299 / 418
第298話 [準備。]
しおりを挟む
「それで戦略級精霊魔法ってどの位の威力なんですか?」
「精霊魔鏡は直径10mのミスリルと世界樹の雫を世界樹の枝と葉の灰を混ぜて錬成した鏡と文献で記されており、1000名のエルフが魔力を充填し、精霊との親和性の高いハイエルフが上位精霊の向こう側より精霊魔法を放ってもらうアーティファクトなのです。」
「かなり大きいんですね。」
「それくらいでないと上位精霊の精霊魔法には耐えられませんので。」
「なるほど。」
「威力ですが、大規模なスタンピードや万を超す軍勢を退ける程の威力でございます。」
「凄い威力ですね。」
「シュウト様と同程度なので、地形を変えてしまう程の威力があり、火ならば一帯を平地にし、マグマ帯に。水ならば湖に。土は大地が割れ、渓谷に。などの行使した後も復興する事が困難になる威力ですので、使用に制限がございます。」
「・・・。」
俺はガシュウさんの俺と同等で地形を変えてしまう発言に返す言葉を失っているとガシュウさんは笑顔で話を続けた。
「しかし先程も申し上げました通り、精霊魔鏡はその威力を出す為にエルフ1000人の魔力をギリギリまで消費してやっと放てる代物ですので私共の切り札でございます。」
「エルフじゃないと魔力を込められないんですか?」
「精霊魔鏡は精霊との親和性がある程度ないと込めた魔力が霧散してしまいますので、元々親和性がある程度有しているエルフが込めるのです。」
「あぁ、エルフやドワーフじゃないと人数が集まらないって事ですね。」
「まぁ、使用に関しては魔力量なのでシュウト様の様に膨大な魔力を有している方は御1人でも使用出来ますよ。」
「あっ、まぁそうですよね。」
「それとドワーフの方々はこういう事は一寸・・・。」
「あ~、精霊に直接戦闘に参加させるのは忌避されてるんでしたね。」
「そうですね。私共とは違い普段から身の回りの事をさせているのにも関わらず普段友として過ごしている私共を非難するのですよ。自分達の兵器には精霊達の力を使っているのにも関わらずです。」
あ~ドワーフと一緒にするのは禁句だったかぁ~。
俺が失言だったと思いながら反省しているとその事に気づいたガシュウさんは取り繕う様にリリスさんの方を見た。
「リ、リリス、カスミさんのドレスの試着はしなくて良いのかい?」
ガシュウさんの慌てる様子を見たリリスさんは微笑みながら答えた。
「フフッ、まだトヨタさんから受け取ってもないですよ。」
「あっ、トヨタ、そのドレスは何処に?」
「珍しく慌てとんのぅマジックバッグの中や。」
トヨタさんはそう言うとリリスさんにウエディングドレスの入っているであろうマジックバッグをそのままマジックバッグ毎渡した。
「ん?トヨタよ、ドレスしか入ってないのかい?」
「そんな訳あらへんやろ、ドレスに合うやろ思たアクセサリーとか、シュウトはんが言うとったティアラも入っとるよって。」
「それでもそれ専用のマジックバッグを用意したのかい?」
「一応、シュウトはんから聞いて直ぐに専門の部署は立ち上げて色んな形や色の種類を作らしたんやけど、わいはそういうんのは疎いさかい。本人に選ばそかとも思たんやけどカスミもそういうんは、わいと一緒でセンスがないよって、もし良かったらリリスはんに頼もかと思てるやけどアカンやろか?」
トヨタさんがリリスさんにそう言うとリリスさんは嬉しそうにマジックバッグを抱えた。
「ええみたいやな。出来たやつ全部入れろ言うたさかい。もしかしたらリリスはん達には忌避される様なデザインがあるかもしれんよってその辺はええ様にしたって下さい。」
「分かりました。ではカスミさん、行きますよ。」
リリスさんはそう言うとカスミちゃんが返事を返す暇すら与えずに手を引っ張って奥へと消えてしまった。
「シュウト様、申し訳ありません。トヨタも申し訳ない。」
