ぽっちゃり女子の異世界人生

猫目 しの

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「教えて欲しいんやったら教えるで?」





にこにこと笑みを浮かべながらボルギルフさんに言われる。

必要ではないし別にいらないよね。







「いえ、使う事ないと思いますので」





今思えば無限鞄とか創造(最初以外使ってない)とかあるのに魔法使う必要ないよね?

喫茶店も普通に暮らせるぐらいには売上あるし。







「ファレスの弟は?」



「弟居るん?」



「今はクロ……知り合いに預けてます」







危なっ。

クロスって言ったらバレるよ。

クロスって絶対帝だし、最強主人公だし……あれ?

主人公組が一気に戦ったら誰が勝つんだ?

やっぱり最強主人公のクロス?







「弟は何歳なん?」



「何歳でしょう?」







そう言えば私も知らない。

素直に答えればマスターもボルギルフさんもきょとんとしたような表情をしてる。



弟なのに知らないってやっぱおかしいよね?

帰ったら聞いてみようと思っていれば両肩をガシッと掴まれた。

……マスターとボルギルフさんの2人に。







「いや、知らんって事はないやろ知らんって事はっ」



「何か悩みでもあるのか?」





ボルギルフさんは驚き、マスターは真剣に心配してくれてる。

そう言えば拾ったって事言ってなかったような……。

わざわざ言わなくてもいいことだし。



……やっぱりマスターが心配し過ぎてキャラ崩壊する前に言っとくか。

マスターの様子を見ながら小さく苦笑いをする。







「この街に来た時にアルフと出会って1人で廃墟に住んでると言ってたので弟にしたんです。 見た目的に8歳から10歳ぐらいだと思います」





決して攫ってきたわけではないから慌てないでマスター。

ってか、マスターはアルフに会った事あるじゃん。







「学園には行かすん? ってか、独学よりちゃんと学園行った方がええよ」





私は行きたくないからいいけどアルフは行かせた方がいいのかな。

友達は必要だろうし……(でも、友達は主人公組以外がいい)







「お金が心配なら気にする事はない。 確かあの学園は特待生制度があったはずだ」





特待生制度かぁ。

アルフは魔法得意みたいだし、クロスに習えば接近戦も知識も大丈夫だろう。

……知識ぐらいは私が教えてあげたかったけど、神様に知識はお願いしなかったからな……。







「学園に通うかはアルフの意見で決めます。 特待生になれなくてもアルフが行きたいのなら支払いますし」







嫌だけどアルフの為なら戦う。

戦闘ギルドに登録するのも戦うのもしたくないけど、今まで辛かったであろうアルフには幸せになってもらいたいから。





……本当に嫌だけど頑張る。







「俺も弟に会ってみたいわ。 強いん?」



「素質はある。 キチンと学園に通ってギルドで経験を積めばすぐに2Sランクになると俺は思っている」





 
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