転生したらスキル転生って・・・!?

ノトア

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第266話 [残党?殲滅戦Part7。]

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サスケ、そっちはどうだ?

『見張り台と休憩室みたいな場所に居た海賊は始末したでござるよ。そっちはどうでござるか?』

こっちは後一隻だ・・・今終わったから、そっちに行くな。

『分かったでござる。』

念話で状況を確認した俺はサスケの居る場所へとユニークスキル・全移動で飛んだ。

「おぉ、ダンジョンの外でも自由に使える様になったでござるか。」

「ダンジョンとは違って飛ぶ位置が分かんねぇから使い難いし、使い勝手はまだまだだが、この程度ならな。」

「それで船を10隻以上動かして出入口に沈めるって言ってたでござるが、実際どうするでござるか?」

「一応気配を探ってみたが、大体半数の50隻ぐれぇには見張りも誰1人として乗ってねぇみたいだから見張りから遠い位置に有る15隻を動かす予定だな。」

「予定より多いでござるな。」

「今は丁度、引き潮だから海賊船を陸に繋げとくロープとアンカーさえ斬っちまえば勝手に出入口まで海賊船が無人で進んで詰まっちまうからな。」

「なるほど・・・それなら空いてる海賊船を全て同じ様にした方が良いのではござらんか?」

「いや、それだと船同士が連なっちまうから乗り移られて、戻されちまうし、停泊してる海賊船の数からして海賊団が島に全員集合してくれてるのに下手したら、そのまま逃げる奴も出てくるはずだからな。」

「そういう事でござるか。」

「それでなんだが、潮の流れだけだと海賊船が出入口付近に行くだけになっちまうから俺が海賊船の畳んである帆を上げてくからサスケの風魔法で出入口に突っ込んでくれ。」

「了解でござる。それならば分身が出来るでござるから1隻ずつ動かせるでござるよ。」

「そうか・・・なら、5隻ずつ出入口に突っ込んでくれるか?」

「良いでござるよ。海賊船を切り離したらルークはどうするでござるか?」

「出入口で海賊船を退けるのに面倒になる様なポイントで海賊船を沈める感じだな。」

「なるほどでござる。」

「それで、その際に爆音で海賊達が出てくると思うんだが、この拠点に海賊船以外で脱出する方法か一つだけ在るのは分かってるよな。」

「あぁ、あの地下の洞窟に繋がる通路の事でござるな。」

「あぁ。シュウトが見せてくれた地図からすると他の無人島に繋がってるアレだ。」

「そこを崩落させるなりして、退路を封鎖するでござるか?」

「あぁ。分身が出来るなら俺が海賊船を爆破したタイミングでやってくれ。」

「了解でござる。もしかして通路が通れなくなる事を隠す算段でござるか?」

「早目に気付かれっと土魔法で使える様にされるかもしんねぇからな。」

「了解でござる。」

「じゃあ作戦開始だ。」

俺はそう言うとサスケと海賊船の見える位置まで移動し、サスケに動かす海賊船を教えた。

するとサスケは風で15体の分身体を作ってみせた。

「へぇ~分身っていうか、精霊のジンみたいだな。」

「風分身でござるから今はどうしてもこうなるでござるよ。」

「今はって事は完全な分身も出来るのか?」

「今は1体だけなら出来るでござるが、15体となると難しいでござるな。」

「見分けがつかない分身が出来れば戦術の幅も広がるもんな。まぁ今回ならジン風の方が面白ぇから良いかもな。」

「時と場合で使い分けるでござる。では拙者はルークの様に瞬間的に移動が出来ないでござるからお先に失礼するでござる。」

サスケはそう言うと分身を海賊船に向かわせ、自分は拠点の入口へ入っていった。

「さてと俺も行きますか。」

俺はそう言うと全移動で海賊船に乗り込みロープとアンカーを斬ると帆を上げていった。少しするとサスケの分身が到着し、息を吹く様な仕草で帆に風魔法を当てて海賊船の速度を上げていった。

