267 / 418
第266話 [残党?殲滅戦Part7。]
しおりを挟む
サスケ、そっちはどうだ?
『見張り台と休憩室みたいな場所に居た海賊は始末したでござるよ。そっちはどうでござるか?』
こっちは後一隻だ・・・今終わったから、そっちに行くな。
『分かったでござる。』
念話で状況を確認した俺はサスケの居る場所へとユニークスキル・全移動で飛んだ。
「おぉ、ダンジョンの外でも自由に使える様になったでござるか。」
「ダンジョンとは違って飛ぶ位置が分かんねぇから使い難いし、使い勝手はまだまだだが、この程度ならな。」
「それで船を10隻以上動かして出入口に沈めるって言ってたでござるが、実際どうするでござるか?」
「一応気配を探ってみたが、大体半数の50隻ぐれぇには見張りも誰1人として乗ってねぇみたいだから見張りから遠い位置に有る15隻を動かす予定だな。」
「予定より多いでござるな。」
「今は丁度、引き潮だから海賊船を陸に繋げとくロープとアンカーさえ斬っちまえば勝手に出入口まで海賊船が無人で進んで詰まっちまうからな。」
「なるほど・・・それなら空いてる海賊船を全て同じ様にした方が良いのではござらんか?」
「いや、それだと船同士が連なっちまうから乗り移られて、戻されちまうし、停泊してる海賊船の数からして海賊団が島に全員集合してくれてるのに下手したら、そのまま逃げる奴も出てくるはずだからな。」
「そういう事でござるか。」
「それでなんだが、潮の流れだけだと海賊船が出入口付近に行くだけになっちまうから俺が海賊船の畳んである帆を上げてくからサスケの風魔法で出入口に突っ込んでくれ。」
「了解でござる。それならば分身が出来るでござるから1隻ずつ動かせるでござるよ。」
「そうか・・・なら、5隻ずつ出入口に突っ込んでくれるか?」
「良いでござるよ。海賊船を切り離したらルークはどうするでござるか?」
「出入口で海賊船を退けるのに面倒になる様なポイントで海賊船を沈める感じだな。」
「なるほどでござる。」
「それで、その際に爆音で海賊達が出てくると思うんだが、この拠点に海賊船以外で脱出する方法か一つだけ在るのは分かってるよな。」
「あぁ、あの地下の洞窟に繋がる通路の事でござるな。」
「あぁ。シュウトが見せてくれた地図からすると他の無人島に繋がってるアレだ。」
「そこを崩落させるなりして、退路を封鎖するでござるか?」
「あぁ。分身が出来るなら俺が海賊船を爆破したタイミングでやってくれ。」
「了解でござる。もしかして通路が通れなくなる事を隠す算段でござるか?」
「早目に気付かれっと土魔法で使える様にされるかもしんねぇからな。」
「了解でござる。」
「じゃあ作戦開始だ。」
俺はそう言うとサスケと海賊船の見える位置まで移動し、サスケに動かす海賊船を教えた。
するとサスケは風で15体の分身体を作ってみせた。
「へぇ~分身っていうか、精霊のジンみたいだな。」
「風分身でござるから今はどうしてもこうなるでござるよ。」
「今はって事は完全な分身も出来るのか?」
「今は1体だけなら出来るでござるが、15体となると難しいでござるな。」
「見分けがつかない分身が出来れば戦術の幅も広がるもんな。まぁ今回ならジン風の方が面白ぇから良いかもな。」
「時と場合で使い分けるでござる。では拙者はルークの様に瞬間的に移動が出来ないでござるからお先に失礼するでござる。」