「気にしないで下さい。」
「せやで、リリスはんが喜んではるのは見て分かるさかい。わいも今後が安心や。それよりもどないする?あん様子やとカスミは着せ替え人形やし、時間もかなり掛かるんちゃうか?」
「あの様子だとそうだね。」
「それなら親がウエディングドレス姿の娘を見るのは当日っていうのもあるとかないとか・・・なので、一旦解散って事で。」
「ほう。そんなんがあるんか、ならどうするかいなぁ・・・カスミのドレスの最終調整しよ思て今日明日の予定は開けとったやけど、それならわいが残るのもおかしいしのぅ・・・。」
トヨタさんが考え込んでいるとガシュウさんが何かを思い付いた様な素振りをしてからトヨタさんに話し掛けていた。
「それなら明日私が送って行きますから今日は飲みませんか?」
「ええんか、ガシュウも忙しいやろ?」
「それくらいなら問題ないですよ。それにこれ以上シュウト様の御時間を奪う訳にも行きませんから。」
「え?自分は構いませんよ。」
「いえ、そういう訳には行きません。シュウト様の助けを必要とされる方々が多くいるはずですので。それに私共がより親密になる事こそ、子供達が安心して夫婦になれるというものですので。」
「あぁ、そうですね。親同士が仲が良いのは安心出来ますもんね。分かりました後はよろしくお願いします。」
俺はそう言うと2人に挨拶をしてから攻略組の支部に戻ってからアイテムボックス改の中に入った。
「おっ、戻ったのか。」
「おぅ、ただいま。ん?もう腕輪だけになったのか?」
「もう必要ねぇって外してくれたぞ。」
「それでどうなんだ?」
「どうって着けてる感覚っていうなら動きやすい感じだな。これなら誰が着けててもステータス的に動き難くなるだけで戦闘に支障はねぇな。ただ着けてる事に慣れ過ぎっと外した時に自分の本来のステータスに振り回されるやつは出てくるかもしんねぇな。」
「確かにそれは考えられるけど、使った感じでいくとルークならどうする?」
「俺か?まぁ、使ったのは俺だけだからなぁ・・・。」
ルークはそう言うと暫く考えてから再び話し始めた。
「そうだな、午前中は装具を着けない状態で半分は荒野/渓谷フィールドでやって半分は午後に行く予定のフィールドでやるだろ。そんで午後からは装着して半分は荒野/渓谷フィールドで半分はって感じだな。」
「その意図の前に何処で半分って決めるつもりだ?」
「全員の動きとか考えた時に全力でやってりゃぁ、休憩入るタイミングが丁度半分くれぇになりそうなんだよ。」
「今は違うって事か?」
「そうだな。戦闘に慣れてねぇヤツらは上手く半分に出来ねぇだろうから最初の方は俺らのタイミングになっちまうだろうけどな。」
「上手く半分って?」
「手抜きするつもりもさせるつもりもねぇが、全力以上だったり、全力を出してるつもりって場合があるだろ。」
「あぁ危険な状態で修行するとかかぁ、確かに有るな。何人もそれで死んだのを見た事が有るし、気を付けるポイントだな。」
「え?な、何人も?」
「あぁ、前世でな。って言っても俺が指導してた時じゃなくて親父や祖父の時にな。実際、俺も何度か逝きそうになったしな。」
「あ、あぁ、そういう事か・・・まっ、って事で最初の方は俺達、慣れてる組と同じタイミングで、暫くやってりゃ慣れてくるだろ。」
「そうだな。本番というか、本当の戦いでも活かせるだろうから俺も指導するがルーク達も気を付けてやってくれな。それで半々にする意図は慣れか?」
「おう、気をつけるさ。それと両方慣れときゃ手加減も出来るし、無駄に死者を出さずに済むしな。」
「なるほどな。それでドラウはどうしてるんだ?というか、今日の修行は終わりで良いんだよな?」
「あぁ、これ以上は明日以降に無理が生じて身体の何処かが致命的にぶっ壊れるだろうからな。」
