ぽっちゃり女子の異世界人生

猫目 しの

文字の大きさ
83 / 280
旅の道中

しおりを挟む
 




ここで休憩を取ることになったので木を背にして地面に座る。
鞄から水筒とコップを出すと用意していた麦茶を注ぐ。




「はい、アルフ」


「ありがとう!」





まだお昼には早いからお茶だけだけど。
クロスにも麦茶を注ぐと渡す、ジュースでもよかったんだけど運動するからすぐに喉も乾くだろうしね。

ポカリは美味しいけどあまり飲み過ぎはいけないって話は聞いたことある。
熱中症の時とか水分補給が必要な時は飲むのがいいんだっけな。





「この茶は飲みやすくていいな」


「私も麦茶好きなんだよね」





あまりも苦すぎたり、辛かったりするのは飲まないけど基本的に嫌いなのはないかな。
お酒はとりあえず一通りは飲めるし、好き。
こっちの世界ではビールはエールって名前らしいけど冷たくないから美味しくない。
やっぱりビールはキンキンに冷えた方が美味しい。




「アヤ姉と街の外に出るのは初めてだね」




私は街の外にでたことなかったからね。
最初にこの世界に来た時は街の外からスタートだったけど、街に着いてからは行く必要がなかったし。
街の外なんて絶対危険じゃない。




「そうだね、魔物とかは昼間でも出るの?」




RPGだと昼と夜では出るモンスターが違ったりするけど。
いくらRPGっぽくてもここは現実だから違うのかな。

んー、でも魔物でも睡眠は取る可能性高いし夜行性とかあるのかな。




「ああ、だからいつでも動けるように警戒していなければならない」




まあ、こんなだだっ広い所で魔物が来てもすぐにわかるか。
夜だったら盗賊とかも居そうだし、徹夜するのは慣れてるけど警戒しながらってのはやったことないからね。

一日クロスに起きててもらうわけにもいかないし。
流石にそこまでさせるのは良心が痛む。





「見張りってのも大変なのね」



この旅が終わった後もやりたくはないけど、もしかしたらやる必要がある時もあるかもしれない。
日本みたいに平和なわけではないから、何があるかわからないしね。


飲み終わったコップを回収すれば寝る前にまとめて洗うので袋に入れてから鞄にしまう。
一回一回洗うのはちょっと面倒だし、一気に洗った方が楽だしね。

店では魔力で動かせる食器洗い洗浄機も作ってみたからアルフも簡単に洗い物が出来るように工夫してるし。
まあ、私がちょっと面倒ってのもあるんだけど。




「そろそろ行けるか?」





のんびり休憩しながら話しているとクロスが立ち上がる。
今度はさっきより長い時間歩くみたいだけど、あんまりのんびりしていたら帝国に着くのが遅くなるし。
遅くなったらリーフィとキースが無事で居るかも心配になっちゃう。




「大丈夫だよ」




私もアルフも立ち上がればクロスが歩き出す。
クロスしか帝国の道がわからないから仕方ないけど、帰ってきたらこの大陸のことぐらい勉強しようかな。




 
しおりを挟む
感想 1

あなたにおすすめの小説

竹林にて清談に耽る~竹姫さまの異世界生存戦略~

月芝
ファンタジー
庭師であった祖父の薫陶を受けて、立派な竹林好きに育ったヒロイン。 大学院へと進学し、待望の竹の研究に携われることになり、ひゃっほう! 忙しくも充実した毎日を過ごしていたが、そんな日々は唐突に終わってしまう。 で、気がついたら見知らぬ竹林の中にいた。 酔っ払って寝てしまったのかとおもいきや、さにあらず。 異世界にて、タケノコになっちゃった! 「くっ、どうせならカグヤ姫とかになって、ウハウハ逆ハーレムルートがよかった」 いかに竹林好きとて、さすがにこれはちょっと……がっくし。 でも、いつまでもうつむいていたってしょうがない。 というわけで、持ち前のポジティブさでサクっと頭を切り替えたヒロインは、カーボンファイバーのメンタルと豊富な竹知識を武器に、厳しい自然界を成り上がる。 竹の、竹による、竹のための異世界生存戦略。 めざせ! 快適生活と世界征服? 竹林王に、私はなる!

