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第256話 [仙料理の効果。]
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「一先ず、リリスさんとオリビアさんは少し休んでいて下さいね。」
「それは・・・。」
リリスさんはそう言うとフラっとして倒れそうになったがトルバが現れてリリスさんを支えてくれ、それを見ていたオリビアさんは素直に座ってくれた。
「これは玄武様・・・今はトルバ様でしたね。誠にありがとうございます。」
「いえ、私は執事ですので、当然の事をしたまでで御座います。」
「承知致しました。ところで私は何故、急に倒れたのでしょうか?」
リリスさんの疑問にオリビアさんも頷いていた。
「それは自分の体内に有る気を一気に全て放ってしまったからですね。」
「魔力が枯渇するのと同じという事でしょうか?」
「そうですね。死ぬ様な事は無いですけど、気を使い過ぎると1週間以上寝込む事もありますし、体内の気が少ない状態ですと病気等の状態異常に掛かりやすくなるので気を付けて下さい。あっ、そうだ。こちらをどうぞ。」
俺はそう言うとナビコがスキル仙料理で作ったおつまみを手渡した。
「これは?」
「本来なら栄養のある物を食してもらい、休んでもらう必要があるんですけど、ナビコがスキルを使用して作った料理なので気の急速補充が可能みたいなんで。」
俺がそう言うと2人はパクパク食べていた。
「やはりナビコ様の御料理は素晴らしいですね。もう先程までの倦怠感が薄らいできました。」
「そうですわね、リリス。」
「あぁ、でも今日は戦闘は無しで。」
「「えっ!?そうなのですか?」」
この2人、どれだけ戦うのが好きなんだよ・・・。
俺は通常は食事での回復は一時的な事、ナビコの料理はどの程度効果があるか分からない事、無理をすれば身体が動かす事が出来なくなる可能性がある事を詳しく説明した。
「なるほど、それでは仕方ありませんね。カスミちゃん、ごめんなさいね。」
「ええよ、お義母さん、機会はこの先いっぱいあるよって。それよりもお義母さん達は流石やねぇ、凄すぎるわ。」
「何がですか?」
「初めてやのに気を使い切ったやん。」
「それがどう凄いのですか?」
リリスさんがそう言うとオリビアさんと共に俺の方を見てきた。
「それはですね。普通、気を初めて扱うのにかなりの修行が必要なんですよ。」
「それはナビコ様の御料理のお陰で扱えたのだと思いますが・・・。」
「そうですね。ただ扱えるのと使い切るのではレベルが違うんです。」
「そうなのですか?」
「はい。ある程度の才能のある者でしたら一日中やって使い切れる者も居ますが、それを初めての使用で、しかも1回でとなると天才と称される者の中でも一握りの者だけに現れる現象なんです。」
「そうなのですか?それでは私達はシュウト様方の様に気を使える様になったのですか?」
リリスさん達はそう言いながら期待の眼差しを送ってきたが、俺は首を振った。
「違うのですか?」
「はい。リリスさん達の使用している気は内気、つまり自分自身の体内に在る気を使用していますが、自分達は外気、自分以外の万物から発生している気を使っているのです。」
「つまり、どういう事ですか?」
「リリスさん達が今行ったのはこの世界で言うところの闘気術で、自分達は仙気術となりますね。」
「なるほど、では私達には無理という事ですか・・・。」
リリスさん達はそう言うと少し落ち込んでいた。
「今直ぐは無理ですね。」
「「今直ぐという事は何れは出来る様になると!?」」
この2人仲良いなぁ・・・。
俺がそう思いながらボーっとしていると再び声を掛けられた。
「シュウト様?如何なさいましたか?」
「あぁ、すいません。先ずは自分の気を把握し、自由に操作出来る様にして下さい。」
「把握、操作ですか・・・魔力の様にという事ですか?」
