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第345話 [マスタールームにて。]
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「なぁ、アイツらがルークの言ってた上位の組員なのか?」
「おう。カラーレスとスピリッツの2組だな。」
「カラーレス?無色って事か?」
「あぁ、魔物によって変幻自在に弱点を攻めるスタイルだな。」
「あぁなるほど。スピリッツは?」
「リーダーのウォッカが猪突猛進で気合いで戦う感じだからってスピリット、魂を燃やすってぇのをもじった感じだな。」
「なるほどな・・・ん?リーダーの名前って、もう1回教えてくれ。」
「ウォッカだ・・・あっ!」
「だよな。酒が元でスピリッツじゃないんだな。」
「まぁ、知らねぇ間に連想しちまったのかもしれねぇ・・・そういえば他のパーティーメンバーも酒の名前だな。」
「そうなのか?」
「あぁ、男の方がテキーラで女の方がラムだ。」
「おぉー、酒の四大スピリッツだな。ってか、惜しいな。後、ジンが揃えば完全に四大スピリッツの完成じゃないか。」
「おっ、ジンか。それだと無理だなぁ。」
「何でだ?」
「さっき言ったカラーレスのリーダーがジンなんだよ。」
「凄い巡り合わせだな。」
「ジンとウォッカは幼馴染らしいぞ。」
「へぇ~、じゃあ昔からライバル的な事なのか?」
「今はそうだな。けど昔はウォッカが町の道場主の息子でジンが門下生だったって聞いたな。」
「へぇ~・・・ん?もしかして?」
「シュウト、どうしたんだ?」
「いや、転生させる人に似た様な経歴がある人が居たからもしかしてって思ってな。一寸迎えに行ってくるよ。」
「迎えに?転生させたのにか?」
「いや、まだ、転生させてないぞ。」
「え?何で?最近はあまりにも多くなってきたから出来るだけ早く転生させてたんじゃないのか?」
「まぁな。時間が限られてるからな。」
「じゃあ何で転生させてないんだ?」
「息子と町を守る為に命を賭して魔物の群れと戦い、亡くなったからだよ。」
「あぁ、なるほど。」
「だからせめて本人の最後の希望だった息子さんの成長を見たいっていうのを叶えようと思ってな。」
「それでその人がウォッカの親なのか?」
「だから、もしかしたらなんだよ。」
「確証はねぇって事か。」
「神の瞳でも遺伝子情報までは見れないというか、もしかしたら見れるのかも知れないが、父親の方は遺体すら無いから見ようがないな。」
「あぁ、なるほどな。まぁそれなら会ってって無理か、見てもらうしかないわな。」
「まぁ、全然お互いが知らない人だとただビックリさせるだけだしな。じゃあ一寸行ってくるわ。」
俺はそう言うとアイテムボックス改を出て、直ぐに連れて戻って来た。
「おう。帰ったか、この人がさっき言ってた人か?」
「そうだ。次いでに言うと名前は合ってたぞ。」
「おう、そうか。」
「それで今は何してるんだ?」
「もう直ぐホームに戻る頃だな。」
ルークがそう言うと連れて来た霊、ウラジミールさんがモニターを覗いた。
『ん?ジンじゃねぇか。』
「あっ、知ってるんですか?」
『私の門下生といいますか、一番弟子でございます。』
「という事は・・・。」
俺がそう言うとタイミングが良いのか、ルークが言っていたウォッカ達がゲートから現れた。するとウラジミールさんがモニターを食い入る様に見つめて涙を流していた。
「大丈夫ですか?」
『はい。息子の成長した姿を見る事が出来ました。使徒様、ありがとうございました。』
「そうですか、じゃあ。」
俺がそう言いながらウラジミールさんを転生させようとするとルークが肩を叩いてきた。
「ん?どうした?」
「もう良いのか?というか、息子さんで間違いないのか?」
「ウラジミールさんの息子で間違いないって。それに成長した姿も見れたからって。」
「成長かぁ・・・。」
「ルーク、どうしたんだ?」
「・・・えっと、ウラジミールだっけ?」
『はい。』
