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旅立ち~オードゥス出立まで
2日振りの街
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「あ~…2日振りの街だー!」
ノアは地上に出ての第一声がこれだ。
あの後中層5階まで出た所で簡易的な休憩所を作り8時間程寝て、その後休まず登って来た。
結果ダンジョンに入って48時間丸々潜っていた事になる。
「ノア君この2日間色々教えてくれてありがとう、この恩はいずれ返すよ。」
「そんな大仰な…」
「僕らはこのまま解体小屋へ向かうけどノア君はどうするんだい?」
「とりあえずロゼさんに猛毒大蛇1匹あげました、って報告にギルドへ…あ。」
(ついでに飢餓ミミズの先祖何か聞いてこよう。)
(『そうしよう、あれ凄く気になってたんだ。』)
「そうか、それじゃあまた街のどこかで。」
そう言ってお互い手を振り別れる。
ノアはゆっくりとした足取りでギルドへ向かう。
「失礼しまーす。」
「はい、いらっしゃ…あらノア様2日振りですね…
何かボロボロじゃないですか、今度は何と戦って来たんですか?」
「あぁ、実は」
「なるほど、ロゼさんに猛毒大蛇1匹をあげたんですね、畏まりました。
でも猛毒大蛇と戦って無事だったのは何よりです。
噛まれたら耐性持ちでも動けなくなりますし…」
「体が毒毒しい色になった時は焦りましたがね。」
「そうですか…え?今なんと?」
色々と深く突っ込まれそうだったので本題に移る。
「そんな事より聞きたい事があるんですが良いですか?」
「何か無理矢理話を反らされた気がしますが、まぁ良いでしょう。
この街に関する事なら何でも聞いて下さい、全て答えてあげますよ。」
(称号の存在知らなかったよね?と言うのは流石に野暮だよな。)
「それでは、飢餓ミミズの先祖って何か分かりますか?」
ノアのこの発言の後、カウンターにいたエメラルダギルド長を始め、ノアの話に聞き耳を立てていた職員全員が黙り込んだ。
「え?もう一度よろしいですか?」
「飢餓ミミズの先祖を知りたいのですが…」
エメラルダは周りにいた職員全員を呼びこそこそと話し始めた。
数分して出た答えは「ミミズの先祖はミミズじゃないんですか?」だった。
「んー…そうですか、分かりました。
すいません、変な事聞いて…」
そのままノアはギルドを出る。
直後ギルド内にいた職員達の会話で騒がしくなる。
「違う!あの反応は興味本位で聞きに来たって反応じゃないわ!」
「え!?飢餓ミミズの先祖?ミミズはミミズでしょ?」
「今度は何見付けてきたんだろ…尾行してみようかな…」
「止めとけ止めとけ。情報屋の尾行見破った子だぞ?秒でバレるわ。」
「非常に気になる所だけれどとりあえず静観でいきましょう、いずれ分かる事でしょうし。」
「そういえばエメラルダギルド長。"アレ"伝えてませんよね?」
「あ。」
ギルドを出たノアは薬草小屋へ向かう。
理由としてはマナポーションをオマケして貰ったお礼を言いにというのが1つ目。
チノアラシの針を買い足しにというのが2つ目。
ししょー(おばあちゃん)なら大抵の事を知ってそうだから飢餓ミミズの事聞いてみようというのが3つ目である。
「すいませーん失礼しまーす。」
薬草小屋の中に入ると2人の猫獣人の店員さんが慌ただしく各種薬草、薬品を陳列しており、その奥でししょーとジョー一行が商談(?)をしている様だ。
「おや坊や、いらっしゃい。
その感じからするとダンジョンから帰って来たって所だね?」
「はい、ついさっき戻って来た所です。
商談中みたいですしまた後で…」
「別に構わないよ、丁度こちらも話が終わった所だよ。
何か用が合ったんじゃないのかい?」
ノアはマナポーションのお礼とチノアラシの針の買い足しを行った後、飢餓ミミズの事について聞く。
「「「「「「飢餓ミミズの先祖?」」」」」」
「はい…」
「何でまた。」
「興味本位で…」
「んー何だったかなー…」
「あれ?ししょー知ってるの?」
「地域によって呼び名は違うけどミミズやワーム等は地龍から派生した生き物だからねぇ…」
「じ、地龍!?」
「王都の連中なら詳しいだろうけどもう帰ったからねぇ…」
「あ、帰っちゃったんですね。」
「調査が終わっちゃったからね、まぁ王都に行けば会えるんだし気にする事無いよ。」
「でも地龍…地龍かぁ…それだけ分かればとりあえず大丈夫です。」
「なーんか気になる反応だねぇ、まぁ何れ教えてくれりゃ良いよ。」
ししょーとジョー一行に挨拶をして店を出たノアは一先ず店先にある食料品に入る。
薬草小屋に残った一同は<聞き耳>でも聞こえない程の声量で話す。
「どう思うよ今の話、ルーシー姉妹、あんたらの国に地龍結構いただろう?
