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旅立ち~オードゥス出立まで
殲滅戦開始
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中層1階に下り立った3人は早速殲滅戦開始に向け準備に入る。
まずはライルが<索敵>を発動し、苦万蜂の察知範囲の境界線を割り出す。
「ここにゃ、ここから2歩先に進むと奴らの察知範囲に引っ掛かってしまうにゃ。」
「分かりました。では鞄の武器を出します。」
そう言い、ライルの鞄から矢を100本とダガーを6本、剣を2本取り出す。
アルミラに矢を40本渡す。残り60本は近くの木の根元に点々と置いていく。
持ちきれないダガーも同様に近くの木に浅く刺し、剣2本は自身の周囲の地面に突き立てる。
その間周囲を観察すると盾鹿の残骸(角等)が散乱している事から相当数餌食になったようだ。
「あと毒消しを渡しておきます。自分が作ったので普通の物より効果があると思います。」
そう言いアルミラとライルに3個ずつ渡す。
そうして各々配置に着く。
ライルは1階の入口と2人との中間の位置に立ち、ノアとアルミラは苦万蜂の察知範囲1歩手前に立ち<集中>を発動。
「それでは行きます、よ!」
バシュッ! ドッ!
その一矢を皮切りに苦万に向かってアルミラとノアの射撃が開始される。
ノアは続けて<洗練された手業>を発動して次々と射続ける。
片やアルミラは<熟練の手業>を発動し、一つ一つの動作は遅いものの時に三矢、二矢と状況に応じて射る。
3~40匹程倒した頃だろうか巣から出てくる蜂の量が増えてきた。
「アルミラさん、そろそろ後退の準備を!」
「分かったわ!」
そう言いアルミラさんが下がり始めるのと蜂が周囲に拡散しだすのはほぼ同時だった。
ノアは咄嗟に<気配放出>を発動。拡散しかかった蜂の群れがノアを目指す。
ノアは弓を取り<集中><洗練された手業>を発動次々と射続ける。
ヒュバッ! ドカカッ!
ヒュバッ! ドカカカッ!
一矢射てば3~4匹纏めて射貫ける様に蜂同士が密集している所を狙う。数は射てないが中々の数を倒したハズだ。
すると蜂の動きに変化が現れ始める。
巣に纏わり付く蜂達が顎をガチガチ鳴らし始める。
すると先程とは違い直線的な動きから木の陰に隠れたり、背後を取る動きを取ったりと行動が変化し始める。どうやらここからが本番の様だ。
この瞬間からノアは弓を仕舞い、地面に刺した剣を1本取り空いてる手には腰のポーチから出した鉄串を逆手に持ち構える。
前方から一際大きく顎をガチガチと鳴らす蜂が迫る。が<気配感知>の反応によると背後から2匹別の蜂が静かにこちらに向かう。
ここから<集中><投擲術>を常時発動し、前方の蜂の頭部目掛け投げる。
深々と鉄串が刺さった蜂は直ぐに事切れ、地面に落ちる。
背後の蜂2匹が腹を振りかぶる、毒針を刺して来るようなので素早くしゃがむ。頭上でで毒針が空を斬る。
頭と胸の接続箇所目掛け一振で斬り飛ばす。
息付く間もなく前方から10匹の蜂が飛んで来るので持っていた剣を地面に刺し、ポーチから鉄串を適当な本数取り出し両手で投擲し迎撃する。
投げつつやや前進、左手の串が足りないので戦闘開始前に近くの木に刺したダガーを引き抜き蜂の顎に差し、強引に捻り頭をもぎ取る。
(これ位じゃ流石に折れないか。)
頭をもぎ取った後のダガーを確認する。串をポーチに戻し右手にもダガーを持つ。
周囲を確認し自分の体の幅よりも太い幹の木を見付け、背中を合わせる。
「にゃにゃ!にゃにやってるにゃノア君!あれではノア君の機動性を活かせにゃいにゃ!」
ノアからアルミラと共に退避の指示を受けたライルは遠目からノアの行動を見て慌てていた。
「いや、ノア君は方向を絞ったようだ…」
ノアの前方から10匹その後続に追加の10匹が続く。
一見すると数が多いのでノアが劣勢と思われるが1匹1匹が割と大型の為一度に襲い掛かれる数にも限りがある。
そこでノアは方向を絞り、襲い掛かってくる蜂の量を更に半減させる。
