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第302話 [機王文殊、能力。]
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「しかし大きいな。」
「機能を色々詰め込んだら予定よりもデカくなっちまったんだ。」
「デカくなっちまったって・・・それより上半身にも装備というか操作する場所が無さそうだけど、新装備じゃなかったのか?それともゴーレムなのか?」
「違う違う、後ろから乗り込むんだ。」
ドラウはそう言うと手に持ったリモコンの様な物のボタンを押した。すると上がっていた尻尾がドラウの前まで降りてきてドラウがその上に乗ると尻尾が動き上半身の背中側にドラウを降ろした。
「ここから入るんだ。」
ドラウがそう言いながら背中に近付くと突然背中が扉が出現し、ドラウを向かい入れる様に開いた。
「どうなってるんだ?」
「シュウトが教えてくれたコックピットっつうのを造ってみたんだが、見るか?」
「良いのか?」
俺はそう言いながらドラウの側へと飛んで近づいた。
おぉ、某有名アニメのを参考にしたのか。
「どうだ?今は分かんねぇだろうが、乗り込んで起動させれば全方位の視界も外に居るのと変わらない状態にもしてあるぞ。」
「そこまで再現してあるのか!?」
「良いと思えりゃするだろ。」
「まぁ確かにな。ただ再現したって事は戦闘は自分で操作するのか?」
「あ?何でだ?」
「いや、操縦バーが在るし、ボタンも色々付いてるし。」
「操作するのは基本的に移動の時だぞ。戦闘になったら基本的にはアタックコントロールブレイン任せだ。確かに威力があって魔力消費が激しい攻撃に関しては俺が操作するが、照準なんかを合わせんのは俺じゃ無理だぞ。」
「じゃあその上の5本在るバーは何のバーなんだ?」
「それは見てのお楽しみってやつだ。」
「そうか。まぁ後で分かるなら良いか。それで前の時も思ったんだが、移動式工房から出る時は無防備なのか?」
「それなら問題ねぇぞ。機王文殊に乗ったまま出入り出来る専用の出入口を造ったからな。」
「えっ?あのサイズを?」
「おう。まぁ今はまだここまでのサイズしか無理だが、マジックバッグと空間拡張の術式を併用してな。」
「それって凄い技術なんじゃないか?」
「どうだろうなぁ、コレに関しては昔から構想は練ってたんだが、素材の関係で出来なかっただけだからなぁ。」
「素材の関係って事は素材進化が有るからって事か?」
「おう。それが無かったら出来ねぇ代物だったな。」
「それで今はって事はまだ実験中?」
「おう。とりあえず実用段階にはなったからな。後は最終形態でも出入りが出来る様にする予定だ。」
「最終形態?もしかしてガルンさん達と造るって言ったやつか?」
「おう。昨日来てもらったばっかだから会議で構想を練る段階だがな。」
「ん?という事はドラウが1人で造るって言ってたのは終わったのか?」
「おう。実用段階にはなってるな。」
俺達がそう話しているとルーク達も痺れを切らせたのか、飛び乗ってきた。
「おぉ、コレで操作するのか?」
「シュウトにも話したが基本的には自動だぞ。後言っておくが、乗り込もうとしても無駄だからな。」
ルークが質問しながら入ろうとしているところにドラウからそう言われてルークはしょんぼりしながらコックピットから離れた。
「何だ・・・俺達も乗れねぇのかぁ・・・。」
「シュウトの指示だからな。」
「何でそんな・・・まぁ、確かにドラウの技術がなけりゃ造れねぇとしても世界に広まれば、魔物よりも国家間の戦争にまで発展しちまうか。それなら誰も乗れねぇ中も見れねぇ方が良いって事か。」
「そうだな。」
ルーク達がそう言いながら落ち込んでる姿を見たドラウが話し掛けた。
「まぁ、実際戦闘出来る機体は創れねぇが乗った感覚が味わえるテスト魔道具は有るからな、それなら使えるぞ。なんならお前ら2人で対戦出来る様にもう1つ造ってやろうか?」
「マジか!頼むぜ!なぁアキト。」