「そうですね。今はナビコの料理のお陰で気が膨れ上がってる事で把握しやすくなっていますし、瞑想等での回復や循環を行うとより良いですね。特に瞑想で外の気を感じ取れる様になれば、仙気術の可能性も出て来ると思いますよ。」
「なるほど、それは楽しみです。」
「シュウト様が御教授して頂けるのでしょうか?」
「それくらいなら・・・カスミちゃん、教えてあげれるかい?」
「お義母さん達にウチが?」
「そう、気を高める為にも必要だけど、俺もそう長くは付き合えないからね。」
「そうか、シュウト兄は使徒様やもんね。ほんならウチが代わりにお義母さん達に教えるわ。」
「カスミちゃんが教えてくれるの?」
「せやで、シュウト兄よりは優しく教えるつもりや。」
「優しく?」
「せや、シュウト兄やったら短期間で教えれると思うけど、教えとるっちゅうレベルを超えとるからなぁ。その点ウチなら教える範囲は超えとらんはずやし。」
「「え!?」」
リリスさん達はそう言うと俺の方を見た。
「おいおい、そんな事を言ったら俺の教え方がおかしいみたいじゃないか。」
俺がそう言うとアキトとカスミちゃんは2人して俺の事を白い目で見てきた。
「2人がそういう反応という事はカスミちゃんで正解のようですね。」
「そうみたいね、リリス。」
「ほら、御二人に誤解を与えてるじゃないか。」
「誤解なのかしら、息子のルークの時には信じられないくらい痩せ細っていましたけど?」
「いや、あれは最短の期間で修得したからであって、毎回あぁなる訳では無いですよ。」
「短期間じゃないサスケ達の時も壮絶に見えたけど?」
「そうか?彼奴らのレベルに応じてだからそこまで酷くなかったはずだけど。」
「アレで?」
「そんなに酷かったか?」
「普通じゃないのは確かだね。」
「そうか・・・。」
これ以上反論しても意味が無いと思った俺は立てる様になった御二人を連れて家に戻る事にした。
「ん?早いのぅ。」
「そうだね。ん?かなり疲れてそうだけど、どうしたんだい?」
「おっ、気を使いはったんか。この短時間で使い切るんは、流石、天弓はんと聖女はんやな。」
「気とな?」
「せや、わいらのとはちゃうけど、その疲れ具合からすると闘気術で使い切ったっちゅうとこか。」
「流石にトヨタさんは分かりますか。」
「そらな。戦闘の方は才能があんまなかったとはいえ、これでも当主やさかい、目だけは自信あんねんで。」
「そうでしたね。」
「シュウト殿、先程から言っておる闘気術とはそれ程難しいものなのかのぅ?」
「どうでしょう、今回はナビコのお陰というのもありますが、1年間修行だけをすれば、誰でも気を放てる様にはなりますよ。」
「ほう。それならば、さして難しいモノでもないのかのぅ?」
「一寸待って。シュウトはん、その1年間って何さすん?」
「何って普通に師事してる者が気を込めた攻撃を浴びせて、気への耐久値が上がった所へ気を送り込み、本人に把握させたりを繰り返して、最終的に放てる様に気を合わせて放っていくだけですよ。」
「寝食はどないするんや?」
「食事は気の扱いに慣れてきたら剣山の上で。睡眠なんて2~3時間もあれば良いでしょ?」
「リーグはんにガシュウはん、なるほどなぁって感じで聞いとるけど、シュウトはんの言うてんのは頭おかしいレベルを超えとるからな。」
「そうなのか?」
「え!?みたいな顔してるシュウトはんは置いといて。普通に素人に気の攻撃なんてしたら大怪我や済まへんし、気の送り込みもそうや、一寸でも送る量を間違えても送り込む弟子が少しでも抵抗すれば体の内側から爆散してまう様な事をシュウトはんは、寝る間も惜しんでやらせる言うてんねん。」
トヨタさんがそう言った瞬間、俺の近くにいたリリスさん達はサッと離れてお互いを抱き締めていた。その様子を見ていたリーグさんが話し掛けてきた。
「・・・えぇと、シュウト殿、まさかと思うがその様な事をオリビアとリリス皇妃にするつもりじゃったのか?」
「いや、サスケ達みたいにそこまで時間が無いんで、カスミちゃんに任せる事にしましたよ。」
「そうか。それは良かったのぅオリビア。」
「はい。とても。」
「あっ、でもカスミちゃんが教えるって言っても瞑想のやり方だけだと思いますよ。」
