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第330話 [無限闘技場コロッセウム。Part3]
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「ふぅ~これで終わりか?」
俺がそう言いながら周りを見ると皆んなが唖然とした表情で俺の方を見ていた。
「ん?皆んな変な顔してどうした?」
「どうしたでは無いでござるよ。そんなにあっさり倒されたら拙者達の立場が無いでござるよ。」
「まぁ、そう言ってもなぁ。お前達も今ならそこまで苦労はしないだろ?」
「それはそうでござるが、それにしてもでござるよ。」
「まぁ、神気を固めた様な武器だからなぁ、逆に神気まで使って一撃で倒せない方が何とも言えない感じだけどな。」
「あれでも納得していないのはシュウトらしいでござるな。」
「色々反省点の多い踏破だったと思ってな。」
「そうでござるか?」
「まぁ最初のハプニングは有ったがそれでも下調べをちゃんとやってれば、こんなに時間も掛かってなかったしな。」
俺達がそう話していると光っていた柱が沈んでいき、代わりに闘技場の真ん中から円柱の台座がせり上がって、その中心から深紅の玉が出てきた。
「やっぱり今のがダンジョンボスだったんだな。」
俺がそう言いながら深紅の玉に近付くとアナウンスが流れた。
《フウインヲトキマスカ?》
「封印?封印って何の封印だ?」
《コチラハ、カミノケンゾクサマノサイシュウシケントシテ、アクシンノヒトハシラガ、フウインサレテオリマス。フウインヲトキマスカ?》
「だから神気で倒す系の魔物が配置されてたのか。」
《ハイ、ソノトオリデス。》
「なるほどな。それで封印を解かない場合はどうなるんだ?」
《ザイホウヲ、カクトクシテクダサイ。》
「財宝が要らない場合は?」
《ワタシニ、フレテクダサイ。》
「触れたらどうなるんだ?」
《ダンジョンマスタートシテ、トウロクサレマス。》
「他にもダンジョンマスターになってるけど問題無いか?」
《モンダイアリマセン。》
「ダンジョンマスターになったらこの場に留まる必要はあるのか?」
《セッテイニ、ヘンコウガナケレバ、トドマルヒツヨウハ、アリマセン。》
「変更中は留まるのか?」
《ハイ。サイチョウデ、イッカゲツカンハ、ヒツヨウニナリマス。》
「なるほどなぁ、今の設定はどうなってるか現時点で言えるのか?」
《ダンジョンマスターイガイニハ、オシエルコトハデキマセン。》
「まぁ、そうだよな。変更中は誰か他の人に居てもらうっていうのは可能か?」
《ダイリトシテナラ、カノウデス。》
「分かった。じゃあダンジョンマスターになるけど、触れたら良いんだな?」
《ハイ。》
俺はアナウンス通りにダンジョンコアに触れると身体から魔力が吸い取られる感じがした。
「おぉ、結構吸い取られるなぁ。普通ならこれだけで生命を落とすんじゃないか?」
《ダンジョンマスターニ、トウロクサレマシタ。》
「今のダンジョン設定ってどうなってるんだ?」
《ヒョウジシマス。》
そうアナウンスされると画面が浮かび上がり、俺達が知ってる内容が記載されていた。
「なるほどなぁ。事前の情報もそうだけど、俺達の予想通りだったな。1度攻略方法が分かれば、最後までは行けそうだが、最後のボスは1時間以内に倒さなければ、完全回復して再挑戦か、しかも3回失敗したらペナルティーでスタンピードって厳しくないか?」
《ソノテイドノ、カクゴガナイモノニ、アクシンヘノチョウセンスル、シカクハナイ。》
「急に何だ?」
《メイキュウシン・ラビリスサマカラ、チョウセンシャヘノ、メッセージデス。》
「あぁ、なるほどなぁ。」
《チョウセンニ、イタラナイトオモウモノハ、シヲカクゴシテ、イドミツヅケヨ。》
「それもラビリス様からのメッセージか?」
《ハイ。》
「やっぱり此処は人々の強化を目的として創られたダンジョンなんだな。」
《ハイ。》
「じゃあ最後のヤツも残すべきか。」
《ダンジョンノ、ヘンコウハ、オコナイマスカ?》
「いや、そのままで。この事は一部の人達には話しても良いか?」
《マスターニ、オマカセイタシマス。》
《アナウンスハ、コンゴモ、ヒツヨウデスカ?》
「そうだなぁ、こっちから聞きたい事も有るかもしれないからそのままで良いけど、本当は精霊の誰かなんじゃないのか?」
《・・・シバラク、オマチクダサイ。》
これって誰かと相談してるのか?