「そうだね。実物に乗れないのは残念だけど、それも楽しそうだし、何か懐かしい感じもするしね。」
確かに。まさか今世でアーケードゲームみたいなのが出来るとはな。
俺はそう思いながらドラウの造った機王文殊がどの程度の物で尚且つ模擬戦に参加出来るレベルなのかを把握する為にルーク達と共にある程度の距離まで離れた。
「このくらい離れたら大丈夫か?」
「おう。今回は誰が付き合ってくれるんだ?」
「どうする?アキトがするか?」
「僕じゃ普通の対戦にならないだろうから遠慮しとくよ。」
「じゃあまたルークがやるか?」
「そうだな。前回とどう違うのかも気になるし、俺はいいぜ。但し前と同じ攻撃が効くとは思うなよ。」
ルークはそう言いながら前に飛び出て、ドラウの前で武器を構えた。
「そっちも前とは段違いの性能について来いよ。」
「言うねぇ。そういう事なら加減は要らねぇのか?」
「要らねぇ、ぶっ壊れても全て交換出来るし、想定だと傷一つ付けられねぇはずだ。」
「って事だが、問題ねぇかシュウト?」
「命を奪う様な事になりそうなら俺が止めるから全力でやってみろ。」
「じゃあドラウ!行くぞ!」
「おう!起動!機王文殊!」
ドラウがそう言うと機王文殊の目が光り、グウィーンという音と共に立ち上がった。
「おぉ・・・やっぱデケェなぁ・・・って関心してる場合じゃねぇか。行くぜ!」
ルークはそう言うと無数の火球を作り出し、それを一気に放った。
「そんな弱い魔法は効かねぇぞ。」
ドラウがそう言うと機王文殊の前に結界が張られ、火球を全て防いでしまった。
「ん?あれ?ルークは何処行った?」
ドラウがそう言った瞬間、機王文殊の尻尾が動き出していつの間にか上空に移動していたルークを斬り飛ばしてしまった。
「クソッ!気付かれたか。」
「1度ロックオンしたターゲットは何処までも追い掛けられる様にしてあるからな、弾幕張っても意味ねぇぞ。」
「そうか、ドラウが相手って訳じゃねぇんだったな。」
「おうよ。自慢じゃねぇが俺じゃ無理だからな。」
ドラウがそう言った瞬間、蜘蛛の腹の部分から以前の倍はある量のミサイルが放たれた。
「数を増やしたところで意味ねぇぞ。」
ルークはそう言うと持っていた剣から弓に換えて全てのミサイルを撃ち落とした。
ルークが全てのミサイルを撃ち落とし、ニヤッとしていると爆煙の中から幾つかの物体が飛び出してきた。
「クソッ見えねぇ!だが、俺に届くと思うなよ!」
ルークはそう言うと再び矢を飛ばしたが、飛び出した物体に斬られ、矢を斬った物体はルークに向かってそのまま突撃していった。
「ミサイルじゃねぇのかよ!」
ルークはそう言うと再び剣を取り出して刃の付いた飛行物体に対応していた。
「クッ!なんつう勢いだ。しかもやべぇ切れ味だ。こっちの剣が持たねぇぞ。」
ルークはそう言うと剣で弾くのを諦めてギリギリで避けながらドラウが居た方へ向かった。
「クッ!居ねぇ!魔力も気配も感じねぇ!」
ルークがそう言いながら周りをキョロキョロと見回しているとルークは何かに気付いたのか横に飛び退いた。すると次の瞬間、ルークの居た場所に機王文殊の足が突き刺さり、その後も次々とルーク目掛けて足の攻撃が繰り出されていた。
「見えねぇがこの辺りだろ!」
ルークはそう言うと大槌を取り出して飛び上がり上空を叩いた。すると何も無かった場所に大槌が当たり、ゴーンという音と共に機王文殊が出現すると大槌が当たった場所から波紋が広がり、その波紋が戻るとレーザーの様に衝撃が打ち出され、ルークを吹き飛ばしてしまった。
「なんつう威力だ。俺じゃなけりゃアレで終わってるぞ。」
ルークがそう言いながら攻めあぐねていると居る場所に巨大な影が落ちてきた。
ルークがそれに気付き横に飛び退くと機王文殊はその場で高速回転し、尻尾でルークを吹き飛ばすとそのまま回転しながらルークに尻尾の先に付いた巨大な刃を突き刺そうとした。
ルークは慌てて巨大な盾を取り出し構えたが機王文殊の刃はルークの盾をまるで豆腐を切る様に切り裂き、ルークに襲いかかった。
俺は危険と判断し、刃を横から弾くとルークを連れて機王文殊から離れた。
