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第265話 [残党?殲滅戦Part6。]
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「ま、まぁ待て。」
「何を待てと?」
バンディーが慌てた様子で言ってきたので、少し面白かったので話を聞いてみる事にした。
「何を知っておるのだ。儂にも後ろ盾があるのだぞ。儂に何かあればフォスエスペランサ国と言えど、ただでは済まぬぞ。」
「何をすると?」
私がそう言いながら殺気を放つとバンディー少し緊張しながら話を続けた。
「ま、まぁ、確かに各国は表立って動かないかもしれんが、しょ、商人はそうはいかんぞ。」
「ふむ・・・。」
私がそう言いながら考え事をしているとバンディーは何かを勘違いした様で、ニヤニヤしながら再び話し掛けてきた。
「そうであろう。いくらフォスエスペランサ国であろうと商人との関係を悪くしては国として立ち行かぬであろうな。」
「貴方にそこまでの後ろ盾が?」
「正直に言えば、今はまだ掌握されてはおらぬが、近いうちに商業ギルドを掌握される方だ。なので、儂に何かをしようとはせぬ事だ。」
「それは商業国家のワルダーの事を言っているのですか?」
「そうだワルダー様・・・ん?バトレルコンシェともあろうものが他国の貴族様を呼び捨てにするとは不敬ではないか。」
「不敬ですかぁ・・・貴方は私共が此処に何をしに来たと思っているのですか?」
「此処に・・・まさか!彼処には・・・いや、有り得るのか?・・・しかし、バトレルコンシェが此処に・・・ワルダーが儂の事を売ったのか?」
バンディーは色々考えていたが考えが纏まったのか、先程までとは表情が違い、怒りを顕に私の方を睨みながら言ってきた。
「流石ですね。」
「やはりそうか。」
「いえいえ、ワルダーは貴方の事など売ってはいませんよ。」
「では誰が儂を売ったぁ!」
「先程、私が流石と言ったのは誰も信じられない貴方に言ったのであって、誰かが貴方を売った訳ではないという事です。」
「そんなはずはない!あの3人以外は儂の素性は知らぬはずだ!どうやって儂に辿り着いた!」
「知ったところで先の無い貴方には関係ない話ですよ、闇ギルド・ケルベロスのギルドマスターさん。」
「ムムッ!そこまで知っているとは・・・ところで此処に来たのは・・・4人だけか?」
「そうですね。私共だけですね。」
私がそう言うとバンディーはニヤリと薄気味悪い笑みを浮かべていた。
「フッフッフッ・・・たった4人でギルドマスターである儂を倒しに来たと?」
「いえ、相手をするのは私とサーシャだけですよ。」
「何!?儂を舐めるな!!!」
私の言葉に怒りを顕にしたバンディーはそう叫ぶと横にあった棚のレバーを引いた。すると会長室にある豪華な品物が壁や天井、床に収納され、部屋が一気に拡がり1辺500m程の広い空間になった。
「広ければ私共から逃げ切れるとでも?」
「逃げる?何故、儂が急いで逃げる必要がある?此処に何もしていないとでも思っておるのか?出よ!」
バンディーがそう言うと魔法陣が幾つも現れ、スケルトン等のアンデッド系の魔物が次々と湧いて出て来た。
「これだけのアンデッドをどう処理するかな?逃がせば、この街はアンデッドで埋め尽くされるぞ。」
「下衆な・・・トルバ、問題ないな。」
「問題ありません。私の結界に触れれば消滅致します。」
「ならば結構。私はバンディーの相手をしますのでサーシャ、アンデッドをお願い出来ますか?」
「分かりました。では、お先に。」
サーシャはそう言うとアンデッドに向かって走り出した。
「使徒様程の範囲浄化は無理ですが、生活魔法(極)による合わせ技を受けて下さい。」
サーシャはそう言うと隠し持っていた棒状の武器を2本取り出し、その暗器の1本にクリーンと放水を合わせて聖水に、もう1本に着火とクリーンを合わせて聖火にして纏わせていた。
