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第262話 [残党?殲滅戦Part3。]
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「それではシュウト様、お手数お掛け致しますがよろしくお願い致します。」
そう言われた俺はガシュウさんに教えてもらった無人地帯に飛空艇ドラグーンごと転送した。
「しかし、本当に移動している感覚が無いのぅ。」
ガシュウさんと共にドラグーンに搭乗したリーグさんが外を見ながら感心していた。
「しかし皆さんまで着いて来なくても良かったんですよ。」
「御迷惑でしたでしょうか?」
「オリビアさん、迷惑とかじゃなくてただ迎えに行くだけなので、面白い事は別に無いのに、と思っただけで。」
「いや、余は・・・違うのぅ余達はもう既に満足しておるぞ。」
リーグさんがそう言うとガシュウさん達は頷いていた。
「満足ですか?」
「その通りに御座います。今回の様な機会がなければシュウト様のこの素晴らしい船に乗る事は叶わないと思いますので。」
「別に言って貰えれば使ってない時なら何時でも乗ってもらっていいですよ。」
「そうなのですか!?」
「シュウト様、何時でもという訳にはいきません。」
「ハロルド、駄目なのか?」
「先ずは費用算出を行い、適正料金を決めてからでないと。」
「え?商売にするの?」
「シュウト様、シュウト様が居らっしゃる今現在であれば、良いのですが、通常のSランクの魔石ですとその分、費用が嵩む事に。」
「あぁ、そうなるか。」
「はい。ですので、レイと共に費用算出後、搭乗料金を決定致します。」
「分かった。それはハロルドとレイに任せるが、今回は民になってくれる人達を迎えにいく形だからな。」
「はい。承知しております。」
そう話しているとガシュウさんが言っていた目的地が見えてきた。
「ん?人集り?こっちに手を振ってるよなぁ・・・。」
「アレは応募を勝ち取った者達でございます。」
「え?もう終わったんですか?」
「当然です!シュウト様をお待たせするなど有ってはなりません!」
「あ、あぁ・・・ありがとうございます。」
「いえ。ではこのまま彼処へ降りて下さいませ。」
「わ、分かりました。セバス、降下してくれ。」
「承知致しました。」
セバスはそう言うと操縦席に向かいドラグーンを降下させた。
ドラグーンが降下していく中、下の様子を見ると100人程の様々な種族の大人や子供の他に大量の物資が用意されていた。
「あの人達はもしかして・・・。」
「はい。32人の部隊とその家族で御座います。」
「御家族の方は嫌がってなかっ・・・たみたいですね。」
眼下には移住者全員の笑顔が広がっていた。
「はい。応募には家族全員の同意が必要とも伝えてございますので。」
「それなら良かったですけど、御家族全員の荷物にしてはかなり多くないですか?」
「彼処は奴隷だった方々への支援物資も含まれておりますので。」
「ハロルド、あの物資を収容出来るか?」
「問題御座いません。このドラグーンは元々、軍隊派遣と同時に大量の物資を移送する為のマジックバッグを搭載しておりますので、あの程度の物量は1割にも満たしておりません。」
へぇ~100t位はありそうなのに凄い容量だなぁ~。
俺がそう思っていると着陸した様で、外から歓声が聞こえてきた。
「では、シュウト様、対応は私が致しますが、予定通り下の階の搭乗スペースに皆を連れて入ったら良いのですか?」
「そうですね。あの搭乗スペースなら移住に際しての緊張も少しは解れるでしょう。」
「それ程なのですか?」
「移送中のストレスを出来るだけ軽減し、降下後、即時戦闘になったとしても最大限のパフォーマンスが出来ると思います。」
「ほう~それは見てみたいのぅ。一旦、外に出るのかのぅ?」
リーグさんがそう言ったのでハロルドが昇降装置の方へ案内して行った。
「ほう。船内に昇降装置まであるのか。」