「瞑想?瞑想とは魔力を高める時にする方法の事かのぅ?」
「リーグはんの言うてるので、おうてるはずやけど、いくら初日で気を使い切れる才能があったとしてもそれだけやとしんどないか?」
「初日じゃなくて初撃ですよ。」
「な!なんやで!?ほんまか!?・・・あの食事の効果があったとしても・・・。」
トヨタさんの驚き具合を見てガシュウさんが声を掛けていた。
「それ程、驚く事なのですか?」
「当たり前っちゅうても分からんか・・・わいの門下生で今回みたいに気を把握出来るようになったもんでも一発目で気を使い切るようなもんは、これまで歴史ん中でも一握りの天才の中でも一握りやっちゅうくらい有り得へん事なんや。」
「それ程ですかぁ。」
「せやさかい、リーグはんもガシュウはんも妃を怒らさん様にな。」
「ど、どういう事じゃ?」
「そら、そんな天才の中の天才が気の使い方をマスターしたら・・・いや、マスターするやろうけど、そんな人を怒らせて今まで通りの攻撃が来ると思てる?」
「お、おぅ・・・トヨタ、余はどうすれば良いのじゃ?」
「先ずは怒らせん事やな。後は気の防御が出来る様になる事やな。心配せんでもわいが教えたるさかい。こう見えて防御に関しては自信があるよって。」
「そうか。なら頼む。」
「私もお願いします。」
「任せとき。ところでシュウトはん、瞑想しとったとして、どんくらいで修得出来そうや?」
「そうですね。戦闘に使えるレベルって事なら2~3年ってとこですかね。」
「2~3年かぁ、リーグはん達次第やな。」
俺達がそう話しているとリリスさんが声を掛けてきた。
「シュウト様、その期間を短くする事は可能なのですか?」
「・・・それは自分ではなく、カスミちゃんに師事してもらってという事でですか?」
「はい。」
「カスミちゃんがどの程度の修行を課すかにもよりますけど、大凡で良いなら1年ってところでしょうか。」
「ならばカスミちゃんに相談してみます。オリビアはどうしますか?」
「では、私も御一緒致しますわ。」
それを聞いた男性陣が震えながらコソコソと何かをトヨタさんに相談していた。
「それは・・・。」
リリスさんはそう言うとフラっとして倒れそうになったがトルバが現れてリリスさんを支えてくれ、それを見ていたオリビアさんは素直に座ってくれた。
「これは玄武様・・・今はトルバ様でしたね。誠にありがとうございます。」
「いえ、私は執事ですので、当然の事をしたまでで御座います。」
「承知致しました。ところで私は何故、急に倒れたのでしょうか?」
リリスさんの疑問にオリビアさんも頷いていた。
「それは自分の体内に有る気を一気に全て放ってしまったからですね。」
「魔力が枯渇するのと同じという事でしょうか?」
「そうですね。死ぬ様な事は無いですけど、気を使い過ぎると1週間以上寝込む事もありますし、体内の気が少ない状態ですと病気等の状態異常に掛かりやすくなるので気を付けて下さい。あっ、そうだ。こちらをどうぞ。」
俺はそう言うとナビコがスキル仙料理で作ったおつまみを手渡した。
「これは?」
「本来なら栄養のある物を食してもらい、休んでもらう必要があるんですけど、ナビコがスキルを使用して作った料理なので気の急速補充が可能みたいなんで。」
俺がそう言うと2人はパクパク食べていた。
「やはりナビコ様の御料理は素晴らしいですね。もう先程までの倦怠感が薄らいできました。」
「そうですわね、リリス。」
「あぁ、でも今日は戦闘は無しで。」
「「えっ!?そうなのですか?」」
この2人、どれだけ戦うのが好きなんだよ・・・。
俺は通常は食事での回復は一時的な事、ナビコの料理はどの程度効果があるか分からない事、無理をすれば身体が動かす事が出来なくなる可能性がある事を詳しく説明した。
「なるほど、それでは仕方ありませんね。カスミちゃん、ごめんなさいね。」
「ええよ、お義母さん、機会はこの先いっぱいあるよって。それよりもお義母さん達は流石やねぇ、凄すぎるわ。」
「何がですか?」
「初めてやのに気を使い切ったやん。」
