ぽっちゃり女子の異世界人生

猫目 しの

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従業員を増やそう

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「卒業式ん時にノイズが安心したような顔してたわ。 やっと関わりがなくなるから安心したんやろ」





ノイズさん、お疲れ様でした。







「知らなかった……」





兄弟なのに何も知らなかったのかボルギルフさんの言葉に落ち込んだような表情のマスター。

ボルギルフさんは言い終わってすっきりしたのかやっとマスターの様子に気付いて慌てている。

その2人の様子を見てる私。



端から見たら変な様子だろう。







「片付け完了、しました……?」





用事でもあったのか静かに部屋に入ってきたウィルさんが不思議そうにしている。

……穴があったら入りたい。







「ウィル、久しぶり」



「お久しぶりです」







一番早く反応したのはボルギルフさんだ。

ウィルさんとは知り合いなのかな?







「前に会った時は子供やったんに大きなったなぁ」



「精霊は長生きする分、人間より早く成長するんです。 今やもう精霊王になりましたよ」



「昔は普通の精霊やったもんな」







ほのぼのと昔話をしている2人。

ウィルさんの子供の時か……今は綺麗だけど昔は可愛かっただろうな。



浮かない顔をしていたマスターも2人の様子を見たからか小さな笑みを浮かべている。



そう言えば私の話からズレていったんだよね。







「あの、ここに呼んだのはそれだけですか?」





あのまま居たら注目浴びるだけだったから移動してよかったけどね。

ウィルさんとボルギルフさんの話が盛り上がっているので静かにマスターに聞く。







「……あのままでは居心地が悪いだろ?」



「お気遣いありがとうございます」







一塊の店長にまで優しくしてくれるなんてギルドマスターはいい人だよね。

もしかしたらちょっと天然入ってるかもしれないけど。







「今回は何の用だったんだ?」



「ちょっとお店が2人では無理になりまして従業員の募集を……」



「ダブル使えんの?」





ダブル?

何だそれは。



ってか、やっぱり話聞いてたんですね(何となくわかっていたけど)









「無属性の魔法だ、言葉の通り自分の分身が出来る。 ただ、魔力のコントロールが大事な魔法だから学園でしか教えられていない」







へぇ、無属性は本には書いてなかったからわからなかった(学園に行ってないから習うわけないし)







「高等部に入ったら教えるはずやねんけどな……今何歳なん?」



「21です」





異世界系の王道展開は学園に通うか旅をするかだね。

初っ端から店を持つ人はあまり居ないでしょ(赤ちゃんから始まる異世界系は別)







「学園には通わなかったのか?」





 
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