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第332話 [報・連・相。]
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ダンジョン踏破した次の日、昼過ぎにはトヨタさんが到着した。
「いやぁ~またシュウトはん達には迷惑掛けてもうたみたいやなぁ~。」
「別に気にしないで下さい。実害は殆ど有りませんし。」
「せやかて・・・立て続けやしなぁ。」
トヨタさんはそう言うと情けないとでも言いたそうな顔で頭を搔いていた。
「たまたまですし、1人も逃さずのつもりだったのが、結果的に逃してた様な形でしたしね。」
「まぁ、犯罪者集団を匿う様な行動をしとったんは間違いないやろうけど・・・まぁええわ。シュウトはんがそう言うんやったらそうさせてもらうわ。」
「はい。それでお願いします。皆んなもそれで良いよな。」
俺がそう言うと一緒に来ていたルーク達も頷いていた。
「此処に居る全員が頷いとるゆう事はシュウトはんのフォスエスペランサ国の総意っちゅう事でええんか?」
「そうですね。自分達が打ち漏らした様なものですしね。」
「ワイの負けや。そこまで言われたら引き下がるしかないわ。」
「・・・。」
「いやいや、さっきも言うたんやで?ボケやん、突っ込んでくれんと。」
「あっ!そういう事でしたか、気が付きませんでした。すいません。」
「そない分かり難かったか・・・ワイもまだまだやなぁ・・・それよりシュウトはん、来る時に聞いたけど、ワイに話があるいうんはなんやったかいな?」
「あっ、それは此処では話せないんで着いて来てもらって良いですか?」
「ん?あぁ、一寸だけ時間もろてええか?部下に奴等の連行と裁判に使う証拠品を船に運んどく様に言ってくるさかい。」
「それなら大丈夫ですよ。」
「ほな、早速行ってくるわな。」
トヨタさんはそう言うと飛行船に戻って行ったので、一緒に居たルーク達にトヨタさんの事を頼むと俺は予定通り、リーグさんとガシュウさんを迎えに行き、戻ってきていたトヨタさんと共に用意してもらっていた宿泊施設の一室からアイテムボックス改へと移動した。
「シュウト様、私共3人を招集されたという事は島の管理問題の事では無く、島のダンジョンの事で宜しかったでしょうか?」
「ガシュウはん、何で知ってんねん?」
「2人には知られても問題無いとは思いますが、信徒は至る所にいますよ。」
「やっぱ、噂はホンマやってんなぁ。」
「噂のぅ・・・アレじゃろ?各国の情報を得る為に教会を隠れ蓑に諜報員を送り込んでおるというやつじゃな。」
「せや、リーグはんも疑った事も有るやろ?実際は証拠もなんもあらへん、根も葉もない噂やと思とったんやけど、まさかホンマやとはなぁ。」
「トヨタ、それは違うのじゃぞ。」
「何がちゃうねん、何日も経ってへんのにガシュウはんは知っとったやないか。」
「確かに教会内には噂を元に情報を精査して正確な情報を得る為に動いておる者も居るが、それはその辺に居る平民や貴族として化けておるのではないのじゃ。」
「そうなんか?」
トヨタさんがそう言うとガシュウさんが微笑みながら答えた。
「教会には色んな方が参られます。そういう方々が心労に救い求め、神々の神像へとお祈りされる事が御座いまして、その話を聞いた司祭やその部下が良き信徒を救うべく神々に代わり、こっそりと動く為に情報を得る事が御座いますね。今回はフォスエスペランサ国に害なす情報が有った場合、いち早くお手伝いが出来る様にと全支部に通達していましたので、知る事になったのですよ。」
「なんや、そう言う事かいな。確かにそれならワイの部下が皆の無事を祈願しとってもしゃあないわな。」
「話半分とも言いますからね。」
「ちゅう事はホンマに諜報員も居るんかいな。」
「えぇ。自国に害をなす様な教会の無い国もありますからね。」
「ゲオルギ帝國の奴等やな。」
「ですね。彼処は神々への信仰を履き違えてますし、光星教の教会もありませんからね。」