「そうだな。幾ら回復薬や魔法、スキルが有っても壊れやすくなったら修行にも戦闘にも支障が出るだろうしな。」
「そんでドラウだったな。今はとりあえず全員分を作製中だ。俺がシュウトに話した予定を言ったら明日の昼までには終わらせるつってたぞ。」
「無理してるって事は?」
「大丈夫じゃねぇか、ニップルが無理矢理にでも無理はさせません。って言ってたからよ。」
「自分の修行もあるのに大丈夫か?」
「ある意味力技だったが、修行に影響が出る様な止め方じゃなかったからなぁ。」
「ん?どういう意味だ?」
「貴方が無理をすると私が先に死んじゃうかも。とか言ったらドラウのやつがオロオロしてたからなぁ。」
「あぁ、そういう力技か。フフッ、完全に尻に敷かれてるって感じだな。」
「あぁ、ドラウの扱いで右に出るやつは居ねぇだろうな。ははは・・・・・。」
俺達がそう話していると遠くからアキトが走ってきた。
「シュウト~!シュウト~!カスミの様子はど、どうだった?」
「おぉ、こっちにも尻に敷かれそうなヤツが来たなぁ。」
「敷かれそうじゃなくてもう既に、というか、前世から敷かれてるぞ。」
「ん?何の話だい?」
「シュウトがアキトも尻に敷かれてるって話をしてたんだよ。」
「あぁ・・・そうだろうね。ってそうじゃなくてカスミはどうだった?大丈夫そうだったかい?」
「カスミちゃんなら・・・・・」
今日行って知り得た事、今の状況を全て教えた。
「やっぱり精霊に好かれてたんだね。」
「気付いてたのか?」
「そりゃあ僕も血は繋がってなくても両親の子だし、シュウトの世界なのにカスミに精霊が集まって楽しそうにしてたからね。って言ってもそこまで愛されてるとは思わなかったけどね。父さん達には分かってたんだろうね。」
「そうかもな。」
「っていうか、母さん何してるんだよ。嬉しいのは分かるけど、これじゃあカスミが大変じゃないか。」
「そうでも無さそうだったぞ。前世でも今世でも母親を亡くしてる所為か、戸惑ってはいたけど、幸せそうだったからな。まぁ、最後は助けてぇって感じだったけど。」
「まぁ、そうだろうね。カスミは前世でも今世でも着飾るタイプじゃなかったから。でも幸せそうなら母さんのやる事も許して上げるか。」
「そうしろ。お互い幸せならそれで良いんだしな。」
「そうだね。」
俺達はそう言うと明日も修行をする為に早めに休む事にした。
「精霊魔鏡は直径10mのミスリルと世界樹の雫を世界樹の枝と葉の灰を混ぜて錬成した鏡と文献で記されており、1000名のエルフが魔力を充填し、精霊との親和性の高いハイエルフが上位精霊の向こう側より精霊魔法を放ってもらうアーティファクトなのです。」
「かなり大きいんですね。」
「それくらいでないと上位精霊の精霊魔法には耐えられませんので。」
「なるほど。」
「威力ですが、大規模なスタンピードや万を超す軍勢を退ける程の威力でございます。」
「凄い威力ですね。」
「シュウト様と同程度なので、地形を変えてしまう程の威力があり、火ならば一帯を平地にし、マグマ帯に。水ならば湖に。土は大地が割れ、渓谷に。などの行使した後も復興する事が困難になる威力ですので、使用に制限がございます。」
「・・・。」
俺はガシュウさんの俺と同等で地形を変えてしまう発言に返す言葉を失っているとガシュウさんは笑顔で話を続けた。
「しかし先程も申し上げました通り、精霊魔鏡はその威力を出す為にエルフ1000人の魔力をギリギリまで消費してやっと放てる代物ですので私共の切り札でございます。」
「エルフじゃないと魔力を込められないんですか?」
「精霊魔鏡は精霊との親和性がある程度ないと込めた魔力が霧散してしまいますので、元々親和性がある程度有しているエルフが込めるのです。」
「あぁ、エルフやドワーフじゃないと人数が集まらないって事ですね。」
