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第321話 [回復魔道具。]
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「なぁルーク、ドラウに何を頼んだんだ?」
「俺の武器を造ってもらおうかなって。」
「ん?結構な量を持ってるだろ?」
「いや、俺が使いてぇのは無いからな。」
「使いたい?・・・まさか?」
「シュウトが思ってる通り、前世の時に頻繁に使ってた近代武器の銃火器や爆弾だ。」
「そんな危険・・・でも無いのか?普通の人も使える物か?」
「俺らぐらいしか使えねぇというか、前世のまんまだったらCランクの魔物ですら微妙だろ?」
「そうだろうな。魔物によってはかすり傷程度だろうな。」
「じゃあ趣味?って事も無いよな。態々、飾る為にドラウに頼むのも変だもんな。」
「そんな意味ねぇやつなら他のヤツに頼むわ。そうじゃねぇ、爆弾の方はドラウが使ってるミサイルみてぇなのを推進力は省いて、ただ爆発のみを追求した手榴弾的な物と気と魔力で形成された弾丸を撃てるやつをな。」
「・・・それはそれで危険な武器なんじゃないのか?」
「俺ら以外だと大した威力は出ねぇはずだ。それに銃火器の方は気が使えねぇと本当に威力がねぇぞ。ただただ魔力の塊を撃つだけだしな。それに普通のヤツは無属性魔法を使った方が威力有るだろうからな。」
「そうか・・・それなら大丈夫なのか?」
「まぁ、手榴弾の方は込めるヤツが誰なのかで威力は変わるだろうが、その辺はドラウだ。俺以外か、俺ら以外が使えねぇ様にはするだろ?」
「まぁそうだな。しかし銃火器か、懐かしいな。」
「だろ?まぁそこはドラウがどんなもんを造ってくれるかってとこで戦術も変わるがな。」
「まぁ、そうだろうな。」
「なぁ、それよりも俺も起きたんだしそろそろ良いんじゃねぇか?」
「何がだ?」
「カスミのステータスだよ。」
「はぁ~。」
「何だよ。」
ルークの言葉に俺が溜め息を吐くとルークは訝しげな眼差しで俺の方を見てきたので、俺は「はぁ~」と溜め息を吐いて話し続けた。
「あのなぁ、お前が倒れてどれだけ皆んなを心配させたと思ってるんだ?」
「それは悪いと思ってるよ。だから皆んなに会ったら謝るって。だがよぅ、気になるじゃねぇか、妹がどんなスキルを持って戦いに身を投じるのかってよぅ。」
「まぁ、分かってるなら良いが・・・そうだな、前世では可愛がってたもんな。」
「おう。そりゃな。そう言うシュウトだって、可愛がってたじゃねぇか。」
「まぁそうだな。」
俺達がそう話してるとカスミちゃんがアキトの後ろに隠れていた。するとアキトが声を掛けてきた。
「まぁまぁ2人共その辺にしてあげて。カスミが・・・ね。」
「お、おう、相変わらずだな。」
「カスミはそうそう変わらないよ。僕が愛した人だからね。」
アキトがそう言うとカスミちゃんは顔を真っ赤にしてアキトを後ろから殴っていた。
「フフっ、それでルーク、移動出来そうか?」
俺がそう言うとルークは身体を解す様な動きをしていた。
「問題ねぇな。」
「何日も寝てたわりに調子は良さそうだな。」
「何とも言えねぇが、ドラウの造ったコイツが良い仕事してるんじゃないか?そうじゃなかったら俺が寝てる間にストレッチか何かしてくれてたって事か?」
ルークがそう言うとこの場に居る皆んなが首を横に振っていた。
「バトか?」
俺がそう呟くとバトが入ってきた。
「シュウト様、如何なさいましたでしょうか?」
「バトが寝ているルークのストレッチをしてくれていたのか?」
「いえ、ドラウ様から下手に動かすと魔道具が正常に作動しない故、ルーク様に触る事を禁止していましたので。」
「って事はこの魔道具が作用してたのか?」
「はい。ドラウ様が仰るには栄養を送り込むと同時に身体の筋肉やその他、身体を動かすのに必要な箇所の柔軟性を高める作用が有るはずとの事でしたので。」
「あぁ、試作品がどうのこうの言ってたなぁ。それでその試作品を信じたのか?」