俺の彼女がウブすぎる ~初々しい二人は一緒に帰ったことをきっかけに仲を深める~

空野進
恋愛
三島卓人(みしまたくと)は放課後、思い切って柏木結衣(かしわぎゆい)に告白をして、二人は付き合うことになった。 ただ、数日経った今も二人の仲は一切進展していなかった。 行きと帰りに学校で挨拶をする程度でそれ以外何もしていない。 キスや手を繋ぐことはおろか、恋人らしくどこかに出かけたこともない。登下校すら別々という始末だった。 ウブな彼女との仲を深めるために三島は思い切って告げる。 「今日、一緒に帰らないか?」 その言葉をきっかけに休日に出かける約束をしたり、一緒に昼食を取るようになったり、ゆっくり二人の距離は縮まっていく。

能力値カンストで異世界転生したので…のんびり生きちゃダメですか?

火産霊神
ファンタジー
私の異世界転生、思ってたのとちょっと違う…? 24歳OLの立花由芽は、ある日異世界転生し「ユメ」という名前の16歳の魔女として生きることに。その世界は魔王の脅威に怯え…ているわけでもなく、レベルアップは…能力値がカンストしているのでする必要もなく、能力を持て余した彼女はスローライフをおくることに。そう決めた矢先から何やらイベントが発生し…!?

魔晶石ハンター ~ 転生チート少女の数奇な職業活動の軌跡

サクラ近衛将監
ファンタジー
 女神様のミスで事故死したOLの大滝留美は、地球世界での転生が難しいために、神々の伝手により異世界アスレオールに転生し、シルヴィ・デルトンとして生を受けるが、前世の記憶は11歳の成人の儀まで封印され、その儀式の最中に前世の記憶ととともに職業を神から告げられた。  シルヴィの与えられた職業は魔晶石採掘師と魔晶石加工師の二つだったが、シルヴィはその職業を知らなかった。  シルヴィの将来や如何に?  毎週木曜日午後10時に投稿予定です。

【完結】異世界に召喚されたので、好き勝手に無双しようと思います。〜人や精霊を救う?いいえ、ついでに女神様も助けちゃおうと思います!〜

月城 蓮桜音
ファンタジー
仕事に日々全力を注ぎ、モフモフのぬいぐるみ達に癒されつつ、趣味の読書を生き甲斐にしていたハードワーカーの神木莉央は、過労死寸前に女神に頼まれて異世界へ。魔法のある世界に召喚された莉央は、魔力量の少なさから無能扱いされるが、持ち前のマイペースさと素直さで、王子と王子の幼馴染達に愛され無双して行く物語です。 ※この作品は、カクヨムでも掲載しています。

憧れのスローライフを異世界で?

さくらもち
ファンタジー
アラフォー独身女子 雪菜は最近ではネット小説しか楽しみが無い寂しく会社と自宅を往復するだけの生活をしていたが、仕事中に突然目眩がして気がつくと転生したようで幼女だった。 日々成長しつつネット小説テンプレキターと転生先でのんびりスローライフをするための地盤堅めに邁進する。

規格外で転生した私の誤魔化しライフ 〜旅行マニアの異世界無双旅〜

ケイソウ
ファンタジー
チビで陰キャラでモブ子の桜井紅子は、楽しみにしていたバス旅行へ向かう途中、突然の事故で命を絶たれた。 死後の世界で女神に異世界へ転生されたが、女神の趣向で変装する羽目になり、渡されたアイテムと備わったスキルをもとに、異世界を満喫しようと冒険者の資格を取る。生活にも慣れて各地を巡る旅を計画するも、国の要請で冒険者が遠征に駆り出される事態に……。

修学旅行に行くはずが異世界に着いた。〜三種のお買い物スキルで仲間と共に〜

長船凪
ファンタジー
修学旅行へ行く為に荷物を持って、バスの来る学校のグラウンドへ向かう途中、三人の高校生はコンビニに寄った。 コンビニから出た先は、見知らぬ場所、森の中だった。 ここから生き残る為、サバイバルと旅が始まる。 実際の所、そこは異世界だった。 勇者召喚の余波を受けて、異世界へ転移してしまった彼等は、お買い物スキルを得た。 奏が食品。コウタが金物。紗耶香が化粧品。という、三人種類の違うショップスキルを得た。 特殊なお買い物スキルを使い商品を仕入れ、料理を作り、現地の人達と交流し、商人や狩りなどをしながら、少しずつ、異世界に順応しつつ生きていく、三人の物語。 実は時間差クラス転移で、他のクラスメイトも勇者召喚により、異世界に転移していた。 主人公 高校2年     高遠 奏    呼び名 カナデっち。奏。 クラスメイトのギャル   水木 紗耶香  呼び名 サヤ。 紗耶香ちゃん。水木さん。  主人公の幼馴染      片桐 浩太   呼び名 コウタ コータ君 (なろうでも別名義で公開) タイトル微妙に変更しました。

処理中です...