「まぁ、使用に関しては魔力量なのでシュウト様の様に膨大な魔力を有している方は御1人でも使用出来ますよ。」
「あっ、まぁそうですよね。」
「それとドワーフの方々はこういう事は一寸・・・。」
「あ~、精霊に直接戦闘に参加させるのは忌避されてるんでしたね。」
「そうですね。私共とは違い普段から身の回りの事をさせているのにも関わらず普段友として過ごしている私共を非難するのですよ。自分達の兵器には精霊達の力を使っているのにも関わらずです。」
あ~ドワーフと一緒にするのは禁句だったかぁ~。
俺が失言だったと思いながら反省しているとその事に気づいたガシュウさんは取り繕う様にリリスさんの方を見た。
「リ、リリス、カスミさんのドレスの試着はしなくて良いのかい?」
ガシュウさんの慌てる様子を見たリリスさんは微笑みながら答えた。
「フフッ、まだトヨタさんから受け取ってもないですよ。」
「あっ、トヨタ、そのドレスは何処に?」
「珍しく慌てとんのぅマジックバッグの中や。」
トヨタさんはそう言うとリリスさんにウエディングドレスの入っているであろうマジックバッグをそのままマジックバッグ毎渡した。
「ん?トヨタよ、ドレスしか入ってないのかい?」
「そんな訳あらへんやろ、ドレスに合うやろ思たアクセサリーとか、シュウトはんが言うとったティアラも入っとるよって。」
「それでもそれ専用のマジックバッグを用意したのかい?」
「一応、シュウトはんから聞いて直ぐに専門の部署は立ち上げて色んな形や色の種類を作らしたんやけど、わいはそういうんのは疎いさかい。本人に選ばそかとも思たんやけどカスミもそういうんは、わいと一緒でセンスがないよって、もし良かったらリリスはんに頼もかと思てるやけどアカンやろか?」
トヨタさんがリリスさんにそう言うとリリスさんは嬉しそうにマジックバッグを抱えた。
「ええみたいやな。出来たやつ全部入れろ言うたさかい。もしかしたらリリスはん達には忌避される様なデザインがあるかもしれんよってその辺はええ様にしたって下さい。」
「分かりました。ではカスミさん、行きますよ。」
リリスさんはそう言うとカスミちゃんが返事を返す暇すら与えずに手を引っ張って奥へと消えてしまった。
「シュウト様、申し訳ありません。トヨタも申し訳ない。」
「気にしないで下さい。」
「せやで、リリスはんが喜んではるのは見て分かるさかい。わいも今後が安心や。それよりもどないする?あん様子やとカスミは着せ替え人形やし、時間もかなり掛かるんちゃうか?」
「あの様子だとそうだね。」
「それなら親がウエディングドレス姿の娘を見るのは当日っていうのもあるとかないとか・・・なので、一旦解散って事で。」
「ほう。そんなんがあるんか、ならどうするかいなぁ・・・カスミのドレスの最終調整しよ思て今日明日の予定は開けとったやけど、それならわいが残るのもおかしいしのぅ・・・。」
トヨタさんが考え込んでいるとガシュウさんが何かを思い付いた様な素振りをしてからトヨタさんに話し掛けていた。
「それなら明日私が送って行きますから今日は飲みませんか?」
「ええんか、ガシュウも忙しいやろ?」
「それくらいなら問題ないですよ。それにこれ以上シュウト様の御時間を奪う訳にも行きませんから。」
「え?自分は構いませんよ。」
「いえ、そういう訳には行きません。シュウト様の助けを必要とされる方々が多くいるはずですので。それに私共がより親密になる事こそ、子供達が安心して夫婦になれるというものですので。」
「あぁ、そうですね。親同士が仲が良いのは安心出来ますもんね。分かりました後はよろしくお願いします。」
俺はそう言うと2人に挨拶をしてから攻略組の支部に戻ってからアイテムボックス改の中に入った。
「おっ、戻ったのか。」
「おぅ、ただいま。ん?もう腕輪だけになったのか?」
「もう必要ねぇって外してくれたぞ。」
「それでどうなんだ?」
