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王都編
閑話 ヤバイ奴らによる【魔王】殲滅戦(おまけ)
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【魔王】の命が完全に尽きると、【魔王】の体がサラサラと崩れ落ち、地面には灰の山が形成される。
皮膚ミンが抜き取った心臓もサラサラと砂の様に崩れ、【魔王】が消滅した事を物語っている。
普通【魔王】殲滅ともなれば、歓喜に沸く物であるが、その場に居る全員から意外な言葉が飛び出した。
「「「「「「「うわー、やっぱり駄目か~!」」」」」」」
であった。
「バラス様、アルキラー様からの情報にあった"【勇者】がトドメを刺さないと討伐は不可能"ってのは本当だったのか…」
眼球コレクターの言葉通り、周囲のモンスターや魔獣、【魔王】軍の兵や四天王ガルディアの"元"肉体はその辺に転がっているが、【魔王】の体だけ砂の様に崩れ落ちている。
「んな設定作りやがった奴ぁ何処のどいつだちくしょーめぇ!!」
「まぁまぁ、落ち着きなよドラキュリオス。
取り敢えず今回は【魔王】"軍"の殲滅が出来たって事で良しとしようじゃない?」
ドラキュリオスの虚しい叫びが森の中に響き渡る。
そんなドラキュリオスを落ち着かせる様にフィリアが肩をポンと叩く。
「…にしても、コイツ本当に【魔王】だったのか?
攻撃して来ねぇで逃げてばかりで四天王も大して強くねぇし。」
「そう言えば皮膚ミン、アンタさっき【魔王】軍の兵がおかしいとか何とか言ってたじゃない?
私もさっきたまたま確認する機会があったんだけど、コイツら獣人が混じってるっぽいんだよね。」
「それはホントかいカナミちゃん。
じゃあ何だろう、コイツら合成獣かな?」
「どれどれ…」ペロッ…
と、皮膚ミンが考えているとドラキュリオスがその辺に転がってる兵の血を一舐めする。
「…違う、コイツらは合成獣じゃねぇ。
合成獣は通常、膨大な魔力で無理矢理別種の生物をくっ付けているだけだから、水と油の様に血の味はそれぞれ別れているハズだ。
だがコイツらはそうじゃない。
熟成が進んだワインの様に溶け合っている。
大体人間3、獣人7の割合だ…
ん?微量だが竜種の血も混じってる様だな…」
「竜種の?」
「あぁ。
何だったっけなぁ…コイツの血…相当前に一度飲んだっきりだったから…
…あ、思い出した『ヒュドラの竜血』だ。
『ヒュドラの竜血』が微量混じってやがる。」
「ヒュドラの?何でまた…」
「さぁな。
分からねぇが取り敢えず【魔王】軍の殲滅は完了したんだ。
お二方にこの事も報告するとしようぜ。」
「あぁそうだな。」
「「行こ行こ。」」
「ふぁ~…眠っ…」
「何か足になるモンスター居ないかしら…」
一先ず【魔王】軍殲滅の完了報告をする為、一行が帰路に向かおうとした所
カラン「ん?何だコレ。」
「どうしたの皮膚ミン?」
「いや、灰になった心臓を払ってたら中身の無い懐中時計の入れ物が灰の中から出て来たんだ。」
「【魔王】の私物かな?」
「さぁね。」
「のぅ、灰になった【魔王】の体の方からも何かしら出てくるのでは無いか?」
プレ爺からの提案に一同が「それもそうだな。」という空気になったのでカナミとコノミが灰の山を掻いていく事になった。
バササササ…
「ん?うぇっ!?目玉が出て来たよ!
