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再びアルバラスト編
戦闘開始20分
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戦闘開始20分、戦線に上がって来た冒険者パーティ【双剣士】の『乱舞厨』、【忍】の『不忍殺』の奮闘虚しく、準備運動が完了したノアが立ちはだかる。
二組は共にノアに立ち向かうべく、一時的に共同戦線を張る事にした。
のだが
(((((((…動けない…)))))))
【双剣士】の3人、【忍】の男性とくノ一3人、共に両手に得物を持っているのだが全員動けずにいた。
新たにノアが生成した腕や全身に纏うオーラの正体が分からない以上迂闊には動けない。
何より、赤黒く染まったノアの眼光と放たれている殺気に当てられ、全員が畏縮しているのだ。
と、その時だった。
ドドドドドッ!
「おいおい、何ボーッと突っ立ってんだ?
どちらも動かない様なら俺らが先に行かせて貰うぜ?」
二組の背後から五人組の【拳士】パーティ『喧嘩屋』が、双剣士や忍を飛び越え、間を縫ってノアへと迫る。
ドドドドドッ!
「へへ…アンタのその姿を王都の御前試合で見てから戦ってみたかったんだ。」
「後方で戦いを見てたら居ても立っても居られなかったぜ。」
「『乱舞厨』への攻撃、幾つか見えなかったぞ…」
「だがせめて1発は食らわせてやる!」
「全力で行かせて貰うぞ!」
『存分に。』
組んでいた腕を解き、ダラリと下ろして自然体で立つノア。
ドドドドドッ!
それに対し、未だ接近を続ける『喧嘩屋』達の戦略は決まっていた。
"5人同時攻撃を仕掛け、ノアの反撃を利用し『カウンター』で仕留める"
である。
『カウンター』…【拳士】に限らず全【適正】で取得可能な反撃技。
相手の攻撃が当たる寸前に発動する事で瞬間的に攻撃力を3倍にする。
「「「「「おぉおおっ!」」」」」
『喧嘩屋』の5人は奮起させる様に声を上げつつ<流麗な足業>と<渾身>を発動させ、ノアへ急速接近を図る。
そしてお互いの距離が大股2歩分まで近付いた時であった
ボッ、ボボッボボボッ!
(((((来たぁっ!!)))))
5人同時攻撃に対して<洗練された手業>を発動したノアが6本の腕を繰り出す。
この攻撃は全て5人の顔面に向かっている。
待ってましたとばかりに『カウンター』の構えに入る。
タイミングを逃してなるものかとノアの拳を食い入る様に見詰め
(((((ここだ!)))))
『『『『『ボッ!』』』』』
眼前に迫る拳に合わせ、ダッキングを行いギリギリで回避しつつ各々拳を振るう。
が
『『『『『ガクッ…』』』』』
拳を振るった直後、5人の足から力が抜け、膝から崩れ落ちていく。
(((((な…)))))
困惑する5人が声を上げようとするも、鳩尾辺りに感じる鈍痛で声を出せずにいる。
ガゴゴゴゴッ!
その直後5人の顎にノアの拳が直撃、諸に食らった一同は意識を刈り取られつつある。
ズドドドドッ!
ダメ押しとばかりに5人の首筋に手刀を入れ、完全に意識を刈り取りに掛かる。
(…俺…今何されたんだ…この後会えたら…聞いて、みよう…)
薄れいく意識の中そんな事を思った『喧嘩屋』の1人は、駆け込んで来た勢いそのままに地面に崩れ落ちていった。
ドササッ…
『喧嘩屋』は最後まで気付いていなかったが、5人の顔面へ向けて繰り出した拳は"実は2発目"で、1発目は鳩尾に食らわせていた。
5人全員が『カウンター』を発動した直後に1発目のダメージが到達。
つまり5人は2発ではなく3発食らった事になる。
(『やっぱりカウンター狙いだったみたいだな。』)
(ノリでやって来たように見えて後方で僕の動きを観察してたの見えてたしね。)
ノアは【双剣士】と【忍】のパーティに注意を払いつつも、後方からやって来る輩や他の冒険者達の事も確り警戒していたのだ。
勿論『喧嘩屋』がノアの動きに注視していたのも確認済みである。
『…今の所動きがありませんが、攻めて来ない様ならこちらから行きますよ?』
と、ノアが問うても【双剣士】と【忍】の両パーティは動くかどうか躊躇してる様だ。
なので
ズドォッ!!!『行くぞぉっ!』
ノアが本格的に行動を開始した。
「散っ!」
「「「土遁!」」」
ドプンッ…
【忍】の男性の合図と共にくノ一3人が石畳の中に潜っていく。
どうやら地面の下から奇襲を仕掛ける様だ。
『後で責任持って直しますからねぇっ!』バゴォッ!!
