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旅立ち~オードゥス出立まで
ダンジョンがある街
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「あれがダンジョンがある街ですか…何か変な見た目してますね。」
現在ノア達は目的地のダンジョンと隣接されている街手前の小高い丘で早目の昼食を摂っている所である。
ダンジョンの入り口があるであろう場所は石壁で高く囲われ、石壁の周囲は堀が掘られている。更に堀の上は柵が取り付けられ周囲を武装した兵士が巡回している。そこに隣接して建物が十数軒建ち並んでいる。
その街を道を挟んで広大な小麦畑が囲んでいる。
「あそこは突然地面に大穴が出来てね、中を調査したら森林系のダンジョンになってたらしいんだ。
暫くすると大穴の入り口付近にも木々や植物が生えてきてね、規模が大きくなるといけないから石壁で覆って食い止めた。更に調査を続けたらなかなか良い素材やモンスターがいる事が分かり冒険者ギルドが派遣され武具屋、宿が作られていった。って訳さ。」
「と言うことはあの小麦畑もそういう理由で作られてるんですか?」
「ああ、あのダンジョンに『飢餓ミミズ』ってモンスターがいてね。良質な肥料を生産してくれるお陰であの小麦畑が成り立ってるんだ。」
『飢餓ミミズ』…通称:迷宮の特殊清掃員。名前に反して普段は温厚な生き物。体長は人間の腕の長さと太さ程あり、ダンジョン内の死体から冒険者が出す生ゴミまで何でも食べる。その食いっぷりが飢餓状態の動物並みなので狩りが終わったら急いで採取しないと横取りされる。
「さて…あの娘が食べ終わったら行くとするか。」
チラリと後ろを見ると依然として肉をふもっているふももさんがそこにいた。
「ふもももぉ!」
「ふももさんの食欲ってあれが通常なんですね。」
朝は前日から食事抜いていた事もあって気にはしていなかったが、昼も同じ速度で食べ始めたからさぁ大変。ジョーさんと連携して調理を行った。
「その上さっきの実の効果もありそうだね。あの実何て言うの?」
「ヤマノハジカミって木の実です、割と色んな所に生えてますよ。臭みがある肉とかに使うと良いですよ。」
「あれ、結構独特な匂いと舌の痺れがあったから避けてたけど、ウチでも仕入れようかな…」
「塩とかと混ぜて調味料として売っても良いかもしれませんね。」
ちらっとふももさんを見る。
「効果は絶大だね。」
暫くして我を取り戻したクロラさんが落ち着いた所で一向は街に向け、歩き出す。
「美味しく頂けましたか?」
「お、美味しく頂けました…(照)」
「なら良かったです。」
前を歩くノアの横顔を見ながらクロラが質問を投げ掛ける。
「ねぇノア君。昨日…モンスターを押し付けた時すれ違い様『気にしないで』って言ってたけどあれは何で?」
「そのままの意味ですよ。自分がやった事を分かりきって複雑そうな顔されてたから安心させる為に言っただけです。あの2人と同じ様な顔してたらそんな事言いませんよ。」
「何かノア君って私よりも年下なのにずっと大人に感じるね…落ち着き払ってるっていうか…」
「冒険者になる前に両親と色々訓練したんですよ。そしたら色々度胸がついた、と言うか『アレ』に比べればマシだなって思える様になったんですよ。」
「一体どんな訓練したんだよ…」
「いやぁ、夜中に真っ暗、な森の中で、母さ、んが…野盗の…あれ?自分は今何を…」
「「この話はやめよう。」」
(おかしい、『あの夜』の事を考えると頭に靄が掛かる…)
ノアがうんうん唸っているのを横目に道の両脇に青々とした小麦畑が広がってきた。
「ここまで来ればもう少しだ。あそこに門が見えるだろう?あそこが街の入り口だ。ここからは君達2人で行くと良い。」
「「あれ?ジョーさんは?」」
「僕はちょっと寄る所がある、少ししたらあの街に寄る予定だよ。」
クロラは服装を正してジョーに向き直し礼をする。
ノアも装備を正し、軽く会釈。
「ではまた。」
「ではまた。皮ありがとうね。」
それからジョーは振り返らず近くの小道に入る。
色々気になる人ではあったが気さくな性格の良い人だったなぁ、と思うノア。