サスケはそう言うと分身を海賊船に向かわせ、自分は拠点の入口へ入っていった。
「さてと俺も行きますか。」
俺はそう言うと全移動で海賊船に乗り込みロープとアンカーを斬ると帆を上げていった。少しするとサスケの分身が到着し、息を吹く様な仕草で帆に風魔法を当てて海賊船の速度を上げていった。
俺は予定通り15隻の作業を終わらせると出入口付近の崖の上で海賊船が来るまで待機する事にした。
「おっ、サスケの分身同士だからか、掛け声も掛けずに連携が取れてるなぁ、予定通り5隻ずつこっちに来てるぞ。そんで敵さんは・・・おぅおぅ良い感じに集まってるなぁ・・・ん?居た、賞金首のオクチョウも慌ててるみてぇだな。」
オクチョウは慌てながらも海賊団の頭だけあって出入口に向かってる海賊船を追い掛ける者と海流を魔法で操作する者に分けて指示を出していた。
「今更遅せぇって。おっ第一陣が到着したか。」
俺はそう言うと船体の背骨とも言われている竜骨を爆破し、海中に沈めていった。
「おっ、今度は自分の船を攻撃し始めたか。たから遅せぇって。」
海賊達は焦った様子で第二陣を攻撃するも第三陣の海賊船が邪魔になって第二陣の海賊船には掠る程度にしか当たっていなかった。
俺は第二陣も同様に沈めると第三陣は放置して様子を見ていた。
「予定通り奴等の攻撃で第三陣は浸水してる所為で沈めた船に乗り上げたか。」
俺はそれを確認すると海賊達の下へ海賊船に付いていた小舟を利用して岸壁に近付いて行き、海賊船に乗って風を操っていたサスケの分身も元が風だけあって浮いた状態で俺に着いてきた。
「誰だてめぇ!そのゴーストみてぇなので俺の船をぶっ壊しやがったな!」
ゴーストねぇ・・・どっちかっつうと精霊に見えるけど、彼奴らじゃ中位精霊も見た事はねぇわなぁ。
俺がそう思っていると話し掛けてきたオクチョウは無視したと思ったのか、近くにいた海賊の斧を奪って俺に投げてきた。
「おっと危ねぇな。よっと。」
俺はそう言いながら小舟から飛んで岸壁に降り立った。
「態々、港の出入口まで潰しやがって。」
「いやいや、最後のはお前らが攻撃した所為で浸水して沈んだ分、引っ掛かっただけだろ。」
「ふんっ!俺の部下が攻撃せずともお前か、その魔物が破壊してただろうが!」
「魔物ねぇ、どっちかっつうと精霊に見えるんだけどなぁ。」
「ふんっ!精霊だと!バカにするな!その様な極悪面の獣人の精霊など居てたまるか!」
オクチョウがそう言うと拠点の方から爆風が吹き荒れ、近くに居た海賊共を消し飛ばしていた。
「極悪面の奴に言われたくないでござるよ。」
土煙の中からゆっくりとサスケが歩いてきた。
「てめぇら何もんだ!」
「お前らを屠る者だよ。」
「そうでござるなぁ。」
「バカにしやがって!たった2人で何が出来る!魔物にでも攻撃させるつもりか?」
「まぁとりあえずは出入口も逃げ道も潰したかな。」
「逃げ道?」
「地下に行く通路でござるよ。後、魔物では無いでござる。」
「はっ!そんなもんお前らを殺した後にでも通れる様にすればいいだけの事よ。」
ドン!ドン!ドン!ドン!・・・・・
オクチョウがそう言った瞬間、岸から離れていた海賊船から破裂音と共に何かが俺達に向かって飛んできた。
ドガーン!ドガーン!ドドドドドドドド・・・・ドガーン!