「どうって着けてる感覚っていうなら動きやすい感じだな。これなら誰が着けててもステータス的に動き難くなるだけで戦闘に支障はねぇな。ただ着けてる事に慣れ過ぎっと外した時に自分の本来のステータスに振り回されるやつは出てくるかもしんねぇな。」
「確かにそれは考えられるけど、使った感じでいくとルークならどうする?」
「俺か?まぁ、使ったのは俺だけだからなぁ・・・。」
ルークはそう言うと暫く考えてから再び話し始めた。
「そうだな、午前中は装具を着けない状態で半分は荒野/渓谷フィールドでやって半分は午後に行く予定のフィールドでやるだろ。そんで午後からは装着して半分は荒野/渓谷フィールドで半分はって感じだな。」
「その意図の前に何処で半分って決めるつもりだ?」
「全員の動きとか考えた時に全力でやってりゃぁ、休憩入るタイミングが丁度半分くれぇになりそうなんだよ。」
「今は違うって事か?」
「そうだな。戦闘に慣れてねぇヤツらは上手く半分に出来ねぇだろうから最初の方は俺らのタイミングになっちまうだろうけどな。」
「上手く半分って?」
「手抜きするつもりもさせるつもりもねぇが、全力以上だったり、全力を出してるつもりって場合があるだろ。」
「あぁ危険な状態で修行するとかかぁ、確かに有るな。何人もそれで死んだのを見た事が有るし、気を付けるポイントだな。」
「え?な、何人も?」
「あぁ、前世でな。って言っても俺が指導してた時じゃなくて親父や祖父の時にな。実際、俺も何度か逝きそうになったしな。」
「あ、あぁ、そういう事か・・・まっ、って事で最初の方は俺達、慣れてる組と同じタイミングで、暫くやってりゃ慣れてくるだろ。」
「そうだな。本番というか、本当の戦いでも活かせるだろうから俺も指導するがルーク達も気を付けてやってくれな。それで半々にする意図は慣れか?」
「おう、気をつけるさ。それと両方慣れときゃ手加減も出来るし、無駄に死者を出さずに済むしな。」
「なるほどな。それでドラウはどうしてるんだ?というか、今日の修行は終わりで良いんだよな?」
「あぁ、これ以上は明日以降に無理が生じて身体の何処かが致命的にぶっ壊れるだろうからな。」
「そうだな。幾ら回復薬や魔法、スキルが有っても壊れやすくなったら修行にも戦闘にも支障が出るだろうしな。」
「そんでドラウだったな。今はとりあえず全員分を作製中だ。俺がシュウトに話した予定を言ったら明日の昼までには終わらせるつってたぞ。」
「無理してるって事は?」
「大丈夫じゃねぇか、ニップルが無理矢理にでも無理はさせません。って言ってたからよ。」
「自分の修行もあるのに大丈夫か?」
「ある意味力技だったが、修行に影響が出る様な止め方じゃなかったからなぁ。」
「ん?どういう意味だ?」
「貴方が無理をすると私が先に死んじゃうかも。とか言ったらドラウのやつがオロオロしてたからなぁ。」
「あぁ、そういう力技か。フフッ、完全に尻に敷かれてるって感じだな。」
「あぁ、ドラウの扱いで右に出るやつは居ねぇだろうな。ははは・・・・・。」
俺達がそう話していると遠くからアキトが走ってきた。
「シュウト~!シュウト~!カスミの様子はど、どうだった?」
「おぉ、こっちにも尻に敷かれそうなヤツが来たなぁ。」
「敷かれそうじゃなくてもう既に、というか、前世から敷かれてるぞ。」
「ん?何の話だい?」
「シュウトがアキトも尻に敷かれてるって話をしてたんだよ。」
「あぁ・・・そうだろうね。ってそうじゃなくてカスミはどうだった?大丈夫そうだったかい?」
「カスミちゃんなら・・・・・」
今日行って知り得た事、今の状況を全て教えた。
「やっぱり精霊に好かれてたんだね。」
「気付いてたのか?」
「そりゃあ僕も血は繋がってなくても両親の子だし、シュウトの世界なのにカスミに精霊が集まって楽しそうにしてたからね。って言ってもそこまで愛されてるとは思わなかったけどね。父さん達には分かってたんだろうね。」