「はい。シュウト様や幹部、シュウト様の事を御存知の王侯貴族の方が入れる空間とシュウト様が使徒様という事を知らない方とを分ける必要が御座いますので。」
「なるほどのぅ、確かに必要じゃが、コレが有ったら上がって来れるのではないのか?」
「それは問題ありません、許可の無い者は使用する事が出来ない様になっていますし、許可ある者が乗る際に紛れ込もうとしたとしても動かなくなりますので。」
「なるほどのぅ。徹底しておるのぅ。」
「シュウト様が使徒様である事を周知されていない間は必要ですので。」
「そうじゃのぅ。それで余達も下の階へ行っても良いのか?」
「問題ありません。では、ご案内致します。」
ハロルドがそう言いながら昇降装置の扉を開いたので、皆んなと一緒に乗り込もうとするとハロルドが手で制してきた。
「シュウト様は此処でお待ち下さい。」
「え?何で?」
「そらそうじゃろう、シュウト殿は身分を隠すつもりなのじゃろ?」
「え?あぁ、はい。」
「それですのに自分が奴隷達を助けた1人として話すのですか?」
「えぇと、姿を見せない方が良いって事ですか?」
「シュウト様、勘の良い者であればシュウト様を見た時に使徒様と結び付けれる者も居ると思われますので。」
「そういう事なら自分は此処に残りますね。」
「はい。その方が良いかと。それで1つだけお願いが御座いますが宜しいでしょうか?」
俺が残る事を了承するとガシュウさんが何かを尋ねてきたので頷いて返した。
「ありがとうございます。それでなんですが、先の話に出た夫婦なのですが、間違いなくフォスエスペランサ国にて、回復部門の長になる事は間違いないと思われますので、あの者達にはシュウト様の事を話した方が今後、話がスムーズに進むかと愚行致しますが如何でしょうか?」
「・・・ガシュウさんがそう言うのであれば問題ないですよ。」
「ありがとうございます。では少し時間を頂いても宜しいでしょうか?」
「分かりました。自分も進捗状況を確認してくるので、1度戻りますね。スキア、居るか?」
俺がそう言うと影からスキアがスっと出て来た。
「はい。シュウト様、如何なさいましたか?」
「1度戻るから此処に居て、俺が必要になったら呼んでくれ。」
「承知致しました。」
俺はそう言うとリーグさん達に声を掛けてからレイ達の下へ向かった。その頃、アキト達は・・・・・
「カスミ、此処がエンベロープ領かい?薬剤師の領だけあって皆んな薬剤師みたいな格好してるねぇ。」
「そらそうや。薬剤師を目指しとるもんやったら此処!云うくらいやさかい。せやのに皆んなを裏切って悪の道に染まってもうたんは許せへん!」
「どうなんだろうね。」
「何がや。」
「だって10代の頃に大量虐殺したんだろ?なら、悪の道に染まったんじゃなくて、最初からかなって。」
「・・・そうなん?」
「まぁ最初は自分の意思って訳じゃ無いだろうけど、最初から頭のネジは何処かに行ってたんじゃないかなぁ。」
「なるほど・・・自己中的な?」
「そうだね。その自己中がかなり悪い方の自己中ってとこだろうね。」
「・・・そんな奴を信用しとったんか・・・。」
「そこは今から退治するんだし、気にしなくても良いんじゃない?」
「せやな。ほな、行こか。」
カスミはそう言うとスタスタと前を歩いて行った。
「まさか、彼奴が闇ギルドのマスターをしておったとは。」
「そうですね。昔から黒いモノを感じてましたけど、そういう事だったのですね。」
「師匠、執事とは主が居てこそ。なのではないのですか?」
「そうじゃ。だが、彼奴は自分が頂点でないと気が済まない部分があっての。だからこそ、執事協会の会長などをしておるのだろう。」
「左様で御座いますか・・・それで執事協会とは実際は何をするのでしょうか?」
「トルバの様な者は珍しいのじゃが、執事とは執事学校で執事の事を勉強し、成るのが一般的なのじゃが、その執事学校を運営しておるのも協会の1番の事業じゃな。後は儂らの様な代々、王侯貴族に仕えている者は別として、それ以外の執事の斡旋、登録をしておるのも協会なんじゃよ。」
「では、私も登録する必要があるのですか?」