ノアは正面から来る蜂の頭部にダガーを突き立てる。直後はまだ反応があるので背後の幹に蜂ごとダガーを突き刺す。
腰のダガーを抜き別の蜂に突き刺す。
一旦背後の幹に固定、先程のダガーを引き抜き死んだ蜂を振り落とす。
大体の流れが決まりさえすれば後は作業である。
この流れが7波程続く頃には10匹位なら余裕をもって殺せる位には動きを見切っていた。
仕留めた数が200に迫ろうとしていた時に突然攻撃が止む。
この間にノアは武器の確認をする。
ダガーは既に7本の刃が折れ、ポーチに手を突っ込むと鉄串は後5本位だろうか。
剣は2本無事だが1本は刃がボロボロだ。
入口の方で討ち漏らしの対処をお願いしているアルミラとライルの方は遠目で見た限りだと無事な様だ。
流石のノアも多少疲れが見える。自分が思う以上に一対多数は精神的に来るようだ。
武器を整え、巣に近付く。ここまで戦って分かった事だが巣の中にある多数の反応、恐らくは大多数が卵だろう。
<気配感知>に引っ掛かる反応がほとんど動かないのだ。
(この巨大な巣も回収出来るのだろうか…)
等と余計な事を考えながら巣に近付いた時だった。
巣の後方に新たな反応が4つと巨大な反応が1つ現れた。
ノアは慌てて大きく後ろに飛び退く。
その行動を見て討ち漏らしの対処をお願いしていたアルミラとライルが近付いて来る。
「ノア君、どうしたの?」
「どうしたにゃ?ノア君。」
「2人共今すぐ入口まで向かって下さい!」
叫んだ直後、巣の方から飛来物の反応を感知するノア。
ギギン!ギン!ビキッ!ゴッ!
刃がボロボロの剣で受けたとは言え、3発まで弾きへし折れたので4発目は柄で打ち落とす。
飛来物はノアが先程投げた鉄串の様な物だが硬度がまるで違う。
飛んで来た方向を見ると巣に銀色の何かが4つ張り付いている。
「にゃ!?よ、鎧蜂!?にゃんであんなモンスターがここにいるにゃ!?」
「それよりも鎧蜂がいるって事は…」
ビキッ!ミシミシ…ズヂュッ…
ライルとアルミラがあの銀色のモンスター、『鎧蜂』を見て狼狽えていると巣穴の方から何かが引き抜かれる様な音が聞こえる。
グゴゴゴゴゴゴ!ガリ、ガリ、ガリ、ガリ
岩と岩が擦れ合う様な音と足音(?)の様な音が近付いてくる。
それと同時に巣の奥から木の軋む様な音と木をへし折りながらこちらに近付く巨大な反応がある。
そしてそいつは姿を現した。
まずはライルが<索敵>を発動し、苦万蜂の察知範囲の境界線を割り出す。
「ここにゃ、ここから2歩先に進むと奴らの察知範囲に引っ掛かってしまうにゃ。」
「分かりました。では鞄の武器を出します。」
そう言い、ライルの鞄から矢を100本とダガーを6本、剣を2本取り出す。
アルミラに矢を40本渡す。残り60本は近くの木の根元に点々と置いていく。
持ちきれないダガーも同様に近くの木に浅く刺し、剣2本は自身の周囲の地面に突き立てる。
その間周囲を観察すると盾鹿の残骸(角等)が散乱している事から相当数餌食になったようだ。
「あと毒消しを渡しておきます。自分が作ったので普通の物より効果があると思います。」
そう言いアルミラとライルに3個ずつ渡す。
そうして各々配置に着く。
ライルは1階の入口と2人との中間の位置に立ち、ノアとアルミラは苦万蜂の察知範囲1歩手前に立ち<集中>を発動。
「それでは行きます、よ!」
バシュッ! ドッ!
その一矢を皮切りに苦万に向かってアルミラとノアの射撃が開始される。
ノアは続けて<洗練された手業>を発動して次々と射続ける。
片やアルミラは<熟練の手業>を発動し、一つ一つの動作は遅いものの時に三矢、二矢と状況に応じて射る。
3~40匹程倒した頃だろうか巣から出てくる蜂の量が増えてきた。
「アルミラさん、そろそろ後退の準備を!」
「分かったわ!」
そう言いアルミラさんが下がり始めるのと蜂が周囲に拡散しだすのはほぼ同時だった。
ノアは咄嗟に<気配放出>を発動。拡散しかかった蜂の群れがノアを目指す。
ノアは弓を取り<集中><洗練された手業>を発動次々と射続ける。
ヒュバッ! ドカカッ!
ヒュバッ! ドカカカッ!
