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第269話 [報告。]
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「終わったでござるか?」
サスケに言われて再度、周囲の気配を探るとラッツの気配だけだった。
「ラッツの気配だけだな。」
「そうでござるか・・・。」
「どうしたんだ?」
「いやぁ、死体が有れば復活しそうだと思ったでござるよ。」
「あぁ、でも港の死体は吸収されてただろ?」
「全てでは無いでござるよ。」
サスケはそう言うと湾内に浮かんでいる海賊船を指さした。
「あぁ、確かに彼処らへんには触手は伸びてなかったもんなぁ・・・もし奴の頭がありゃぁなぁ~。」
「有ったら違うのでござるか?」
「あぁ、奴が他のデュラハンと特性が同じなら楽なんだがって思ってな。」
「特性でござるか?」
「知らねぇのか?」
「何をでござるか?」
「頭だよ頭、頭がありゃぁどれだけ身体がボロボロに、それこそ身体の殆どが無くなってたとしても頭を感知したら這ってでも追ってくるんだよ。だからもし彼処まで行って俺達から逃げようとしたとしても取り戻そうとこっちに戻ってくると思ってな。」
「なるほど、そういう事でござるか。その頭なら拙者のアイテムボックスに有るでござるよ。」
「そう、その頭がありゃぁ・・・ん?え!?何で持ってるんだ!?」
「いやぁ、触手が伸びて来た時に討伐の証が無くなるのは拙いと思って仕舞っていたでござるよ。」
サスケがそう言いながらアイテムボックスから頭を取り出すと海賊船の方から先程まで無かった気配が膨れ上がった。
「本当でござるなぁ・・・逃げ隠れしなくなったでござる。」
「あ~あ、サスケが・・・何つったかなぁ・・・フラ・・・フラ・・・。」
「フラグでござるか?」
「そう!サスケがフラグを立てるから、また出てきたじゃねぇか。」
「いやいや、ルークがただ単に見逃しただけでござるよ。」
「・・・奴さん、動き出したな。」
「そこで話を終えると拙者が悪いみたいな事に・・・まぁいいでござるけど、今回はどうするでござるか?」
「あぁ・・・これ以上やっても意味ねぇしなぁ・・・一緒にやるか?」
「そうでござるなぁ、今度は数を増やして来るみたいでござるからなぁ。」
サスケがそう言うと複数浮いている海賊船から幾つものデュラハン(亜種)が飛んでこっちに向かってきた。
「1個体の戦闘力の高さよりも物量戦に切り替えたでござるか。」
「元々戦術も多少有名な奴の成れの果て、だからな。」
「拙者達には意味が無いでござるが。」
「そこはもう奴じゃないって事だろ。」
「そうでござるな。では行くでござるか!」
サスケはそう言うと風の力で自身を浮かせデュラハン(亜種)に近付くと気を放って跡形もなく消し飛ばしていった。
「なるほどなぁ、肉片すら残さねぇ様に風魔法じゃなく気で消し飛ばしたのか・・・まぁ俺はその必要はないがな!」
俺はそう言うとサスケが置いていったオクチョウの頭の横で無数の獄炎弾を作って放ちまくっていった。
湯水の如く出てくるデュラハン(亜種)に飽き飽きしていると海賊船付近に居たサスケが戻ってきた。
「どうしたんだサスケ?」
「海賊船の方は大体終わったでござるよ。」
「おぉ、そうか。」
「それで気になったでござるがデュラハンは魔石が無いでござるか?それともこの個体だけでござるか?」
「あぁ、頭の事も知らなかったんだったな。」
「そうでござるな。それでどうなのでござるか?」
「あぁ、悪ぃ馬鹿にした訳じゃねぇんだ。」
「分かってるでござるよ。」
「コレだよコレ。」
「頭がどうしたでござるか?」
「コレの中に魔石が、っていうかデュラハンは俺が知ってる限りだと頭に魔石が在るんだよ。」
「だからデュラハンは頭を探すでござるか。」
「まぁそうなんだろうな。」
「しかし冒険者ギルドでも拙者の祖国でもそんな情報はなかったでござるよ。」
「そうか?あぁギルドは知ってると思って報告してねぇや。」