俺がそう思っていると再びアナウンスが流れ始めた。
《シュウト・オオヤマジサマデ、ヨロシイデショウカ?》
「あぁ、もしかして誰かに聞きに行ってたのか?」
俺がそう聞くと円柱の台座から黒い煙が吹き出し、1ヶ所に纏まると中から黒い精霊が出て来て、俺の前でスライディングする様に平伏した。
「アストライアー様の眷属様とはつゆ知らず、大変失礼致しました!!!」
「いや、そこまでしなくても良いぞ。」
「そういう訳には!」
「っていうより自分で言うのも恥ずかしいけど、精霊界だと結構有名人だと思うんだが?」
「はい!聞きに戻ったら皆んな知ってました!」
「あっ、やっぱりそうなんだな。」
「はい!そうなんですが私は500年間此処で修行をしてまして。」
「500年は凄いなぁ。その間交代とかは無かったのか?」
「えぇと、何と申しましょうか・・・。」
「ん?」
「えぇと修行中少し寝てまして・・・。」
「少しねぇ・・・途中でスタンピードになった事は知ってるよな?」
「スタンピード!?」
「・・・。」
俺が冷たい目で精霊を見ていると精霊は台座に移動して何かをするとビクッと肩を震わせて恐る恐る俺の方を見た。
「500年も何してたんだ?」
「えぇと・・・。」
俺がそう聞くと精霊は目を泳がせながらソワソワしていた。
「ふぅ~とりあえず交代・・・。」
「お待ち下さい!」
俺が交代と言った瞬間、精霊は俺の足にしがみついて只管許しを乞う様な行動をしていた。
「なら、管理は任せるから今度はちゃんとしてくれよ。」
「はい!お任せ下さい!」
精霊はそう言うと敬礼をしながら台座の中に帰っていった。
その様子を見ていた皆んながぞろぞろと寄ってきた。
「アレで良かったのでござるか?」
「一応、これからは頑張るって言ってたし、本当に駄目な子だったらユグドラシルが許さないだろ?」
「そういう事でござるか。」
「後はトヨタさん達にこのダンジョンの事を説明するだけだな。」
「何処まで話すでござるか?」
「とりあえず、トヨタさん達に相談かなぁ。」
「そうでござるな。」
俺達がそんな話をしていると出て行っていたルーク達が戻ってきた。
「踏破し終わったのか?」
「おう。そっちはどうだった?」
「とりあえず此処の統括してる人は結構なお年寄りだったのをいい事に此処の副統括は色々やってたみたいだな。余罪がかなり出てたし、俺達が潰した海賊にも情報を流してたみたいだ。」
「奴等の仲間が居たのか!?」
「仲間って程の事じゃなかったから見逃してたみたいだな。」
「ん?」
「皇族や王族がどのルートで此処へ来るかって情報を流して小銭を稼いでたみたいだな。」
「ソレって大事じゃないのか?」
「いや、連合艦隊のルートだぞ。海賊も襲わないというか、避けたいって事で教えてたらしい。」
「あぁ、確かに一度でも接触したら連合軍で捜索、討伐って事になりそうだもんな。」
「だから情報を流して海賊が狙われない様にしてたんだと。」
「小銭の為にって事か?」
「そう。」
「聞けば微妙だけど、立派な犯罪だろ?」
「そうだな。反逆罪で一族処刑ってなるな。」
「だよな。ってか、他にも色々ってそこまでするのに自分が統括にはならなかったんだな。」
「言っちゃなんだが、だいぶボケてるじい様をトップに据え置く事で自分の悪事を誤魔化してたからその方が楽だったみたいだぞ。」
「何ていうか、本当に小悪党って感じだな。」
「今回の事が無かったら唯のムカつく上司ってだけで収まるくらいの事にしか、手を染めてなかったっぽいからな。」
「いや、それでもあんな粗悪品の武具を渡しておいて、よくそれで収まってたな。」
「武具が粗悪品だったのは修繕費を横領してたからで、今回の様な人を人とも思わない行為は初めてだったみたいだぞ。」
「そうなのか?」
「普段は王族、皇族のパーティーが一定レベルまで討伐して今回みたいな事は無かったらしいからな。」
「魔物のレベルも分からなかったって事か。」
「そうみたいだな。王族、皇族が軽く倒してるのを見て、最初に出て来るのは大した事は無いって思ってたらしい。」