俺は予定通り15隻の作業を終わらせると出入口付近の崖の上で海賊船が来るまで待機する事にした。

「おっ、サスケの分身同士だからか、掛け声も掛けずに連携が取れてるなぁ、予定通り5隻ずつこっちに来てるぞ。そんで敵さんは・・・おぅおぅ良い感じに集まってるなぁ・・・ん?居た、賞金首のオクチョウも慌ててるみてぇだな。」

オクチョウは慌てながらも海賊団の頭だけあって出入口に向かってる海賊船を追い掛ける者と海流を魔法で操作する者に分けて指示を出していた。

「今更遅せぇって。おっ第一陣が到着したか。」

俺はそう言うと船体の背骨とも言われている竜骨を爆破し、海中に沈めていった。

「おっ、今度は自分の船を攻撃し始めたか。たから遅せぇって。」

海賊達は焦った様子で第二陣を攻撃するも第三陣の海賊船が邪魔になって第二陣の海賊船には掠る程度にしか当たっていなかった。

俺は第二陣も同様に沈めると第三陣は放置して様子を見ていた。

「予定通り奴等の攻撃で第三陣は浸水してる所為で沈めた船に乗り上げたか。」

俺はそれを確認すると海賊達の下へ海賊船に付いていた小舟を利用して岸壁に近付いて行き、海賊船に乗って風を操っていたサスケの分身も元が風だけあって浮いた状態で俺に着いてきた。

「誰だてめぇ!そのゴーストみてぇなので俺の船をぶっ壊しやがったな!」

ゴーストねぇ・・・どっちかっつうと精霊に見えるけど、彼奴らじゃ中位精霊も見た事はねぇわなぁ。

俺がそう思っていると話し掛けてきたオクチョウは無視したと思ったのか、近くにいた海賊の斧を奪って俺に投げてきた。

「おっと危ねぇな。よっと。」

俺はそう言いながら小舟から飛んで岸壁に降り立った。

「態々、港の出入口まで潰しやがって。」

「いやいや、最後のはお前らが攻撃した所為で浸水して沈んだ分、引っ掛かっただけだろ。」

「ふんっ!俺の部下が攻撃せずともお前か、その魔物が破壊してただろうが!」

「魔物ねぇ、どっちかっつうと精霊に見えるんだけどなぁ。」

「ふんっ!精霊だと!バカにするな!その様な極悪面の獣人の精霊など居てたまるか!」

オクチョウがそう言うと拠点の方から爆風が吹き荒れ、近くに居た海賊共を消し飛ばしていた。

「極悪面の奴に言われたくないでござるよ。」

土煙の中からゆっくりとサスケが歩いてきた。

「てめぇら何もんだ!」

「お前らを屠る者だよ。」

「そうでござるなぁ。」

「バカにしやがって!たった2人で何が出来る!魔物にでも攻撃させるつもりか?」

「まぁとりあえずは出入口も逃げ道も潰したかな。」

「逃げ道?」

「地下に行く通路でござるよ。後、魔物では無いでござる。」

「はっ!そんなもんお前らを殺した後にでも通れる様にすればいいだけの事よ。」

ドン!ドン!ドン!ドン!・・・・・

オクチョウがそう言った瞬間、岸から離れていた海賊船から破裂音と共に何かが俺達に向かって飛んできた。

ドガーン!ドガーン!ドドドドドドドド・・・・ドガーン!