「報告でござるか。ルークはどうやって知ったでござるか?」
「最初は偶然だ。おっと、最後だな。」
俺はそう言うとデュラハン(亜種)の最後の1体を消滅させた。
「それで偶然とはどういう事でござるか?」
「あぁ、そりゃ俺が一時期デュラハンの討伐を主にやってた時にな、倒しても倒しても時間が経ったら、またデュラハンの被害が出てな、ムカついて色々探してたら偶然、デュラハンの頭を見付けてな。そんときゃ、追われるわ追われるわで大変だったから頭をぶっ壊してやったら魔石があったっちゅうわけよ。」
「それでその魔石はどうしたでござるか?」
「何もしてねぇぞ。持って帰って売っちまったな。」
「大丈夫だったでござるか?」
「ん?あぁ、頭をぶっ壊したら消滅したぞ。」
「それなら今回・・・あぁ、討伐証明でござるか。」
「あぁ。」
「それだとオクチョウの頭を持っていったら危険ではござらんか?」
「今のところは魔石に魔力が無いから問題ねぇだろうし、魔力が回復したとしても近くに死体が無けりゃ問題ねぇ。」
「まぁ、それなら良いでござるが。」
「それによぅ、証人はシュウトの世界に居る人達に頼むしな。」
「なるほど。しかし、1人は自国に海賊が居たという事を認めるでござるかなぁ?」
「それも問題ねぇだろ。逆に反対勢力を糾弾出来るって喜ぶんじゃねぇか?」
「そういえばワルダーは反対勢力の筆頭でござったな。」
「だろ。まぁとりあえずやる事もやったし、戻るとするか。」
「そうでござるな。」
俺達はそう言いながらシュウトの世界に入って行った。
「おっ、戻ったな。ルーク達で最後だぞ。」
「そうなのか。・・・あっ!此処にアーティファクトが有るんだった!シュウト、離れてくれ!」
俺が焦りながらシュウトにそう言うと笑いながら手を振った。
「ん?此処には無いのか?」
「いや、有るぞ。」
シュウトはそう言いながらアーティファクトを取り出した。
「お、おい!」
「大丈夫だよ、ドラウがもう解析も終わらせて機能停止してくれたからな。それに中の邪悪な魔力も浄化したからもし起動しても問題ないからな。」
「何だよ、驚かせるなよ。」
俺がそう言うとクスクス笑いながらシュウトは話を続けた。
「あっ、でもオクチョウの死体をもし持ってても此処では出すなよ。」
「何でだ?」
「ハロルドが言うには汚染された死体は俺の世界だと消滅する可能性があるんだと。後、俺があの装置を浄化した所為で、もし起動したら同じ事が起こるかもしれないって事らしい。」
「あぁ、なるほどな。あっ、そうだ親父達は今居るか?」
「今はワルダーの元領地に居るぞ。」
「元?あぁ、死んだからか。」
「いや、トヨタさんがもう手続きしてくれてフォスエスペランサの領土って事になったみたいだぞ。」
「はぁ?早過ぎねぇか?」
「反対勢力の人達が色々言って来る前にやった方が面倒事が無いんだって。」
「なるほどなぁ、それなら余計な事が言い難い様になるかもしれねぇもんが有るから今から連れてってくれないか?」
「良いぞ。」
「あぁ、それとそのアーティファクトも一緒に持ってきてくれ。」
「ん?まぁ良いけど何に使うんだ?」
「良いから良いから。」
俺がそう言うとシュウトは首を傾げながらも親父達の下へと連れてってくれた。
「ん?ルークではないか。」
「父上、ガシュウ教皇、トヨタ首相、お伝えしたい儀が御座います。」
「堅苦しいのは良い。此処には余の他には気心の知れた友しか居らぬ。」
「そうですね。それに貴方はフォスエスペランサ国の重臣、シュウト様の片腕ではないですか、我々とは同格以上なのですからその様にされずとも良いですよ。」
「せやで、わいらの方が敬語なら分かるけど、そっちがすんのは気ぃ使うわ。」
「諸先輩方へ失礼が有っては、って思ってたが、親父達がそう言うならまぁいいか。」
「それで余達に何の用じゃ?」
「シュウトがワルダーを倒して、俺らも他の闇ギルド・ケルベロスの重要人物を始末しに行った事は知ってるよなぁ?」
「そうじゃのぅ、ルーク以外は達成したのも知っておるぞ。それでルークも討伐を終わらせたという事を言いたいのかのぅ。」