「まぁ彼処にはワイの所のも行っとるし、リーグはんのとこも行っとるやろ?」
「それはそうじゃろ。何時何をするか分からん国じゃからのぅ。」
「せやの。ほんで島のダンジョンって踏破したゆう事を教えよういう事か?」
「シュウト様が招集したのです。それだけでは無いでしょう。それに私も妻や子を送り出している者として正確な情報をお教え頂きたいですしね。」
「そうじゃのぅ。余もガシュウと同様じゃ。」
「分かりました。結論から申し上げますと踏破してダンジョンマスターとなりましたので、その際に得た情報を・・・・・」
3人とも真剣な表情で俺の事を見てきたので相談すべく、ダンジョンの事を全て話した。
「なんちゅうこっちゃ。選定基準を変えなアカンか?」
「何処まで話すかが問題じゃのぅ。」
「シュウト様、眷属の方が踏破し、ダンジョンマスターと成ったという事にしても宜しいのでしょうか?」
「自分が踏破という事でなければ事実、踏破してるので問題ありませんよ。」
「ガシュウよ、それでどうするつもりじゃ?」
「眷属様が踏破し、ダンジョンマスターに成った事で新たな情報が齎されたとし、攻略方法は伝えずにダンジョンボスがアペクマンティコアである事、これまで通りの周期での討伐ランクで問題は起こらない事、周期がズレるのであれば、もうワンランク上の討伐が必要である事、緊急時にはフォスエスペランサ国への依頼をする事を各国に情報提供し、本日より1年間はダンジョンに挑戦する必要が無い事を伝えるというのはどうでしょうか?」
「・・・妥当かのぅ。じゃが、トヨタの言う通り再選定が必要というのも有るじゃろう?」
「そこは眷属様からの通達として、私共が考えていたよりも危険なダンジョンである事、但し、ルールに乗っ取った行動を心掛けているのであれば、かなり安全な場所でもある事を。」
「せやなぁ、それならリスクは有っても眷属様の御墨付きがある言うて今まで通りでええかもしれんなぁ。」
「しかし、人々を強化する為にもと存在するダンジョンだとは思わなかったのぅ。確かに余の国の歴代の将を担った王族は軒並み稀に見る強者ではあったのぅ。」
「ほな、王族、皇族以外にも広めた方がええんか?」
「王族、皇族以外が強化するのが危険であるとか、そういう訳ではないのですが、より多くの人々を例のダンジョンに向かわせるのは危険ではないかと思われます。」
「そりゃアレか、危ない輩が来んようにちゅう事か?」
「そうですね。あの島に来れる方は少ないでしょうが、シュウト様の国、フォスエスペランサ国の各都市に張られている結界が無い以上、不穏分子が入り込まないとも限りませんしね。」
「そうじゃのぅ。解決策が見い出せぬ以上、余もガシュウに賛成じゃのぅ。」
「ほんならシュウトはんに結界を張ってもらうんはどうや?」
「トヨタ、流石に不敬ですよ。」
「まぁ、言うだけなら損はあらへんし、シュウトはんもこないな事で腹立てる様な人ちゃうやろ?」
「だからこそ不敬と言っているのです。」
「すまん、すまん。ほんでどないやろか?」
謝りつつも再び聞いてくるトヨタさんの態度にガシュウさんは頭を抱えつつ、俺の答えが気になっている様で俺の方を見てきた。
「結論から言いますと不可能ですね。」
「それは何でや?シュウトはんの魔力量が桁違いなのは分かるんやけど、それは関係あらへんって事か?」
「そうですね。幾ら魔力が有ろうと最初にお話した通り島全体がダンジョンという事もあって結界を張る事が出来なかったんですよ。」
「なるほど、試した結果ゆう事か。」
「はい。」
「シュウトはんが無理なら誰がやろうと無理やな。」
「しかし、シュウト様でも結界を張る事が出来ないという事は防衛の際は無防備になるという事でしょうか?」
「ガシュウさん、その心配は殆ど無いと思いますよ。」
「それはダンジョンの防衛機能が有るからという事でしょうか?」