「はい。試作品で有ろうともドラウ様がお創りになり、試験運用可能と判断された魔道具でしたので間違いなど有り得ないかと。」
「まぁ、そうだな。ドラウが造ってテスト出来ると判断したならどうせ後は効果の程がどの程度かってだけだろうからな。」
「左様にございます。ドラウ様は使用者だけでなく、周りの方々への影響まで考慮されていますので、ドラウ様が試される時点で他の工房主が完成品として出される商品以上でございます。」
「そうだな。ところで皆んなは何してるんだ?」
「午前中の修行を終えられ、温泉に浸かっていられる頃合いかと思われます。」
「もう昼か・・・なら昼食の時にでもカスミちゃんのステータスの報告をするか。カスミちゃんもそれで良いだろ?」
「ウチはええけど、シュウト兄、シュウ兄、いや、ルーク兄?に言われたかて、普通ステータスの公開なんてせんよ。」
カスミちゃんがそう言うとルークがカスミちゃんに聞こえる様に「ルークで良いぞ。」と言っていたが、俺はそれをスルーしてカスミちゃんに返答する事にした。
「俺達は細部までお互いの戦闘力を把握する事で戦略的に討伐したり、踏破したり、仲間の危険を察知したりするんだよ。」
「それは分かるんやけど・・・。」
カスミちゃんはそう言いながら少し困惑した表情をしていた。
「まぁ、常識からしたら自分の弱点を晒す行為だろうから抵抗が有るんだろうが、此処に居るのは俺の家族とも言える仲間だ。カスミちゃんもこの家族の仲間入りをしたんだろ?」
「・・・せやな、シュウト兄の言う通りや。家族を信じれんなんて有り得へんな。」
「そうだろ?」
「分かった、ウチ、皆んなに見せるわ。」
「よし!じゃあとりあえず昼飯を食べに行くか。」
「せやな!アキト、行こ!」
カスミちゃんはそう言うとアキトの返事も聞かずに腕を掴んで走り去って行った。
「ルークは・・・まだ、食べるのは無理か。」
「そうか?俺は腹減ってんだがなぁ。」
ルークがそう言いながらお腹を摩っていると隣りに居たバトが声を掛けてきた。
「シュウト様、そうとは限らないかもしれません。」
「どういう事だ?」
「通常、長期間食事を取れない状態から回復した場合はスープ等、負担をかけない食事が基本なのですが、ドラウ様に確認して頂くのが宜しいかと。」
「ドラウがそう言ってたのか?」
「ハッキリとは仰っていませんでしたが、あの魔道具には倒れる前より状態が良くなる効果が見込める設計になっているそうです。」
「そうか・・・なら、ドラウに聞いてみるか。それで良かったら普通に食べて、無理だったらナビコに回復用の食事を別で作って貰うって事で良いか?」
「おう・・・それしかねぇわな。」
俺達はそう言うと部屋を出て食堂へ行く前にドラウが居るであろう工房のある洞窟フィールドへと向かった。
「ドラウ、居るか?」
「何だ?まだ出来てねぇぞ。」
「時間あるか?」
「さっきトルバが来て食堂に全員集合とか言われたからなぁ、その道中で良かったら聞くが、新しい注文か?」
「いや、違うが聞きたい事が有るだけだ。」
「じゃあ歩きながらで良かったら聞くぞ。」
「おう。それじゃあ向かうか。」
俺達はそう言いながらフィールドを移動して食堂へと向かった。
「それで話って何だ?」
「ルークに着けてた魔道具の件なんだが。」
「ん?何か不調が出たのか?」
「いや、そうじゃなくて俺達、今から昼飯を食べに行くだろ?」
「そうだな。それがどうした?」
「起きたばかりのルークは普通に食べれるのか?」
俺がそう言うとドラウはルークの方を見た。
「何だ、ルークは食べれそうにねぇのか?」
「いや、腹減ってるぞ。」
「じゃあ食べれば良いじゃねぇか。」
「良いのか?普通の飯だぞ?回復食じゃねぇんだぞ?」
「ん?あれ?バトから聞いてねぇのか?」
「倒れる前より調子が良くなるってやつか?」
「何だ聞いてるじゃねぇか。だからよぅ、調子が良くなるはずだし、実際は食ってねぇから暴飲暴食にならねぇ程度しろって事だ。実際、アレを着けてりゃ食事なんて要らねぇくれぇの栄養は与えられてるからな。食えると思って食やぁ、余分にエネルギーを補給する事になるから気を付けろって事だ。」
「ドラウ・・・。」
「ん?何だ?シュウト。」