「くっそぅ~負けだ負け。なんつう威力だ。ってか、途中消えなかったか?」
ルークがそう言うと機王文殊の背中が開いてドラウが出て来た。
「シュウトが教えてくれた光学迷彩って機能だ。周囲の環境を投影する事で姿を隠すんだ。」
「あぁ、そんな魔物も居たなぁ。魔力も気配もなかったのはその所為か?」
「それはまた別だ。機王文殊の装甲に魔力遮断とどれだけ早く動いても空気の流れを機王文殊が逆方向へと作り出して相殺する事で居場所を把握出来ない様にしてる。その上で魔道具だからルークの言う様な気配は元々ねぇ。」
「そういう事か。しっかしあんな巨大なもんが何も感じさせねぇなんて無茶苦茶だなぁ。」
「気づかれたら非戦闘員の俺がターゲットになっちまうからな。」
「まぁ言いたい事は分かるが、俺でも対処出来ねぇヤツを非戦闘員とは言わねぇだろ。」
「その通りだな。まぁ攻撃手段はまだまだ隠してるだろうが、これなら模擬戦の参加も有りだな。」
「間違いねぇ。対魔物を想定した修行が出来そうだ。今からの修行に参加するか?」
「うーん・・・今の戦闘データを解析して組み込めりゃあ、まだまだ強く出来そうだから今日のところは止めとくわ。」
「そうか。彼処で遠巻きに俺らを見てたレイ達にも対戦して欲しかったんだがな。」
「まぁ、一戦くらいならやっても良いが・・・どうするシュウト?」
「そうだなぁルーク、さっきのはアレは使ってなかったよなぁ?」
「魔宝玉か?初めての対戦でドーピングは駄目だろ。」
「まぁ試運転みたいなものだろうからルークの言う通りだな。それで魔宝玉が有れば勝てたのか?」
「いや、結果はそう変わんねぇかもな。まだまだ攻撃手段も有るんだろ?」
「有るぞ。変形もしてねえしな。」
「変形!?形を変えれるのか!?」
「おうよ。現段階だとコイツはこのモード以外に3つ有るぞ。」
「おぉ、直ぐに出来るのか?」
「おう。戦闘中でも可能だ。」
「じゃ、じゃあ見せてくよ。なぁシュウトもそう思うだろ?」
「そうだな。」
「なら見せてやるよ。一寸待ってろ。」
ドラウはそう言うと再び機王文殊な乗り込んだ。
「機能を色々詰め込んだら予定よりもデカくなっちまったんだ。」
「デカくなっちまったって・・・それより上半身にも装備というか操作する場所が無さそうだけど、新装備じゃなかったのか?それともゴーレムなのか?」
「違う違う、後ろから乗り込むんだ。」
ドラウはそう言うと手に持ったリモコンの様な物のボタンを押した。すると上がっていた尻尾がドラウの前まで降りてきてドラウがその上に乗ると尻尾が動き上半身の背中側にドラウを降ろした。
「ここから入るんだ。」
ドラウがそう言いながら背中に近付くと突然背中が扉が出現し、ドラウを向かい入れる様に開いた。
「どうなってるんだ?」
「シュウトが教えてくれたコックピットっつうのを造ってみたんだが、見るか?」
「良いのか?」
俺はそう言いながらドラウの側へと飛んで近づいた。
おぉ、某有名アニメのを参考にしたのか。
「どうだ?今は分かんねぇだろうが、乗り込んで起動させれば全方位の視界も外に居るのと変わらない状態にもしてあるぞ。」
「そこまで再現してあるのか!?」
「良いと思えりゃするだろ。」
「まぁ確かにな。ただ再現したって事は戦闘は自分で操作するのか?」
「あ?何でだ?」
「いや、操縦バーが在るし、ボタンも色々付いてるし。」
「操作するのは基本的に移動の時だぞ。戦闘になったら基本的にはアタックコントロールブレイン任せだ。確かに威力があって魔力消費が激しい攻撃に関しては俺が操作するが、照準なんかを合わせんのは俺じゃ無理だぞ。」
「じゃあその上の5本在るバーは何のバーなんだ?」
「それは見てのお楽しみってやつだ。」
「そうか。まぁ後で分かるなら良いか。それで前の時も思ったんだが、移動式工房から出る時は無防備なのか?」
「それなら問題ねぇぞ。機王文殊に乗ったまま出入り出来る専用の出入口を造ったからな。」
「えっ?あのサイズを?」
「おう。まぁ今はまだここまでのサイズしか無理だが、マジックバッグと空間拡張の術式を併用してな。」