「まぁ、そうなんだけど、倒した相手と場所を知らせようと思ったのと証人になって貰おうかと思ったんだよ。」
「証人?そんな大物やったんかいな。」
「シュウト、知らせてないのか?」
「そんなに重要だったのか?」
「まぁ、シュウトにとっては大した事ねぇか。」
「それでルークが倒したのは誰なのじゃ?」
「俺っていうか、俺とサスケが倒したのは、海賊団なんだよ。」
「海賊団やと?わいらだけやなく諸国を困らせとったヤツらか?」
「おそらくはそうだな。そしてその海賊団の船長がオクチョウだったんだ。」
「オクチョウ・・・もしや私が逃してしまった、あのオクチョウでしょうか?」
「そのオクチョウで間違いないです。」
「そうですか・・・。」
ガシュウさんはそう言うと少し悲しそうにしていた。
「ガシュウさんが落ち込む事はありません。あの時、撃退していただけなければ、もっと酷い事になっていました。」
「そう言って頂き、ありがとうございます。」
「それでここからが証人になってもらいたい事なんだが、オクチョウは魔物化してデュラハン(亜種)になった為に頭だけなんだが・・・。」
「なるほど、デュラハンの頭であれば晒し首にすればデュラハンが復活してしまう故にこの場で浄化し、消滅させるという事ですね。」
「はい。ガシュウさんの言う通りです。ですが、証明しなければ市井の人々の不安を払拭する事は出来ないと。」
「それならば余達が証人となろう。」
「わいも賛成や。」
3人の了承を得た俺はオクチョウの頭を出してシュウトが持っているアーティファクトで浄化し、完全に消滅させた。
「ほんで、海賊のねぐらって何処やってん?」
「シュウト、今の島の状態を見せたいんだが出来るか?」
「あぁ。」
俺がそう言うとシュウトはこの国の全体図から徐々に島を拡大してくれた。
「流石、シュウトはんや分かり易いわ。」
「可能性として反対派の近くじゃないかと思ったんだが、どうだろう?」
「せや、間違いない。これなら奴らは余計なんも言えん様になるし、中立派も協力してくれるわ。」
「それなら良かった。」
サスケに言われて再度、周囲の気配を探るとラッツの気配だけだった。
「ラッツの気配だけだな。」
「そうでござるか・・・。」
「どうしたんだ?」
「いやぁ、死体が有れば復活しそうだと思ったでござるよ。」
「あぁ、でも港の死体は吸収されてただろ?」
「全てでは無いでござるよ。」
サスケはそう言うと湾内に浮かんでいる海賊船を指さした。
「あぁ、確かに彼処らへんには触手は伸びてなかったもんなぁ・・・もし奴の頭がありゃぁなぁ~。」
「有ったら違うのでござるか?」
「あぁ、奴が他のデュラハンと特性が同じなら楽なんだがって思ってな。」
「特性でござるか?」
「知らねぇのか?」
「何をでござるか?」
「頭だよ頭、頭がありゃぁどれだけ身体がボロボロに、それこそ身体の殆どが無くなってたとしても頭を感知したら這ってでも追ってくるんだよ。だからもし彼処まで行って俺達から逃げようとしたとしても取り戻そうとこっちに戻ってくると思ってな。」
「なるほど、そういう事でござるか。その頭なら拙者のアイテムボックスに有るでござるよ。」
「そう、その頭がありゃぁ・・・ん?え!?何で持ってるんだ!?」
「いやぁ、触手が伸びて来た時に討伐の証が無くなるのは拙いと思って仕舞っていたでござるよ。」
サスケがそう言いながらアイテムボックスから頭を取り出すと海賊船の方から先程まで無かった気配が膨れ上がった。
「本当でござるなぁ・・・逃げ隠れしなくなったでござる。」
「あ~あ、サスケが・・・何つったかなぁ・・・フラ・・・フラ・・・。」
「フラグでござるか?」
「そう!サスケがフラグを立てるから、また出てきたじゃねぇか。」
「いやいや、ルークがただ単に見逃しただけでござるよ。」
「・・・奴さん、動き出したな。」
「そこで話を終えると拙者が悪いみたいな事に・・・まぁいいでござるけど、今回はどうするでござるか?」
「あぁ・・・これ以上やっても意味ねぇしなぁ・・・一緒にやるか?」
「そうでござるなぁ、今度は数を増やして来るみたいでござるからなぁ。」
サスケがそう言うと複数浮いている海賊船から幾つものデュラハン(亜種)が飛んでこっちに向かってきた。
「1個体の戦闘力の高さよりも物量戦に切り替えたでござるか。」
「元々戦術も多少有名な奴の成れの果て、だからな。」
「拙者達には意味が無いでござるが。」
「そこはもう奴じゃないって事だろ。」
「そうでござるな。では行くでござるか!」
サスケはそう言うと風の力で自身を浮かせデュラハン(亜種)に近付くと気を放って跡形もなく消し飛ばしていった。
「なるほどなぁ、肉片すら残さねぇ様に風魔法じゃなく気で消し飛ばしたのか・・・まぁ俺はその必要はないがな!」
俺はそう言うとサスケが置いていったオクチョウの頭の横で無数の獄炎弾を作って放ちまくっていった。
湯水の如く出てくるデュラハン(亜種)に飽き飽きしていると海賊船付近に居たサスケが戻ってきた。
「どうしたんだサスケ?」
「海賊船の方は大体終わったでござるよ。」
「おぉ、そうか。」
「それで気になったでござるがデュラハンは魔石が無いでござるか?それともこの個体だけでござるか?」
「あぁ、頭の事も知らなかったんだったな。」
「そうでござるな。それでどうなのでござるか?」
「あぁ、悪ぃ馬鹿にした訳じゃねぇんだ。」
「分かってるでござるよ。」
「コレだよコレ。」
「頭がどうしたでござるか?」
「コレの中に魔石が、っていうかデュラハンは俺が知ってる限りだと頭に魔石が在るんだよ。」
「だからデュラハンは頭を探すでござるか。」
「まぁそうなんだろうな。」
「しかし冒険者ギルドでも拙者の祖国でもそんな情報はなかったでござるよ。」
「そうか?あぁギルドは知ってると思って報告してねぇや。」
「報告でござるか。ルークはどうやって知ったでござるか?」
「最初は偶然だ。おっと、最後だな。」
俺はそう言うとデュラハン(亜種)の最後の1体を消滅させた。
「それで偶然とはどういう事でござるか?」
「あぁ、そりゃ俺が一時期デュラハンの討伐を主にやってた時にな、倒しても倒しても時間が経ったら、またデュラハンの被害が出てな、ムカついて色々探してたら偶然、デュラハンの頭を見付けてな。そんときゃ、追われるわ追われるわで大変だったから頭をぶっ壊してやったら魔石があったっちゅうわけよ。」
「それでその魔石はどうしたでござるか?」
「何もしてねぇぞ。持って帰って売っちまったな。」
「大丈夫だったでござるか?」
「ん?あぁ、頭をぶっ壊したら消滅したぞ。」
「それなら今回・・・あぁ、討伐証明でござるか。」
「あぁ。」
「それだとオクチョウの頭を持っていったら危険ではござらんか?」
「今のところは魔石に魔力が無いから問題ねぇだろうし、魔力が回復したとしても近くに死体が無けりゃ問題ねぇ。」
「まぁ、それなら良いでござるが。」
「それによぅ、証人はシュウトの世界に居る人達に頼むしな。」
「なるほど。しかし、1人は自国に海賊が居たという事を認めるでござるかなぁ?」
「それも問題ねぇだろ。逆に反対勢力を糾弾出来るって喜ぶんじゃねぇか?」
「そういえばワルダーは反対勢力の筆頭でござったな。」
「だろ。まぁとりあえずやる事もやったし、戻るとするか。」
「そうでござるな。」
俺達はそう言いながらシュウトの世界に入って行った。
「おっ、戻ったな。ルーク達で最後だぞ。」
「そうなのか。・・・あっ!此処にアーティファクトが有るんだった!シュウト、離れてくれ!」
俺が焦りながらシュウトにそう言うと笑いながら手を振った。
「ん?此処には無いのか?」
「いや、有るぞ。」
シュウトはそう言いながらアーティファクトを取り出した。
「お、おい!」
「大丈夫だよ、ドラウがもう解析も終わらせて機能停止してくれたからな。それに中の邪悪な魔力も浄化したからもし起動しても問題ないからな。」
「何だよ、驚かせるなよ。」
俺がそう言うとクスクス笑いながらシュウトは話を続けた。
「あっ、でもオクチョウの死体をもし持ってても此処では出すなよ。」
「何でだ?」
「ハロルドが言うには汚染された死体は俺の世界だと消滅する可能性があるんだと。後、俺があの装置を浄化した所為で、もし起動したら同じ事が起こるかもしれないって事らしい。」
「あぁ、なるほどな。あっ、そうだ親父達は今居るか?」
「今はワルダーの元領地に居るぞ。」
「元?あぁ、死んだからか。」
「いや、トヨタさんがもう手続きしてくれてフォスエスペランサの領土って事になったみたいだぞ。」
「はぁ?早過ぎねぇか?」
「反対勢力の人達が色々言って来る前にやった方が面倒事が無いんだって。」
「なるほどなぁ、それなら余計な事が言い難い様になるかもしれねぇもんが有るから今から連れてってくれないか?」
「良いぞ。」
「あぁ、それとそのアーティファクトも一緒に持ってきてくれ。」
「ん?まぁ良いけど何に使うんだ?」
「良いから良いから。」
俺がそう言うとシュウトは首を傾げながらも親父達の下へと連れてってくれた。
「ん?ルークではないか。」
「父上、ガシュウ教皇、トヨタ首相、お伝えしたい儀が御座います。」
「堅苦しいのは良い。此処には余の他には気心の知れた友しか居らぬ。」
「そうですね。それに貴方はフォスエスペランサ国の重臣、シュウト様の片腕ではないですか、我々とは同格以上なのですからその様にされずとも良いですよ。」
「せやで、わいらの方が敬語なら分かるけど、そっちがすんのは気ぃ使うわ。」
「諸先輩方へ失礼が有っては、って思ってたが、親父達がそう言うならまぁいいか。」
「それで余達に何の用じゃ?」
「シュウトがワルダーを倒して、俺らも他の闇ギルド・ケルベロスの重要人物を始末しに行った事は知ってるよなぁ?」
「そうじゃのぅ、ルーク以外は達成したのも知っておるぞ。それでルークも討伐を終わらせたという事を言いたいのかのぅ。」
「まぁ、そうなんだけど、倒した相手と場所を知らせようと思ったのと証人になって貰おうかと思ったんだよ。」
「証人?そんな大物やったんかいな。」
「シュウト、知らせてないのか?」
「そんなに重要だったのか?」
「まぁ、シュウトにとっては大した事ねぇか。」
「それでルークが倒したのは誰なのじゃ?」
「俺っていうか、俺とサスケが倒したのは、海賊団なんだよ。」
「海賊団やと?わいらだけやなく諸国を困らせとったヤツらか?」
「おそらくはそうだな。そしてその海賊団の船長がオクチョウだったんだ。」
「オクチョウ・・・もしや私が逃してしまった、あのオクチョウでしょうか?」
「そのオクチョウで間違いないです。」
「そうですか・・・。」
ガシュウさんはそう言うと少し悲しそうにしていた。
「ガシュウさんが落ち込む事はありません。あの時、撃退していただけなければ、もっと酷い事になっていました。」
「そう言って頂き、ありがとうございます。」
「それでここからが証人になってもらいたい事なんだが、オクチョウは魔物化してデュラハン(亜種)になった為に頭だけなんだが・・・。」
「なるほど、デュラハンの頭であれば晒し首にすればデュラハンが復活してしまう故にこの場で浄化し、消滅させるという事ですね。」
「はい。ガシュウさんの言う通りです。ですが、証明しなければ市井の人々の不安を払拭する事は出来ないと。」
「それならば余達が証人となろう。」
「わいも賛成や。」
3人の了承を得た俺はオクチョウの頭を出してシュウトが持っているアーティファクトで浄化し、完全に消滅させた。
「ほんで、海賊のねぐらって何処やってん?」
「シュウト、今の島の状態を見せたいんだが出来るか?」
「あぁ。」
俺がそう言うとシュウトはこの国の全体図から徐々に島を拡大してくれた。
「流石、シュウトはんや分かり易いわ。」
「可能性として反対派の近くじゃないかと思ったんだが、どうだろう?」
「せや、間違いない。これなら奴らは余計なんも言えん様になるし、中立派も協力してくれるわ。」
「それなら良かった。」
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