「はっ!口ほどにもねぇ、破城弾をあれだけ食らったらそりゃ跡形もねぇか。なぁ野郎共!」

オクチョウがそう言うと周りの海賊達も馬鹿笑いしていた。

「おいおい、そんな攻撃したら味方も被害を受けるだろ。」

「ふんっ!破城弾を撃たせる者は必中のスキルを持って・・・何!!?」

「必中が有っても認識出来ないスピードで動けば当たらねぇんだよ。」

俺がオクチョウに話し掛けるとオクチョウは驚いて俺達の方を見て驚愕の表情をしていた。

「大体、海賊船のどデカい砲台が俺達の方に一斉に向いたら何かするってバレるだろ?・・・まぁいいや。サスケ、また撃たれると面倒だから分身体を何体か向かわせてくれないか?」

「良いでござるよ。」

「後、オクチョウ以外も任せて良いか?」

「仇討ちでござるな。雑魚は拙者に任せるでござる。」

「おう。ありがとよ。じゃあ殺ろうかオクチョウ。」

俺がそう言うとサスケは早速、海賊共の駆逐を開始した。

「仇討ち?てめぇもか多過ぎて誰だか分かんねぇな。」

「10年前のオンライド領を襲った事まで忘れたか!!!」

「オンライド・・・あぁ、飛竜に乗ってパタパタと飛んでた奴等か。あん時の事は覚えてるな。だが、俺らを追ってきた飛竜隊の奴等以外は生きてねぇはずだが、てめぇは飛竜隊って・・・わけじゃねぇだろ?」

「親父の要請が・・・いや、あの時は飛竜隊がいなければ、被害は・・・。」

「親父?・・・そういやぁてめぇはどっかで・・・あっ!そうか、シュナイダー王国の第二王子か、って事は仇ってぇと領主の息子か?」

「そうだ!」

「それなら俺らは殺してないぞ。」

「何故そう言い切れる!」

「領主の息子を連れ去るのも俺らの目的の1つだったからな。」

「目的?」

「依頼があったんだよ。どっかの変態のな。」

「その為だけに街の住民を皆殺しにしたのか!」

「そりゃ折角でけぇ街を落としたんだ。俺達に得じゃねぇとな。」

「得だと?」

「てめぇらみてぇな良い子ちゃんには分かんねぇだろうが、生まれたてのガキでも小鬼よりも経験値が手に入るんだ。勿体ねぇだろ?」

「・・・。」

「まぁ、ガキはそのまま殺すのは勿体ねぇけどな。」

「勿体ない?」

「おう。俺らみてぇな奴には畜生道ってスキルがあるからな。怨まれれば怨まれる程強くなれるからよ、母親の前で生きたまま食ってやるんだよ、母親を犯しながらよぅ。まぁ、スキルが無くても最高に愉しいからやるけどな!ガッハッハッハ!」

「もう良い・・・。」

「何がもう・・・グフッ!・・・て、てめぇ・・・ガハッ・・・。」

オクチョウの話を聞いた俺は怒りで我を忘れてしまい、オクチョウの胸に槍を突き刺して絶命させた。

その後、オクチョウを殺された事で怒りに燃えたオクチョウの部下が襲いかかってきたが、俺自身も怒りに満ちていた事もあって動く敵を原型が分からなくなるくらいの威力でぶち殺していった。

暫く戦闘を続けていると突然腕を掴まれて止められた。

「何だ!!!」

「ルーク、もう終わったでござるよ。」

「はぁ?」

俺はそう言って周囲を見渡すと血溜まり以外何も居なかった。

「なんだコレ?どうなってんだ?」

「やっぱり我を忘れてたでござるな。海賊を倒し終わった後も形の残ってる肉片すらも攻撃してたでござるよ。」

「そ、そうか・・・や、奴は?」

「オクチョウでござるか?それなら奴の仲間がルークから離れた場所に運んでたお陰で彼処に瀕死の状態で居るでござるよ。」

「瀕死?胸を貫いて殺した事は覚えてるぞ。」

「特殊なアイテムを持ってたみたいで1度絶命した後に胸の穴は塞がって辛うじて生き返った感じでござる。」

「そうか・・・。」

俺はそう言うとオクチョウの方へとサスケと共に歩いて行った。

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