<剛脚>と<渾身>を発動したノアが四股を踏むかの様に石畳を踏み付けると、厚さ数十セメルの石畳を踏み砕き、地面までも捲り上げる。
「うわっ!?」
「きゃっ!?」
「ひっ!?」
捲り上げられた地面の下から土遁の術を使って潜っていたくノ一達が爆風と共に強制的に引き摺り出される。
「「「くっ!!」」」シュバババッ!
「俺達も行くぞ!」ダッ!
「「おうよっ!」」ズザッ!
引き摺り出されたくノ一達がクナイをノアに向け投擲。
その攻撃に合わせ、【双剣士】の『乱舞厨』3人も急速接近を仕掛ける。
『オ"ォオ"ア"ア"ア"ッ!!!』ドグァッ!
「「「きゃぁああああっ!?」」」ブァッ!
「「「うぉわぁあっ!?」」」
ノアが<猿叫>を発動。
聴覚を一時的に麻痺させる程の馬鹿デカい大声と、投擲されたクナイが吹き飛ばされる程の爆風がノアを中心に発生、くノ一は愚か『乱舞厨』の3人も纏めて吹き飛ばされる。
「くっ、何つー声『ガシッ!』うぇっ!?」
吹き飛ばされている最中の【双剣士】の1人が空中で体勢を整えようとすると、既に目の前迄接近していたノアが胸ぐらを掴む。
『全力で衝撃に備えろよ?』ブンッ!
そうノアが言った直後、後続からやって来る輩の集団に向け、強烈な速度でぶん投げられる。
その者がどうなったかを見る迄も無く、眼下に迫る2人の【双剣士】に向けて攻撃体勢に入る。
「「させるかぁっ!」」ダンッ!
ノアが6本の腕を振り上げたのを見た2人は瞬時に地面に居てはマズイと判断し、敢えてノアに向けて跳躍。
「待てっ!2人共逃げろっ!」
【忍】の男性が声を荒げて【双剣士】の2人へ静止を掛ける。
が、既に遅く
『オ"ォオ"ア"ア"ア"ッ!!!』ズァアッ!!
「「マズ『ドゴァアアアアアッ!』
接近を仕掛けた【双剣士】の2人へ向けて再び<猿叫>を発動。
空中と言う事もあり踏ん張る事が出来ない為、マトモに食らった2人は勢いよく石畳に叩き付けられ、気を失った。
ストッ。
『あ"ー…これ乱発すると喉傷めるんだよな…』
(『喉には蜂蜜が良いらしいぞ。』)
「「「<影縫い>!」」」
『うん?』ギュッ、ギュリリッ!
ノアから離れた場所でくノ一達の声が上がる。
するとノアの足元の影が固定化され、ノアの動きが止まる。
「足止め感謝する!
口寄せの術・八岐大蛇(ヤマタノオロチ)!!」
【忍】の男性が魔力を大量に消費し、膝を付きつつも動きを止めるノアの目の前に陣を展開すると、大木の様な太さ、岩肌の様な鱗を生やした足がぬぅっと現れる。
ズゥンッ!
カロロロロロッ…
グルルルル…
グルルォアア…
「私の持つ最強の契約獣だ!
人間相手に使うのは初めてだが許されよ!」
脂汗を流しながらそうノアに言う【忍】の男性。
するとノアから思ってもみなかった言葉が返ってくる。
『これは倒しても大丈夫かな?』
「え?」
『殺ろうと思えば殺れるけど、結構貴重なモンスターじゃないの?』
「あ、いや、契約獣ではあるが、魔力と引き換えに喚び寄せているので何度でも喚ぶ事が出来る。
だからその辺りは気にしなくても構わないが…」
【忍】の男性は困惑しつつもそう説明する。
するとノアはニヤッと笑い動き出す。
ボゴッ、ドゴッ!