「必要ないじゃろ。トルバはシュウト様以外の主に仕えたいと思うのか?」
「いえ、シュウト様のお子様が生まれない限りは有り得ません。」
「そうじゃろう。それに執事を生業とせぬと生きて行けない訳でもないじゃろ?」
「はい。生きるだけなら魔力が有れば事足りますので。」
「じゃから必要ないのじゃ。それに学校で教えれる様なことは既に教えてあるからの。」
私がそう言うとトルバは深々と頭を下げていた。
「貴方、着きましたよ。」
「では、参るか。コク様もトルバもシュウト様の御命令ですので、私共の戦闘を見学なさって下さい。」
「おう。」
「承知致しました。」
トルバ達の返答を聞いた私は協会へと入っていった。
「へぇ~こんなとこに居たのか。」
「ルークはオウチョクを探していたでござるか?」
「あぁ、賞金首ってぇのもあるがそれ以前にダチの仇でもあるからな。」
「街を襲ってた事が関係するでござるか?」
「あぁ、襲われた街の領主の息子がダチだったんだ。当時の俺は10歳だったが、街を、ダチを殺されて何時かは、仇を討つって思って冒険者になったんだ。」
「そんなに仲が良かったでござるか。」
「あぁ、彼奴の親は子爵だったが、そんな身分の差なんか関係ねぇって感じで、唯一遊んで、よく爺に怒られてたな。」
「そうでござるか・・・辛い思い出をすまぬでござる。」
「いや、良いさ。お陰で気合いも入ったからな。」
「それでこんな離れた岩礁の上に出して貰ったでござるが、これからどうするでござるか?」
「先ずは見張りの船と見張り台にいる奴らを消す。そんでその後、奴らが外に逃げねぇ様に出入口を塞ぐ。」
「魔法で塞ぐでござるか?」
「いや、シュウトに全体図を見せて貰ったが、出入口は2~3隻分位しか通れねぇから奴等の船で塞ぐ。っても10隻以上沈めねぇと魔法で通れる様にされちまうけどな。」
「そこまで移動させるのが面倒でござるな。」
「そこは作戦があるから問題ねぇ。」
「なら、良いでござる。」
「じゃあ、行くか!見張り台を頼むわ!」
「了解でござる!」
俺達はそう言うと行動を開始した。
そう言われた俺はガシュウさんに教えてもらった無人地帯に飛空艇ドラグーンごと転送した。
「しかし、本当に移動している感覚が無いのぅ。」
ガシュウさんと共にドラグーンに搭乗したリーグさんが外を見ながら感心していた。
「しかし皆さんまで着いて来なくても良かったんですよ。」
「御迷惑でしたでしょうか?」
「オリビアさん、迷惑とかじゃなくてただ迎えに行くだけなので、面白い事は別に無いのに、と思っただけで。」
「いや、余は・・・違うのぅ余達はもう既に満足しておるぞ。」
リーグさんがそう言うとガシュウさん達は頷いていた。
「満足ですか?」
「その通りに御座います。今回の様な機会がなければシュウト様のこの素晴らしい船に乗る事は叶わないと思いますので。」
「別に言って貰えれば使ってない時なら何時でも乗ってもらっていいですよ。」
「そうなのですか!?」
「シュウト様、何時でもという訳にはいきません。」
「ハロルド、駄目なのか?」
「先ずは費用算出を行い、適正料金を決めてからでないと。」
「え?商売にするの?」
「シュウト様、シュウト様が居らっしゃる今現在であれば、良いのですが、通常のSランクの魔石ですとその分、費用が嵩む事に。」
「あぁ、そうなるか。」
「はい。ですので、レイと共に費用算出後、搭乗料金を決定致します。」
「分かった。それはハロルドとレイに任せるが、今回は民になってくれる人達を迎えにいく形だからな。」
「はい。承知しております。」
そう話しているとガシュウさんが言っていた目的地が見えてきた。
「ん?人集り?こっちに手を振ってるよなぁ・・・。」
「アレは応募を勝ち取った者達でございます。」
「え?もう終わったんですか?」
「当然です!シュウト様をお待たせするなど有ってはなりません!」
「あ、あぁ・・・ありがとうございます。」
「いえ。ではこのまま彼処へ降りて下さいませ。」
「わ、分かりました。セバス、降下してくれ。」