「そうですね。自分が調べた限りでは外部からの攻撃はダンジョンの結界によりダンジョン内へは被害は無く、魔物の誘引を強める事で、魔物同士の争いを島の外で激化させ、魔物同士で滅ぼさせる機能が発動する様なので、他国が攻め込もうとした場合、魔物の対処に追われるか、誘われた魔物に殲滅されるかという事になると思いますよ。但し、長期間に渡り戦闘が行われた場合、誘引した魔物を吸収し出す様なので、闘技場で戦闘を継続しないとスタンピードの様な現象が発生するかもしれませんね。」
「外部よりも内部に気を付けなければいけないという事でしょうか?」
「長期間の場合のみ、そうなりますね。島への侵入を阻止しつつ、闘技場での戦闘となるでしょうね。」
「シュウト様、長期間とはどの程度か分かりますでしょうか?」
「記載されている内容から言いますと1ヶ月間、一定レベルの攻撃となっていましたね。」
「一定レベルがどの程度かは・・・。」
「分からないですね。それでもAランクやSランクの魔物を食い物にしている様なダンジョンなんで、Bランク程度の攻撃は必要なのではないでしょうか。」
「確かにシュウト様の仰る通り、Aランク以上の攻撃の余波はBランクの全力攻撃と同等以上とされていますので、通常の軍であれば問題無さそうですね。」
「そうなんですか?」
「はい。魔法大隊の戦略級魔法であればSランクをも殲滅する事は出来ますが、それを1ヶ月続けて放つ事は不可能でして、休み無く放ち続けるのであれば、魔法大隊の戦力で交代で放ち続ける必要が有り、そうなりますと通常の作戦では行なう事は有り得ないのです。」
「確かに一発に力を込める方が戦略的には正しいですもんね。」
「はい。それでもダンジョンを破壊するとなると心許ないので、問題は無いかと思われます。」
「それなら安心ですね。」
「ならばシュウト殿、この後は余達に任されると良い。」
「えっ?良いんですか?」
「問題ない。元々は余達が各国に連名でフォスエスペランサ国に踏破を依頼すると議題に上げた事が始まりじゃて、後の事は余達に任されよ。各国との話合いの結果は報告致す故。」
「分かりました。では少し席を外させて頂きますね。」
「うむ。」
俺はそう言うと新たな迷宮を創る為に3人をバトに任せて移動する事にした。
「いやぁ~またシュウトはん達には迷惑掛けてもうたみたいやなぁ~。」
「別に気にしないで下さい。実害は殆ど有りませんし。」
「せやかて・・・立て続けやしなぁ。」
トヨタさんはそう言うと情けないとでも言いたそうな顔で頭を搔いていた。
「たまたまですし、1人も逃さずのつもりだったのが、結果的に逃してた様な形でしたしね。」
「まぁ、犯罪者集団を匿う様な行動をしとったんは間違いないやろうけど・・・まぁええわ。シュウトはんがそう言うんやったらそうさせてもらうわ。」
「はい。それでお願いします。皆んなもそれで良いよな。」
俺がそう言うと一緒に来ていたルーク達も頷いていた。
「此処に居る全員が頷いとるゆう事はシュウトはんのフォスエスペランサ国の総意っちゅう事でええんか?」
「そうですね。自分達が打ち漏らした様なものですしね。」
「ワイの負けや。そこまで言われたら引き下がるしかないわ。」
「・・・。」
「いやいや、さっきも言うたんやで?ボケやん、突っ込んでくれんと。」
「あっ!そういう事でしたか、気が付きませんでした。すいません。」
「そない分かり難かったか・・・ワイもまだまだやなぁ・・・それよりシュウトはん、来る時に聞いたけど、ワイに話があるいうんはなんやったかいな?」
「あっ、それは此処では話せないんで着いて来てもらって良いですか?」
「ん?あぁ、一寸だけ時間もろてええか?部下に奴等の連行と裁判に使う証拠品を船に運んどく様に言ってくるさかい。」
「それなら大丈夫ですよ。」
「ほな、早速行ってくるわな。」
トヨタさんはそう言うと飛行船に戻って行ったので、一緒に居たルーク達にトヨタさんの事を頼むと俺は予定通り、リーグさんとガシュウさんを迎えに行き、戻ってきていたトヨタさんと共に用意してもらっていた宿泊施設の一室からアイテムボックス改へと移動した。