「ほう。サーシャはいつの間にあの様な技を身に付けて。流石ですねぇ、確かにあの様に纏わせれば本来の聖火や聖水の様に広範囲での殲滅が出来なくてもサーシャの戦闘能力と合わせれば効果は絶大でしょう。」
私がそう言うと後ろに居たトルバが話し掛けてきた。
「師匠、サーシャさんは眷属になる前から纏わせる攻撃までは出来ていた様ですよ。」
「本当ですか?」
「はい。以前に草原でゴーストを発見した際に何でもない仕草で暗器に纏わせてから投げて倒してたのを見たので。のぅコクよ。」
「あぁ、あん時は獣人にしてはやるなぁって思ったからなぁ。」
「ほう、その様子な事が。」
「けどよぅ、眷属に成ってから広範囲で放ってなかったか?」
「そういえば、玉の様にして連続で放っておったな。・・・此度は何故、使わぬのだろう?」
「トルバ、それは恐らくサーシャもバンディーの事で腹を立てているのと元々あぁやって近接戦で屠るのが好きだから憂さ晴らしも兼ねておるのじゃよ。」
「左様でございますか。確かに街に放つと言った際に怒気が少し漏れてましたね。」
「確かに。」
「そうかもしれんのぅ。眷属に成らせて頂いた際に進化をし、長命に成り、肉体が若返ったお陰で2人とも以前よりも少し抑えるのが難しくなった気がするのぅ。」
「そういうモノで御座いますか?」
「元々、悠久の時を生きておるトルバには感じん変化かもしれんなぁ。私も精進しなくてはいかんな。さて、サーシャが暴れてくれてるお陰でバンディーの意識かサーシャに向いている間に私も向かいますか。」
私はそう言うと闇魔法(極)で姿を消してバンディーの下へ向かい、バンディーの後ろから首に軽く手刀を当てた。
「なっ!!?何故貴様が!」
「おや?この程度で何を驚いているのですか?」
「クッ!死ね!・・・ん!?杖が抜けぬ!?」
「貴方の杖は仕込み杖ですから結界で固定させて頂きました。」
「い、いつの間に!?クッ、クソ!こんな結界など!ダークドリル!」
ガッ!ガッガガガガ・・・
バンディーはそう言うと闇魔法で竜巻の様なモノを作り、結界に当てていたが、流石のバンディーでも私の張った結界はビクともしていなかった。
「武器1つを固定された程度でそこまで慌てるとは老いましたね、バンディー。」
「五月蝿い!」
バンディーはそう言うと持っていた仕込み杖を投げ捨ててマジックバッグから暗器やその他の武器を取り出していたが、私はその度に結界で固定し、使えなくしていった。
「クソ!儂の武器を卑怯だぞ、バトレルコンシェ!」
「いやいや、私共の戦いに卑怯も何も無いでしょうに。」
「クッ・・・。」
私がそう言うとバンディーは苦虫を噛み潰したような表情をしていたので、私は更なる絶望を味わわせる為に話し掛けた。
「その様に悠長にしていて、宜しいのですか?」
私はそう言いながら周りを見渡す素振りを見せた。
「ん?・・・なっ!儂のアンデッド軍が!!?」
私に釣られて周囲を見たバンディーは魔法陣ごとサーシャに消滅させられ、アンデッドが1体も残っていない事に驚愕の表情を浮かべていた。
「1人になりましたが、如何なさいますか?今ならば、止めませんので自害し、苦しまずに死ぬ事が出来ますよ?」
「ふ、ふ、巫山戯るなぁー!!!」
バンディーはそう言うと胸元のペンダントを引きちぎった。
すると部屋のあちこちでカチッと音が鳴ったかと思ったら赤紫色の煙りが至る所から噴き出し、部屋中を煙りで覆った。
「ふはっはっは!油断したなぁ、バトレルコンシェ!この煙りは呪竜の呪いと毒竜の毒を掛け合わした儂、特製の猛毒だ!少しでも吸い込めば呪いにより、魔法・武術系のスキルが使用出来なくなり、毒により呼吸困難、麻痺で動けなくなり、更には毒には遅効性と速効性の2種類が同時に掛かり速効性は、肌が爛れ、遅効性は徐々に死が近付いて来る様に設計したのだ!」
バンディーは嬉々として籠った声で毒の自慢をしていたので、私は気付かれない様に後ろに回った。
「それでこの後はどうなさるのかな?」
「な!!?何故貴様が動いておる!?」