「はっ!口ほどにもねぇ、破城弾をあれだけ食らったらそりゃ跡形もねぇか。なぁ野郎共!」
オクチョウがそう言うと周りの海賊達も馬鹿笑いしていた。
「おいおい、そんな攻撃したら味方も被害を受けるだろ。」
「ふんっ!破城弾を撃たせる者は必中のスキルを持って・・・何!!?」
「必中が有っても認識出来ないスピードで動けば当たらねぇんだよ。」
俺がオクチョウに話し掛けるとオクチョウは驚いて俺達の方を見て驚愕の表情をしていた。
「大体、海賊船のどデカい砲台が俺達の方に一斉に向いたら何かするってバレるだろ?・・・まぁいいや。サスケ、また撃たれると面倒だから分身体を何体か向かわせてくれないか?」
「良いでござるよ。」
「後、オクチョウ以外も任せて良いか?」
「仇討ちでござるな。雑魚は拙者に任せるでござる。」
「おう。ありがとよ。じゃあ殺ろうかオクチョウ。」
俺がそう言うとサスケは早速、海賊共の駆逐を開始した。
「仇討ち?てめぇもか多過ぎて誰だか分かんねぇな。」
「10年前のオンライド領を襲った事まで忘れたか!!!」
「オンライド・・・あぁ、飛竜に乗ってパタパタと飛んでた奴等か。あん時の事は覚えてるな。だが、俺らを追ってきた飛竜隊の奴等以外は生きてねぇはずだが、てめぇは飛竜隊って・・・わけじゃねぇだろ?」
「親父の要請が・・・いや、あの時は飛竜隊がいなければ、被害は・・・。」
「親父?・・・そういやぁてめぇはどっかで・・・あっ!そうか、シュナイダー王国の第二王子か、って事は仇ってぇと領主の息子か?」
「そうだ!」
「それなら俺らは殺してないぞ。」
「何故そう言い切れる!」
「領主の息子を連れ去るのも俺らの目的の1つだったからな。」
「目的?」
「依頼があったんだよ。どっかの変態のな。」
「その為だけに街の住民を皆殺しにしたのか!」
「そりゃ折角でけぇ街を落としたんだ。俺達に得じゃねぇとな。」
「得だと?」
「てめぇらみてぇな良い子ちゃんには分かんねぇだろうが、生まれたてのガキでも小鬼よりも経験値が手に入るんだ。勿体ねぇだろ?」
「・・・。」
「まぁ、ガキはそのまま殺すのは勿体ねぇけどな。」
「勿体ない?」
「おう。俺らみてぇな奴には畜生道ってスキルがあるからな。怨まれれば怨まれる程強くなれるからよ、母親の前で生きたまま食ってやるんだよ、母親を犯しながらよぅ。まぁ、スキルが無くても最高に愉しいからやるけどな!ガッハッハッハ!」
「もう良い・・・。」
「何がもう・・・グフッ!・・・て、てめぇ・・・ガハッ・・・。」
オクチョウの話を聞いた俺は怒りで我を忘れてしまい、オクチョウの胸に槍を突き刺して絶命させた。
その後、オクチョウを殺された事で怒りに燃えたオクチョウの部下が襲いかかってきたが、俺自身も怒りに満ちていた事もあって動く敵を原型が分からなくなるくらいの威力でぶち殺していった。
暫く戦闘を続けていると突然腕を掴まれて止められた。
「何だ!!!」
「ルーク、もう終わったでござるよ。」
「はぁ?」
俺はそう言って周囲を見渡すと血溜まり以外何も居なかった。
「なんだコレ?どうなってんだ?」
「やっぱり我を忘れてたでござるな。海賊を倒し終わった後も形の残ってる肉片すらも攻撃してたでござるよ。」
「そ、そうか・・・や、奴は?」
「オクチョウでござるか?それなら奴の仲間がルークから離れた場所に運んでたお陰で彼処に瀕死の状態で居るでござるよ。」
「瀕死?胸を貫いて殺した事は覚えてるぞ。」
「特殊なアイテムを持ってたみたいで1度絶命した後に胸の穴は塞がって辛うじて生き返った感じでござる。」
「そうか・・・。」
俺はそう言うとオクチョウの方へとサスケと共に歩いて行った。
『見張り台と休憩室みたいな場所に居た海賊は始末したでござるよ。そっちはどうでござるか?』
こっちは後一隻だ・・・今終わったから、そっちに行くな。
『分かったでござる。』
念話で状況を確認した俺はサスケの居る場所へとユニークスキル・全移動で飛んだ。
「おぉ、ダンジョンの外でも自由に使える様になったでござるか。」
「ダンジョンとは違って飛ぶ位置が分かんねぇから使い難いし、使い勝手はまだまだだが、この程度ならな。」
「それで船を10隻以上動かして出入口に沈めるって言ってたでござるが、実際どうするでござるか?」