「シュウト様、私共3人を招集されたという事は島の管理問題の事では無く、島のダンジョンの事で宜しかったでしょうか?」
「ガシュウはん、何で知ってんねん?」
「2人には知られても問題無いとは思いますが、信徒は至る所にいますよ。」
「やっぱ、噂はホンマやってんなぁ。」
「噂のぅ・・・アレじゃろ?各国の情報を得る為に教会を隠れ蓑に諜報員を送り込んでおるというやつじゃな。」
「せや、リーグはんも疑った事も有るやろ?実際は証拠もなんもあらへん、根も葉もない噂やと思とったんやけど、まさかホンマやとはなぁ。」
「トヨタ、それは違うのじゃぞ。」
「何がちゃうねん、何日も経ってへんのにガシュウはんは知っとったやないか。」
「確かに教会内には噂を元に情報を精査して正確な情報を得る為に動いておる者も居るが、それはその辺に居る平民や貴族として化けておるのではないのじゃ。」
「そうなんか?」
トヨタさんがそう言うとガシュウさんが微笑みながら答えた。
「教会には色んな方が参られます。そういう方々が心労に救い求め、神々の神像へとお祈りされる事が御座いまして、その話を聞いた司祭やその部下が良き信徒を救うべく神々に代わり、こっそりと動く為に情報を得る事が御座いますね。今回はフォスエスペランサ国に害なす情報が有った場合、いち早くお手伝いが出来る様にと全支部に通達していましたので、知る事になったのですよ。」
「なんや、そう言う事かいな。確かにそれならワイの部下が皆の無事を祈願しとってもしゃあないわな。」
「話半分とも言いますからね。」
「ちゅう事はホンマに諜報員も居るんかいな。」
「えぇ。自国に害をなす様な教会の無い国もありますからね。」
「ゲオルギ帝國の奴等やな。」
「ですね。彼処は神々への信仰を履き違えてますし、光星教の教会もありませんからね。」
「まぁ彼処にはワイの所のも行っとるし、リーグはんのとこも行っとるやろ?」
「それはそうじゃろ。何時何をするか分からん国じゃからのぅ。」
「せやの。ほんで島のダンジョンって踏破したゆう事を教えよういう事か?」
「シュウト様が招集したのです。それだけでは無いでしょう。それに私も妻や子を送り出している者として正確な情報をお教え頂きたいですしね。」
「そうじゃのぅ。余もガシュウと同様じゃ。」
「分かりました。結論から申し上げますと踏破してダンジョンマスターとなりましたので、その際に得た情報を・・・・・」
3人とも真剣な表情で俺の事を見てきたので相談すべく、ダンジョンの事を全て話した。
「なんちゅうこっちゃ。選定基準を変えなアカンか?」
「何処まで話すかが問題じゃのぅ。」
「シュウト様、眷属の方が踏破し、ダンジョンマスターと成ったという事にしても宜しいのでしょうか?」
「自分が踏破という事でなければ事実、踏破してるので問題ありませんよ。」
「ガシュウよ、それでどうするつもりじゃ?」
「眷属様が踏破し、ダンジョンマスターに成った事で新たな情報が齎されたとし、攻略方法は伝えずにダンジョンボスがアペクマンティコアである事、これまで通りの周期での討伐ランクで問題は起こらない事、周期がズレるのであれば、もうワンランク上の討伐が必要である事、緊急時にはフォスエスペランサ国への依頼をする事を各国に情報提供し、本日より1年間はダンジョンに挑戦する必要が無い事を伝えるというのはどうでしょうか?」
「・・・妥当かのぅ。じゃが、トヨタの言う通り再選定が必要というのも有るじゃろう?」
「そこは眷属様からの通達として、私共が考えていたよりも危険なダンジョンである事、但し、ルールに乗っ取った行動を心掛けているのであれば、かなり安全な場所でもある事を。」
「せやなぁ、それならリスクは有っても眷属様の御墨付きがある言うて今まで通りでええかもしれんなぁ。」
「しかし、人々を強化する為にもと存在するダンジョンだとは思わなかったのぅ。確かに余の国の歴代の将を担った王族は軒並み稀に見る強者ではあったのぅ。」
「ほな、王族、皇族以外にも広めた方がええんか?」