「それって凄い技術なんじゃないか?」
「どうだろうなぁ、コレに関しては昔から構想は練ってたんだが、素材の関係で出来なかっただけだからなぁ。」
「素材の関係って事は素材進化が有るからって事か?」
「おう。それが無かったら出来ねぇ代物だったな。」
「それで今はって事はまだ実験中?」
「おう。とりあえず実用段階にはなったからな。後は最終形態でも出入りが出来る様にする予定だ。」
「最終形態?もしかしてガルンさん達と造るって言ったやつか?」
「おう。昨日来てもらったばっかだから会議で構想を練る段階だがな。」
「ん?という事はドラウが1人で造るって言ってたのは終わったのか?」
「おう。実用段階にはなってるな。」
俺達がそう話しているとルーク達も痺れを切らせたのか、飛び乗ってきた。
「おぉ、コレで操作するのか?」
「シュウトにも話したが基本的には自動だぞ。後言っておくが、乗り込もうとしても無駄だからな。」
ルークが質問しながら入ろうとしているところにドラウからそう言われてルークはしょんぼりしながらコックピットから離れた。
「何だ・・・俺達も乗れねぇのかぁ・・・。」
「シュウトの指示だからな。」
「何でそんな・・・まぁ、確かにドラウの技術がなけりゃ造れねぇとしても世界に広まれば、魔物よりも国家間の戦争にまで発展しちまうか。それなら誰も乗れねぇ中も見れねぇ方が良いって事か。」
「そうだな。」
ルーク達がそう言いながら落ち込んでる姿を見たドラウが話し掛けた。
「まぁ、実際戦闘出来る機体は創れねぇが乗った感覚が味わえるテスト魔道具は有るからな、それなら使えるぞ。なんならお前ら2人で対戦出来る様にもう1つ造ってやろうか?」
「マジか!頼むぜ!なぁアキト。」
「そうだね。実物に乗れないのは残念だけど、それも楽しそうだし、何か懐かしい感じもするしね。」
確かに。まさか今世でアーケードゲームみたいなのが出来るとはな。
俺はそう思いながらドラウの造った機王文殊がどの程度の物で尚且つ模擬戦に参加出来るレベルなのかを把握する為にルーク達と共にある程度の距離まで離れた。
「このくらい離れたら大丈夫か?」
「おう。今回は誰が付き合ってくれるんだ?」
「どうする?アキトがするか?」
「僕じゃ普通の対戦にならないだろうから遠慮しとくよ。」
「じゃあまたルークがやるか?」
「そうだな。前回とどう違うのかも気になるし、俺はいいぜ。但し前と同じ攻撃が効くとは思うなよ。」
ルークはそう言いながら前に飛び出て、ドラウの前で武器を構えた。
「そっちも前とは段違いの性能について来いよ。」
「言うねぇ。そういう事なら加減は要らねぇのか?」
「要らねぇ、ぶっ壊れても全て交換出来るし、想定だと傷一つ付けられねぇはずだ。」
「って事だが、問題ねぇかシュウト?」
「命を奪う様な事になりそうなら俺が止めるから全力でやってみろ。」
「じゃあドラウ!行くぞ!」
「おう!起動!機王文殊!」
ドラウがそう言うと機王文殊の目が光り、グウィーンという音と共に立ち上がった。
「おぉ・・・やっぱデケェなぁ・・・って関心してる場合じゃねぇか。行くぜ!」
ルークはそう言うと無数の火球を作り出し、それを一気に放った。
「そんな弱い魔法は効かねぇぞ。」
ドラウがそう言うと機王文殊の前に結界が張られ、火球を全て防いでしまった。
「ん?あれ?ルークは何処行った?」
ドラウがそう言った瞬間、機王文殊の尻尾が動き出していつの間にか上空に移動していたルークを斬り飛ばしてしまった。
「クソッ!気付かれたか。」
「1度ロックオンしたターゲットは何処までも追い掛けられる様にしてあるからな、弾幕張っても意味ねぇぞ。」
「そうか、ドラウが相手って訳じゃねぇんだったな。」
「おうよ。自慢じゃねぇが俺じゃ無理だからな。」
ドラウがそう言った瞬間、蜘蛛の腹の部分から以前の倍はある量のミサイルが放たれた。
「数を増やしたところで意味ねぇぞ。」
ルークはそう言うと持っていた剣から弓に換えて全てのミサイルを撃ち落とした。