セゴちゃん(眼球コレクターの本名)、セゴちゃーん、よろしくお願いしまーす!」
「眼球と言えば俺、みたいな感じで呼ぶなよ全く…」
文句を言いつつもカナミが見付けた目玉を確認する眼球コレクター。
「何それ、アナタと同じ義眼?」
「いや、これは魔導具だな。」
「魔導具?どんな効果の奴だ?」
「これは…"この目玉を通して見た光景を、遠くの場所に映し出す"効果がある。
昔潜入なんかで使った事があるから間違いない。
既に魔力が切れて機能は停止してっから跡を追えないがね。」
「…するってぇと、今までの俺らの戦いはどこかで監視されてたって事か?」
「まぁそういう事だな。
【魔王】が攻撃して来なかったのは、こちらの動きを収める為に注力していたから、とかかな?」
「って事はこの目玉の持ち主が黒幕だ、って事だな。」
「それか、そいつが本当の【魔王】だったりしてな。」
「かもな。
まぁそれらしい証拠が確保出来たんだ、今度こそ本当にお二方の元へ帰還しようじゃないか。」
「「「「「「うぃーっす。」」」」」」
という事で今度こそ一行は、来た道を戻りバラス、アルキラーが居る王都へと向かう事にした。
場面は移って『滅びの森』から数キロメル離れた場所にある、昔一夜で滅んだと言われている超大国の廃墟、通称『廃都』の更に500メル程潜った場所にある100メル四方の巨大な部屋の中に1人の人物が佇んでいた。
正確には部屋の中央に光の柱が立ち、その中に上半身裸の美丈夫が宙を浮いている状態で佇んでいた。
見た目は人間の様だが、背中には無造作に棘の様な物が突き出し、時折脈打っている。
腰から下は熊の様な体毛に覆われ、足は蹄の様な形状になっている為、人間とは掛け離れた存在と思われる。
光の柱の中に居る人物には幾つもの鎖が付けられ、1本に付き10枚に及ぶ符が付けられている。
更に周囲の地面には、何重にも及ぶ結界や魔法陣が展開され、厳重な封印処理を施してる様に思われる。
フォンッ!
と、その部屋の中に1人の女性が転移してきた。
「うん?アリスか、何用かな?」
「はっ!5分程前に"試作型【魔王】軍"が全滅されましたので報告に参りました。」
「ほぅ。
して、敵戦力の反応はどうであったかな?」
「はっ!あちら側も然して本気であった様には思えません。」
「であろうな。
あの程度の戦力を簡単に屠って貰わねば戦い甲斐が無い。
戦闘時の映像はあるかな?」
「こちらに。」
そう言ってアリスと言う名の女性が壁面に"試作型【魔王】"が見た光景を流す。
「ふふ、良いねぇ良いねぇ。
多種多様な戦闘スタイルをお持ちの様だ。
全面戦争を行う日が待ち遠しいねぇ。
"試作型"とは言え、『造魔核』の動作も申し分無い。
が、『ヒュドラの竜血』の投与量が少なかったからか攻撃性の方はイマイチだな。
"コモン"と"協力国"の方に投与量を上げろと伝えてくれるか?」
「畏まりました。
あ、その"コモン"の事ですが、ここ数日不穏な動きがありますが如何致しましょう。」
「具体的には?」
「私兵を全て連れ、王都に向かいました。」
「なる程。
以前奴が計画していた国盗りでも実行しに行ったのだろう。
が、奴は所々で爪が甘くボロが出やすい。
どうせ墓穴を掘って失敗するのが目に見えてる。
奴の屋敷から完成済みの『造魔核』300個を全て…いや、2、3個程残し、"協力国"に渡し、投与量を上げる様に指示を出せ。」
「か、畏まりました。」
アリスは目の前の人物からの指示を受け、ぎこちなく頷く。
アリスとしては"協力国"とは言え、人間に頼むのがどうも好きじゃないのだ。
「そんな顔をするな。"あの国の連中"は突き抜けた阿保共しか居らんから御し易い。
それにアリスの様な美女が2、3言えば鼻の下を伸ばして言う通りにするさ。」
「んもぅ【魔王】様、お世辞言っても機嫌良くなりませんからね。」