「バトにしたあの説明だけだとそれは分からないぞ。」
「そうか?俺の中じゃあ十分説明したつもりだったんだがな。」
「造るのは細部まで造れても詳細を省いた説明だと十全には誰も使いこなせないぞ。」
「・・・そうかぁ・・・次から気を付けるな。って事で、ルークが心配してただろう食事の件は食べて良し!って事で、聞きたい事は終わりか?」
「まぁ、ルークに関してはそうだな。」
「ん?他にも有るのか?」
「アレ・・・回復魔道具は普段も使えるのか?」
「回復魔道具?回復魔道具か、よし、名前はそれで良いか。」
「え?そんな事で良いのか?」
「良い良い。名前なんてそんなもんだ。それより普段から使えるかだったな。結論から言えば使えるぞ。但し、倒れてもねぇ奴が長期間使用するのは止めといた方が良いな。」
「どうしてだ?」
「確かに食事をする必要は無くなるが、アレ・・・回復魔道具無しでは生活出来ねぇってぇのは困るだろ?確かに小型化出来りゃあ可能だが、アレも此処だから使えるだけで、外の世界だと魔石を常時使用しねぇと使えねぇから食事を取るよりもめんどくせぇ事になるぞ。」
「そうか・・・まぁでも食事に困る様な災害時には有効って感じか。」
「まぁ、そうだな。但し、魔石は要るがな。」
「それで?後は回復魔道具に関して話忘れてるなぁって事は無いのか?」
俺がそう言うとドラウは少し考え込んでから話し始めた。
「・・・後は・・・おう、そうだ。倒れる前より調子は上がってるから昼から様子を見ながらにはなるが、修行も可能だぞ。」
「そうなのか?」
「あくまで試作品だからな。絶対とは言いきれねぇが、設計上は可能なはずだ。」
「って事だが、ルークはどうする?気が乗らないなら2~3日は休んでても良いぞ?」
「いや、軽く動きてぇし、思い出したからな。今までよりも試したい事が出来たし、何だったらシュウトが相手になってくれよ。って言っても手加減はしてくれよ。」
「おう。そういう事なら任せておけ。俺なら状態を見ながら修行も出来るしな。」
「よし!じゃあ飯にしようぜ!」
話が終わると丁度、食堂に着いたので、ルークは急いで何時もの席に走って行った。
「俺の武器を造ってもらおうかなって。」
「ん?結構な量を持ってるだろ?」
「いや、俺が使いてぇのは無いからな。」
「使いたい?・・・まさか?」
「シュウトが思ってる通り、前世の時に頻繁に使ってた近代武器の銃火器や爆弾だ。」
「そんな危険・・・でも無いのか?普通の人も使える物か?」
「俺らぐらいしか使えねぇというか、前世のまんまだったらCランクの魔物ですら微妙だろ?」
「そうだろうな。魔物によってはかすり傷程度だろうな。」
「じゃあ趣味?って事も無いよな。態々、飾る為にドラウに頼むのも変だもんな。」
「そんな意味ねぇやつなら他のヤツに頼むわ。そうじゃねぇ、爆弾の方はドラウが使ってるミサイルみてぇなのを推進力は省いて、ただ爆発のみを追求した手榴弾的な物と気と魔力で形成された弾丸を撃てるやつをな。」
「・・・それはそれで危険な武器なんじゃないのか?」
「俺ら以外だと大した威力は出ねぇはずだ。それに銃火器の方は気が使えねぇと本当に威力がねぇぞ。ただただ魔力の塊を撃つだけだしな。それに普通のヤツは無属性魔法を使った方が威力有るだろうからな。」
「そうか・・・それなら大丈夫なのか?」
「まぁ、手榴弾の方は込めるヤツが誰なのかで威力は変わるだろうが、その辺はドラウだ。俺以外か、俺ら以外が使えねぇ様にはするだろ?」
「まぁそうだな。しかし銃火器か、懐かしいな。」
「だろ?まぁそこはドラウがどんなもんを造ってくれるかってとこで戦術も変わるがな。」
「まぁ、そうだろうな。」
「なぁ、それよりも俺も起きたんだしそろそろ良いんじゃねぇか?」
「何がだ?」
「カスミのステータスだよ。」
「はぁ~。」
「何だよ。」
ルークの言葉に俺が溜め息を吐くとルークは訝しげな眼差しで俺の方を見てきたので、俺は「はぁ~」と溜め息を吐いて話し続けた。
「あのなぁ、お前が倒れてどれだけ皆んなを心配させたと思ってるんだ?」