「一応気配を探ってみたが、大体半数の50隻ぐれぇには見張りも誰1人として乗ってねぇみたいだから見張りから遠い位置に有る15隻を動かす予定だな。」
「予定より多いでござるな。」
「今は丁度、引き潮だから海賊船を陸に繋げとくロープとアンカーさえ斬っちまえば勝手に出入口まで海賊船が無人で進んで詰まっちまうからな。」
「なるほど・・・それなら空いてる海賊船を全て同じ様にした方が良いのではござらんか?」
「いや、それだと船同士が連なっちまうから乗り移られて、戻されちまうし、停泊してる海賊船の数からして海賊団が島に全員集合してくれてるのに下手したら、そのまま逃げる奴も出てくるはずだからな。」
「そういう事でござるか。」
「それでなんだが、潮の流れだけだと海賊船が出入口付近に行くだけになっちまうから俺が海賊船の畳んである帆を上げてくからサスケの風魔法で出入口に突っ込んでくれ。」
「了解でござる。それならば分身が出来るでござるから1隻ずつ動かせるでござるよ。」
「そうか・・・なら、5隻ずつ出入口に突っ込んでくれるか?」
「良いでござるよ。海賊船を切り離したらルークはどうするでござるか?」
「出入口で海賊船を退けるのに面倒になる様なポイントで海賊船を沈める感じだな。」
「なるほどでござる。」
「それで、その際に爆音で海賊達が出てくると思うんだが、この拠点に海賊船以外で脱出する方法か一つだけ在るのは分かってるよな。」
「あぁ、あの地下の洞窟に繋がる通路の事でござるな。」
「あぁ。シュウトが見せてくれた地図からすると他の無人島に繋がってるアレだ。」
「そこを崩落させるなりして、退路を封鎖するでござるか?」
「あぁ。分身が出来るなら俺が海賊船を爆破したタイミングでやってくれ。」
「了解でござる。もしかして通路が通れなくなる事を隠す算段でござるか?」
「早目に気付かれっと土魔法で使える様にされるかもしんねぇからな。」
「了解でござる。」
「じゃあ作戦開始だ。」
俺はそう言うとサスケと海賊船の見える位置まで移動し、サスケに動かす海賊船を教えた。
するとサスケは風で15体の分身体を作ってみせた。
「へぇ~分身っていうか、精霊のジンみたいだな。」
「風分身でござるから今はどうしてもこうなるでござるよ。」
「今はって事は完全な分身も出来るのか?」
「今は1体だけなら出来るでござるが、15体となると難しいでござるな。」
「見分けがつかない分身が出来れば戦術の幅も広がるもんな。まぁ今回ならジン風の方が面白ぇから良いかもな。」
「時と場合で使い分けるでござる。では拙者はルークの様に瞬間的に移動が出来ないでござるからお先に失礼するでござる。」
サスケはそう言うと分身を海賊船に向かわせ、自分は拠点の入口へ入っていった。
「さてと俺も行きますか。」
俺はそう言うと全移動で海賊船に乗り込みロープとアンカーを斬ると帆を上げていった。少しするとサスケの分身が到着し、息を吹く様な仕草で帆に風魔法を当てて海賊船の速度を上げていった。
俺は予定通り15隻の作業を終わらせると出入口付近の崖の上で海賊船が来るまで待機する事にした。
「おっ、サスケの分身同士だからか、掛け声も掛けずに連携が取れてるなぁ、予定通り5隻ずつこっちに来てるぞ。そんで敵さんは・・・おぅおぅ良い感じに集まってるなぁ・・・ん?居た、賞金首のオクチョウも慌ててるみてぇだな。」
オクチョウは慌てながらも海賊団の頭だけあって出入口に向かってる海賊船を追い掛ける者と海流を魔法で操作する者に分けて指示を出していた。
「今更遅せぇって。おっ第一陣が到着したか。」
俺はそう言うと船体の背骨とも言われている竜骨を爆破し、海中に沈めていった。
「おっ、今度は自分の船を攻撃し始めたか。たから遅せぇって。」
海賊達は焦った様子で第二陣を攻撃するも第三陣の海賊船が邪魔になって第二陣の海賊船には掠る程度にしか当たっていなかった。
俺は第二陣も同様に沈めると第三陣は放置して様子を見ていた。
「予定通り奴等の攻撃で第三陣は浸水してる所為で沈めた船に乗り上げたか。」
俺はそれを確認すると海賊達の下へ海賊船に付いていた小舟を利用して岸壁に近付いて行き、海賊船に乗って風を操っていたサスケの分身も元が風だけあって浮いた状態で俺に着いてきた。