ノアは<影縫い>を物ともせず、地面ごと引っぺがして解除する。
「「「嘘…」」」
何の気無しに脱出したノアに呆然とするくノ一達は、諦めたかの様にその場に座り込む。
『どうやら倒して良いらしい。』
ノアが急に喋り始めた。
【忍】の男性でも無く、くノ一達に言ってる様でも無い。
ただただ虚空に話し掛けてる様だ。
『今日は呼ぶ予定は無かったけど、お腹減ったでしょうからあのデカい奴、"食べちゃって"良いよ。』
「…え?君は何を言って…」
【忍】の男性が困惑の極みに達しようとしている中、ノアはその存在を呼ぶ事に。
『その代わり残さず綺麗にね、グリード。』
はーい。
二組は共にノアに立ち向かうべく、一時的に共同戦線を張る事にした。
のだが
(((((((…動けない…)))))))
【双剣士】の3人、【忍】の男性とくノ一3人、共に両手に得物を持っているのだが全員動けずにいた。
新たにノアが生成した腕や全身に纏うオーラの正体が分からない以上迂闊には動けない。
何より、赤黒く染まったノアの眼光と放たれている殺気に当てられ、全員が畏縮しているのだ。
と、その時だった。
ドドドドドッ!
「おいおい、何ボーッと突っ立ってんだ?
どちらも動かない様なら俺らが先に行かせて貰うぜ?」
二組の背後から五人組の【拳士】パーティ『喧嘩屋』が、双剣士や忍を飛び越え、間を縫ってノアへと迫る。
ドドドドドッ!
「へへ…アンタのその姿を王都の御前試合で見てから戦ってみたかったんだ。」
「後方で戦いを見てたら居ても立っても居られなかったぜ。」
「『乱舞厨』への攻撃、幾つか見えなかったぞ…」
「だがせめて1発は食らわせてやる!」
「全力で行かせて貰うぞ!」
『存分に。』
組んでいた腕を解き、ダラリと下ろして自然体で立つノア。
ドドドドドッ!
それに対し、未だ接近を続ける『喧嘩屋』達の戦略は決まっていた。
"5人同時攻撃を仕掛け、ノアの反撃を利用し『カウンター』で仕留める"
である。
『カウンター』…【拳士】に限らず全【適正】で取得可能な反撃技。
相手の攻撃が当たる寸前に発動する事で瞬間的に攻撃力を3倍にする。
「「「「「おぉおおっ!」」」」」
『喧嘩屋』の5人は奮起させる様に声を上げつつ<流麗な足業>と<渾身>を発動させ、ノアへ急速接近を図る。
そしてお互いの距離が大股2歩分まで近付いた時であった
ボッ、ボボッボボボッ!
(((((来たぁっ!!)))))
5人同時攻撃に対して<洗練された手業>を発動したノアが6本の腕を繰り出す。
この攻撃は全て5人の顔面に向かっている。
待ってましたとばかりに『カウンター』の構えに入る。
タイミングを逃してなるものかとノアの拳を食い入る様に見詰め
(((((ここだ!)))))
『『『『『ボッ!』』』』』
眼前に迫る拳に合わせ、ダッキングを行いギリギリで回避しつつ各々拳を振るう。
が
『『『『『ガクッ…』』』』』
拳を振るった直後、5人の足から力が抜け、膝から崩れ落ちていく。
(((((な…)))))
困惑する5人が声を上げようとするも、鳩尾辺りに感じる鈍痛で声を出せずにいる。
ガゴゴゴゴッ!
その直後5人の顎にノアの拳が直撃、諸に食らった一同は意識を刈り取られつつある。
ズドドドドッ!
ダメ押しとばかりに5人の首筋に手刀を入れ、完全に意識を刈り取りに掛かる。
(…俺…今何されたんだ…この後会えたら…聞いて、みよう…)
薄れいく意識の中そんな事を思った『喧嘩屋』の1人は、駆け込んで来た勢いそのままに地面に崩れ落ちていった。
ドササッ…
『喧嘩屋』は最後まで気付いていなかったが、5人の顔面へ向けて繰り出した拳は"実は2発目"で、1発目は鳩尾に食らわせていた。
5人全員が『カウンター』を発動した直後に1発目のダメージが到達。
つまり5人は2発ではなく3発食らった事になる。
(『やっぱりカウンター狙いだったみたいだな。』)
(ノリでやって来たように見えて後方で僕の動きを観察してたの見えてたしね。)
ノアは【双剣士】と【忍】のパーティに注意を払いつつも、後方からやって来る輩や他の冒険者達の事も確り警戒していたのだ。
勿論『喧嘩屋』がノアの動きに注視していたのも確認済みである。
『…今の所動きがありませんが、攻めて来ない様ならこちらから行きますよ?』
と、ノアが問うても【双剣士】と【忍】の両パーティは動くかどうか躊躇してる様だ。
なので
ズドォッ!!!『行くぞぉっ!』
ノアが本格的に行動を開始した。
「散っ!」
「「「土遁!」」」
ドプンッ…
【忍】の男性の合図と共にくノ一3人が石畳の中に潜っていく。
どうやら地面の下から奇襲を仕掛ける様だ。
『後で責任持って直しますからねぇっ!』バゴォッ!!