「成長って身体がデカくなったのを確認しただけで、満足なのか?」
『と言いますと?』
ウラジミールさんがそう言うとルークには声が聞こえてなかったのもあって、ルークが、ん?って感じになっていたので俺が通訳する事にした。
「いや、そらまぁ、子供から大人になりゃあ成長したって思うだろうが、町の道場主だったんだよなぁ?」
『はい。その通りです。』
「って事はよぅ。ウォッカにも勿論、戦い方は教えてたよなぁ?」
『無論、自分の教えれる事、全てではありませんが、生きている間は出来る限り教えました。』
「ならそこの成長も観なくて良いのか?」
『観る事が出来るのですか?』
「多分、この後も挑戦するだろうから観れるはずだぞ。」
『でしたら!使徒様、もう少しだけ息子を観させ頂いても宜しいでしょうか?』
「大丈夫ですよ。と、それよりもルーク、アイツら何か揉めてないか?」
「あぁ、昔からのライバルらしくて、ちょくちょくあぁなるんだが、喧嘩って訳じゃねぇぞ。」
俺達がそう話しているとウラジミールさんが頭を抱えていた。
「どうされましたか?」
『いえ、子供の頃から変わっていないと思いまして。情けない限りです。』
「シュウト、どうしたんだ?」
「いや、子供の頃からあぁらしいぞ。」
「あぁそうなのか。まぁでも向上心からお互いを刺激しあってるだけだから昔とは違うかもしれないぞ。」
『なるほど、そう言われて見るとそうなのかと。』
「それで何を揉めてるんだ?」
「おそらくだが、ジンが一旦外に出て、準備をしようとしてるのをウォッカが必要無いとか、言ってるんじゃないか?」
「外に出て準備か・・・。」
「ジンはCランクの魔物の行動からあらゆる事に対処する為に準備をするんだと思うぞ。」
「ん?Bランクだとキツいのか?」
「いや、普通のダンジョンや迷宮の魔物だったらアイツらは問題ないぞ。ただなぁ・・・。」
「ただなんだよ。」
「あそこまで戦略的に襲ってくる魔物はいねぇからな。」
「それで、準備か・・・普段からそうなんだな。」
「あぁ、慎重派だからな。」
「そこは評価に値するが、此処は死ぬ事は無いからもう少し挑戦的であって欲しいな。」
「分かった。言っておく。ほら、揉めるのは止めたみたいだぞ。多分、ウォッカ達が挑戦して、ジン達は参考にするんだろ。」
ルークがそう言うと全員でゲートを潜り、ルークの予想通りの展開になり、ウォッカ達の挑戦が始まった。
『ウォッカのヤツめ、まさか俺の為に金棒を使ってるのか?』
ウラジミールの言葉を聞いてウォッカの武器を神の瞳で鑑定した。
「あぁ、アレで戦うのは無茶だろ・・・。」
「何が無茶なんだ?」
「あのウォッカが使ってる金棒は2本揃う事でお互いが引き合う性質がある上に重力魔法が微量に掛かってて、重量も10倍になるんだ。何で使ってるのかは不思議だ。」
『それは私の所為だと思われます。』
「ウラジミールさん、それは何故ですか?」
『私の本当の武器は大剣なのですが、道場主である時というか、冒険者を止めてからは門下生を鍛え、自分を鍛え続ける為に使用してたのです。』
「それは死ぬ間際というか、魔物と対峙していた時もという事ですか?」
『はい。魔物と対峙した最後というよりもあの子と居た時はずっとですね。』
「だから今もウラジミールさんが使っていた金棒を使い続けているんですね。父親との絆、それに貴方の遺志を継ぐ者として。」
『おそらくはそうだと思われます。』
俺はウラジミールさんの言葉を聞いてウォッカを鑑定した。
「道場で教えていた時、息子さんは三節棍を使用していましたか?」
『何故お分かりに?』
「鑑定した結果、三節棍を使用する方がどの武器よりも優れた結果になりそうでしたので。」
『流石、使徒様ですね。はい。実際に教えていた時は三節棍を使用する際の動きが1番良かったかと。』
「では、金棒を使い続けて欲しいとは思わないって事で良かったですか?」
『己を鍛える為に使うのであれば、使い続けて欲しいとは思いますが、魔物や対人での戦闘では逆に使って欲しくはないです。』