ルークが全てのミサイルを撃ち落とし、ニヤッとしていると爆煙の中から幾つかの物体が飛び出してきた。
「クソッ見えねぇ!だが、俺に届くと思うなよ!」
ルークはそう言うと再び矢を飛ばしたが、飛び出した物体に斬られ、矢を斬った物体はルークに向かってそのまま突撃していった。
「ミサイルじゃねぇのかよ!」
ルークはそう言うと再び剣を取り出して刃の付いた飛行物体に対応していた。
「クッ!なんつう勢いだ。しかもやべぇ切れ味だ。こっちの剣が持たねぇぞ。」
ルークはそう言うと剣で弾くのを諦めてギリギリで避けながらドラウが居た方へ向かった。
「クッ!居ねぇ!魔力も気配も感じねぇ!」
ルークがそう言いながら周りをキョロキョロと見回しているとルークは何かに気付いたのか横に飛び退いた。すると次の瞬間、ルークの居た場所に機王文殊の足が突き刺さり、その後も次々とルーク目掛けて足の攻撃が繰り出されていた。
「見えねぇがこの辺りだろ!」
ルークはそう言うと大槌を取り出して飛び上がり上空を叩いた。すると何も無かった場所に大槌が当たり、ゴーンという音と共に機王文殊が出現すると大槌が当たった場所から波紋が広がり、その波紋が戻るとレーザーの様に衝撃が打ち出され、ルークを吹き飛ばしてしまった。
「なんつう威力だ。俺じゃなけりゃアレで終わってるぞ。」
ルークがそう言いながら攻めあぐねていると居る場所に巨大な影が落ちてきた。
ルークがそれに気付き横に飛び退くと機王文殊はその場で高速回転し、尻尾でルークを吹き飛ばすとそのまま回転しながらルークに尻尾の先に付いた巨大な刃を突き刺そうとした。
ルークは慌てて巨大な盾を取り出し構えたが機王文殊の刃はルークの盾をまるで豆腐を切る様に切り裂き、ルークに襲いかかった。
俺は危険と判断し、刃を横から弾くとルークを連れて機王文殊から離れた。
「くっそぅ~負けだ負け。なんつう威力だ。ってか、途中消えなかったか?」
ルークがそう言うと機王文殊の背中が開いてドラウが出て来た。
「シュウトが教えてくれた光学迷彩って機能だ。周囲の環境を投影する事で姿を隠すんだ。」
「あぁ、そんな魔物も居たなぁ。魔力も気配もなかったのはその所為か?」
「それはまた別だ。機王文殊の装甲に魔力遮断とどれだけ早く動いても空気の流れを機王文殊が逆方向へと作り出して相殺する事で居場所を把握出来ない様にしてる。その上で魔道具だからルークの言う様な気配は元々ねぇ。」
「そういう事か。しっかしあんな巨大なもんが何も感じさせねぇなんて無茶苦茶だなぁ。」
「気づかれたら非戦闘員の俺がターゲットになっちまうからな。」
「まぁ言いたい事は分かるが、俺でも対処出来ねぇヤツを非戦闘員とは言わねぇだろ。」
「その通りだな。まぁ攻撃手段はまだまだ隠してるだろうが、これなら模擬戦の参加も有りだな。」
「間違いねぇ。対魔物を想定した修行が出来そうだ。今からの修行に参加するか?」
「うーん・・・今の戦闘データを解析して組み込めりゃあ、まだまだ強く出来そうだから今日のところは止めとくわ。」
「そうか。彼処で遠巻きに俺らを見てたレイ達にも対戦して欲しかったんだがな。」
「まぁ、一戦くらいならやっても良いが・・・どうするシュウト?」
「そうだなぁルーク、さっきのはアレは使ってなかったよなぁ?」
「魔宝玉か?初めての対戦でドーピングは駄目だろ。」
「まぁ試運転みたいなものだろうからルークの言う通りだな。それで魔宝玉が有れば勝てたのか?」
「いや、結果はそう変わんねぇかもな。まだまだ攻撃手段も有るんだろ?」
「有るぞ。変形もしてねえしな。」
「変形!?形を変えれるのか!?」
「おうよ。現段階だとコイツはこのモード以外に3つ有るぞ。」
「おぉ、直ぐに出来るのか?」
「おう。戦闘中でも可能だ。」
「じゃ、じゃあ見せてくよ。なぁシュウトもそう思うだろ?」
「そうだな。」
「なら見せてやるよ。一寸待ってろ。」
ドラウはそう言うと再び機王文殊な乗り込んだ。
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