「誰だてめぇ!そのゴーストみてぇなので俺の船をぶっ壊しやがったな!」
ゴーストねぇ・・・どっちかっつうと精霊に見えるけど、彼奴らじゃ中位精霊も見た事はねぇわなぁ。
俺がそう思っていると話し掛けてきたオクチョウは無視したと思ったのか、近くにいた海賊の斧を奪って俺に投げてきた。
「おっと危ねぇな。よっと。」
俺はそう言いながら小舟から飛んで岸壁に降り立った。
「態々、港の出入口まで潰しやがって。」
「いやいや、最後のはお前らが攻撃した所為で浸水して沈んだ分、引っ掛かっただけだろ。」
「ふんっ!俺の部下が攻撃せずともお前か、その魔物が破壊してただろうが!」
「魔物ねぇ、どっちかっつうと精霊に見えるんだけどなぁ。」
「ふんっ!精霊だと!バカにするな!その様な極悪面の獣人の精霊など居てたまるか!」
オクチョウがそう言うと拠点の方から爆風が吹き荒れ、近くに居た海賊共を消し飛ばしていた。
「極悪面の奴に言われたくないでござるよ。」
土煙の中からゆっくりとサスケが歩いてきた。
「てめぇら何もんだ!」
「お前らを屠る者だよ。」
「そうでござるなぁ。」
「バカにしやがって!たった2人で何が出来る!魔物にでも攻撃させるつもりか?」
「まぁとりあえずは出入口も逃げ道も潰したかな。」
「逃げ道?」
「地下に行く通路でござるよ。後、魔物では無いでござる。」
「はっ!そんなもんお前らを殺した後にでも通れる様にすればいいだけの事よ。」
ドン!ドン!ドン!ドン!・・・・・
オクチョウがそう言った瞬間、岸から離れていた海賊船から破裂音と共に何かが俺達に向かって飛んできた。
ドガーン!ドガーン!ドドドドドドドド・・・・ドガーン!
「はっ!口ほどにもねぇ、破城弾をあれだけ食らったらそりゃ跡形もねぇか。なぁ野郎共!」
オクチョウがそう言うと周りの海賊達も馬鹿笑いしていた。
「おいおい、そんな攻撃したら味方も被害を受けるだろ。」
「ふんっ!破城弾を撃たせる者は必中のスキルを持って・・・何!!?」
「必中が有っても認識出来ないスピードで動けば当たらねぇんだよ。」
俺がオクチョウに話し掛けるとオクチョウは驚いて俺達の方を見て驚愕の表情をしていた。
「大体、海賊船のどデカい砲台が俺達の方に一斉に向いたら何かするってバレるだろ?・・・まぁいいや。サスケ、また撃たれると面倒だから分身体を何体か向かわせてくれないか?」
「良いでござるよ。」
「後、オクチョウ以外も任せて良いか?」
「仇討ちでござるな。雑魚は拙者に任せるでござる。」
「おう。ありがとよ。じゃあ殺ろうかオクチョウ。」
俺がそう言うとサスケは早速、海賊共の駆逐を開始した。
「仇討ち?てめぇもか多過ぎて誰だか分かんねぇな。」
「10年前のオンライド領を襲った事まで忘れたか!!!」
「オンライド・・・あぁ、飛竜に乗ってパタパタと飛んでた奴等か。あん時の事は覚えてるな。だが、俺らを追ってきた飛竜隊の奴等以外は生きてねぇはずだが、てめぇは飛竜隊って・・・わけじゃねぇだろ?」
「親父の要請が・・・いや、あの時は飛竜隊がいなければ、被害は・・・。」
「親父?・・・そういやぁてめぇはどっかで・・・あっ!そうか、シュナイダー王国の第二王子か、って事は仇ってぇと領主の息子か?」
「そうだ!」
「それなら俺らは殺してないぞ。」
「何故そう言い切れる!」
「領主の息子を連れ去るのも俺らの目的の1つだったからな。」
「目的?」
「依頼があったんだよ。どっかの変態のな。」
「その為だけに街の住民を皆殺しにしたのか!」
「そりゃ折角でけぇ街を落としたんだ。俺達に得じゃねぇとな。」
「得だと?」
「てめぇらみてぇな良い子ちゃんには分かんねぇだろうが、生まれたてのガキでも小鬼よりも経験値が手に入るんだ。勿体ねぇだろ?」
「・・・。」
「まぁ、ガキはそのまま殺すのは勿体ねぇけどな。」
「勿体ない?」
「おう。俺らみてぇな奴には畜生道ってスキルがあるからな。怨まれれば怨まれる程強くなれるからよ、母親の前で生きたまま食ってやるんだよ、母親を犯しながらよぅ。まぁ、スキルが無くても最高に愉しいからやるけどな!ガッハッハッハ!」
「もう良い・・・。」
「何がもう・・・グフッ!・・・て、てめぇ・・・ガハッ・・・。」