「私共には状態異常系統は効きませんよ。」
「そんなはずはない!!!呪いの効果も含まれておるのだぞ!例え状態異常無効のスキルを持っていたとしても効果を発揮出来る設計になっているのだ!!!私でも防げぬ故、解毒作用のあるアンクレットと専用の解毒剤を常備しておるの・・・ん?え?ど、何処にいった!?」
バンディーはそう言うと自分の身体を探り始め、防毒マスク以外の武具を外していった。
「コレの事ですか?」
「そう、それだ!って何故貴様が持っている!?」
「貴方がペンダントを引きちぎった後も大事になされていたのと煙りが出た瞬間もペンダントと足の方を見ていたので、拝借致した次第です。」
「クッ・・・。」
バンディーは防毒マスクで分かり難かったが悔しそうにし、袖に付いていたボタンばら蒔くとボタンから黒い煙が噴き出し、バンディーの姿を隠してしまった。
「おや?もうネタ切れですか・・・ですが、此処から逃げれるとでも思っているのでしょうか?」
私がそう言うと扉の反対の位置で激しい音がした。
「彼処に隠し通路があったのですね。」
私はそう言うとバンディーの手足に結界を張った。
「う、動けぬ!き、貴様!何をしたぁ!」
「何をとは不思議な事を貴方も執事の端くれなら何が起こっているかぐらいは分かるでしょうに。」
「巫山戯るな!この様に人を拘束する様な結界があってたまるか!」
「装飾品に施す部分結界の応用でございますよ。ただ貴方が逃げ出せる様な結界ではございませんが。」
私がそう言いながら防毒マスクに手を伸ばすとバンディーは拒否する様に首を振っていた。
「な、何をする!止めんか!」
「貴方や闇ギルドの面々が弱者に対し、同じ様な場面で止める事はあるのですか?」
「あの様な奴らと一緒にするな!」
「では、弱者にしてきた事を後悔しながら死になさい。」
「待て!待てと・・・ウグッ!うー・・・。」
私の事を何とか止めようとするバンディーを無視して防毒マスクを外すと結界で磔の様になっていたバンディーは狂った様に苦しみ、身体中が爛れ、苦しみ抜いて最後には死んでしまった。
「何を待てと?」
バンディーが慌てた様子で言ってきたので、少し面白かったので話を聞いてみる事にした。
「何を知っておるのだ。儂にも後ろ盾があるのだぞ。儂に何かあればフォスエスペランサ国と言えど、ただでは済まぬぞ。」
「何をすると?」
私がそう言いながら殺気を放つとバンディー少し緊張しながら話を続けた。
「ま、まぁ、確かに各国は表立って動かないかもしれんが、しょ、商人はそうはいかんぞ。」
「ふむ・・・。」
私がそう言いながら考え事をしているとバンディーは何かを勘違いした様で、ニヤニヤしながら再び話し掛けてきた。
「そうであろう。いくらフォスエスペランサ国であろうと商人との関係を悪くしては国として立ち行かぬであろうな。」
「貴方にそこまでの後ろ盾が?」
「正直に言えば、今はまだ掌握されてはおらぬが、近いうちに商業ギルドを掌握される方だ。なので、儂に何かをしようとはせぬ事だ。」
「それは商業国家のワルダーの事を言っているのですか?」
「そうだワルダー様・・・ん?バトレルコンシェともあろうものが他国の貴族様を呼び捨てにするとは不敬ではないか。」
「不敬ですかぁ・・・貴方は私共が此処に何をしに来たと思っているのですか?」
「此処に・・・まさか!彼処には・・・いや、有り得るのか?・・・しかし、バトレルコンシェが此処に・・・ワルダーが儂の事を売ったのか?」
バンディーは色々考えていたが考えが纏まったのか、先程までとは表情が違い、怒りを顕に私の方を睨みながら言ってきた。
「流石ですね。」
「やはりそうか。」
「いえいえ、ワルダーは貴方の事など売ってはいませんよ。」
「では誰が儂を売ったぁ!」
「先程、私が流石と言ったのは誰も信じられない貴方に言ったのであって、誰かが貴方を売った訳ではないという事です。」
「そんなはずはない!あの3人以外は儂の素性は知らぬはずだ!どうやって儂に辿り着いた!」
