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トラブル終了
③
しおりを挟む「アヤ姉」
「アルフ、どうしたの? お店で何かあった?」
スチュアートさんの話にどうしようか悩んでいるとお店で働いてくれていたアルフがドアから顔を覗かしていた。
いきなりアルフが現れたことにビックリしてしまったけども、もしかしって私が行かなきゃいけないようなトラブルでもあったのかな?
「アヤ姉、僕行くよ」
「え?」
「……ごめんなさい、お話聞いていたの……」
あー、リビングで話をしてたから話が聞こえてしまうのも仕方ないよね。
アルフは立ち聞きしてしまったことに申し訳なさそうにしているけども、ここで話していたのは私なんだからアルフが気にすることはないのに。
ちょいちょいっと手招きをするとアルフは心配そうにしながら私に近付いてくる。
「アルフ、怒ってないから大丈夫だよ」
「……本当?」
「うん、もちろん。 それで、アルフはエスメラルド様に会ってもいいの?」
私が笑みを浮かべながらも優しく頭を撫でてあげればアルフは安心したように小さな笑みを浮かべながらこくりを頷く。
聞いてしまったのは仕方ないし、これはアルフも関係してることなんだから私だけが決めるわけにはいかないね。
「うん、会いたい」
「もしかしたら、酷いことを言われるかもしれないよ?」
「大丈夫だよ、アヤ姉が一緒に居てくれるんだもん」
アルフが成長してるみたいですっごく嬉しい……。
アルフがそう決めたのなら私がいつまでもうじうじ考えていても仕方ないよね、アルフが覚悟を決めたんだから私も覚悟を決めないと。
「じゃあ、一緒に行こうか」
「うん! ……アヤ姉、いつも僕を助けてくれて、僕と一緒に居てくれて、僕を家族にしてくれて、ありがとう! 僕、アヤ姉のこと大好きだよ!」
にっこりと満面な笑顔を浮かべているアルフに嬉しさが湧きあがり思わずぎゅうっとアルフを抱き締める。
私がこうしてこの世界で楽しく暮らせてるのはアルフが私と一緒に居てくれるからであって、私の方がアルフにお礼を言いたいのに……私も大好きだよ!
「じゃあ、行きましょうか。 飲食を取ってないから早くした方がいいのよね」
「そうですね、私たちに会っても意味がないかもしれませんが死んでほしいなんて思わないので……」
「まあ、本当にヤバい奴なら死んで貰って構わないんだけどね」
スチュアートさんの言葉に苦笑いしながらもっそれは私も同感だからあまり何も言えない。
お店のことをレイファとリーフィにお願いすれば二人はすぐに了承してくれたので、私とアルフはスチュアートさんに連れられて騎士団の隊舎の方に向かって行く。
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