オクチョウの話を聞いた俺は怒りで我を忘れてしまい、オクチョウの胸に槍を突き刺して絶命させた。
その後、オクチョウを殺された事で怒りに燃えたオクチョウの部下が襲いかかってきたが、俺自身も怒りに満ちていた事もあって動く敵を原型が分からなくなるくらいの威力でぶち殺していった。
暫く戦闘を続けていると突然腕を掴まれて止められた。
「何だ!!!」
「ルーク、もう終わったでござるよ。」
「はぁ?」
俺はそう言って周囲を見渡すと血溜まり以外何も居なかった。
「なんだコレ?どうなってんだ?」
「やっぱり我を忘れてたでござるな。海賊を倒し終わった後も形の残ってる肉片すらも攻撃してたでござるよ。」
「そ、そうか・・・や、奴は?」
「オクチョウでござるか?それなら奴の仲間がルークから離れた場所に運んでたお陰で彼処に瀕死の状態で居るでござるよ。」
「瀕死?胸を貫いて殺した事は覚えてるぞ。」
「特殊なアイテムを持ってたみたいで1度絶命した後に胸の穴は塞がって辛うじて生き返った感じでござる。」
「そうか・・・。」
俺はそう言うとオクチョウの方へとサスケと共に歩いて行った。
59
あなたにおすすめの小説
最強超人は異世界にてスマホを使う
萩場ぬし
ファンタジー
主人公、柏木 和(かしわぎ かず)は「武人」と呼ばれる武術を極めんとする者であり、ある日祖父から自分が世界で最強であることを知らされたのだった。
そして次の瞬間、自宅のコタツにいたはずの和は見知らぬ土地で寝転がっていた――
「……いや草」
私は〈元〉小石でございます! ~癒し系ゴーレムと魔物使い~
Ss侍
ファンタジー
"私"はある時目覚めたら身体が小石になっていた。
動けない、何もできない、そもそも身体がない。
自分の運命に嘆きつつ小石として過ごしていたある日、小さな人形のような可愛らしいゴーレムがやってきた。
ひょんなことからそのゴーレムの身体をのっとってしまった"私"。
それが、全ての出会いと冒険の始まりだとは知らずに_____!!
武装法人二階堂商会 ―― 企業買収(M&A)で異世界を支配する!
Innocentblue
ファンタジー
日本で企業買収の最前線を駆け抜けてきた敏腕社長・二階堂漣司。
裏切りにより命を落としたはずの彼が目を覚ましたのは、
剣と魔法が支配する異世界の戦場だった。
与えられたスキルは《企業買収(M&A)》。
兵士も村も土地も国家さえも、株式として評価・買収・支配できる異能の力。
「ならば、この世界そのものを買い叩く」
漣司は《武装法人二階堂商会》を設立。
冷徹な参謀にして最強の魔導士リュシア、獣人傭兵団、裏社会の戦力――
すべてを子会社として編成し、経済と武力を融合した前代未聞の経営戦争へと踏み出す。
弱小の村を救済し、都市と契約を結び、裏切り者を切り捨て、敵対勢力を力で買収する。
交渉は戦争、戦争は経営。
数字が命運を決め、契約が国境を塗り替える。
やがて商会は、都市国家・ギルド・貴族・宗教勢力すら巻き込み、
世界の価値そのものを再定義する巨大企業へと変貌していく。
これは、剣ではなく契約で世界を制圧する男の物語。
奪うのではない。支配するのでもない。
価値を見抜き、価値を操り、世界に値札を付ける――
救済か、支配か。正義か、合理か。
その境界線を踏み越えながら、蓮司は異世界そのものを経営していく。
異世界×経済×武力が激突する、知略と覇道の武装経営ファンタジー。
「この世界には、村があり、町があり、国家がある。
――全部まとめて、俺が買い叩く」
異世界転生したらたくさんスキルもらったけど今まで選ばれなかったものだった~魔王討伐は無理な気がする~
宝者来価
ファンタジー
俺は異世界転生者カドマツ。
転生理由は幼い少女を交通事故からかばったこと。
良いとこなしの日々を送っていたが女神様から異世界に転生すると説明された時にはアニメやゲームのような展開を期待したりもした。
例えばモンスターを倒して国を救いヒロインと結ばれるなど。
けれど与えられた【今まで選ばれなかったスキルが使える】 戦闘はおろか日常の役にも立つ気がしない余りものばかり。
同じ転生者でイケメン王子のレイニーに出迎えられ歓迎される。
彼は【スキル:水】を使う最強で理想的な異世界転生者に思えたのだが―――!?
