転生したらスキル転生って・・・!?

ノトア

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第272話 [子供達の成長。]

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トト夫婦の話が一先ず終わったので俺達は出発する事にした。

「ハロルド、下に居る人達の事は本当に気にしなくて良いんだな?」

「はい。この飛空艇ドラグーンⅡは世界最速で、尚且つ、今回は使徒様より頂いた特殊なアーティファクトを使用し、通常1ヶ月は掛かる行程を僅か数時間で到着出来る速度で移動する事、その速度でも搭乗者には負荷は掛からない事は説明してあります。」

「それで信じてもらえるのか?皆んな、不安は無いのか?」

「問題ありません。説明の直後は顔が青ざめている方もいらっしゃいましたが、安全性を使徒様が保証して下さってますとお伝えしたところ、皆様、安堵の表情で落ち着いておられました。」

「それだけでか?」

俺がそう言いながらハロルドを疑っているとガシュウさんが自信満々な表情で俺の方を見た。

「教国の者ならば、それで十分です。」

ガシュウさんの発言にトト達を見ると2人共頷いていた。

「まぁ、それなら良いか。それで転送ポイントまではどのくらいで着くんだ?」

「1時間程で御座います。」

「分かった。とりあえず直接あの島まで行っても良い状態だったから直接行くが問題無いか?」

「はい。レイからの連絡は受けてますので問題ありません。」

「そうか、それなら着いたら教えてくれ。」

「承知致しました。」

そう言って出発し始めるとレイが念話で話し掛けてきた。

『シュウト聞こえる?』

ん?何だ?

『子供達が帰ってきたけど、どうする?』

あぁ、もう帰ってきたのか?

『あの子達の実力を考えれば遅い方だと思うよ。』

何か有ったのか?

『それは自分で聞きなよ。僕から言えるのはシュウトが粉々にした領主邸跡で楽しそうに遊んでるって事ぐらいかな。』

そうか。

『あぁそうだ。次いでに言っておくと本人達は遊んでるつもりだけど、幻精霊の皆んなに一応、結界を張って貰ってるからね。』

え!?何してんの彼奴ら?

『いやぁ多分、スタンピード級の討伐した所為で今はまだ興奮中なんだよ、きっと。』

興奮中って言ってもなぁ。

『許してあげてよ。戻ってきて直ぐにシュウトに会いたがってたけど、それが出来なくて遊び出したらどんどん激しくなって今に至るって感じだし。』

そうなるまでに止めなかったのか?

『止められないさ。あんなに楽しそうにしてたしね。』

あまいな、レイ。子供を持ったらもう少し厳しくしないとツバキが大変だぞ。

『な、なんでツバキがそこで出てくるのさ!』

レイはそう言うと念話を切った。

バレバレだと思うけどなぁ。

俺はそう思いながらハロルドの方に近付いて行った。

「ハロルド、一寸良いか?」

「如何なさいましたか、シュウト様?」

「実は・・・・・」

俺がハロルドにレイとの念話の内容を話すとハロルドは少し考えてから答えてくれた。

「左様ですか・・・ですが、ドラグーンⅡは転送予定ポイント以外ですと他者に見られる可能性が御座います。」

「・・・そうだよなぁ。」

「そこでシュウト様のみがお先に転送して頂き、シュウト様の御用が終わり次第、ドラグーンⅡを転送して頂く事は出来ますでしょうか?」

「転送予定ポイントの大体の位置が分かれば探す手間が省けるんだけど、どの辺か教えてくれないか?」

俺がそう言いながら地図を見せるとハロルドが転送予定ポイントを指さして教えてくれた。

「じゃあ行ってくる。」

俺はそう言うとリーグさん達の方を見た。

「自分は少し用がありますので少し外しても良いですか?」

俺がそう言うと皆さんは快く許してくれたので、俺は転送で子供達の下へ急いで行った。

「おぉ・・・どうやったらこんな事に・・・。」

領主邸跡地に着くと俺が粉々にしてしまった所為で、砂山になっていたはずの場所や庭だったはずの場所が全て無くなり、深さ数十mは有りそうな大穴が空いていた。

「子供達が遊んだ結果だよ。」

「レイか・・・結界で守ってもらってた証拠品とかは?」

「それなら大丈夫、通信魔道具はドラウが持ってるし、それ以外はトヨタさんに渡したから。」

「そうか、それなら良かった・・・それで子供達は?」

「子供達ならシュウトが来るって分かった時点で、そこに居るよ。」

レイがそう言いながら指した方向を見ると子供達は心配そうな顔をしながら正座をしていた。

「「「「父ちゃん(おじさん)、ごめんなさい。」」」」

俺が見た事に気付いた子供達は一斉に謝ってきた。

「幻精霊の皆んなやレイ達には謝ったのか?」

「「「「うん。」」」」

俺がそう言うと子供達が頷きながらそう言った。

「それで何でこんな事をしたんだ?」

俺がそう言うと子供達は一斉に下を向いた。

「・・・ふぅ~、皆んな黙ってたら分からないだろ?カナエ、何故こんな事をしたんだ?」

「・・・父ちゃんが建物を一瞬で砂に変えたって聞いて、私達でも出来るかなって・・・最初はその辺の石像とかで1人ずつ試してたんだけど、1人じゃ上手くいかなくて、皆んなで協力してやってみようって事になったんだ。」