「それがどう凄いのですか?」
リリスさんがそう言うとオリビアさんと共に俺の方を見てきた。
「それはですね。普通、気を初めて扱うのにかなりの修行が必要なんですよ。」
「それはナビコ様の御料理のお陰で扱えたのだと思いますが・・・。」
「そうですね。ただ扱えるのと使い切るのではレベルが違うんです。」
「そうなのですか?」
「はい。ある程度の才能のある者でしたら一日中やって使い切れる者も居ますが、それを初めての使用で、しかも1回でとなると天才と称される者の中でも一握りの者だけに現れる現象なんです。」
「そうなのですか?それでは私達はシュウト様方の様に気を使える様になったのですか?」
リリスさん達はそう言いながら期待の眼差しを送ってきたが、俺は首を振った。
「違うのですか?」
「はい。リリスさん達の使用している気は内気、つまり自分自身の体内に在る気を使用していますが、自分達は外気、自分以外の万物から発生している気を使っているのです。」
「つまり、どういう事ですか?」
「リリスさん達が今行ったのはこの世界で言うところの闘気術で、自分達は仙気術となりますね。」
「なるほど、では私達には無理という事ですか・・・。」
リリスさん達はそう言うと少し落ち込んでいた。
「今直ぐは無理ですね。」
「「今直ぐという事は何れは出来る様になると!?」」
この2人仲良いなぁ・・・。
俺がそう思いながらボーっとしていると再び声を掛けられた。
「シュウト様?如何なさいましたか?」
「あぁ、すいません。先ずは自分の気を把握し、自由に操作出来る様にして下さい。」
「把握、操作ですか・・・魔力の様にという事ですか?」
「そうですね。今はナビコの料理のお陰で気が膨れ上がってる事で把握しやすくなっていますし、瞑想等での回復や循環を行うとより良いですね。特に瞑想で外の気を感じ取れる様になれば、仙気術の可能性も出て来ると思いますよ。」
「なるほど、それは楽しみです。」
「シュウト様が御教授して頂けるのでしょうか?」
「それくらいなら・・・カスミちゃん、教えてあげれるかい?」
「お義母さん達にウチが?」
「そう、気を高める為にも必要だけど、俺もそう長くは付き合えないからね。」
「そうか、シュウト兄は使徒様やもんね。ほんならウチが代わりにお義母さん達に教えるわ。」
「カスミちゃんが教えてくれるの?」
「せやで、シュウト兄よりは優しく教えるつもりや。」
「優しく?」
「せや、シュウト兄やったら短期間で教えれると思うけど、教えとるっちゅうレベルを超えとるからなぁ。その点ウチなら教える範囲は超えとらんはずやし。」
「「え!?」」
リリスさん達はそう言うと俺の方を見た。
「おいおい、そんな事を言ったら俺の教え方がおかしいみたいじゃないか。」
俺がそう言うとアキトとカスミちゃんは2人して俺の事を白い目で見てきた。
「2人がそういう反応という事はカスミちゃんで正解のようですね。」
「そうみたいね、リリス。」
「ほら、御二人に誤解を与えてるじゃないか。」
「誤解なのかしら、息子のルークの時には信じられないくらい痩せ細っていましたけど?」
「いや、あれは最短の期間で修得したからであって、毎回あぁなる訳では無いですよ。」
「短期間じゃないサスケ達の時も壮絶に見えたけど?」
「そうか?彼奴らのレベルに応じてだからそこまで酷くなかったはずだけど。」
「アレで?」
「そんなに酷かったか?」
「普通じゃないのは確かだね。」
「そうか・・・。」
これ以上反論しても意味が無いと思った俺は立てる様になった御二人を連れて家に戻る事にした。
「ん?早いのぅ。」
「そうだね。ん?かなり疲れてそうだけど、どうしたんだい?」
「おっ、気を使いはったんか。この短時間で使い切るんは、流石、天弓はんと聖女はんやな。」
「気とな?」
「せや、わいらのとはちゃうけど、その疲れ具合からすると闘気術で使い切ったっちゅうとこか。」
「流石にトヨタさんは分かりますか。」
「そらな。戦闘の方は才能があんまなかったとはいえ、これでも当主やさかい、目だけは自信あんねんで。」