「知ったところで先の無い貴方には関係ない話ですよ、闇ギルド・ケルベロスのギルドマスターさん。」
「ムムッ!そこまで知っているとは・・・ところで此処に来たのは・・・4人だけか?」
「そうですね。私共だけですね。」
私がそう言うとバンディーはニヤリと薄気味悪い笑みを浮かべていた。
「フッフッフッ・・・たった4人でギルドマスターである儂を倒しに来たと?」
「いえ、相手をするのは私とサーシャだけですよ。」
「何!?儂を舐めるな!!!」
私の言葉に怒りを顕にしたバンディーはそう叫ぶと横にあった棚のレバーを引いた。すると会長室にある豪華な品物が壁や天井、床に収納され、部屋が一気に拡がり1辺500m程の広い空間になった。
「広ければ私共から逃げ切れるとでも?」
「逃げる?何故、儂が急いで逃げる必要がある?此処に何もしていないとでも思っておるのか?出よ!」
バンディーがそう言うと魔法陣が幾つも現れ、スケルトン等のアンデッド系の魔物が次々と湧いて出て来た。
「これだけのアンデッドをどう処理するかな?逃がせば、この街はアンデッドで埋め尽くされるぞ。」
「下衆な・・・トルバ、問題ないな。」
「問題ありません。私の結界に触れれば消滅致します。」
「ならば結構。私はバンディーの相手をしますのでサーシャ、アンデッドをお願い出来ますか?」
「分かりました。では、お先に。」
サーシャはそう言うとアンデッドに向かって走り出した。
「使徒様程の範囲浄化は無理ですが、生活魔法(極)による合わせ技を受けて下さい。」
サーシャはそう言うと隠し持っていた棒状の武器を2本取り出し、その暗器の1本にクリーンと放水を合わせて聖水に、もう1本に着火とクリーンを合わせて聖火にして纏わせていた。
「ほう。サーシャはいつの間にあの様な技を身に付けて。流石ですねぇ、確かにあの様に纏わせれば本来の聖火や聖水の様に広範囲での殲滅が出来なくてもサーシャの戦闘能力と合わせれば効果は絶大でしょう。」
私がそう言うと後ろに居たトルバが話し掛けてきた。
「師匠、サーシャさんは眷属になる前から纏わせる攻撃までは出来ていた様ですよ。」
「本当ですか?」
「はい。以前に草原でゴーストを発見した際に何でもない仕草で暗器に纏わせてから投げて倒してたのを見たので。のぅコクよ。」
「あぁ、あん時は獣人にしてはやるなぁって思ったからなぁ。」
「ほう、その様子な事が。」
「けどよぅ、眷属に成ってから広範囲で放ってなかったか?」
「そういえば、玉の様にして連続で放っておったな。・・・此度は何故、使わぬのだろう?」
「トルバ、それは恐らくサーシャもバンディーの事で腹を立てているのと元々あぁやって近接戦で屠るのが好きだから憂さ晴らしも兼ねておるのじゃよ。」
「左様でございますか。確かに街に放つと言った際に怒気が少し漏れてましたね。」
「確かに。」
「そうかもしれんのぅ。眷属に成らせて頂いた際に進化をし、長命に成り、肉体が若返ったお陰で2人とも以前よりも少し抑えるのが難しくなった気がするのぅ。」
「そういうモノで御座いますか?」
「元々、悠久の時を生きておるトルバには感じん変化かもしれんなぁ。私も精進しなくてはいかんな。さて、サーシャが暴れてくれてるお陰でバンディーの意識かサーシャに向いている間に私も向かいますか。」
私はそう言うと闇魔法(極)で姿を消してバンディーの下へ向かい、バンディーの後ろから首に軽く手刀を当てた。
「なっ!!?何故貴様が!」
「おや?この程度で何を驚いているのですか?」
「クッ!死ね!・・・ん!?杖が抜けぬ!?」
「貴方の杖は仕込み杖ですから結界で固定させて頂きました。」
「い、いつの間に!?クッ、クソ!こんな結界など!ダークドリル!」
ガッ!ガッガガガガ・・・
バンディーはそう言うと闇魔法で竜巻の様なモノを作り、結界に当てていたが、流石のバンディーでも私の張った結界はビクともしていなかった。
「武器1つを固定された程度でそこまで慌てるとは老いましたね、バンディー。」
