転生したらスキル転生って・・・!?

ノトア

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第342話 [攻略組の人々。Part1]

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俺はジン、開放式は終了し、ルーク閣下から特殊迷宮:闘技場のルールを聞かせて頂いたので、迷宮の入り口へと向かっていると誰かが走ってきた。

「ジン!ジンってば~、待ってよぅ~。」

「なんだミントか。」

「パーティーメンバーに対してなんだは無いでしょ。」

「あ~悪い。それでどうしたんだ?」

「冷たいなぁ~こんなに可愛い女の子が話し掛けてるのにそんなんじゃモテないよ。」

「別に良いよ。モテたいとは思ってないし。」

「あ~あ、折角カッコイイのに無愛想なのは勿体ないぞ。」

ミントはそう言うと人差し指を立てて可愛らしいポーズをとった。

「カッコイイか・・・まぁ、ミントがそう思ってくれてるなら他の人からの評価なんてどうでも良いかな。」

「!!?・・・ジンは直ぐそういう事言うんだから・・・。」

ミントはそう言うと顔を赤くしながらモジモジしていた。

「相変わらず仲が良いのぅ。」

「ライム爺さんも行くのか?」

「そりゃそうじゃろ?国王陛下が儂ら国民の為に態々、御用意して下さった迷宮に潜らずに攻略組の組員とは言えんじゃろ?」

「まぁ、そうだな。」

「それにじゃ、個人戦とパーティー、団体戦が有ると話もあったしのぅ、儂も同行せんのはおかしいじゃろ?」

「そうだな。それならブルーとムーンは?」

「2人なら先に行って準備して待ってるとか、言いながら走って行ったわい。」

「俺が行くとも何も言ってないのに相変わらず、気が早いな。」

「何を言っておるんじゃ、こういう時こジンの行動は分かりやすいからのぅ言わずとも分かるわい。」

「そうかぁ?」

「どれだけ一緒にパーティーを組んでると思っておるんじゃ。それに攻略組で行かんヤツは居らんわい。」

「そうだな。」

「まぁ何にせよ、今日は国王陛下も観られておるかもしれんのじゃ、スピリッツのヤツらと揉めるんじゃないぞ。」

「それはアイツらに言ってやってくれ。」

「そうだよ。何かと言えば私たち、カラーレスは個人では俺達に敵わないとか、突っかかってくるのはアイツらだよ。」

「それは分かるが、特にスピリッツのリーダーであるウォッカとは幼なじみとはいえ、ジンとは直ぐ喧嘩になるからのぅ。」

「そうだねぇ、この前もルークさんに怒られてたし。」

「おい!眷属様でもあるルーク閣下に対して不敬だぞ!」

「良いじゃん別に。ルークさんだって公式の場じゃなかったら良いって言ってたじゃん。それに此処は国民しか入れない地域だから問題な~し!」

「ま、まぁ、そうだがそれで突っかかってくるヤツらもいるだろ?」

「あぁ、君主の剣とか、偉っそうなパーティー名にしてる人達だよね。」

「そうだよ。狂信的ともいえる行動をするからな。気を付けないと面倒だろ?」

「まぁそうだけど、私たちの国はまだマシだよ。狂信的っていっても執拗いくらいに注意してくるだけじゃん。他の国だったら殺し合いにまで発展しちゃうよ。」

「まぁな。だけどミントもずっと正論をぶつけられてイライラしてたじゃないか。」

「そうだけど、この件に関してはルークさん本人が皆んなに対して言ってる事だし、私たちの国のお偉いさんなのにその辺で飲み歩いてる人だよ。」

「あぁ、攻略組に入った人達の歓迎会だろ?」

「うん、忙しいはずなのに気さくだよね。っていうか、私たちの国のお偉いさんって皆んなそうだよね。誰も偉そうにしてないっていうか、国民の幸せを第一にって感じの人ばっかだからさ、この前も子供が道に迷ってた時にレイさんが交番だっけ、見回り担当の人のところまで手を繋いで送っていってたよ。」