「それではクロラさん、行きましょうか。」
小さくクロラが頷いてノアの後を着いていく。
現在ノア達は目的地のダンジョンと隣接されている街手前の小高い丘で早目の昼食を摂っている所である。
ダンジョンの入り口があるであろう場所は石壁で高く囲われ、石壁の周囲は堀が掘られている。更に堀の上は柵が取り付けられ周囲を武装した兵士が巡回している。そこに隣接して建物が十数軒建ち並んでいる。
その街を道を挟んで広大な小麦畑が囲んでいる。
「あそこは突然地面に大穴が出来てね、中を調査したら森林系のダンジョンになってたらしいんだ。
暫くすると大穴の入り口付近にも木々や植物が生えてきてね、規模が大きくなるといけないから石壁で覆って食い止めた。更に調査を続けたらなかなか良い素材やモンスターがいる事が分かり冒険者ギルドが派遣され武具屋、宿が作られていった。って訳さ。」
「と言うことはあの小麦畑もそういう理由で作られてるんですか?」
「ああ、あのダンジョンに『飢餓ミミズ』ってモンスターがいてね。良質な肥料を生産してくれるお陰であの小麦畑が成り立ってるんだ。」
『飢餓ミミズ』…通称:迷宮の特殊清掃員。名前に反して普段は温厚な生き物。体長は人間の腕の長さと太さ程あり、ダンジョン内の死体から冒険者が出す生ゴミまで何でも食べる。その食いっぷりが飢餓状態の動物並みなので狩りが終わったら急いで採取しないと横取りされる。
「さて…あの娘が食べ終わったら行くとするか。」
チラリと後ろを見ると依然として肉をふもっているふももさんがそこにいた。
「ふもももぉ!」
「ふももさんの食欲ってあれが通常なんですね。」
朝は前日から食事抜いていた事もあって気にはしていなかったが、昼も同じ速度で食べ始めたからさぁ大変。ジョーさんと連携して調理を行った。
「その上さっきの実の効果もありそうだね。あの実何て言うの?」
「ヤマノハジカミって木の実です、割と色んな所に生えてますよ。臭みがある肉とかに使うと良いですよ。」
「あれ、結構独特な匂いと舌の痺れがあったから避けてたけど、ウチでも仕入れようかな…」
「塩とかと混ぜて調味料として売っても良いかもしれませんね。」
ちらっとふももさんを見る。
「効果は絶大だね。」
暫くして我を取り戻したクロラさんが落ち着いた所で一向は街に向け、歩き出す。
「美味しく頂けましたか?」
「お、美味しく頂けました…(照)」
「なら良かったです。」
前を歩くノアの横顔を見ながらクロラが質問を投げ掛ける。
「ねぇノア君。昨日…モンスターを押し付けた時すれ違い様『気にしないで』って言ってたけどあれは何で?」
「そのままの意味ですよ。自分がやった事を分かりきって複雑そうな顔されてたから安心させる為に言っただけです。あの2人と同じ様な顔してたらそんな事言いませんよ。」
「何かノア君って私よりも年下なのにずっと大人に感じるね…落ち着き払ってるっていうか…」
「冒険者になる前に両親と色々訓練したんですよ。そしたら色々度胸がついた、と言うか『アレ』に比べればマシだなって思える様になったんですよ。」
「一体どんな訓練したんだよ…」
「いやぁ、夜中に真っ暗、な森の中で、母さ、んが…野盗の…あれ?自分は今何を…」
「「この話はやめよう。」」
(おかしい、『あの夜』の事を考えると頭に靄が掛かる…)
ノアがうんうん唸っているのを横目に道の両脇に青々とした小麦畑が広がってきた。
「ここまで来ればもう少しだ。あそこに門が見えるだろう?あそこが街の入り口だ。ここからは君達2人で行くと良い。」
「「あれ?ジョーさんは?」」
「僕はちょっと寄る所がある、少ししたらあの街に寄る予定だよ。」
クロラは服装を正してジョーに向き直し礼をする。
ノアも装備を正し、軽く会釈。
「ではまた。」
「ではまた。皮ありがとうね。」
それからジョーは振り返らず近くの小道に入る。
色々気になる人ではあったが気さくな性格の良い人だったなぁ、と思うノア。
「それではクロラさん、行きましょうか。」
小さくクロラが頷いてノアの後を着いていく。
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