※小説家になろう様にも掲載しています。
底辺から始まった俺の異世界冒険物語!
ちかっぱ雪比呂
ファンタジー
40歳の真島光流(ましまみつる)は、ある日突然、他数人とともに異世界に召喚された。
しかし、彼自身は勇者召喚に巻き込まれた一般人にすぎず、ステータスも低かったため、利用価値がないと判断され、追放されてしまう。
おまけに、道を歩いているとチンピラに身ぐるみを剥がされる始末。いきなり異世界で路頭に迷う彼だったが、路上生活をしているらしき男、シオンと出会ったことで、少しだけ道が開けた。
漁れる残飯、眠れる舗道、そして裏ギルドで受けられる雑用仕事など――生きていく方法を、教えてくれたのだ。
この世界では『ミーツ』と名乗ることにし、安い賃金ながらも洗濯などの雑用をこなしていくうちに、金が貯まり余裕も生まれてきた。その頃、ミーツは気付く。自分の使っている魔法が、非常識なほどチートなことに――
異世界転生したので森の中で静かに暮らしたい
ボナペティ鈴木
ファンタジー
異世界に転生することになったが勇者や賢者、チート能力なんて必要ない。
強靭な肉体さえあれば生きていくことができるはず。
ただただ森の中で静かに暮らしていきたい。
没落貴族は最果ての港で夢を見る〜政敵の公爵令嬢と手を組み、忘れられた航路を拓いて帝国の海を制覇する〜
namisan
ファンタジー
日本の海運会社に勤めていた男は、事故死し、異世界の没落貴族の三男ミナト・アークライトとして転生した。
かつては王国の海運業を牛耳ったアークライト家も、今や政争に敗れた見る影もない存在。ミナト自身も、厄介払い同然に、寂れた港町「アルトマール」へ名ばかりの代官として追いやられていた。
無気力な日々を過ごしていたある日、前世の海運知識と経験が完全に覚醒する。ミナトは気づいた。魔物が蔓延り、誰もが見捨てたこの港こそ、アークライト家再興の礎となる「宝の山」であると。
前世の知識と、この世界で得た風を読む魔法「風詠み」を武器に、家の再興を決意したミナト。しかし、その矢先、彼の前に最大の障害が現れる。
アークライト家を没落させた政敵、ルクスブルク公爵家の令嬢セラフィーナ。彼女は王命を受け、価値の失われた港を閉鎖するため、監察官としてアルトマールに乗り込んできたのだ。
「このような非効率な施設は、速やかに閉鎖すべきですわ」
家の再興を賭けて港を再生させたい没落貴族と、王国の未来のために港を閉鎖したいエリート令嬢。
立場も思想も水と油の二人が、互いの野望のために手を組むとき、帝国の経済、そして世界の物流は、歴史的な転換点を迎えることになる。
これは、一人の男が知識と魔法で巨大な船団を組織し、帝国の海を制覇するまでの物語。
神様の忘れ物
mizuno sei
ファンタジー
仕事中に急死した三十二歳の独身OLが、前世の記憶を持ったまま異世界に転生した。
わりとお気楽で、ポジティブな主人公が、異世界で懸命に生きる中で巻き起こされる、笑いあり、涙あり(?)の珍騒動記。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる