ぽっちゃり女子の異世界人生

猫目 しの

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第三皇子

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お昼は屋台で食べた私たちは一度宿に戻って作戦を考えることにした。
頼もうかと思って居た第三皇子はあんな感じで役には立ちそうになかったからね、あんな人に頼むくらいなら別の方法探した方がマシ。



「これからどうしようか」


「んー……」


「何をしたいかによるな。 あいつ等を助けたいなら跡目争いに関わらず力づくでも連れて帰ればいいし、最悪皇子全員死なば問題ない」



いやー、……流石に皇子全員死ぬと問題あるんじゃない?
こっちの人はちょっと解決方法が過激な所あるから困る時あるよね、たまにアルフも過激な所あったりする時もあるしね。



「跡目争いに関わりたくないけど、死んだら不味いんじゃない?」


「そうか? 戦争を起こしたくないのなら上層部を皆殺しにするか、第三皇子を脅して皇帝につかすかだな」



あれ? どの道危ない意見しかない?
やっぱり平和な道はないのかな……。



「クロスって帝国が嫌いなの?」



もうクロスが帝国を嫌いなんじゃないかとしか思えないくらいの過激さだね。



「……好きにはなれないな」



私の言葉にぴたりと止まると小さくうっすらと笑っている。
ちょっと怖い雰囲気を感じたけど、やっぱ昔に何かあったのかもしれないね。



「そっか、仕方ないね」



昔に何があったのかは知らないけど、過去に何があってもクロスはクロスだしね。
日本でも普通に嫌いな国がある人は居たから同じようなものでしょ。

嫌いな国を好きになれなんて無理なことは言えないし、私は帝国のこと全然知らないしね。



「……アヤミ、聞いて欲しい話がある」


「何?」


「これは誰にも言わないで欲しい、アルフも」



クロスから内緒話があるなんて珍しいね。
人の秘密をペラペラ喋る趣味はないからそこは安心してくれていいよ。



「うん、わかった」


「うん」



クロスが何を言いたいのか分からないけど大事な話みたいだしちゃんと聞かないとね。
だって、クロスは私の話もちゃんと聞いてくれて、私を認めてくれたんだから。

私に出来ることがあるならしてあげたい。



「……これを見たらわかるだろう」



クロスが服を脱げば上半身裸になり、その胸元にはキースについたいたマークとは違うマークがついていた。
……ごめん、見たら分かるって言ってるけど私には分からない……この世界の人の常識なのかな。



「アヤ姉は転生者ってのだから分からないよね? 僕もお父さんに聞いただけなんだけど、クロス兄のは帝国に生まれた人全員につけられるんだって」



なるほど、帝国の人は全員そのマークがあるってわけね。
てか、帝国に生まれただけでマークつけて、奴隷にもマークつけて、帝国を作った人はマークが好きなわけ?

リーフィとお風呂入ったことなかったのはマークがついてたからなんだね、わかってよかったよ。


 
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