「マニュアルみたいなのは無かったのか?」
「在るけど、必要な時代は今の統括がバリバリやってた頃で例の副統括が管理してた時はその必要すら無かったみたいだ。」
「なるほど、色々な怠慢が今回の事件を引き起こしたって事か。」
「あぁ、だから今回の件に関してだけは被害者へ慰謝料の支払いと信用を失墜させる行為への国への支払いだけだな。戦わされた人達もマニュアルの存在も知らなかったらしいからな。」
「だろうな。知ってたらEランクを倒せるギリギリの戦力でDランク3体に挑もうとは思わないだろうしな。」
「って事で、今後はこの島全体を管理してる人間を筆頭にマニュアルの徹底と下の者にも必要事項を再認識させる事を約束させたから似た様な間違いも起こらないだろ?」
「まぁ、離島な上、大した戦力も無さそうだもんな。」
「だな。まぁそれでなんだが、トヨタさんも感謝と謝罪をって、こっちに向かってるらしいぞ。」
「え?それなら俺が行くのに。」
「諸外国へのパフォーマンスも兼ねてるって話だ。それで明日には着くってよ。」
「そうなのか。まぁ、それなら必要か。」
「だろ?」
「それでバト達は一緒じゃないのか?」
「芋づる式で徹底的にって事らしくてな。もう少し掛かるって言ってたぞ。」
「それなら仕方ないか。まぁでもトヨタさんが来るのは丁度良かった。」
「何がだ?」
「踏破したから此処のダンジョンマスターになってな。相談したい内容が有るんだよ。」
「へぇ~どんなのだ?」
ルークに聞かれた俺は踏破方法や此処に何が封印されているかを話、俺の補足みたいな感じでサスケがダンジョンボスの話をしていた。
「流石、シュウトだな。俺達もそのくらいは出来る様にならないとな。」
「そうでござるな。目指せ!単独踏破でござるが、毎回此処に来る訳にも行かないでござるからなぁ。」
「だな。」
俺がそう言いながら周りを見ると皆んなが唖然とした表情で俺の方を見ていた。
「ん?皆んな変な顔してどうした?」
「どうしたでは無いでござるよ。そんなにあっさり倒されたら拙者達の立場が無いでござるよ。」
「まぁ、そう言ってもなぁ。お前達も今ならそこまで苦労はしないだろ?」
「それはそうでござるが、それにしてもでござるよ。」
「まぁ、神気を固めた様な武器だからなぁ、逆に神気まで使って一撃で倒せない方が何とも言えない感じだけどな。」
「あれでも納得していないのはシュウトらしいでござるな。」
「色々反省点の多い踏破だったと思ってな。」
「そうでござるか?」
「まぁ最初のハプニングは有ったがそれでも下調べをちゃんとやってれば、こんなに時間も掛かってなかったしな。」
俺達がそう話していると光っていた柱が沈んでいき、代わりに闘技場の真ん中から円柱の台座がせり上がって、その中心から深紅の玉が出てきた。
「やっぱり今のがダンジョンボスだったんだな。」
俺がそう言いながら深紅の玉に近付くとアナウンスが流れた。
《フウインヲトキマスカ?》
「封印?封印って何の封印だ?」
《コチラハ、カミノケンゾクサマノサイシュウシケントシテ、アクシンノヒトハシラガ、フウインサレテオリマス。フウインヲトキマスカ?》
「だから神気で倒す系の魔物が配置されてたのか。」
《ハイ、ソノトオリデス。》
「なるほどな。それで封印を解かない場合はどうなるんだ?」
《ザイホウヲ、カクトクシテクダサイ。》
「財宝が要らない場合は?」
《ワタシニ、フレテクダサイ。》
「触れたらどうなるんだ?」
《ダンジョンマスタートシテ、トウロクサレマス。》
「他にもダンジョンマスターになってるけど問題無いか?」
《モンダイアリマセン。》
「ダンジョンマスターになったらこの場に留まる必要はあるのか?」
《セッテイニ、ヘンコウガナケレバ、トドマルヒツヨウハ、アリマセン。》
「変更中は留まるのか?」
《ハイ。サイチョウデ、イッカゲツカンハ、ヒツヨウニナリマス。》
「なるほどなぁ、今の設定はどうなってるか現時点で言えるのか?」