一矢射てば3~4匹纏めて射貫ける様に蜂同士が密集している所を狙う。数は射てないが中々の数を倒したハズだ。
すると蜂の動きに変化が現れ始める。
巣に纏わり付く蜂達が顎をガチガチ鳴らし始める。
すると先程とは違い直線的な動きから木の陰に隠れたり、背後を取る動きを取ったりと行動が変化し始める。どうやらここからが本番の様だ。
この瞬間からノアは弓を仕舞い、地面に刺した剣を1本取り空いてる手には腰のポーチから出した鉄串を逆手に持ち構える。
前方から一際大きく顎をガチガチと鳴らす蜂が迫る。が<気配感知>の反応によると背後から2匹別の蜂が静かにこちらに向かう。
ここから<集中><投擲術>を常時発動し、前方の蜂の頭部目掛け投げる。
深々と鉄串が刺さった蜂は直ぐに事切れ、地面に落ちる。
背後の蜂2匹が腹を振りかぶる、毒針を刺して来るようなので素早くしゃがむ。頭上でで毒針が空を斬る。
頭と胸の接続箇所目掛け一振で斬り飛ばす。
息付く間もなく前方から10匹の蜂が飛んで来るので持っていた剣を地面に刺し、ポーチから鉄串を適当な本数取り出し両手で投擲し迎撃する。
投げつつやや前進、左手の串が足りないので戦闘開始前に近くの木に刺したダガーを引き抜き蜂の顎に差し、強引に捻り頭をもぎ取る。
(これ位じゃ流石に折れないか。)
頭をもぎ取った後のダガーを確認する。串をポーチに戻し右手にもダガーを持つ。
周囲を確認し自分の体の幅よりも太い幹の木を見付け、背中を合わせる。
「にゃにゃ!にゃにやってるにゃノア君!あれではノア君の機動性を活かせにゃいにゃ!」
ノアからアルミラと共に退避の指示を受けたライルは遠目からノアの行動を見て慌てていた。
「いや、ノア君は方向を絞ったようだ…」
ノアの前方から10匹その後続に追加の10匹が続く。
一見すると数が多いのでノアが劣勢と思われるが1匹1匹が割と大型の為一度に襲い掛かれる数にも限りがある。
そこでノアは方向を絞り、襲い掛かってくる蜂の量を更に半減させる。
ノアは正面から来る蜂の頭部にダガーを突き立てる。直後はまだ反応があるので背後の幹に蜂ごとダガーを突き刺す。
腰のダガーを抜き別の蜂に突き刺す。
一旦背後の幹に固定、先程のダガーを引き抜き死んだ蜂を振り落とす。
大体の流れが決まりさえすれば後は作業である。
この流れが7波程続く頃には10匹位なら余裕をもって殺せる位には動きを見切っていた。
仕留めた数が200に迫ろうとしていた時に突然攻撃が止む。
この間にノアは武器の確認をする。
ダガーは既に7本の刃が折れ、ポーチに手を突っ込むと鉄串は後5本位だろうか。
剣は2本無事だが1本は刃がボロボロだ。
入口の方で討ち漏らしの対処をお願いしているアルミラとライルの方は遠目で見た限りだと無事な様だ。
流石のノアも多少疲れが見える。自分が思う以上に一対多数は精神的に来るようだ。
武器を整え、巣に近付く。ここまで戦って分かった事だが巣の中にある多数の反応、恐らくは大多数が卵だろう。
<気配感知>に引っ掛かる反応がほとんど動かないのだ。
(この巨大な巣も回収出来るのだろうか…)
等と余計な事を考えながら巣に近付いた時だった。
巣の後方に新たな反応が4つと巨大な反応が1つ現れた。
ノアは慌てて大きく後ろに飛び退く。
その行動を見て討ち漏らしの対処をお願いしていたアルミラとライルが近付いて来る。
「ノア君、どうしたの?」
「どうしたにゃ?ノア君。」
「2人共今すぐ入口まで向かって下さい!」
叫んだ直後、巣の方から飛来物の反応を感知するノア。
ギギン!ギン!ビキッ!ゴッ!
刃がボロボロの剣で受けたとは言え、3発まで弾きへし折れたので4発目は柄で打ち落とす。
飛来物はノアが先程投げた鉄串の様な物だが硬度がまるで違う。
飛んで来た方向を見ると巣に銀色の何かが4つ張り付いている。
「にゃ!?よ、鎧蜂!?にゃんであんなモンスターがここにいるにゃ!?」
「それよりも鎧蜂がいるって事は…」
ビキッ!ミシミシ…ズヂュッ…
ライルとアルミラがあの銀色のモンスター、『鎧蜂』を見て狼狽えていると巣穴の方から何かが引き抜かれる様な音が聞こえる。
グゴゴゴゴゴゴ!ガリ、ガリ、ガリ、ガリ
岩と岩が擦れ合う様な音と足音(?)の様な音が近付いてくる。
それと同時に巣の奥から木の軋む様な音と木をへし折りながらこちらに近付く巨大な反応がある。
そしてそいつは姿を現した。
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