転生したらスキル転生って・・・!?

ノトア

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第283話 [指南と試案。Part3]

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「どうだ皆んな?」

俺が魔宝玉の吸収に挑戦している皆んなにそう聞いてみるが、皆んなは真剣な表情で深呼吸を続けていた。

まだ吸収出来ないのか?

俺がそう思って暫く様子を見ているとルークが魔宝玉を吐き出した。

「ルーク、どうしたんだ?」

「魔宝玉から魔力が大量に漏れ出るのは分かるんだが、吸収されてる感覚はねぇなぁ。」

そう言うルークの口から喋る度に魔宝玉の魔力が漏れ出ていた。

「そうか・・・なら、気を吸収する時は何処から吸収するんだ?」

「俺は掌から・・・おっ、魔力を吸収出来たぞ!」

ルークは手で握っていた魔宝玉を見ながら試した様で掌から漏れ出ていた魔力がルークの掌に戻る様な感じで吸収されている様子をみせた。

「皆んなも口から吸収出来ないなら自分が気を吸収するのに1番効率の良い場所で吸収してみてくれ。」

俺がそう言うと皆んな手や頭の上、足の裏などに吐き出した魔宝玉当てて吸収を開始した。

「そういえば皆んなはいつの間に気を取り込むのが出来る様になったんだ?」

俺がそう言うとバトが声を掛けてきた。

「ルーク坊ちゃまから教えて頂きましたよ。」

「爺、坊ちゃまは止めてくれって言っただろ。」

「そうでございましたなぁルーク様。」

ルークがそう言うと皆んながクスクス笑ってルークも恥ずかしそうにしていた。

「そうなんだな。ルークありがとう。」

「別に良いさ。シュウトの修行だとキツいのは分かってたし、時間もねぇだろうしな。」

「そんなにキツいか?」

「大変だったよ。」

レイは頭の上に魔宝玉を乗せながらそう言ってきた。

「しかしアレだなぁ。」

「どうしたんだい?」

「いや、頭の上に乗せて修行するのもそうだけど足の裏に魔宝玉をくっ付けての修行は難しいかなぁって。」

「あぁ、確かにコレじゃあ激しい動きは難しいか。」

「それなら何か造ってやるよ。」

ドラウは魔宝玉を足の裏に当てながらそう言ってきた。

「良いのか?」

「気にすんな。手に持ってても武器の扱いも面倒だろ。どうせ俺には武術は使えねぇしな。これくらい任せろ。」

「それは有難いが眷属に成っても無理そうか?」

「振り回すくれぇは出来るが戦いにはなんねぇな。まぁゴーレムみてぇな魔物なら採掘で倒せるがな。」

「そうか・・・自衛の為にくらいは覚えてもらおうと思ったんたがなぁ。」

「自衛くれぇなら魔道具を造ったから問題ねぇと思うぞ。それにニップルも居るしなぁ。」

「まぁ、今まではそうだったかもしれないが、今後、行く予定のダンジョンだとニップルも余裕が有るか分からないぞ。」

「とりあえず俺専用のしか出来ねぇが防御用魔道具なら出来てるし、改造して強化もしてあるからSSSランクのダンジョンでも多少は耐えれるはずだ。」

「そうなのか?」

「多分な。シン坊達のあの技もギリギリだったが防げたからなぁ。」

「あのボタンちゃんの必殺技みたいな攻撃か?」

「おう。それに隠れる魔道具も逃げる魔道具も有るからなぁ。」

「そう簡単には殺られないって事か。」

「ニップルに負担ばかり掛けれねぇが素材集めには行ってたからなぁ。倒せねぇっつても逃げ隠れくれぇは出来る様にはしてたからな。」

「へぇ~でも攻撃用の魔道具は使わないというか造らないのか?」

「嵩張るし、デカイのを倒す為のやつはマジックバッグ・・・そうか、アイテムボックスが在るから何とかなるか。」

「おっ、ソレってどんなのが有るんだ?」

「シュウトが使ってたって聞いた砲撃用の魔道具だぞ。」

「アレかぁ確かに持ち運びには難しいな。片手で扱えるくらいの魔道具はないのか?」

「在るちゃぁ在るが威力がなぁ・・・シュウトの魔宝玉を使えば・・・出来るかもしんねぇなぁ。」

「そうなのか、なら研究用にやるよ。」

「おっ、良いのか?造るのは大変なんじゃないのか?」

「今はそんなに大変じゃないぞ。ほら。」

俺はそう言うと魔宝玉を数個造ってみせた。

「そんな簡単に出来るのか。1つは確か・・・ん?さっきのより魔力の性質も量も桁違いだなぁ。」

「あぁ、シンジ達が何か量が多いって言ってたからいきなりそんなのを使わせるのは危ないかなぁって前に造って残ってたのをな。」

「そういう事か。なら今はソレが造れる魔宝玉の基準って事か?」

「シンジ達の話だと俺が強くなると魔宝玉の魔力量は上がるみたいだけど、今はそうかな。」

「そうか・・・。」

「どうだ、出来そうか?」

「あぁ、小型化して反動も軽減しねぇとあれだが、面白そうだ。」

「他には無いのか?」

「う~ん、ルーク達が使えるのなら有るが俺が使えるのはねぇな。」

「へぇ~どんな武器なんだ?」

「筒の先から魔力で出来た刃が出る仕組みの魔道具とか、弓を引けば魔力の矢が出来る魔道具だな。」

「ほう。面白そうだが、弓の方は自動的に引いて魔力の矢を発射する様な事は出来ないのか?それならドラウも使えそうだが。」

「う~ん、出来ねぇ事はねぇし、そういうのに近いもんは有るが俺には使えねぇな。」