「分かりました。ルーク、一寸良いか?」
「武器の話だな。」
「あぁ。」
「それで?」
「ウォッカが今使ってる金棒は鍛える用でこのまま使い続けていたら強くは成れない。成長を止める結果になるからな。」
「そうなのか?」
「あぁ、神の瞳で鑑定したから間違いない。」
「それで三節棍か?」
「あぁ、三節棍なら攻撃力、防御力ともにかなり上昇するはずだし、間合いも近距離だけから中距離もこなせるだろうから戦術の幅も広がるだろうな。」
「おぉ、それは良い事尽くめだな。よっしゃ、それなら俺のコレクションからお古だが、良いのをプレゼントしてやるよ。」
「良いのか?」
「あぁ、今の俺じゃパワーが強過ぎて振るだけでぶっ壊しちまうが、ウォッカならSランクの魔物相手が余裕で出来る様になっても使い続けれるだろうよ。まぁ、それでもそれ以上に成ったら使えなくなるだろうが、それまでに他の三節棍を見付けるか、造りゃあ良いさ。」
「じゃあ任せる。」
『少し宜しいでしょうか?』
俺がルークの話を聞いて許可を出すとウラジミールさんが申し訳なさそうに声を掛けてきた。
「どうされました?」
『先程から気にはなってたのですが、其方の方は何方なのでしょうか?』
「自分の眷属です。」
それを聞いたウラジミールさんは目が飛び出るんじゃないかと思えるくらい驚いていた。
『そ、その様な方の私物を私の息子に?』
「まぁそうですね。」
『そんな!?私の息子には勿体無いですよ・・・。』
「ルーク、ウラジミールさんが勿体無いって言ってるけど、どう思う?」
「気持ちは分からねぇ訳じゃねぇが、他の三節棍ってなるとウォッカのステータスに耐えられねぇだろうし、見付けるってなると相当、運が良くない限り、恐ろしく時間が掛かるぞ。シュウトは強くしたいんだよな?」
「そうだな。生き残る為にも他の人々の為にもな。」
「それなら説得出来る様にウラジミールをウォッカに会わせて説得させれねぇか?」
「あぁ・・・出来るかは分からないがやってみるよ。」
俺はその後、ウォッカ達の戦闘が終わるギリギリまで掛かってゴーストに入れる事に成功した。
「おう。カラーレスとスピリッツの2組だな。」
「カラーレス?無色って事か?」
「あぁ、魔物によって変幻自在に弱点を攻めるスタイルだな。」
「あぁなるほど。スピリッツは?」
「リーダーのウォッカが猪突猛進で気合いで戦う感じだからってスピリット、魂を燃やすってぇのをもじった感じだな。」
「なるほどな・・・ん?リーダーの名前って、もう1回教えてくれ。」
「ウォッカだ・・・あっ!」
「だよな。酒が元でスピリッツじゃないんだな。」
「まぁ、知らねぇ間に連想しちまったのかもしれねぇ・・・そういえば他のパーティーメンバーも酒の名前だな。」
「そうなのか?」
「あぁ、男の方がテキーラで女の方がラムだ。」
「おぉー、酒の四大スピリッツだな。ってか、惜しいな。後、ジンが揃えば完全に四大スピリッツの完成じゃないか。」
「おっ、ジンか。それだと無理だなぁ。」
「何でだ?」
「さっき言ったカラーレスのリーダーがジンなんだよ。」
「凄い巡り合わせだな。」
「ジンとウォッカは幼馴染らしいぞ。」
「へぇ~、じゃあ昔からライバル的な事なのか?」
「今はそうだな。けど昔はウォッカが町の道場主の息子でジンが門下生だったって聞いたな。」
「へぇ~・・・ん?もしかして?」
「シュウト、どうしたんだ?」
「いや、転生させる人に似た様な経歴がある人が居たからもしかしてって思ってな。一寸迎えに行ってくるよ。」
「迎えに?転生させたのにか?」
「いや、まだ、転生させてないぞ。」
「え?何で?最近はあまりにも多くなってきたから出来るだけ早く転生させてたんじゃないのか?」
「まぁな。時間が限られてるからな。」
「じゃあ何で転生させてないんだ?」
「息子と町を守る為に命を賭して魔物の群れと戦い、亡くなったからだよ。」
「あぁ、なるほど。」
「だからせめて本人の最後の希望だった息子さんの成長を見たいっていうのを叶えようと思ってな。」