《ダンジョンマスターイガイニハ、オシエルコトハデキマセン。》
「まぁ、そうだよな。変更中は誰か他の人に居てもらうっていうのは可能か?」
《ダイリトシテナラ、カノウデス。》
「分かった。じゃあダンジョンマスターになるけど、触れたら良いんだな?」
《ハイ。》
俺はアナウンス通りにダンジョンコアに触れると身体から魔力が吸い取られる感じがした。
「おぉ、結構吸い取られるなぁ。普通ならこれだけで生命を落とすんじゃないか?」
《ダンジョンマスターニ、トウロクサレマシタ。》
「今のダンジョン設定ってどうなってるんだ?」
《ヒョウジシマス。》
そうアナウンスされると画面が浮かび上がり、俺達が知ってる内容が記載されていた。
「なるほどなぁ。事前の情報もそうだけど、俺達の予想通りだったな。1度攻略方法が分かれば、最後までは行けそうだが、最後のボスは1時間以内に倒さなければ、完全回復して再挑戦か、しかも3回失敗したらペナルティーでスタンピードって厳しくないか?」
《ソノテイドノ、カクゴガナイモノニ、アクシンヘノチョウセンスル、シカクハナイ。》
「急に何だ?」
《メイキュウシン・ラビリスサマカラ、チョウセンシャヘノ、メッセージデス。》
「あぁ、なるほどなぁ。」
《チョウセンニ、イタラナイトオモウモノハ、シヲカクゴシテ、イドミツヅケヨ。》
「それもラビリス様からのメッセージか?」
《ハイ。》
「やっぱり此処は人々の強化を目的として創られたダンジョンなんだな。」
《ハイ。》
「じゃあ最後のヤツも残すべきか。」
《ダンジョンノ、ヘンコウハ、オコナイマスカ?》
「いや、そのままで。この事は一部の人達には話しても良いか?」
《マスターニ、オマカセイタシマス。》
《アナウンスハ、コンゴモ、ヒツヨウデスカ?》
「そうだなぁ、こっちから聞きたい事も有るかもしれないからそのままで良いけど、本当は精霊の誰かなんじゃないのか?」
《・・・シバラク、オマチクダサイ。》
これって誰かと相談してるのか?
俺がそう思っていると再びアナウンスが流れ始めた。
《シュウト・オオヤマジサマデ、ヨロシイデショウカ?》
「あぁ、もしかして誰かに聞きに行ってたのか?」
俺がそう聞くと円柱の台座から黒い煙が吹き出し、1ヶ所に纏まると中から黒い精霊が出て来て、俺の前でスライディングする様に平伏した。
「アストライアー様の眷属様とはつゆ知らず、大変失礼致しました!!!」
「いや、そこまでしなくても良いぞ。」
「そういう訳には!」
「っていうより自分で言うのも恥ずかしいけど、精霊界だと結構有名人だと思うんだが?」
「はい!聞きに戻ったら皆んな知ってました!」
「あっ、やっぱりそうなんだな。」
「はい!そうなんですが私は500年間此処で修行をしてまして。」
「500年は凄いなぁ。その間交代とかは無かったのか?」
「えぇと、何と申しましょうか・・・。」
「ん?」
「えぇと修行中少し寝てまして・・・。」
「少しねぇ・・・途中でスタンピードになった事は知ってるよな?」
「スタンピード!?」
「・・・。」
俺が冷たい目で精霊を見ていると精霊は台座に移動して何かをするとビクッと肩を震わせて恐る恐る俺の方を見た。
「500年も何してたんだ?」
「えぇと・・・。」
俺がそう聞くと精霊は目を泳がせながらソワソワしていた。
「ふぅ~とりあえず交代・・・。」
「お待ち下さい!」
俺が交代と言った瞬間、精霊は俺の足にしがみついて只管許しを乞う様な行動をしていた。
「なら、管理は任せるから今度はちゃんとしてくれよ。」
「はい!お任せ下さい!」
精霊はそう言うと敬礼をしながら台座の中に帰っていった。
その様子を見ていた皆んながぞろぞろと寄ってきた。
「アレで良かったのでござるか?」
「一応、これからは頑張るって言ってたし、本当に駄目な子だったらユグドラシルが許さないだろ?」
「そういう事でござるか。」
「後はトヨタさん達にこのダンジョンの事を説明するだけだな。」
「何処まで話すでござるか?」
「とりあえず、トヨタさん達に相談かなぁ。」