「それは悪いと思ってるよ。だから皆んなに会ったら謝るって。だがよぅ、気になるじゃねぇか、妹がどんなスキルを持って戦いに身を投じるのかってよぅ。」
「まぁ、分かってるなら良いが・・・そうだな、前世では可愛がってたもんな。」
「おう。そりゃな。そう言うシュウトだって、可愛がってたじゃねぇか。」
「まぁそうだな。」
俺達がそう話してるとカスミちゃんがアキトの後ろに隠れていた。するとアキトが声を掛けてきた。
「まぁまぁ2人共その辺にしてあげて。カスミが・・・ね。」
「お、おう、相変わらずだな。」
「カスミはそうそう変わらないよ。僕が愛した人だからね。」
アキトがそう言うとカスミちゃんは顔を真っ赤にしてアキトを後ろから殴っていた。
「フフっ、それでルーク、移動出来そうか?」
俺がそう言うとルークは身体を解す様な動きをしていた。
「問題ねぇな。」
「何日も寝てたわりに調子は良さそうだな。」
「何とも言えねぇが、ドラウの造ったコイツが良い仕事してるんじゃないか?そうじゃなかったら俺が寝てる間にストレッチか何かしてくれてたって事か?」
ルークがそう言うとこの場に居る皆んなが首を横に振っていた。
「バトか?」
俺がそう呟くとバトが入ってきた。
「シュウト様、如何なさいましたでしょうか?」
「バトが寝ているルークのストレッチをしてくれていたのか?」
「いえ、ドラウ様から下手に動かすと魔道具が正常に作動しない故、ルーク様に触る事を禁止していましたので。」
「って事はこの魔道具が作用してたのか?」
「はい。ドラウ様が仰るには栄養を送り込むと同時に身体の筋肉やその他、身体を動かすのに必要な箇所の柔軟性を高める作用が有るはずとの事でしたので。」
「あぁ、試作品がどうのこうの言ってたなぁ。それでその試作品を信じたのか?」
「はい。試作品で有ろうともドラウ様がお創りになり、試験運用可能と判断された魔道具でしたので間違いなど有り得ないかと。」
「まぁ、そうだな。ドラウが造ってテスト出来ると判断したならどうせ後は効果の程がどの程度かってだけだろうからな。」
「左様にございます。ドラウ様は使用者だけでなく、周りの方々への影響まで考慮されていますので、ドラウ様が試される時点で他の工房主が完成品として出される商品以上でございます。」
「そうだな。ところで皆んなは何してるんだ?」
「午前中の修行を終えられ、温泉に浸かっていられる頃合いかと思われます。」
「もう昼か・・・なら昼食の時にでもカスミちゃんのステータスの報告をするか。カスミちゃんもそれで良いだろ?」
「ウチはええけど、シュウト兄、シュウ兄、いや、ルーク兄?に言われたかて、普通ステータスの公開なんてせんよ。」
カスミちゃんがそう言うとルークがカスミちゃんに聞こえる様に「ルークで良いぞ。」と言っていたが、俺はそれをスルーしてカスミちゃんに返答する事にした。
「俺達は細部までお互いの戦闘力を把握する事で戦略的に討伐したり、踏破したり、仲間の危険を察知したりするんだよ。」
「それは分かるんやけど・・・。」
カスミちゃんはそう言いながら少し困惑した表情をしていた。
「まぁ、常識からしたら自分の弱点を晒す行為だろうから抵抗が有るんだろうが、此処に居るのは俺の家族とも言える仲間だ。カスミちゃんもこの家族の仲間入りをしたんだろ?」
「・・・せやな、シュウト兄の言う通りや。家族を信じれんなんて有り得へんな。」
「そうだろ?」
「分かった、ウチ、皆んなに見せるわ。」
「よし!じゃあとりあえず昼飯を食べに行くか。」
「せやな!アキト、行こ!」
カスミちゃんはそう言うとアキトの返事も聞かずに腕を掴んで走り去って行った。
「ルークは・・・まだ、食べるのは無理か。」
「そうか?俺は腹減ってんだがなぁ。」
ルークがそう言いながらお腹を摩っていると隣りに居たバトが声を掛けてきた。
「シュウト様、そうとは限らないかもしれません。」
「どういう事だ?」
「通常、長期間食事を取れない状態から回復した場合はスープ等、負担をかけない食事が基本なのですが、ドラウ様に確認して頂くのが宜しいかと。」
「ドラウがそう言ってたのか?」