「それでその人がウォッカの親なのか?」
「だから、もしかしたらなんだよ。」
「確証はねぇって事か。」
「神の瞳でも遺伝子情報までは見れないというか、もしかしたら見れるのかも知れないが、父親の方は遺体すら無いから見ようがないな。」
「あぁ、なるほどな。まぁそれなら会ってって無理か、見てもらうしかないわな。」
「まぁ、全然お互いが知らない人だとただビックリさせるだけだしな。じゃあ一寸行ってくるわ。」
俺はそう言うとアイテムボックス改を出て、直ぐに連れて戻って来た。
「おう。帰ったか、この人がさっき言ってた人か?」
「そうだ。次いでに言うと名前は合ってたぞ。」
「おう、そうか。」
「それで今は何してるんだ?」
「もう直ぐホームに戻る頃だな。」
ルークがそう言うと連れて来た霊、ウラジミールさんがモニターを覗いた。
『ん?ジンじゃねぇか。』
「あっ、知ってるんですか?」
『私の門下生といいますか、一番弟子でございます。』
「という事は・・・。」
俺がそう言うとタイミングが良いのか、ルークが言っていたウォッカ達がゲートから現れた。するとウラジミールさんがモニターを食い入る様に見つめて涙を流していた。
「大丈夫ですか?」
『はい。息子の成長した姿を見る事が出来ました。使徒様、ありがとうございました。』
「そうですか、じゃあ。」
俺がそう言いながらウラジミールさんを転生させようとするとルークが肩を叩いてきた。
「ん?どうした?」
「もう良いのか?というか、息子さんで間違いないのか?」
「ウラジミールさんの息子で間違いないって。それに成長した姿も見れたからって。」
「成長かぁ・・・。」
「ルーク、どうしたんだ?」
「・・・えっと、ウラジミールだっけ?」
『はい。』
「成長って身体がデカくなったのを確認しただけで、満足なのか?」
『と言いますと?』
ウラジミールさんがそう言うとルークには声が聞こえてなかったのもあって、ルークが、ん?って感じになっていたので俺が通訳する事にした。
「いや、そらまぁ、子供から大人になりゃあ成長したって思うだろうが、町の道場主だったんだよなぁ?」
『はい。その通りです。』
「って事はよぅ。ウォッカにも勿論、戦い方は教えてたよなぁ?」
『無論、自分の教えれる事、全てではありませんが、生きている間は出来る限り教えました。』
「ならそこの成長も観なくて良いのか?」
『観る事が出来るのですか?』
「多分、この後も挑戦するだろうから観れるはずだぞ。」
『でしたら!使徒様、もう少しだけ息子を観させ頂いても宜しいでしょうか?』
「大丈夫ですよ。と、それよりもルーク、アイツら何か揉めてないか?」
「あぁ、昔からのライバルらしくて、ちょくちょくあぁなるんだが、喧嘩って訳じゃねぇぞ。」
俺達がそう話しているとウラジミールさんが頭を抱えていた。
「どうされましたか?」
『いえ、子供の頃から変わっていないと思いまして。情けない限りです。』
「シュウト、どうしたんだ?」
「いや、子供の頃からあぁらしいぞ。」
「あぁそうなのか。まぁでも向上心からお互いを刺激しあってるだけだから昔とは違うかもしれないぞ。」
『なるほど、そう言われて見るとそうなのかと。』
「それで何を揉めてるんだ?」
「おそらくだが、ジンが一旦外に出て、準備をしようとしてるのをウォッカが必要無いとか、言ってるんじゃないか?」
「外に出て準備か・・・。」
「ジンはCランクの魔物の行動からあらゆる事に対処する為に準備をするんだと思うぞ。」
「ん?Bランクだとキツいのか?」
「いや、普通のダンジョンや迷宮の魔物だったらアイツらは問題ないぞ。ただなぁ・・・。」
「ただなんだよ。」
「あそこまで戦略的に襲ってくる魔物はいねぇからな。」
「それで、準備か・・・普段からそうなんだな。」
「あぁ、慎重派だからな。」
「そこは評価に値するが、此処は死ぬ事は無いからもう少し挑戦的であって欲しいな。」
「分かった。言っておく。ほら、揉めるのは止めたみたいだぞ。多分、ウォッカ達が挑戦して、ジン達は参考にするんだろ。」