「そうでござるな。」
俺達がそんな話をしていると出て行っていたルーク達が戻ってきた。
「踏破し終わったのか?」
「おう。そっちはどうだった?」
「とりあえず此処の統括してる人は結構なお年寄りだったのをいい事に此処の副統括は色々やってたみたいだな。余罪がかなり出てたし、俺達が潰した海賊にも情報を流してたみたいだ。」
「奴等の仲間が居たのか!?」
「仲間って程の事じゃなかったから見逃してたみたいだな。」
「ん?」
「皇族や王族がどのルートで此処へ来るかって情報を流して小銭を稼いでたみたいだな。」
「ソレって大事じゃないのか?」
「いや、連合艦隊のルートだぞ。海賊も襲わないというか、避けたいって事で教えてたらしい。」
「あぁ、確かに一度でも接触したら連合軍で捜索、討伐って事になりそうだもんな。」
「だから情報を流して海賊が狙われない様にしてたんだと。」
「小銭の為にって事か?」
「そう。」
「聞けば微妙だけど、立派な犯罪だろ?」
「そうだな。反逆罪で一族処刑ってなるな。」
「だよな。ってか、他にも色々ってそこまでするのに自分が統括にはならなかったんだな。」
「言っちゃなんだが、だいぶボケてるじい様をトップに据え置く事で自分の悪事を誤魔化してたからその方が楽だったみたいだぞ。」
「何ていうか、本当に小悪党って感じだな。」
「今回の事が無かったら唯のムカつく上司ってだけで収まるくらいの事にしか、手を染めてなかったっぽいからな。」
「いや、それでもあんな粗悪品の武具を渡しておいて、よくそれで収まってたな。」
「武具が粗悪品だったのは修繕費を横領してたからで、今回の様な人を人とも思わない行為は初めてだったみたいだぞ。」
「そうなのか?」
「普段は王族、皇族のパーティーが一定レベルまで討伐して今回みたいな事は無かったらしいからな。」
「魔物のレベルも分からなかったって事か。」
「そうみたいだな。王族、皇族が軽く倒してるのを見て、最初に出て来るのは大した事は無いって思ってたらしい。」
「マニュアルみたいなのは無かったのか?」
「在るけど、必要な時代は今の統括がバリバリやってた頃で例の副統括が管理してた時はその必要すら無かったみたいだ。」
「なるほど、色々な怠慢が今回の事件を引き起こしたって事か。」
「あぁ、だから今回の件に関してだけは被害者へ慰謝料の支払いと信用を失墜させる行為への国への支払いだけだな。戦わされた人達もマニュアルの存在も知らなかったらしいからな。」
「だろうな。知ってたらEランクを倒せるギリギリの戦力でDランク3体に挑もうとは思わないだろうしな。」
「って事で、今後はこの島全体を管理してる人間を筆頭にマニュアルの徹底と下の者にも必要事項を再認識させる事を約束させたから似た様な間違いも起こらないだろ?」
「まぁ、離島な上、大した戦力も無さそうだもんな。」
「だな。まぁそれでなんだが、トヨタさんも感謝と謝罪をって、こっちに向かってるらしいぞ。」
「え?それなら俺が行くのに。」
「諸外国へのパフォーマンスも兼ねてるって話だ。それで明日には着くってよ。」
「そうなのか。まぁ、それなら必要か。」
「だろ?」
「それでバト達は一緒じゃないのか?」
「芋づる式で徹底的にって事らしくてな。もう少し掛かるって言ってたぞ。」
「それなら仕方ないか。まぁでもトヨタさんが来るのは丁度良かった。」
「何がだ?」
「踏破したから此処のダンジョンマスターになってな。相談したい内容が有るんだよ。」
「へぇ~どんなのだ?」
ルークに聞かれた俺は踏破方法や此処に何が封印されているかを話、俺の補足みたいな感じでサスケがダンジョンボスの話をしていた。
「流石、シュウトだな。俺達もそのくらいは出来る様にならないとな。」
「そうでござるな。目指せ!単独踏破でござるが、毎回此処に来る訳にも行かないでござるからなぁ。」
「だな。」
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