と言いつつ頬を赤らめるアリス。
「…それとな、アリスよ。
私はいつまでここでこの様に繋がれてなければならないんだ?」
「申し訳ありません【魔王】様。
この様に厳重な封印処理を施さねば、莫大な魔力で直ぐに居場所がバレますし、魔力に当てられて私達の方が持ちません。
【魔王】様自身、魔力の制御が未熟故、もう暫くはご容赦下さい。」
「うむむ…確かにこの世に生まれて然程経っておらんから制御も不十分だから仕方無しか…
分かった、こちらはこちらで研鑽する故、アリスの方も宜しく頼むぞ。」
「はい、それでは。」
そう言ってアリスは姿を消した。
部屋に1人残った【魔王】は目を閉じて魔力制御に務めるのだった。
そしてこの日、【魔王】と協力関係にあったコモン・スロアは王都にて『造魔核』を使用し、ノアの手によって消滅した。
皮膚ミンが抜き取った心臓もサラサラと砂の様に崩れ、【魔王】が消滅した事を物語っている。
普通【魔王】殲滅ともなれば、歓喜に沸く物であるが、その場に居る全員から意外な言葉が飛び出した。
「「「「「「「うわー、やっぱり駄目か~!」」」」」」」
であった。
「バラス様、アルキラー様からの情報にあった"【勇者】がトドメを刺さないと討伐は不可能"ってのは本当だったのか…」
眼球コレクターの言葉通り、周囲のモンスターや魔獣、【魔王】軍の兵や四天王ガルディアの"元"肉体はその辺に転がっているが、【魔王】の体だけ砂の様に崩れ落ちている。
「んな設定作りやがった奴ぁ何処のどいつだちくしょーめぇ!!」
「まぁまぁ、落ち着きなよドラキュリオス。
取り敢えず今回は【魔王】"軍"の殲滅が出来たって事で良しとしようじゃない?」
ドラキュリオスの虚しい叫びが森の中に響き渡る。
そんなドラキュリオスを落ち着かせる様にフィリアが肩をポンと叩く。
「…にしても、コイツ本当に【魔王】だったのか?
攻撃して来ねぇで逃げてばかりで四天王も大して強くねぇし。」
「そう言えば皮膚ミン、アンタさっき【魔王】軍の兵がおかしいとか何とか言ってたじゃない?
私もさっきたまたま確認する機会があったんだけど、コイツら獣人が混じってるっぽいんだよね。」
「それはホントかいカナミちゃん。
じゃあ何だろう、コイツら合成獣かな?」
「どれどれ…」ペロッ…
と、皮膚ミンが考えているとドラキュリオスがその辺に転がってる兵の血を一舐めする。
「…違う、コイツらは合成獣じゃねぇ。
合成獣は通常、膨大な魔力で無理矢理別種の生物をくっ付けているだけだから、水と油の様に血の味はそれぞれ別れているハズだ。
だがコイツらはそうじゃない。
熟成が進んだワインの様に溶け合っている。
大体人間3、獣人7の割合だ…
ん?微量だが竜種の血も混じってる様だな…」
「竜種の?」
「あぁ。
何だったっけなぁ…コイツの血…相当前に一度飲んだっきりだったから…
…あ、思い出した『ヒュドラの竜血』だ。
『ヒュドラの竜血』が微量混じってやがる。」
「ヒュドラの?何でまた…」
「さぁな。
分からねぇが取り敢えず【魔王】軍の殲滅は完了したんだ。
お二方にこの事も報告するとしようぜ。」
「あぁそうだな。」
「「行こ行こ。」」
「ふぁ~…眠っ…」
「何か足になるモンスター居ないかしら…」
一先ず【魔王】軍殲滅の完了報告をする為、一行が帰路に向かおうとした所
カラン「ん?何だコレ。」
「どうしたの皮膚ミン?」
「いや、灰になった心臓を払ってたら中身の無い懐中時計の入れ物が灰の中から出て来たんだ。」
「【魔王】の私物かな?」
「さぁね。」
「のぅ、灰になった【魔王】の体の方からも何かしら出てくるのでは無いか?」
プレ爺からの提案に一同が「それもそうだな。」という空気になったのでカナミとコノミが灰の山を掻いていく事になった。
バササササ…
「ん?うぇっ!?目玉が出て来たよ!