思い当たる奴いないかい?」
「飢餓ミミズの特徴と地龍と聞いて思い当たるのが1種いますが…
最後の個体が確認されたのが300年以上前です。
そこから1回も確認されてないのに急に見付かるなんて事はまずあり得ないでしょう。」
「それもそうだね。」
「それにその個体は成体ともなるとこのダンジョンに収まりきらない程の大きさになります。
私達の国では"国落とし"と呼ばれて語り継がれていましたから、何かと見間違えたとしか思えません。」
「なるほどね、取り敢えずは何かを見間違えただけと言う事にしよう。
考えてもどうにもならないしね。」
この話を終えた後暫くして「見間違えだとして、何で先祖って話になったんだ?」と謎が深まる事となった。
「そっかー…地龍かー。」
(『いやいや、あくまで"地龍から派生した"って言ってたから、せいぜいその下位生物だろう。』)
「まぁ何にせよ変な存在じゃ無さそうで良かったよ。」
(『どうだろうな、飢餓ミミズの先祖返りだぜ?相当食うだろうな。』)
「あー食費どうなるかな…」
『俺』と飢餓ミミズの事で一旦区切りが付いた所で薬草小屋向かいの食料品店に入る。
「あらノア君いらっしゃい、何かご入り用ですか?」
「ええ、そろそろ街を出ようかと思ってましてその準備です。」
「ああ、王都に呼ばれたんだってね。それでだね?」
「…え?」
ダダダダダダ!バァンッ!「失礼しまーす!」
「いらっしゃ…あらノア様丁度良かったです、実は…」
「王都から呼ばれたってのは本当ですか!?」
「あら、どこかでお聞きになられたのですね、であれば話は早いです。
ノア様、王都から招待状が届いています。
ただ今すぐという訳ではありませんのでご安心下さい。
各地のダンジョンで起きた魔素上昇によるモンスターの異常発生、これの討伐、事態収拾の功労者を王都に呼んでもてなしたいと…」
「すいません。それ辞退する事出来ませんか?」
「は!?ええ!?どういう事ですか?」
「いやーこの場にいない人達の事言うのはちょっと気が引けるのですが、ベルドラッドさんの時やアリッサさんの時みたいに絶対絡まれる気がするので気が乗らないんです。
王都に行く予定はあるのですが、王に会うのはちょっと…」
「ど、どうしてもですか…?」
「出来る限り会いたくはないです…」
「…分かりました。問い合わせてみます。」
この直後、王都にこの報せが伝えられると「お前らのせいで苦手意識持たれたじゃねーか」と王直々に2人にブチギレしたのは言うまでもなかった。
ノアは地上に出ての第一声がこれだ。
あの後中層5階まで出た所で簡易的な休憩所を作り8時間程寝て、その後休まず登って来た。
結果ダンジョンに入って48時間丸々潜っていた事になる。
「ノア君この2日間色々教えてくれてありがとう、この恩はいずれ返すよ。」
「そんな大仰な…」
「僕らはこのまま解体小屋へ向かうけどノア君はどうするんだい?」
「とりあえずロゼさんに猛毒大蛇1匹あげました、って報告にギルドへ…あ。」
(ついでに飢餓ミミズの先祖何か聞いてこよう。)
(『そうしよう、あれ凄く気になってたんだ。』)
「そうか、それじゃあまた街のどこかで。」
そう言ってお互い手を振り別れる。
ノアはゆっくりとした足取りでギルドへ向かう。
「失礼しまーす。」
「はい、いらっしゃ…あらノア様2日振りですね…
何かボロボロじゃないですか、今度は何と戦って来たんですか?」
「あぁ、実は」
「なるほど、ロゼさんに猛毒大蛇1匹をあげたんですね、畏まりました。
でも猛毒大蛇と戦って無事だったのは何よりです。
噛まれたら耐性持ちでも動けなくなりますし…」
「体が毒毒しい色になった時は焦りましたがね。」
「そうですか…え?今なんと?」
色々と深く突っ込まれそうだったので本題に移る。
「そんな事より聞きたい事があるんですが良いですか?」
「何か無理矢理話を反らされた気がしますが、まぁ良いでしょう。
この街に関する事なら何でも聞いて下さい、全て答えてあげますよ。」
(称号の存在知らなかったよね?と言うのは流石に野暮だよな。)
「それでは、飢餓ミミズの先祖って何か分かりますか?」
ノアのこの発言の後、カウンターにいたエメラルダギルド長を始め、ノアの話に聞き耳を立てていた職員全員が黙り込んだ。
「え?もう一度よろしいですか?」
「飢餓ミミズの先祖を知りたいのですが…」
エメラルダは周りにいた職員全員を呼びこそこそと話し始めた。
数分して出た答えは「ミミズの先祖はミミズじゃないんですか?」だった。
「んー…そうですか、分かりました。
すいません、変な事聞いて…」
そのままノアはギルドを出る。
直後ギルド内にいた職員達の会話で騒がしくなる。
「違う!あの反応は興味本位で聞きに来たって反応じゃないわ!」
