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第2章
ドラゴンの名は
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ドラゴン狩り事件も悪魔の関与がある方向で調査が進められることになり、安全が確認できるまでドラゴンには事件に関することに助力をしてもらいつつ、アーバスノイヤー家に居てもらうことで話が纏まった。
「ではドラゴン殿に部屋を」
「その必要はない。我はこの子と同じ部屋で過ごさせてもらう。」
長いお話も終わり、とーさまが使用人へドラゴンを部屋へ案内するよう告げようとした言葉を遮ってドラゴンが隣に座る僕の肩に腕を回しそう言った。
僕はぽかーん。
とーさまも一瞬ぽかーんとしたけど、直ぐに眉間に深い溝を作り険しい顔付きに変わる。
「理由をお伺いしても?」
険しいお顔のままそう尋ねたとーさまに、ドラゴンは足を組み厳かな態度でうむっと頷いた。
「貴殿らの話を聞くに、悪鬼の、そして今回の件で悪魔が関与していた場合、この子の存在は悪魔に把握されているだろう。悪鬼を生きたまま捕縛し、操られている可能性にいち早く気が付き情報源が消されることを防ぎ、傷ついた我を治療し保護した人物。狙われる可能性しかない中でこの子供を1人寝させるのはあまりにも危険である。何よりも我らドラゴンは龍神の加護をもつこの子を守る責務がある。それに救助された恩が我にはあるしな。」
長生きなドラゴンには悪魔に係ったことがあるのか悪魔に関する知識があるようで、僕と同じ部屋で過ごすと主張した理由を語った。
そしてさらりと爆弾も落とした。
「「「「「「龍神の加護!?」」」」」」
にぃ様、レオ、ヒュー様、ヨハネス、テトラ君、オスカル君の6名が爆弾に驚いて声を上げた。
とーさまは声を上げなかったから、たぶんコルダから報告がいっていたのだと思う。
神様の加護っていうことに僕も驚いてはいるけれど、その加護が一体どういったものであるかを知らないのでいまいちリアクションできないでいる。
後でこっそりとーさまに聞いてみようかな。
「なに、心配いらぬ。我はこの子が嫌がることはせぬし、出来ぬようになっておる。」
「なるほど…では客人ではなく護衛として家にいてもらう認識でよいのですね?」
「あぁ、それで良い。」
皆が唖然とする中、ドラゴンととーさまの間でお話はケリがついたみたい。
なるほど…
ドラゴンは僕の護衛枠…
つまり、どれくらいの期間かは分からないけれど、しばらくの間は傍に居てくれるわけだ。
「ドラゴンさん、お名前はありますか?」
ずっと気になっていたことを聞いてみた。
個体名がないとちょっと呼びずらいし、ドラゴンさんって呼ぶの前世の記憶がある僕は何かメルヘンな気分になるので…お名前があるのなら、ぜひそちらでお呼びしたいです。
「うむ。我の正式な名はちと長いでな…ホルスとでも呼んでくれ。」
「分かりました。ホルス様、護衛の件よろしくお願い致します。」
「うむ…ホルスでよいのだぞ?」
「いえ、ホルス様がしっくりくるので。あ!僕はルナイスと申します。ルナイスとお呼びください。ご挨拶が遅れてすみません。」
お名前を聞いておいて、自分がきちんと名乗っていないことに気が付き慌てて名乗る。
「ルナイスだな。お主を害する者から我の力全てを使い守ると誓おう。」
「お…お願いします。」
ドストライクなご尊顔の御方からそんな風に誓われるとどうしても照れる。
まるでご令嬢のように熱くなった頬に手を添える僕にホルス様は満足げ。
しかし、そんな僕達のやりとりを他の人たちは遠い目をして見ていたことに僕は気づかなかったのだった。
_________
更新がとんでもなく止まってしまいすみません。
この事件が一刻も早く解決されていくように更新頑張りますので
生暖かい瞳で見守ってやってください。
「ではドラゴン殿に部屋を」
「その必要はない。我はこの子と同じ部屋で過ごさせてもらう。」
長いお話も終わり、とーさまが使用人へドラゴンを部屋へ案内するよう告げようとした言葉を遮ってドラゴンが隣に座る僕の肩に腕を回しそう言った。
僕はぽかーん。
とーさまも一瞬ぽかーんとしたけど、直ぐに眉間に深い溝を作り険しい顔付きに変わる。
「理由をお伺いしても?」
険しいお顔のままそう尋ねたとーさまに、ドラゴンは足を組み厳かな態度でうむっと頷いた。
「貴殿らの話を聞くに、悪鬼の、そして今回の件で悪魔が関与していた場合、この子の存在は悪魔に把握されているだろう。悪鬼を生きたまま捕縛し、操られている可能性にいち早く気が付き情報源が消されることを防ぎ、傷ついた我を治療し保護した人物。狙われる可能性しかない中でこの子供を1人寝させるのはあまりにも危険である。何よりも我らドラゴンは龍神の加護をもつこの子を守る責務がある。それに救助された恩が我にはあるしな。」
長生きなドラゴンには悪魔に係ったことがあるのか悪魔に関する知識があるようで、僕と同じ部屋で過ごすと主張した理由を語った。
そしてさらりと爆弾も落とした。
「「「「「「龍神の加護!?」」」」」」
にぃ様、レオ、ヒュー様、ヨハネス、テトラ君、オスカル君の6名が爆弾に驚いて声を上げた。
とーさまは声を上げなかったから、たぶんコルダから報告がいっていたのだと思う。
神様の加護っていうことに僕も驚いてはいるけれど、その加護が一体どういったものであるかを知らないのでいまいちリアクションできないでいる。
後でこっそりとーさまに聞いてみようかな。
「なに、心配いらぬ。我はこの子が嫌がることはせぬし、出来ぬようになっておる。」
「なるほど…では客人ではなく護衛として家にいてもらう認識でよいのですね?」
「あぁ、それで良い。」
皆が唖然とする中、ドラゴンととーさまの間でお話はケリがついたみたい。
なるほど…
ドラゴンは僕の護衛枠…
つまり、どれくらいの期間かは分からないけれど、しばらくの間は傍に居てくれるわけだ。
「ドラゴンさん、お名前はありますか?」
ずっと気になっていたことを聞いてみた。
個体名がないとちょっと呼びずらいし、ドラゴンさんって呼ぶの前世の記憶がある僕は何かメルヘンな気分になるので…お名前があるのなら、ぜひそちらでお呼びしたいです。
「うむ。我の正式な名はちと長いでな…ホルスとでも呼んでくれ。」
「分かりました。ホルス様、護衛の件よろしくお願い致します。」
「うむ…ホルスでよいのだぞ?」
「いえ、ホルス様がしっくりくるので。あ!僕はルナイスと申します。ルナイスとお呼びください。ご挨拶が遅れてすみません。」
お名前を聞いておいて、自分がきちんと名乗っていないことに気が付き慌てて名乗る。
「ルナイスだな。お主を害する者から我の力全てを使い守ると誓おう。」
「お…お願いします。」
ドストライクなご尊顔の御方からそんな風に誓われるとどうしても照れる。
まるでご令嬢のように熱くなった頬に手を添える僕にホルス様は満足げ。
しかし、そんな僕達のやりとりを他の人たちは遠い目をして見ていたことに僕は気づかなかったのだった。
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更新がとんでもなく止まってしまいすみません。
この事件が一刻も早く解決されていくように更新頑張りますので
生暖かい瞳で見守ってやってください。
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