「王族、皇族以外が強化するのが危険であるとか、そういう訳ではないのですが、より多くの人々を例のダンジョンに向かわせるのは危険ではないかと思われます。」
「そりゃアレか、危ない輩が来んようにちゅう事か?」
「そうですね。あの島に来れる方は少ないでしょうが、シュウト様の国、フォスエスペランサ国の各都市に張られている結界が無い以上、不穏分子が入り込まないとも限りませんしね。」
「そうじゃのぅ。解決策が見い出せぬ以上、余もガシュウに賛成じゃのぅ。」
「ほんならシュウトはんに結界を張ってもらうんはどうや?」
「トヨタ、流石に不敬ですよ。」
「まぁ、言うだけなら損はあらへんし、シュウトはんもこないな事で腹立てる様な人ちゃうやろ?」
「だからこそ不敬と言っているのです。」
「すまん、すまん。ほんでどないやろか?」
謝りつつも再び聞いてくるトヨタさんの態度にガシュウさんは頭を抱えつつ、俺の答えが気になっている様で俺の方を見てきた。
「結論から言いますと不可能ですね。」
「それは何でや?シュウトはんの魔力量が桁違いなのは分かるんやけど、それは関係あらへんって事か?」
「そうですね。幾ら魔力が有ろうと最初にお話した通り島全体がダンジョンという事もあって結界を張る事が出来なかったんですよ。」
「なるほど、試した結果ゆう事か。」
「はい。」
「シュウトはんが無理なら誰がやろうと無理やな。」
「しかし、シュウト様でも結界を張る事が出来ないという事は防衛の際は無防備になるという事でしょうか?」
「ガシュウさん、その心配は殆ど無いと思いますよ。」
「それはダンジョンの防衛機能が有るからという事でしょうか?」
「そうですね。自分が調べた限りでは外部からの攻撃はダンジョンの結界によりダンジョン内へは被害は無く、魔物の誘引を強める事で、魔物同士の争いを島の外で激化させ、魔物同士で滅ぼさせる機能が発動する様なので、他国が攻め込もうとした場合、魔物の対処に追われるか、誘われた魔物に殲滅されるかという事になると思いますよ。但し、長期間に渡り戦闘が行われた場合、誘引した魔物を吸収し出す様なので、闘技場で戦闘を継続しないとスタンピードの様な現象が発生するかもしれませんね。」
「外部よりも内部に気を付けなければいけないという事でしょうか?」
「長期間の場合のみ、そうなりますね。島への侵入を阻止しつつ、闘技場での戦闘となるでしょうね。」
「シュウト様、長期間とはどの程度か分かりますでしょうか?」
「記載されている内容から言いますと1ヶ月間、一定レベルの攻撃となっていましたね。」
「一定レベルがどの程度かは・・・。」
「分からないですね。それでもAランクやSランクの魔物を食い物にしている様なダンジョンなんで、Bランク程度の攻撃は必要なのではないでしょうか。」
「確かにシュウト様の仰る通り、Aランク以上の攻撃の余波はBランクの全力攻撃と同等以上とされていますので、通常の軍であれば問題無さそうですね。」
「そうなんですか?」
「はい。魔法大隊の戦略級魔法であればSランクをも殲滅する事は出来ますが、それを1ヶ月続けて放つ事は不可能でして、休み無く放ち続けるのであれば、魔法大隊の戦力で交代で放ち続ける必要が有り、そうなりますと通常の作戦では行なう事は有り得ないのです。」
「確かに一発に力を込める方が戦略的には正しいですもんね。」
「はい。それでもダンジョンを破壊するとなると心許ないので、問題は無いかと思われます。」
「それなら安心ですね。」
「ならばシュウト殿、この後は余達に任されると良い。」
「えっ?良いんですか?」
「問題ない。元々は余達が各国に連名でフォスエスペランサ国に踏破を依頼すると議題に上げた事が始まりじゃて、後の事は余達に任されよ。各国との話合いの結果は報告致す故。」
「分かりました。では少し席を外させて頂きますね。」
「うむ。」
俺はそう言うと新たな迷宮を創る為に3人をバトに任せて移動する事にした。
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