「何でだ?」

「砲撃みてぇに狙いを定めなくてもある程度でいいもんだと使えるが魔力の矢だと狙う必要が有るからなぁ。」

「そういうものか?」

「あぁ。俺だとな。」

「なら自動的に狙う装置なり自動で迎撃する魔道具なりを造ったらどうだ?」

「・・・魔石だと重量の問題があったが、シュウトの魔宝玉ならいけそうだな。」

「なら、それに爆弾とか付けるとか、ミサイルみたいに敵を追尾する物とか付けたら面白いんじゃないか?」

「爆弾は分かるがミサイルってなんだ?」

ドラウにそう言われた俺は小型から大型、それに色んな種類のミサイルを説明した。

「面白ぇな。だが、危険性を考えると使える奴を限定した方が良さそうだな。」

「そうだな。自分で言ったものの、危険過ぎる武器だからドラウ専用に出来るか?」

「あぁ問題ねぇ。それに爆発するにせよ、万が一盗まれた場合でもバラしたり、阻害はするが、鑑定みてぇな魔法で構造を見ようとしても問題ねぇ様にするからな。」

「そんな事出来るのか?」

「あぁ、主要な部品たげなら崩壊させる事は可能だ。」

「へぇ~そんな事も出来るんだなぁ。」

「どうしても護る必要のある魔道具は里に居た時から在ったし、ソレが出来る様にならねぇと一人前とは認めて貰えねぇからな。」

「へぇ~、まぁ、あの里の魔道具ならそれぐらい必要かぁ。」

「そうだな。まぁ、魔道具だけじゃねぇけどな。」

「そうなのか?」

「あぁ、専用装備にもモノによっちゃぁしてあるし、俺らの里以外で建てた屋敷なんかにも施してあるぞ。」

「えっ?家にか?」

「おう。どうしてもっていう貴族も居るからなぁ中には屋敷の設備品に不具合があったら呼んでくれって言ってんのにケチったのか、自分達のモノにして儲けようとしたのかは知んねぇが崩壊しちまった屋敷もあるぞ。」

「そうなのかぁ・・・って、俺達の家は?」

「してねぇよ。そもそもアイテムボックス改の中には普通は入れねぇだろ。それに攻略組の建屋も入れるのは限られた者だけなんだし、必要ねぇだろ。」

「あぁ、でもアイテムボックス改は別として攻略組の方は絶対じゃないだろ?」

「まぁな。だから最新技術はアイテムボックス改の中だけにしてあるぞ。」

「そういう事か。」

「それにエルダードワーフ並の腕前じゃねぇと造れねぇもんが多いから見ても意味ねぇしな。」

「なるほどな。」

「まぁとりあえず、今すぐ全員分造ってやるよ。あっ、そうだ。幻精霊やボタンちゃんはどうすんだ?」

「シンジ、ボタンちゃんは?」

「僕達と一緒だから大丈夫。」

「そうか。スキア、お前達はどうなんだ?」

俺がそう言うとスキア達は魔宝玉を胸に当てた。するとスキア達の持っていた魔宝玉はスキア達に吸い込まれる様に身体に入っていった。

「全員大丈夫そうです。」

「そうだなっていうか、どうなってんだ?」

「どうとは何かおかしかったでしょうか?」

「いや、スキア達は肉体を持ったんだよなぁ?」

「はい。その通りですが、どうされましたか?」

「じゃあ何で塊をそのまま吸い込ませれるんだ?」

「?・・・あぁ、あれは、胸のこの辺りで何と言えば・・・分解したというか、魔宝玉は魔力の塊ですので、急速に吸収させて頂いたのです。」

「なるほどなぁ・・・って事は逆に吸収しながらの修行は無理って事か?」

「いえ、体内に吸収しても馴染むまでに時間は掛かりますので、その間にすれば同じだと思われます。」

「何でそう思うんだ?」

「シンジ様方の吸収スピードと同程度の時間で馴染むからでございます。」

「そういう事か、なら問題なさそうだな。」

「じゃあ俺達の分だけで良いな。」

「シュウトのは良いのか?」

「俺か?やってみたけど俺から出てる所為か、魔力が戻るだけで何にも効果は感じられなかったからなぁ。もしかしたら熟練度やレベルと一緒で変化はないのかもしれないな。」

「あぁ、両方有るかもな。ってか、神気の方は修行で伸びるんだな。」

「多分アレはこの世界の理とは別なんじゃないかなぁ。」

「そういう事か。この世界の理に触れる事柄だと効果は無いって事か。」

「多分な。」

俺とルークの話を聞いていたドラウが道具や素材を取り出しながら話し掛けてきた。

「で、俺達の分だけで良いんだな。」

「おう。そうだな。」

「で、手から吸収すんのは何人だ?」

ドラウがそういうとルーク、アキト、バト、サーシャ、ナビコの5人が手を上げた。

「そんじゃあ俺と同じで足裏からは何人だ?」

今度はサスケとニップルが手を上げた。

「3人か、後は頭か?」

ドラウがそう言うと残りのメンバーは頷いていた。

「じゃあ頭の方から造るから一寸待ってろ。」

「人数の多い手からじゃないのか?」

疑問に思った俺がそう聞くとドラウは何言ってるんだとでも言いたげな顔で俺を見た。

「頭は位置的に額当てでも造りゃあ何とかなるはずだが、手や特に足はそのまま着けられねぇから位置調整に時間が掛かるだろ。だから直ぐに着けれる頭を先に終わらせんだよ。その方が形状での吸収率を教えて貰えるだろ。」

「なるほど、そういう事か。悪い続けてくれ。」

俺との話が終わるとドラウは造り始めた。
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