「そうでしたね。」
「シュウト殿、先程から言っておる闘気術とはそれ程難しいものなのかのぅ?」
「どうでしょう、今回はナビコのお陰というのもありますが、1年間修行だけをすれば、誰でも気を放てる様にはなりますよ。」
「ほう。それならば、さして難しいモノでもないのかのぅ?」
「一寸待って。シュウトはん、その1年間って何さすん?」
「何って普通に師事してる者が気を込めた攻撃を浴びせて、気への耐久値が上がった所へ気を送り込み、本人に把握させたりを繰り返して、最終的に放てる様に気を合わせて放っていくだけですよ。」
「寝食はどないするんや?」
「食事は気の扱いに慣れてきたら剣山の上で。睡眠なんて2~3時間もあれば良いでしょ?」
「リーグはんにガシュウはん、なるほどなぁって感じで聞いとるけど、シュウトはんの言うてんのは頭おかしいレベルを超えとるからな。」
「そうなのか?」
「え!?みたいな顔してるシュウトはんは置いといて。普通に素人に気の攻撃なんてしたら大怪我や済まへんし、気の送り込みもそうや、一寸でも送る量を間違えても送り込む弟子が少しでも抵抗すれば体の内側から爆散してまう様な事をシュウトはんは、寝る間も惜しんでやらせる言うてんねん。」
トヨタさんがそう言った瞬間、俺の近くにいたリリスさん達はサッと離れてお互いを抱き締めていた。その様子を見ていたリーグさんが話し掛けてきた。
「・・・えぇと、シュウト殿、まさかと思うがその様な事をオリビアとリリス皇妃にするつもりじゃったのか?」
「いや、サスケ達みたいにそこまで時間が無いんで、カスミちゃんに任せる事にしましたよ。」
「そうか。それは良かったのぅオリビア。」
「はい。とても。」
「あっ、でもカスミちゃんが教えるって言っても瞑想のやり方だけだと思いますよ。」
「瞑想?瞑想とは魔力を高める時にする方法の事かのぅ?」
「リーグはんの言うてるので、おうてるはずやけど、いくら初日で気を使い切れる才能があったとしてもそれだけやとしんどないか?」
「初日じゃなくて初撃ですよ。」
「な!なんやで!?ほんまか!?・・・あの食事の効果があったとしても・・・。」
トヨタさんの驚き具合を見てガシュウさんが声を掛けていた。
「それ程、驚く事なのですか?」
「当たり前っちゅうても分からんか・・・わいの門下生で今回みたいに気を把握出来るようになったもんでも一発目で気を使い切るようなもんは、これまで歴史ん中でも一握りの天才の中でも一握りやっちゅうくらい有り得へん事なんや。」
「それ程ですかぁ。」
「せやさかい、リーグはんもガシュウはんも妃を怒らさん様にな。」
「ど、どういう事じゃ?」
「そら、そんな天才の中の天才が気の使い方をマスターしたら・・・いや、マスターするやろうけど、そんな人を怒らせて今まで通りの攻撃が来ると思てる?」
「お、おぅ・・・トヨタ、余はどうすれば良いのじゃ?」
「先ずは怒らせん事やな。後は気の防御が出来る様になる事やな。心配せんでもわいが教えたるさかい。こう見えて防御に関しては自信があるよって。」
「そうか。なら頼む。」
「私もお願いします。」
「任せとき。ところでシュウトはん、瞑想しとったとして、どんくらいで修得出来そうや?」
「そうですね。戦闘に使えるレベルって事なら2~3年ってとこですかね。」
「2~3年かぁ、リーグはん達次第やな。」
俺達がそう話しているとリリスさんが声を掛けてきた。
「シュウト様、その期間を短くする事は可能なのですか?」
「・・・それは自分ではなく、カスミちゃんに師事してもらってという事でですか?」
「はい。」
「カスミちゃんがどの程度の修行を課すかにもよりますけど、大凡で良いなら1年ってところでしょうか。」
「ならばカスミちゃんに相談してみます。オリビアはどうしますか?」
「では、私も御一緒致しますわ。」
それを聞いた男性陣が震えながらコソコソと何かをトヨタさんに相談していた。
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