「承知致しました。」
セバスはそう言うと操縦席に向かいドラグーンを降下させた。
ドラグーンが降下していく中、下の様子を見ると100人程の様々な種族の大人や子供の他に大量の物資が用意されていた。
「あの人達はもしかして・・・。」
「はい。32人の部隊とその家族で御座います。」
「御家族の方は嫌がってなかっ・・・たみたいですね。」
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「はい。応募には家族全員の同意が必要とも伝えてございますので。」
「それなら良かったですけど、御家族全員の荷物にしてはかなり多くないですか?」
「彼処は奴隷だった方々への支援物資も含まれておりますので。」
「ハロルド、あの物資を収容出来るか?」
「問題御座いません。このドラグーンは元々、軍隊派遣と同時に大量の物資を移送する為のマジックバッグを搭載しておりますので、あの程度の物量は1割にも満たしておりません。」
へぇ~100t位はありそうなのに凄い容量だなぁ~。
俺がそう思っていると着陸した様で、外から歓声が聞こえてきた。
「では、シュウト様、対応は私が致しますが、予定通り下の階の搭乗スペースに皆を連れて入ったら良いのですか?」
「そうですね。あの搭乗スペースなら移住に際しての緊張も少しは解れるでしょう。」
「それ程なのですか?」
「移送中のストレスを出来るだけ軽減し、降下後、即時戦闘になったとしても最大限のパフォーマンスが出来ると思います。」
「ほう~それは見てみたいのぅ。一旦、外に出るのかのぅ?」
リーグさんがそう言ったのでハロルドが昇降装置の方へ案内して行った。
「ほう。船内に昇降装置まであるのか。」
「はい。シュウト様や幹部、シュウト様の事を御存知の王侯貴族の方が入れる空間とシュウト様が使徒様という事を知らない方とを分ける必要が御座いますので。」
「なるほどのぅ、確かに必要じゃが、コレが有ったら上がって来れるのではないのか?」
「それは問題ありません、許可の無い者は使用する事が出来ない様になっていますし、許可ある者が乗る際に紛れ込もうとしたとしても動かなくなりますので。」
「なるほどのぅ。徹底しておるのぅ。」
「シュウト様が使徒様である事を周知されていない間は必要ですので。」
「そうじゃのぅ。それで余達も下の階へ行っても良いのか?」
「問題ありません。では、ご案内致します。」
ハロルドがそう言いながら昇降装置の扉を開いたので、皆んなと一緒に乗り込もうとするとハロルドが手で制してきた。
「シュウト様は此処でお待ち下さい。」
「え?何で?」
「そらそうじゃろう、シュウト殿は身分を隠すつもりなのじゃろ?」
「え?あぁ、はい。」
「それですのに自分が奴隷達を助けた1人として話すのですか?」
「えぇと、姿を見せない方が良いって事ですか?」
「シュウト様、勘の良い者であればシュウト様を見た時に使徒様と結び付けれる者も居ると思われますので。」
「そういう事なら自分は此処に残りますね。」
「はい。その方が良いかと。それで1つだけお願いが御座いますが宜しいでしょうか?」
俺が残る事を了承するとガシュウさんが何かを尋ねてきたので頷いて返した。
「ありがとうございます。それでなんですが、先の話に出た夫婦なのですが、間違いなくフォスエスペランサ国にて、回復部門の長になる事は間違いないと思われますので、あの者達にはシュウト様の事を話した方が今後、話がスムーズに進むかと愚行致しますが如何でしょうか?」
「・・・ガシュウさんがそう言うのであれば問題ないですよ。」
「ありがとうございます。では少し時間を頂いても宜しいでしょうか?」
「分かりました。自分も進捗状況を確認してくるので、1度戻りますね。スキア、居るか?」
俺がそう言うと影からスキアがスっと出て来た。
「はい。シュウト様、如何なさいましたか?」
「1度戻るから此処に居て、俺が必要になったら呼んでくれ。」
「承知致しました。」
