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まずはギルド登録
③
しおりを挟むえっと……書くのは名前と店の種類、店の名前、従業員の数、くらいみたいだね。
名前はアヤミ・ファレス。
西園寺の方じゃ異世界ってバレると思うし、バレたらめんどくさそう。
店の種類は食堂。
喫茶店じゃ通じないだろう。
店の名前は……シフォン。
従業員の数はアルフを入れて2人。
家族って従業員に入るよね?
「これで」
「じゃあ、とりあえずギルドカード作っちゃうね」
活発そうな人が奥の部屋に入っていった。
ギルド王道の魔力を計るのとかは戦闘ギルドの方でやるのか。
てか、こんなに簡単にオープン出来るの?
「お店ってすぐにオープン出来るんですか?」
「誰でも出来ますよ。 ただ月に何回か覆面調査員がお店に向かい違法なことをしていないか調べますので、それに引っかかれば取り潰しになります」
なるほど。
入れ替わりが激しそうだね。
けど、調査員の人がバレて賄賂とかないのかな?
江戸時代にも賄賂とかあったみたいだし。
某暴れてる将軍大好きだった。
「因みに覆面調査員はギルドマスターなので不正はありません」
「あっ、それなら大丈……あれ?」
ギルドマスターならみんなわかるんじゃないの?
全然、覆面じゃないような……。
「このギルドには3人のマスターが居るのは知っていますか?」
3人居るから案内地図に何故か載っていたギルドマスター室は3つなんだ。
「戦闘ギルドのマスターでシェイル・クーラーさん、商業ギルドのマスターでゼイル・クーラーさん。 この2人は双子なんです」
双子のマスターなんて今まで小説見て来たけどあんま見た事ないな。
受付さんも似てるし、やっぱマスターも似てるのかな?
「最後が覆面調査員でもあるマスターでジル・クーラーさん、双子マスターの兄でもあります。 ジルさんは表には出てないので家族以外は顔は知らないのです」
「全員兄弟なんですか!?」
流石にマスター全員が兄弟なんて予想してなかったよ。
クーラー家強っ。
「ギルドカード出来たよー」
……他にも知りたい事いっぱいあったけど、明日にはオープン出来るように用意しなきゃいけないし諦めるか。
「ありがとうございます」
ギルドカードを受け取れば店の名前シフォン、責任者アヤミ・ファレス、店ランクFって書いてあった。
人気になってきたら店ランクがアップするんだろうか。
「アヤ姉、終わった?」
「終わったよ」
私は興味あったけどアルフは暇だっただろう。
メニューも作らなくちゃいけないし家に帰ることにしよ。
受付のお姉さん達に頭を下げればギルドカードをなくさない様にしまい、ギルドを出ようとした。
「ちょっと待ちなよ」
……誰ですかこのイケメンは。
「シェイルさん!! こっちに来るなんて珍しいですね!」
受付のお姉さんな嬉しそうにしているけどシェイルって戦闘ギルドのマスターだったよね?
見た目は二十代前半。
サラサラな赤髪の髪を上の方でポニーテールにしてる、瞳の色は赤。
ちょっとつり目だけど全体的に見て格好いい。
すらっとした細身の身体で身長は170はありそうだ。
活発そうな受付さんの瞳がハートになってる。
……イケメンリア中め。
「僕の所には来ないの?」
うん、言い方誤解されるよ。
美人だった受付さんが般若みたいになってるよ。
「弱いので無理です」
いくら神様に能力をもらったからって戦うなんて無理。
平和だった日本出身の私が生き物を殺せるとでも?
無理無理、絶対無理っ。
「最初から強い奴なんていないよ。 て言うかゼイルの所で登録してて僕の所で登録しないなんて許さないから」
どこの俺様……。
てか、何でギルドマスターがここに居るのよっ。
私は平凡に喫茶店やるんだから。
「私には生き物を殺せません」
魔物使いにはちょっと憧れるけどね。
「君には力があるのにその力を平和の為に使わないの?」
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