「五月蝿い!」
バンディーはそう言うと持っていた仕込み杖を投げ捨ててマジックバッグから暗器やその他の武器を取り出していたが、私はその度に結界で固定し、使えなくしていった。
「クソ!儂の武器を卑怯だぞ、バトレルコンシェ!」
「いやいや、私共の戦いに卑怯も何も無いでしょうに。」
「クッ・・・。」
私がそう言うとバンディーは苦虫を噛み潰したような表情をしていたので、私は更なる絶望を味わわせる為に話し掛けた。
「その様に悠長にしていて、宜しいのですか?」
私はそう言いながら周りを見渡す素振りを見せた。
「ん?・・・なっ!儂のアンデッド軍が!!?」
私に釣られて周囲を見たバンディーは魔法陣ごとサーシャに消滅させられ、アンデッドが1体も残っていない事に驚愕の表情を浮かべていた。
「1人になりましたが、如何なさいますか?今ならば、止めませんので自害し、苦しまずに死ぬ事が出来ますよ?」
「ふ、ふ、巫山戯るなぁー!!!」
バンディーはそう言うと胸元のペンダントを引きちぎった。
すると部屋のあちこちでカチッと音が鳴ったかと思ったら赤紫色の煙りが至る所から噴き出し、部屋中を煙りで覆った。
「ふはっはっは!油断したなぁ、バトレルコンシェ!この煙りは呪竜の呪いと毒竜の毒を掛け合わした儂、特製の猛毒だ!少しでも吸い込めば呪いにより、魔法・武術系のスキルが使用出来なくなり、毒により呼吸困難、麻痺で動けなくなり、更には毒には遅効性と速効性の2種類が同時に掛かり速効性は、肌が爛れ、遅効性は徐々に死が近付いて来る様に設計したのだ!」
バンディーは嬉々として籠った声で毒の自慢をしていたので、私は気付かれない様に後ろに回った。
「それでこの後はどうなさるのかな?」
「な!!?何故貴様が動いておる!?」
「私共には状態異常系統は効きませんよ。」
「そんなはずはない!!!呪いの効果も含まれておるのだぞ!例え状態異常無効のスキルを持っていたとしても効果を発揮出来る設計になっているのだ!!!私でも防げぬ故、解毒作用のあるアンクレットと専用の解毒剤を常備しておるの・・・ん?え?ど、何処にいった!?」
バンディーはそう言うと自分の身体を探り始め、防毒マスク以外の武具を外していった。
「コレの事ですか?」
「そう、それだ!って何故貴様が持っている!?」
「貴方がペンダントを引きちぎった後も大事になされていたのと煙りが出た瞬間もペンダントと足の方を見ていたので、拝借致した次第です。」
「クッ・・・。」
バンディーは防毒マスクで分かり難かったが悔しそうにし、袖に付いていたボタンばら蒔くとボタンから黒い煙が噴き出し、バンディーの姿を隠してしまった。
「おや?もうネタ切れですか・・・ですが、此処から逃げれるとでも思っているのでしょうか?」
私がそう言うと扉の反対の位置で激しい音がした。
「彼処に隠し通路があったのですね。」
私はそう言うとバンディーの手足に結界を張った。
「う、動けぬ!き、貴様!何をしたぁ!」
「何をとは不思議な事を貴方も執事の端くれなら何が起こっているかぐらいは分かるでしょうに。」
「巫山戯るな!この様に人を拘束する様な結界があってたまるか!」
「装飾品に施す部分結界の応用でございますよ。ただ貴方が逃げ出せる様な結界ではございませんが。」
私がそう言いながら防毒マスクに手を伸ばすとバンディーは拒否する様に首を振っていた。
「な、何をする!止めんか!」
「貴方や闇ギルドの面々が弱者に対し、同じ様な場面で止める事はあるのですか?」
「あの様な奴らと一緒にするな!」
「では、弱者にしてきた事を後悔しながら死になさい。」
「待て!待てと・・・ウグッ!うー・・・。」
私の事を何とか止めようとするバンディーを無視して防毒マスクを外すと結界で磔の様になっていたバンディーは狂った様に苦しみ、身体中が爛れ、苦しみ抜いて最後には死んでしまった。
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