「そうだな。他の国なら顔すら見れない雲の上の人達のはずなのにな。」

「だよねぇ。」

「それは使徒様も同じじゃと教えてもらったぞ。」

「ライム爺さん、誰に聞いたんだ?」

「コク様じゃよ。」

「あぁ、コク様かぁ、眷属様で1番飲み屋で会うよな。それこそ、一日中何処かで飲んでるんじゃないかって思うくらい。」

「そうじゃな。そのコク様がポロッとお話になったんじゃよ。修行の時は鬼を超えとるらしいが、普段は気さくな方らしいのじゃ。」

「へぇ~そうなのか、他にはないのか?」

「残念な事にトルバ様に殴られてから連行されたゆえ、それ以上は聞く事が出来んだわい。」

「あぁトルバ様か・・・お2人は使徒様の眷属様に成られる前は玄武様だったんだよなぁ。」

「そうらしいのぅ。」

「その割には全然性格が違うよなぁ。」

「それはコク様が仰るには眷属に成られる前から変わってらっしゃらないとの話じゃ。」

「何となくだけど、いつも連れてかれてるよなぁ。」

「やはり何処で何をしていらっしゃるのか、お分かりになられるんじゃないかのぅ。」

「しかし楽しみだなぁ。っていうか、今、後ろ見たけど、凄い人の数だよなぁ。」

そう言いながら見ると後ろに行列が出来ていた。

「そうじゃのぅ。今日中に全員とは行かんかもしれんのぅ。」

「そうだな。俺達だけでもCランクは早く踏破しないとな。」

「そうじゃのぅ、儂らのパーティーはパーティーだけで言えばトップじゃからBランクまでは踏破せんとなぁ。」

「ライム爺さん、ルーク閣下に油断はするなって言われたじゃないか、そんな気持ちじゃ足元をすくわれるぞ。」

「そうじゃのぅ、使徒様が最初に設定した難易度だと誰も踏破出来ないから下げたが、それでも他の迷宮とは一緒にするなって仰ってたからのぅ。」

「だろ?使徒様の最初の設定っていうのは気になるけど、ルーク閣下が、あのままだと自分達までボロボロだと仰ってたからなぁ。相当なんだろうな。」

「色々準備して下さったとはいえ、戦いの素人を初級に送る方じゃからのぅ。」

「修行の厳しさが分かるよな。」

「今でも相当だけどね。」

「それはジンが熱量が凄いからじゃて。」

「まぁそうだね。それのお陰でトップで居られるもんね。」

「いやいや、お前達も相当だぞ。」

俺達はそんな話をしながら迷宮に入ると使徒様がいらっしゃった特殊迷宮:闘技場のホールに到着した。

「うぉ・・・・・実際に見ると凄いなぁ・・・・・。」

「そうじゃのぅ・・・・・あの板はどうなっとるんじゃろうなぁ・・・・・。」

「ねぇジン、アレがルークさんの言ってた自分の順位が見れる箱なのかなぁ?」

「あ、あぁ、多分そうだろうな・・・。」

俺達が入って直ぐに呆けていると遠くから「「お~い。」」と声を掛けられたので振り向くとブルーとムーンが入り口だと思われる方で手を振っていたので、急いで向かった。

「遅いぞ。入って直ぐに呆けるのは分かるが、それにしても来るのが、遅い!」

「悪い、悪い。凄い人だったからさぁ。」

「どうせ歩いて来たんだろ?」

「まぁな。」

「ムーンも何か言ってやれよ。」

「私?別に。それより早く行こ。さっきからスピリッツのヤツらが五月蝿いから・・・。」

「うるせぇ!ってなんだよ!1番早くに来たからってメンバーも揃ってねぇのに居座ってたてめぇらが悪ぃんじゃねぇか!なぁテキーラ、ラム。」

「そうだな。」

「ウチらも暇じゃないからねぇ、おたくのとこのリーダーと違ってウォッカは直ぐに来たんだ。譲るのが筋ってもんじゃないのかい?」

「他に行けば良い。」

「此処が良いんだよ!」

「ムーン、正論だが、今回は使徒様も観てらっしゃるかもだし、此処で揉めるのは駄目だ。今回は譲ろう。」

「分かった。」

ムーンがそう言いながら移動しようとするとウォッカ達が後ろに下がった。

「ん?どうしたんだ?」

「ジン、悪い。今回は俺達が悪かった、先に行ってくれ。」

「良いのか?」

「良いって。使徒様に観て貰いたくて急いでたけど、こんなとこ観られたら印象が悪いからなぁ。」

「あぁ、そういう事ね。なら一緒に行くか?」

「良いのか?」

「こんなに広いんだから問題無いだろ?」

「そうだな。じゃあ行くか。」

「やっぱり国王陛下は凄いのぅ、此処にいらっしゃらなくても普段、いがみ合っとる2人も大人しくさせてしもうたわい。」

「「ライム爺!(ジジイ!)いがみ合ってなんかねぇよ。」」

「あぁそうじゃった。2人はライバルじゃったのぅ。」

「そうだぜ!個人の実力では俺の方が上だが、パーティー戦は戦略を立てるのがジンの方が上だからな。まぁ、いずれ両方、俺の方が上になるがな。」

「はぁ?脳筋が何言ってんの?ウォッカみたいに猪突猛進じゃあ後ろの2人にカバーされないとパーティーで上級すら行けないのに。そんな事言うなら先ずは2人に迷惑掛けない様に戦ってから言えよ。」

「なっ!そ、そんな事ねぇよなぁ?・・・ん?テキーラ?ラム?」

ウォッカが振り向いて2人を見ると2人はウォッカの目を見ない様に目を逸らした。

「ああぁぁもう良いよ!早く行こうぜ!先ずは個人戦からだろジン?」

「そうだな。パーティーはもう少し此処が落ち着いてからじゃないと今もホールに人が入り続けてるもんな。」

俺達がそう言うとライム爺さんが俺達の間に入ってきた。

「どうしたんだ?」

「少し考えたんじゃが、これだけの人数じゃし、パーティーで挑める者は出来るだけパーティーで攻めた方が捌けるんじゃないのかのぅ?」

「あぁ、ステージは個人でもパーティーでも一緒って話だったもんな。・・・俺も個人で観てもらいたいって思ってたけど・・・欲張っちゃ駄目だよな。使徒様である国王陛下に観てもらいたいのは俺達だけじゃないもんな。」

「・・・そうだな!よし!ジン!俺達が後ろのヤツらに伝えてやるから先に行け!」

「良いのか?」

「ああ!2組で伝えるよりも先に終わらせて次へ行け!その方が早いだろ!」

「よし!じゃあウォッカ、頼むな。」

「分かったから早く行け!」

俺はそう言うとパーティーメンバーを連れてCランクに挑戦する為にゲートを潜った。
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