俺はそう言うとリーグさん達に声を掛けてからレイ達の下へ向かった。その頃、アキト達は・・・・・
「カスミ、此処がエンベロープ領かい?薬剤師の領だけあって皆んな薬剤師みたいな格好してるねぇ。」
「そらそうや。薬剤師を目指しとるもんやったら此処!云うくらいやさかい。せやのに皆んなを裏切って悪の道に染まってもうたんは許せへん!」
「どうなんだろうね。」
「何がや。」
「だって10代の頃に大量虐殺したんだろ?なら、悪の道に染まったんじゃなくて、最初からかなって。」
「・・・そうなん?」
「まぁ最初は自分の意思って訳じゃ無いだろうけど、最初から頭のネジは何処かに行ってたんじゃないかなぁ。」
「なるほど・・・自己中的な?」
「そうだね。その自己中がかなり悪い方の自己中ってとこだろうね。」
「・・・そんな奴を信用しとったんか・・・。」
「そこは今から退治するんだし、気にしなくても良いんじゃない?」
「せやな。ほな、行こか。」
カスミはそう言うとスタスタと前を歩いて行った。
「まさか、彼奴が闇ギルドのマスターをしておったとは。」
「そうですね。昔から黒いモノを感じてましたけど、そういう事だったのですね。」
「師匠、執事とは主が居てこそ。なのではないのですか?」
「そうじゃ。だが、彼奴は自分が頂点でないと気が済まない部分があっての。だからこそ、執事協会の会長などをしておるのだろう。」
「左様で御座いますか・・・それで執事協会とは実際は何をするのでしょうか?」
「トルバの様な者は珍しいのじゃが、執事とは執事学校で執事の事を勉強し、成るのが一般的なのじゃが、その執事学校を運営しておるのも協会の1番の事業じゃな。後は儂らの様な代々、王侯貴族に仕えている者は別として、それ以外の執事の斡旋、登録をしておるのも協会なんじゃよ。」
「では、私も登録する必要があるのですか?」
「必要ないじゃろ。トルバはシュウト様以外の主に仕えたいと思うのか?」
「いえ、シュウト様のお子様が生まれない限りは有り得ません。」
「そうじゃろう。それに執事を生業とせぬと生きて行けない訳でもないじゃろ?」
「はい。生きるだけなら魔力が有れば事足りますので。」
「じゃから必要ないのじゃ。それに学校で教えれる様なことは既に教えてあるからの。」
私がそう言うとトルバは深々と頭を下げていた。
「貴方、着きましたよ。」
「では、参るか。コク様もトルバもシュウト様の御命令ですので、私共の戦闘を見学なさって下さい。」
「おう。」
「承知致しました。」
トルバ達の返答を聞いた私は協会へと入っていった。
「へぇ~こんなとこに居たのか。」
「ルークはオウチョクを探していたでござるか?」
「あぁ、賞金首ってぇのもあるがそれ以前にダチの仇でもあるからな。」
「街を襲ってた事が関係するでござるか?」
「あぁ、襲われた街の領主の息子がダチだったんだ。当時の俺は10歳だったが、街を、ダチを殺されて何時かは、仇を討つって思って冒険者になったんだ。」
「そんなに仲が良かったでござるか。」
「あぁ、彼奴の親は子爵だったが、そんな身分の差なんか関係ねぇって感じで、唯一遊んで、よく爺に怒られてたな。」
「そうでござるか・・・辛い思い出をすまぬでござる。」
「いや、良いさ。お陰で気合いも入ったからな。」
「それでこんな離れた岩礁の上に出して貰ったでござるが、これからどうするでござるか?」
「先ずは見張りの船と見張り台にいる奴らを消す。そんでその後、奴らが外に逃げねぇ様に出入口を塞ぐ。」
「魔法で塞ぐでござるか?」
「いや、シュウトに全体図を見せて貰ったが、出入口は2~3隻分位しか通れねぇから奴等の船で塞ぐ。っても10隻以上沈めねぇと魔法で通れる様にされちまうけどな。」
「そこまで移動させるのが面倒でござるな。」
「そこは作戦があるから問題ねぇ。」
「なら、良いでござる。」
「じゃあ、行くか!見張り台を頼むわ!」
「了解でござる!」
俺達はそう言うと行動を開始した。
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