ルークがそう言うと全員でゲートを潜り、ルークの予想通りの展開になり、ウォッカ達の挑戦が始まった。
『ウォッカのヤツめ、まさか俺の為に金棒を使ってるのか?』
ウラジミールの言葉を聞いてウォッカの武器を神の瞳で鑑定した。
「あぁ、アレで戦うのは無茶だろ・・・。」
「何が無茶なんだ?」
「あのウォッカが使ってる金棒は2本揃う事でお互いが引き合う性質がある上に重力魔法が微量に掛かってて、重量も10倍になるんだ。何で使ってるのかは不思議だ。」
『それは私の所為だと思われます。』
「ウラジミールさん、それは何故ですか?」
『私の本当の武器は大剣なのですが、道場主である時というか、冒険者を止めてからは門下生を鍛え、自分を鍛え続ける為に使用してたのです。』
「それは死ぬ間際というか、魔物と対峙していた時もという事ですか?」
『はい。魔物と対峙した最後というよりもあの子と居た時はずっとですね。』
「だから今もウラジミールさんが使っていた金棒を使い続けているんですね。父親との絆、それに貴方の遺志を継ぐ者として。」
『おそらくはそうだと思われます。』
俺はウラジミールさんの言葉を聞いてウォッカを鑑定した。
「道場で教えていた時、息子さんは三節棍を使用していましたか?」
『何故お分かりに?』
「鑑定した結果、三節棍を使用する方がどの武器よりも優れた結果になりそうでしたので。」
『流石、使徒様ですね。はい。実際に教えていた時は三節棍を使用する際の動きが1番良かったかと。』
「では、金棒を使い続けて欲しいとは思わないって事で良かったですか?」
『己を鍛える為に使うのであれば、使い続けて欲しいとは思いますが、魔物や対人での戦闘では逆に使って欲しくはないです。』
「分かりました。ルーク、一寸良いか?」
「武器の話だな。」
「あぁ。」
「それで?」
「ウォッカが今使ってる金棒は鍛える用でこのまま使い続けていたら強くは成れない。成長を止める結果になるからな。」
「そうなのか?」
「あぁ、神の瞳で鑑定したから間違いない。」
「それで三節棍か?」
「あぁ、三節棍なら攻撃力、防御力ともにかなり上昇するはずだし、間合いも近距離だけから中距離もこなせるだろうから戦術の幅も広がるだろうな。」
「おぉ、それは良い事尽くめだな。よっしゃ、それなら俺のコレクションからお古だが、良いのをプレゼントしてやるよ。」
「良いのか?」
「あぁ、今の俺じゃパワーが強過ぎて振るだけでぶっ壊しちまうが、ウォッカならSランクの魔物相手が余裕で出来る様になっても使い続けれるだろうよ。まぁ、それでもそれ以上に成ったら使えなくなるだろうが、それまでに他の三節棍を見付けるか、造りゃあ良いさ。」
「じゃあ任せる。」
『少し宜しいでしょうか?』
俺がルークの話を聞いて許可を出すとウラジミールさんが申し訳なさそうに声を掛けてきた。
「どうされました?」
『先程から気にはなってたのですが、其方の方は何方なのでしょうか?』
「自分の眷属です。」
それを聞いたウラジミールさんは目が飛び出るんじゃないかと思えるくらい驚いていた。
『そ、その様な方の私物を私の息子に?』
「まぁそうですね。」
『そんな!?私の息子には勿体無いですよ・・・。』
「ルーク、ウラジミールさんが勿体無いって言ってるけど、どう思う?」
「気持ちは分からねぇ訳じゃねぇが、他の三節棍ってなるとウォッカのステータスに耐えられねぇだろうし、見付けるってなると相当、運が良くない限り、恐ろしく時間が掛かるぞ。シュウトは強くしたいんだよな?」
「そうだな。生き残る為にも他の人々の為にもな。」
「それなら説得出来る様にウラジミールをウォッカに会わせて説得させれねぇか?」
「あぁ・・・出来るかは分からないがやってみるよ。」
俺はその後、ウォッカ達の戦闘が終わるギリギリまで掛かってゴーストに入れる事に成功した。
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