでござるか。」
「そりゃ分かるだろ。俺のアイテムボックス改に入ってあれだけの建築が出来るのはお前しかいないだろ。」
「難しい部分も有ったでござるが挑戦出来て良かったでござるよ。それでどうでござった?」
「これ以上無いくらい最高だったぞ。特に風呂屋は理想通りだったし、寝室は部屋から出たくなくなるくらい良かった。」
「風呂屋は共同で造ったでござるが、寝室には今出来る技術を全て使って拘り抜いたから喜んでもらえて良かったでござるよ。」
俺達はその後、夜遅くまでパーティーを楽しんだ。
翌朝、予定よりも少し寝坊してしまった俺は焦ってリーグさんの下へと転送した。
「遅れてすいません!」
「ん?そんなに慌ててどうしたのじゃ?」
「いや、もう少し早く来る予定でしたので。」
「そうなのか?まあ良い。それで今から迎えに行って貰えるのかのぅ?」
「そのつもりですが、何処に転送したら良いですか?」
俺がそう聞くと隣りに居たセドさんが話し掛けてきた。
「シュウト様、それでしたら今から御案内する部屋にお願い致します。」
「分かりました。」
「では此方へ。」
「シュウト殿、皆の事宜しくのぅ。」
「はい。」
俺はそう言うとセドさんに着いていき、これから転送で使う部屋に来た。
「ひ、広いですね。」
案内された部屋は自分の家の宴会場の倍以上ある部屋だった。
「そうですね。此処は国外からの王侯貴族などの要人方を饗す為の部屋でございますので300人程の規模のパーティーも可能でございます。」
「さ、300人ですか・・・凄いですね。」
「そうでしょうか?貴族のパーティーであればもう少し小さいかもしれませんが此処は王城ですので、この位の規模は普通でございますよ。」
「なるほど・・・。」
「しかもこの部屋は結界を張る事が出来、王家の者しか入れない部屋に繋がっておりますので、貴族であろうとも許可なき者は近づく事も出来ません。」
「だから此処にしたという事ですか。」
「はい。ですので気兼ねなく転送して下さい。」
「分かりました。では行ってきます。」
俺はそう言うとレイの祖父で公爵のアノスさんとサラサさん、ドラウの父のトールキンさん、ニップルの父のドランさんを迎えに行った。
予想通り、皆さんを迎えに行くと大歓迎されてそれぞれでかなり時間が掛かってしまったが、無事昼過ぎには到着する事が出来た。
「じゃあ自分はこれで。」
「シュウト殿、夜の祝賀会にはシュウト殿も参加して貰えるかの?」
「え?自分もですか?」
「そうじゃ、当たり前じゃろう。何せ息子達の主じゃからのぅ。」
「・・・分かりました。」
「後そうじゃ、他の眷属の皆も連れて参れ。」
「え?他の皆んなもですか?」
「そうじゃ、今はシュウト殿の家臣じゃろうが元々は余の民じゃからのぅ。一緒に祝ってやりたいのじゃ。」
「分かりました。全員で来させてもらいます。」
「うむ。」
リーグさんはそう言うと満足そうな表情をしていた。
「そういえばシュウト殿。」
「何ですか?」
「もうそろそろシュウト殿の国名は決まったのかのぅ?世間的には使徒様の国としか知られておらんし、普通は国王の名字を国名にする事が多いがそれも使徒という事を隠しておるゆえ、違う名を国名にする必要があるじゃろうしのぅ。」
「一応、候補は決まってるんでこの後皆んなで集まった時にでも相談して決めてきますね。」
「うむ。楽しみにしておるぞ。」
「では失礼します。」
俺はそう言うと神殿前へと戻り、リーグさんに言われた事を皆んなを集めて話した。
「なるほど、親父らしいな。多分全員の顔を見ておきたいってぇのもあるんだと思うが皆んなもそれで良いか?」
ルークがそう言うと皆んなは頷いて返した。
「そうか。ところでやっと決まったのか?」
「一応幾つかは決めたけど最終判断は皆んなでしようかなって思ってな。」
「まぁ、シュウトが決めればそれで良いと思うがそう言うなら幾つか有るんだろ?」
「あぁそれなら・・・・・」
ルークの質問に幾つかの名前と名前の意味を伝えていくと満場一致で1つの名前に決まった。
「じゃあそれで良いんだな。」
俺がそう言うと全員が頷き、リーグさんの所へ行く時間になったので全員で移動した。
俺達が会場に着くと溢れんばかりの歓声と拍手で迎えられ、拍手が鳴り止まるとリーグさんがグラスを持ち上げた。
「皆には余の息子ならびに多くの者が使徒様の眷属になった事を小規模ながら祝う為に集まって貰ったが今日はもう1つシュウト殿から更に発表される事が有る。」
リーグさんはそう言いながら俺に合図を送ってきた。
「ん゛ん゛っ、えぇと先ずは仲間が自分の眷属になった事にこれほど喜んで貰えた事、嬉しく思います。そんな中、発表するのは些か場違いな気はしますが、自分が頂いた土地の国名を発表したいと思います。」
俺がそう言うと最初はザワザワしていたが、直ぐに治まり、国名を知っている自分達以外の全員が聞き逃すまいとでもいうくらい真剣な目で俺の方を見てきた。
え?国名ってそんなに大事だったの?
俺がそう思って固まっているとリーグさんに咳払いをされたので我に返って話し始めた。
「ふぅ~、すいません。では発表します。・・・自分達の国の名はフォスエスペランサ、前世の言葉で希望、光という言葉を合わせて、希望の光という意味を持った国名にしようと思います。」
俺がそう言うと話を聞いた全員が「おぉ~」と感心している様だった。するとリーグさんが声を掛けてきた。
「希望の光か、良い名前じゃ。」
「はい。志は高く持てっていうのが家訓なので。高過ぎるかもしれませんが、自分を含めた国民というか、攻略組のメンバーが世界の希望の光に成れる様にと願いも込めて付けました。」
「うむ。シュウト殿がそう望むのであれば、遠からず叶う事になるじゃろうな。では、シュウト殿の国名が決まった事も含めて祝おうではないか!」
リーグさんはそう言うとグラスを掲げ、祝いの言葉を告げると祝賀会が始まり、それぞれ喜び合っていた。
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