<剛脚>と<渾身>を発動したノアが四股を踏むかの様に石畳を踏み付けると、厚さ数十セメルの石畳を踏み砕き、地面までも捲り上げる。
「うわっ!?」
「きゃっ!?」
「ひっ!?」
捲り上げられた地面の下から土遁の術を使って潜っていたくノ一達が爆風と共に強制的に引き摺り出される。
「「「くっ!!」」」シュバババッ!
「俺達も行くぞ!」ダッ!
「「おうよっ!」」ズザッ!
引き摺り出されたくノ一達がクナイをノアに向け投擲。
その攻撃に合わせ、【双剣士】の『乱舞厨』3人も急速接近を仕掛ける。
『オ"ォオ"ア"ア"ア"ッ!!!』ドグァッ!
「「「きゃぁああああっ!?」」」ブァッ!
「「「うぉわぁあっ!?」」」
ノアが<猿叫>を発動。
聴覚を一時的に麻痺させる程の馬鹿デカい大声と、投擲されたクナイが吹き飛ばされる程の爆風がノアを中心に発生、くノ一は愚か『乱舞厨』の3人も纏めて吹き飛ばされる。
「くっ、何つー声『ガシッ!』うぇっ!?」
吹き飛ばされている最中の【双剣士】の1人が空中で体勢を整えようとすると、既に目の前迄接近していたノアが胸ぐらを掴む。
『全力で衝撃に備えろよ?』ブンッ!
そうノアが言った直後、後続からやって来る輩の集団に向け、強烈な速度でぶん投げられる。
その者がどうなったかを見る迄も無く、眼下に迫る2人の【双剣士】に向けて攻撃体勢に入る。
「「させるかぁっ!」」ダンッ!
ノアが6本の腕を振り上げたのを見た2人は瞬時に地面に居てはマズイと判断し、敢えてノアに向けて跳躍。
「待てっ!2人共逃げろっ!」
【忍】の男性が声を荒げて【双剣士】の2人へ静止を掛ける。
が、既に遅く
『オ"ォオ"ア"ア"ア"ッ!!!』ズァアッ!!
「「マズ『ドゴァアアアアアッ!』
接近を仕掛けた【双剣士】の2人へ向けて再び<猿叫>を発動。
空中と言う事もあり踏ん張る事が出来ない為、マトモに食らった2人は勢いよく石畳に叩き付けられ、気を失った。
ストッ。
『あ"ー…これ乱発すると喉傷めるんだよな…』
(『喉には蜂蜜が良いらしいぞ。』)
「「「<影縫い>!」」」
『うん?』ギュッ、ギュリリッ!
ノアから離れた場所でくノ一達の声が上がる。
するとノアの足元の影が固定化され、ノアの動きが止まる。
「足止め感謝する!
口寄せの術・八岐大蛇(ヤマタノオロチ)!!」
【忍】の男性が魔力を大量に消費し、膝を付きつつも動きを止めるノアの目の前に陣を展開すると、大木の様な太さ、岩肌の様な鱗を生やした足がぬぅっと現れる。
ズゥンッ!
カロロロロロッ…
グルルルル…
グルルォアア…
「私の持つ最強の契約獣だ!
人間相手に使うのは初めてだが許されよ!」
脂汗を流しながらそうノアに言う【忍】の男性。
するとノアから思ってもみなかった言葉が返ってくる。
『これは倒しても大丈夫かな?』
「え?」
『殺ろうと思えば殺れるけど、結構貴重なモンスターじゃないの?』
「あ、いや、契約獣ではあるが、魔力と引き換えに喚び寄せているので何度でも喚ぶ事が出来る。
だからその辺りは気にしなくても構わないが…」
【忍】の男性は困惑しつつもそう説明する。
するとノアはニヤッと笑い動き出す。
ボゴッ、ドゴッ!
ノアは<影縫い>を物ともせず、地面ごと引っぺがして解除する。
「「「嘘…」」」
何の気無しに脱出したノアに呆然とするくノ一達は、諦めたかの様にその場に座り込む。
『どうやら倒して良いらしい。』
ノアが急に喋り始めた。
【忍】の男性でも無く、くノ一達に言ってる様でも無い。
ただただ虚空に話し掛けてる様だ。
『今日は呼ぶ予定は無かったけど、お腹減ったでしょうからあのデカい奴、"食べちゃって"良いよ。』
「…え?君は何を言って…」
【忍】の男性が困惑の極みに達しようとしている中、ノアはその存在を呼ぶ事に。
『その代わり残さず綺麗にね、グリード。』
はーい。
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