「ハッキリとは仰っていませんでしたが、あの魔道具には倒れる前より状態が良くなる効果が見込める設計になっているそうです。」
「そうか・・・なら、ドラウに聞いてみるか。それで良かったら普通に食べて、無理だったらナビコに回復用の食事を別で作って貰うって事で良いか?」
「おう・・・それしかねぇわな。」
俺達はそう言うと部屋を出て食堂へ行く前にドラウが居るであろう工房のある洞窟フィールドへと向かった。
「ドラウ、居るか?」
「何だ?まだ出来てねぇぞ。」
「時間あるか?」
「さっきトルバが来て食堂に全員集合とか言われたからなぁ、その道中で良かったら聞くが、新しい注文か?」
「いや、違うが聞きたい事が有るだけだ。」
「じゃあ歩きながらで良かったら聞くぞ。」
「おう。それじゃあ向かうか。」
俺達はそう言いながらフィールドを移動して食堂へと向かった。
「それで話って何だ?」
「ルークに着けてた魔道具の件なんだが。」
「ん?何か不調が出たのか?」
「いや、そうじゃなくて俺達、今から昼飯を食べに行くだろ?」
「そうだな。それがどうした?」
「起きたばかりのルークは普通に食べれるのか?」
俺がそう言うとドラウはルークの方を見た。
「何だ、ルークは食べれそうにねぇのか?」
「いや、腹減ってるぞ。」
「じゃあ食べれば良いじゃねぇか。」
「良いのか?普通の飯だぞ?回復食じゃねぇんだぞ?」
「ん?あれ?バトから聞いてねぇのか?」
「倒れる前より調子が良くなるってやつか?」
「何だ聞いてるじゃねぇか。だからよぅ、調子が良くなるはずだし、実際は食ってねぇから暴飲暴食にならねぇ程度しろって事だ。実際、アレを着けてりゃ食事なんて要らねぇくれぇの栄養は与えられてるからな。食えると思って食やぁ、余分にエネルギーを補給する事になるから気を付けろって事だ。」
「ドラウ・・・。」
「ん?何だ?シュウト。」
「バトにしたあの説明だけだとそれは分からないぞ。」
「そうか?俺の中じゃあ十分説明したつもりだったんだがな。」
「造るのは細部まで造れても詳細を省いた説明だと十全には誰も使いこなせないぞ。」
「・・・そうかぁ・・・次から気を付けるな。って事で、ルークが心配してただろう食事の件は食べて良し!って事で、聞きたい事は終わりか?」
「まぁ、ルークに関してはそうだな。」
「ん?他にも有るのか?」
「アレ・・・回復魔道具は普段も使えるのか?」
「回復魔道具?回復魔道具か、よし、名前はそれで良いか。」
「え?そんな事で良いのか?」
「良い良い。名前なんてそんなもんだ。それより普段から使えるかだったな。結論から言えば使えるぞ。但し、倒れてもねぇ奴が長期間使用するのは止めといた方が良いな。」
「どうしてだ?」
「確かに食事をする必要は無くなるが、アレ・・・回復魔道具無しでは生活出来ねぇってぇのは困るだろ?確かに小型化出来りゃあ可能だが、アレも此処だから使えるだけで、外の世界だと魔石を常時使用しねぇと使えねぇから食事を取るよりもめんどくせぇ事になるぞ。」
「そうか・・・まぁでも食事に困る様な災害時には有効って感じか。」
「まぁ、そうだな。但し、魔石は要るがな。」
「それで?後は回復魔道具に関して話忘れてるなぁって事は無いのか?」
俺がそう言うとドラウは少し考え込んでから話し始めた。
「・・・後は・・・おう、そうだ。倒れる前より調子は上がってるから昼から様子を見ながらにはなるが、修行も可能だぞ。」
「そうなのか?」
「あくまで試作品だからな。絶対とは言いきれねぇが、設計上は可能なはずだ。」
「って事だが、ルークはどうする?気が乗らないなら2~3日は休んでても良いぞ?」
「いや、軽く動きてぇし、思い出したからな。今までよりも試したい事が出来たし、何だったらシュウトが相手になってくれよ。って言っても手加減はしてくれよ。」
「おう。そういう事なら任せておけ。俺なら状態を見ながら修行も出来るしな。」
「よし!じゃあ飯にしようぜ!」
話が終わると丁度、食堂に着いたので、ルークは急いで何時もの席に走って行った。
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