セゴちゃん(眼球コレクターの本名)、セゴちゃーん、よろしくお願いしまーす!」
「眼球と言えば俺、みたいな感じで呼ぶなよ全く…」
文句を言いつつもカナミが見付けた目玉を確認する眼球コレクター。
「何それ、アナタと同じ義眼?」
「いや、これは魔導具だな。」
「魔導具?どんな効果の奴だ?」
「これは…"この目玉を通して見た光景を、遠くの場所に映し出す"効果がある。
昔潜入なんかで使った事があるから間違いない。
既に魔力が切れて機能は停止してっから跡を追えないがね。」
「…するってぇと、今までの俺らの戦いはどこかで監視されてたって事か?」
「まぁそういう事だな。
【魔王】が攻撃して来なかったのは、こちらの動きを収める為に注力していたから、とかかな?」
「って事はこの目玉の持ち主が黒幕だ、って事だな。」
「それか、そいつが本当の【魔王】だったりしてな。」
「かもな。
まぁそれらしい証拠が確保出来たんだ、今度こそ本当にお二方の元へ帰還しようじゃないか。」
「「「「「「うぃーっす。」」」」」」
という事で今度こそ一行は、来た道を戻りバラス、アルキラーが居る王都へと向かう事にした。
場面は移って『滅びの森』から数キロメル離れた場所にある、昔一夜で滅んだと言われている超大国の廃墟、通称『廃都』の更に500メル程潜った場所にある100メル四方の巨大な部屋の中に1人の人物が佇んでいた。
正確には部屋の中央に光の柱が立ち、その中に上半身裸の美丈夫が宙を浮いている状態で佇んでいた。
見た目は人間の様だが、背中には無造作に棘の様な物が突き出し、時折脈打っている。
腰から下は熊の様な体毛に覆われ、足は蹄の様な形状になっている為、人間とは掛け離れた存在と思われる。
光の柱の中に居る人物には幾つもの鎖が付けられ、1本に付き10枚に及ぶ符が付けられている。
更に周囲の地面には、何重にも及ぶ結界や魔法陣が展開され、厳重な封印処理を施してる様に思われる。
フォンッ!
と、その部屋の中に1人の女性が転移してきた。
「うん?アリスか、何用かな?」
「はっ!5分程前に"試作型【魔王】軍"が全滅されましたので報告に参りました。」
「ほぅ。
して、敵戦力の反応はどうであったかな?」
「はっ!あちら側も然して本気であった様には思えません。」
「であろうな。
あの程度の戦力を簡単に屠って貰わねば戦い甲斐が無い。
戦闘時の映像はあるかな?」
「こちらに。」
そう言ってアリスと言う名の女性が壁面に"試作型【魔王】"が見た光景を流す。
「ふふ、良いねぇ良いねぇ。
多種多様な戦闘スタイルをお持ちの様だ。
全面戦争を行う日が待ち遠しいねぇ。
"試作型"とは言え、『造魔核』の動作も申し分無い。
が、『ヒュドラの竜血』の投与量が少なかったからか攻撃性の方はイマイチだな。
"コモン"と"協力国"の方に投与量を上げろと伝えてくれるか?」
「畏まりました。
あ、その"コモン"の事ですが、ここ数日不穏な動きがありますが如何致しましょう。」
「具体的には?」
「私兵を全て連れ、王都に向かいました。」
「なる程。
以前奴が計画していた国盗りでも実行しに行ったのだろう。
が、奴は所々で爪が甘くボロが出やすい。
どうせ墓穴を掘って失敗するのが目に見えてる。
奴の屋敷から完成済みの『造魔核』300個を全て…いや、2、3個程残し、"協力国"に渡し、投与量を上げる様に指示を出せ。」
「か、畏まりました。」
アリスは目の前の人物からの指示を受け、ぎこちなく頷く。
アリスとしては"協力国"とは言え、人間に頼むのがどうも好きじゃないのだ。
「そんな顔をするな。"あの国の連中"は突き抜けた阿保共しか居らんから御し易い。
それにアリスの様な美女が2、3言えば鼻の下を伸ばして言う通りにするさ。」
「んもぅ【魔王】様、お世辞言っても機嫌良くなりませんからね。」
と言いつつ頬を赤らめるアリス。
「…それとな、アリスよ。
私はいつまでここでこの様に繋がれてなければならないんだ?」
「申し訳ありません【魔王】様。
この様に厳重な封印処理を施さねば、莫大な魔力で直ぐに居場所がバレますし、魔力に当てられて私達の方が持ちません。
【魔王】様自身、魔力の制御が未熟故、もう暫くはご容赦下さい。」
「うむむ…確かにこの世に生まれて然程経っておらんから制御も不十分だから仕方無しか…
分かった、こちらはこちらで研鑽する故、アリスの方も宜しく頼むぞ。」
「はい、それでは。」
そう言ってアリスは姿を消した。
部屋に1人残った【魔王】は目を閉じて魔力制御に務めるのだった。
そしてこの日、【魔王】と協力関係にあったコモン・スロアは王都にて『造魔核』を使用し、ノアの手によって消滅した。
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