「え!?飢餓ミミズの先祖?ミミズはミミズでしょ?」
「今度は何見付けてきたんだろ…尾行してみようかな…」
「止めとけ止めとけ。情報屋の尾行見破った子だぞ?秒でバレるわ。」
「非常に気になる所だけれどとりあえず静観でいきましょう、いずれ分かる事でしょうし。」
「そういえばエメラルダギルド長。"アレ"伝えてませんよね?」
「あ。」
ギルドを出たノアは薬草小屋へ向かう。
理由としてはマナポーションをオマケして貰ったお礼を言いにというのが1つ目。
チノアラシの針を買い足しにというのが2つ目。
ししょー(おばあちゃん)なら大抵の事を知ってそうだから飢餓ミミズの事聞いてみようというのが3つ目である。
「すいませーん失礼しまーす。」
薬草小屋の中に入ると2人の猫獣人の店員さんが慌ただしく各種薬草、薬品を陳列しており、その奥でししょーとジョー一行が商談(?)をしている様だ。
「おや坊や、いらっしゃい。
その感じからするとダンジョンから帰って来たって所だね?」
「はい、ついさっき戻って来た所です。
商談中みたいですしまた後で…」
「別に構わないよ、丁度こちらも話が終わった所だよ。
何か用が合ったんじゃないのかい?」
ノアはマナポーションのお礼とチノアラシの針の買い足しを行った後、飢餓ミミズの事について聞く。
「「「「「「飢餓ミミズの先祖?」」」」」」
「はい…」
「何でまた。」
「興味本位で…」
「んー何だったかなー…」
「あれ?ししょー知ってるの?」
「地域によって呼び名は違うけどミミズやワーム等は地龍から派生した生き物だからねぇ…」
「じ、地龍!?」
「王都の連中なら詳しいだろうけどもう帰ったからねぇ…」
「あ、帰っちゃったんですね。」
「調査が終わっちゃったからね、まぁ王都に行けば会えるんだし気にする事無いよ。」
「でも地龍…地龍かぁ…それだけ分かればとりあえず大丈夫です。」
「なーんか気になる反応だねぇ、まぁ何れ教えてくれりゃ良いよ。」
ししょーとジョー一行に挨拶をして店を出たノアは一先ず店先にある食料品に入る。
薬草小屋に残った一同は<聞き耳>でも聞こえない程の声量で話す。
「どう思うよ今の話、ルーシー姉妹、あんたらの国に地龍結構いただろう?
思い当たる奴いないかい?」
「飢餓ミミズの特徴と地龍と聞いて思い当たるのが1種いますが…
最後の個体が確認されたのが300年以上前です。
そこから1回も確認されてないのに急に見付かるなんて事はまずあり得ないでしょう。」
「それもそうだね。」
「それにその個体は成体ともなるとこのダンジョンに収まりきらない程の大きさになります。
私達の国では"国落とし"と呼ばれて語り継がれていましたから、何かと見間違えたとしか思えません。」
「なるほどね、取り敢えずは何かを見間違えただけと言う事にしよう。
考えてもどうにもならないしね。」
この話を終えた後暫くして「見間違えだとして、何で先祖って話になったんだ?」と謎が深まる事となった。
「そっかー…地龍かー。」
(『いやいや、あくまで"地龍から派生した"って言ってたから、せいぜいその下位生物だろう。』)
「まぁ何にせよ変な存在じゃ無さそうで良かったよ。」
(『どうだろうな、飢餓ミミズの先祖返りだぜ?相当食うだろうな。』)
「あー食費どうなるかな…」
『俺』と飢餓ミミズの事で一旦区切りが付いた所で薬草小屋向かいの食料品店に入る。
「あらノア君いらっしゃい、何かご入り用ですか?」
「ええ、そろそろ街を出ようかと思ってましてその準備です。」
「ああ、王都に呼ばれたんだってね。それでだね?」
「…え?」
ダダダダダダ!バァンッ!「失礼しまーす!」
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「王都から呼ばれたってのは本当ですか!?」
「あら、どこかでお聞きになられたのですね、であれば話は早いです。
ノア様、王都から招待状が届いています。
ただ今すぐという訳ではありませんのでご安心下さい。
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「は!?ええ!?どういう事ですか?」
「いやーこの場にいない人達の事言うのはちょっと気が引けるのですが、ベルドラッドさんの時やアリッサさんの時みたいに絶対絡まれる気がするので気が乗らないんです。
王都に行く予定はあるのですが、王に会うのはちょっと…」
「ど、どうしてもですか…?」
「出来る限り会いたくはないです…」
「…分かりました。問い合わせてみます。」
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