「そうかもな。」
「っていうか、母さん何してるんだよ。嬉しいのは分かるけど、これじゃあカスミが大変じゃないか。」
「そうでも無さそうだったぞ。前世でも今世でも母親を亡くしてる所為か、戸惑ってはいたけど、幸せそうだったからな。まぁ、最後は助けてぇって感じだったけど。」
「まぁ、そうだろうね。カスミは前世でも今世でも着飾るタイプじゃなかったから。でも幸せそうなら母さんのやる事も許して上げるか。」
「そうしろ。お互い幸せならそれで良いんだしな。」
「そうだね。」
俺達はそう言うと明日も修行をする為に早めに休む事にした。
40
あなたにおすすめの小説
最強超人は異世界にてスマホを使う
萩場ぬし
ファンタジー
主人公、柏木 和(かしわぎ かず)は「武人」と呼ばれる武術を極めんとする者であり、ある日祖父から自分が世界で最強であることを知らされたのだった。
そして次の瞬間、自宅のコタツにいたはずの和は見知らぬ土地で寝転がっていた――
「……いや草」
私は〈元〉小石でございます! ~癒し系ゴーレムと魔物使い~
Ss侍
ファンタジー
"私"はある時目覚めたら身体が小石になっていた。
動けない、何もできない、そもそも身体がない。
自分の運命に嘆きつつ小石として過ごしていたある日、小さな人形のような可愛らしいゴーレムがやってきた。
ひょんなことからそのゴーレムの身体をのっとってしまった"私"。
それが、全ての出会いと冒険の始まりだとは知らずに_____!!
武装法人二階堂商会 ―― 企業買収(M&A)で異世界を支配する!
Innocentblue
ファンタジー
日本で企業買収の最前線を駆け抜けてきた敏腕社長・二階堂漣司。
裏切りにより命を落としたはずの彼が目を覚ましたのは、
剣と魔法が支配する異世界の戦場だった。
与えられたスキルは《企業買収(M&A)》。
兵士も村も土地も国家さえも、株式として評価・買収・支配できる異能の力。
「ならば、この世界そのものを買い叩く」
漣司は《武装法人二階堂商会》を設立。
冷徹な参謀にして最強の魔導士リュシア、獣人傭兵団、裏社会の戦力――
すべてを子会社として編成し、経済と武力を融合した前代未聞の経営戦争へと踏み出す。
弱小の村を救済し、都市と契約を結び、裏切り者を切り捨て、敵対勢力を力で買収する。
交渉は戦争、戦争は経営。
数字が命運を決め、契約が国境を塗り替える。
やがて商会は、都市国家・ギルド・貴族・宗教勢力すら巻き込み、
世界の価値そのものを再定義する巨大企業へと変貌していく。
これは、剣ではなく契約で世界を制圧する男の物語。
奪うのではない。支配するのでもない。
価値を見抜き、価値を操り、世界に値札を付ける――
救済か、支配か。正義か、合理か。
その境界線を踏み越えながら、蓮司は異世界そのものを経営していく。
異世界×経済×武力が激突する、知略と覇道の武装経営ファンタジー。
「この世界には、村があり、町があり、国家がある。
――全部まとめて、俺が買い叩く」
異世界転生したらたくさんスキルもらったけど今まで選ばれなかったものだった~魔王討伐は無理な気がする~
宝者来価
ファンタジー
俺は異世界転生者カドマツ。
転生理由は幼い少女を交通事故からかばったこと。
良いとこなしの日々を送っていたが女神様から異世界に転生すると説明された時にはアニメやゲームのような展開を期待したりもした。
例えばモンスターを倒して国を救いヒロインと結ばれるなど。
けれど与えられた【今まで選ばれなかったスキルが使える】 戦闘はおろか日常の役にも立つ気がしない余りものばかり。
同じ転生者でイケメン王子のレイニーに出迎えられ歓迎される。
彼は【スキル:水】を使う最強で理想的な異世界転生者に思えたのだが―――!?