「それで?」

「何回かやってる内に成功する様になってきて、もう少し大きいのをってやってたら楽しくなっちゃって。」

「それで気づいたら、こうなったって事か?」

「うん。」

「奴隷だった人達やこれから来る人達が住む予定の家が近くに在る事は知ってたか?」

「うん。フォースちゃん達が結界を張ってくれてたから良いかなって。」

「もう大体は出来上がってるが、他の場所にも造るとは思わなかったのか?」

「・・・。」

「まぁ、反省はしてるみたいだから今回は良いけど、次やる時は周りの大人に聞いてからにしなさい。」

「「「「はい!」」」」

子供達への説教はこれぐらいにしてやろうと思った俺はカナエだけ残ってもらって近くで遊んでくる様に伝えると3人は手遊びをしていた。

「それで何で父さんの真似をしようと思ったんだ?お前達の事だからただ単に面白そうってだけじゃないんだろ?」

「うん。さっき行ったダンジョンの魔物の中に硬いのが居たから父ちゃんのやった事が出来たら簡単に倒せるかなって思って。」

「お前達が苦戦する程、硬い魔物が居たのか?」

「苦戦はしてないよ。その場から動かないし、攻撃も遅いし、だけど兎に角、硬かったんだよ。」

「そんなに硬い魔物が居るのかぁ。」

俺とカナエが話をしているといつの間にかレイの横に来ていたツバキが声を掛けてきた。

「カナエちゃん、その魔物ってどんな形だった?」

ツバキがそう言うとカナエは地面に絵を描いた。

「う~ん、コレは見た事ないなぁ・・・。」

ツバキがそう言うと近くでシンジと遊び始めていたボタンちゃんが近付いて、カナエの描いた絵を見た。

「カナエ姉ちゃん、コレ何を描いたの?」

「あの通り道に居た魔物だよ。」

「・・・。」

「え?似てるよね?」

「・・・。」

転生しても変わらなかったか。

俺はそう思いながらボタンちゃんが黙っている事に困っていたカナエを不憫に思い、2人で喋っていたシンジ達を見た。

「シンジ、メグミ、一寸こっちに来てくれ。」

「何?」

「2人共、何の絵か分かるか?」

俺はそう言いながらカナエの描いた抽象画の様な絵を指さすとシンジは首を捻っていた。

「あぁ、あの通路に居た魔物かぁ。」

「やっぱりメグミには分かるんだな。」

「え?カナ姉の絵は背景も有って、分かりやすいよ。」

「父さんには一寸分からない部分が有るから魔物の部分だけメグミが描いてくれないか?」

「良いよ。」

メグミはそう言うとササッとリアルタッチの絵を描いてくれた。

「え?コレ?メグミちゃん本当にコレ?」

メグミの描いた絵を見たツバキは驚きを隠せない様子だった。

「どうしたんだ?」

「いや、コレ魔物じゃないですよ。」

「魔物じゃないってどういう事だ?」

「コレは魔物じゃなくてダンジョンで動く物を感知して様々な攻撃をしてくるトラップの1つで、ガーゴイルやゴーレムとは違い、魔物じゃないのでダンジョンの壁とかと一緒で破壊不可能なはずです。」

「壁?それなら壊せるだろ?」

「・・・壊せる?」

「何度も壊してるぞ。っていうかツバキの前でもやっただろ?」

「アレは分かり難いけど壊れる場所だっただけじゃなかったの?」

「そんな訳ないだろ。」

「じゃあじゃあ、ツバキ姉ちゃん、魔物だと思って壊したけどアレも壁と一緒なの?」

「一緒・・・かな。」

「やったぁー!シンジ!メグミ!聞いた?私達もダンジョンの壁を壊せる様になったかもだよ!」

「ホント!?」

「僕たちにも出来るの!?」

3人はそう言いながら飛び跳ねて喜んでいた。

「なんだ、お前達は出来なかったのか?」

「うん。けど出来るかも。」

「そうか・・・なら今度、壁の厚くないダンジョンでやってみるか?」

「「「良いの!?」」」

「良いぞ・・・あっ、でもお前達は壁の厚さって分かるのか?」

「それならボタンちゃんが出来るかも。」

「そうなのか?」

「壁の厚さまでは分かんないけど魔物の位置は分かるから。」

「あぁ、それで分かるって事か。」

「父ちゃん、ボタンちゃんは凄いんだよ。壁の向こう側の魔物の位置まで分かるんだよ。」

シンジがそう言うとボタンちゃんは少し恥ずかしそうな仕草をしていた。

「どうしてボタンちゃんにそんな能力が有るって分かったんだ?」

「それがね。扉が見つけ難い場所が有ったんだけど、ボタンちゃんが壁に手を当てて中に何体居て、どっち側に集中しているか、教えてくれたんだけど、その集まってる反対側に行ったら分かり難い場所に扉が有ったんだ。それで中に入ったら言った通りの数の魔物が居たんだよ。」

「ほう。それは凄いな。それで1回だけか?」

「1回だけじゃないよ。その後も扉の前で中に何体居て大きさとか、強さとか、教えてくれたんだ。」

シンジが興奮気味にそう言うのでボタンちゃんの方にも質問する事にした。

「ほう。という事はボタンちゃんは気や魔力が読めるって事か?」

「四聖獣の皆んなと力を合わせる様になってから4つの魔力と自分の気を合わせる感じで、最初は位置だけだったけど、眷属に成って数や強さも大体分かる様になった感じです。」

「なるほど、感知能力が上がった感じか。なら、今度、一緒に行く時に観させてもらっていいかな?」

「うん。」

その返事を聞いた俺は子供達にアイテムボックス改で更に技として完成出来る様に練習する様に言って送って行った。


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