※小説家になろう様にも掲載しています。
底辺から始まった俺の異世界冒険物語!
ちかっぱ雪比呂
ファンタジー
40歳の真島光流(ましまみつる)は、ある日突然、他数人とともに異世界に召喚された。
しかし、彼自身は勇者召喚に巻き込まれた一般人にすぎず、ステータスも低かったため、利用価値がないと判断され、追放されてしまう。
おまけに、道を歩いているとチンピラに身ぐるみを剥がされる始末。いきなり異世界で路頭に迷う彼だったが、路上生活をしているらしき男、シオンと出会ったことで、少しだけ道が開けた。
漁れる残飯、眠れる舗道、そして裏ギルドで受けられる雑用仕事など――生きていく方法を、教えてくれたのだ。
この世界では『ミーツ』と名乗ることにし、安い賃金ながらも洗濯などの雑用をこなしていくうちに、金が貯まり余裕も生まれてきた。その頃、ミーツは気付く。自分の使っている魔法が、非常識なほどチートなことに――
異世界転生したので森の中で静かに暮らしたい
ボナペティ鈴木
ファンタジー
異世界に転生することになったが勇者や賢者、チート能力なんて必要ない。
強靭な肉体さえあれば生きていくことができるはず。
ただただ森の中で静かに暮らしていきたい。
没落貴族は最果ての港で夢を見る〜政敵の公爵令嬢と手を組み、忘れられた航路を拓いて帝国の海を制覇する〜
namisan
ファンタジー
日本の海運会社に勤めていた男は、事故死し、異世界の没落貴族の三男ミナト・アークライトとして転生した。
かつては王国の海運業を牛耳ったアークライト家も、今や政争に敗れた見る影もない存在。ミナト自身も、厄介払い同然に、寂れた港町「アルトマール」へ名ばかりの代官として追いやられていた。
無気力な日々を過ごしていたある日、前世の海運知識と経験が完全に覚醒する。ミナトは気づいた。魔物が蔓延り、誰もが見捨てたこの港こそ、アークライト家再興の礎となる「宝の山」であると。
前世の知識と、この世界で得た風を読む魔法「風詠み」を武器に、家の再興を決意したミナト。しかし、その矢先、彼の前に最大の障害が現れる。
アークライト家を没落させた政敵、ルクスブルク公爵家の令嬢セラフィーナ。彼女は王命を受け、価値の失われた港を閉鎖するため、監察官としてアルトマールに乗り込んできたのだ。
「このような非効率な施設は、速やかに閉鎖すべきですわ」
家の再興を賭けて港を再生させたい没落貴族と、王国の未来のために港を閉鎖したいエリート令嬢。
立場も思想も水と油の二人が、互いの野望のために手を組むとき、帝国の経済、そして世界の物流は、歴史的な転換点を迎えることになる。
これは、一人の男が知識と魔法で巨大な船団を組織し、帝国の海を制覇するまでの物語。
神様の忘れ物
mizuno sei
ファンタジー
仕事中に急死した三十二歳の独身OLが、前世の記憶を持ったまま異世界に転生した。
わりとお気楽で、ポジティブな主人公が、異世界で懸命に生きる中で巻き起こされる、笑いあり、涙あり(?)の珍騒動記。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる