477 / 1,124
獣人国編~森の番人~
デイダラボッチ
しおりを挟む
「デ、"デイダラボッチ"じゃとぉっ!?」
「なんちゅう奴召喚してくれてんのよっ!?」
「若く、小型の個体とは言え地属性巨人の上位種族を喚び出すとは…
奴め、どれ程の魔力を行使したんだ…」
地面を突き破り現れた50メルを越える巨体の"デイダラボッチ"に驚きを隠せない一同。
『デイダラボッチ』…自然豊かな土地や山岳地帯に生息している巨人種。体長約50~150メル。
所に依れば他種族と共に生活したりと、性格は比較的温厚だが、自身の領域や環境が脅かされると、途端に狂暴になり牙を剥く。
ウボォアアアアアアアアアアアアアッ!!!!
ドボォオオオオオオオオオオッ!
「「「「「うぉわっ…!?」」」」」
足元に居たノアへ向け、強烈な踏み付けを放つデイダラボッチ。
その一撃で大地震もかくやな揺れが辺りを襲い、爆煙が立ち込める。
ボファッ!
ガションッ!ガチャッ!ガシャガシャガシャッ!
バシュゥッ!ドゴゴゴゴゴゴッ!
『準備出来たか主っ!合わせろぉっ!』
「了解っ!」
ノアは既に魔装鉄甲の装着をほぼ終えた姿で爆煙から姿を現し、スラスターを駆使して鬼神と共に"デイダラボッチ"へと駆けていた。
ボ、オアアアアアアアアアアッ!
2人の接近に対処する為、"デイダラボッチ"は右腕を大きく振り被って殴り掛かろうとしていた。
『行くぜっ!』ドンッ!ドドッ!
「おぅよっ!」ブォンッ!
タイミングを図るかの様に歩調を合わせて飛び上がった鬼神の足目掛け、魔装鉄甲の巨拳を振るう。
オオォアアアアアアアアアアアッ!ブォッ!
それよりも僅かに早く"デイダラボッチ"が巨岩の様な拳を2人目掛けて振り下ろされる。
その直後
ドッ!バギュゥウウウウウウウウウウッ!
ゴッ!『『『ゴシャッ!!』』』
ゥゴァアアアアアアアアアアアッ!?
鬼神は<渾身><縮地><剛脚>を発動し、突進力を最大限まで高めた上で魔装鉄甲の巨拳上で跳躍し、ノアはその最大まで高めた突進力を殺さない様、<渾身><剛腕><遠心力>を乗せた拳と、事前に魔装鉄甲内に蓄積させていたエネルギーの8割をブースター出力にまわした事で、万全な発射台となるのであった。
発射された鬼神は、"デイダラボッチ"の振り下ろした巨岩の様な拳に当たるや否や、全く拮抗する事無く粉砕し、20メル以上もある腕を一瞬の内に破壊し、上腕部を貫通して肩口に降り立った。
"デイダラボッチ"は激痛に悲鳴を上げ、たたらを踏みながらもまだ健在であった。
ダタッ!
だが、肩口に立つ鬼神は即座に"デイダラボッチ"の鎖骨辺りまで駆けていくと
『ハッハーッ!!』ゴギャッ!
ヴボァッ!?ぐりんっ!
"デイダラボッチ"の顎の辺りをぶん殴り、攻撃を開始。
あまりの威力に、ぐりんと首が回り、再びたたらを踏む。
ズンッ!ズズンッ!
バシュッ!バシュッ!
「おぉおらっ!」ゴガッ!ゴギャッ!
ベキベキブチッ! ガァアアアアアアアアッ!
足元に居るノアは、たたらを踏む"デイダラボッチ"を、スラスター移動で回避しつつ、人間で言うアキレス腱の辺りにを魔装鉄甲の巨腕で殴り付け、筋を破壊していた。
ガァアアアアアアアアッ…
ズンッ!ズズンッ…
ヒュオッ…『主!『コツコツ』仕留めちまえ!』
「はいよ。」
堪らず自重を支えられなくなった"デイダラボッチ"は、片膝を付き、地面に手を付いた。
すると肩口に居た鬼神も一緒に落下してくるのだが、その際主であるノアに向け、指でこめかみを小突く動作をする。
鬼神の意図を察したノアは、即座に巨腕を構え、力を溜め始めた。
ズドォオオオオオオンッ!
「おぉお…らぁっ!!!」ゴヂュッ!
ゥ…ゴ…ッ………!?
地面に倒れ込んだ"デイダラボッチ"のこめかみ目掛けてノアが巨拳を振るうと、粘っこい音と共にこめかみが破砕し、短い悲鳴を上げながら"デイダラボッチ"は動かなくなった。
〔素晴らしい。
"デイダラボッチ"をものの1分程で仕留めるとは…
そこの赤黒い存在が気になる所ですが、さて、お次は何『ゴシャッ!!』ヴッ!?〕
ブチブチッ!ドゴゴゴゴゴゴゴゴッ!
"デイダラボッチ"を仕留めた事に上機嫌だったレントに腹を立て、鬼神が真っ正面から蹴りを入れ、足元に張られていた根が何の抵抗も無く千切れて後方に吹っ飛ばされた。
ドッ!〔…ぬ…〕
ドガガッ!〔…何『ガシッ!』
『よぅ木偶人形、俺らはてめぇを楽しませる為にやって来た訳じゃねぇんだ。
余興が済んだならさっさと始末つけさせて貰うぜ?』ミシミシ…
地面を転がったレントが体勢を立て直そうとするも、既に追い付いていた鬼神がレントの顔面を掴み、『滅びの森』の中に押し込んでいく。
レントの胸元には先程蹴り込んだ際に付いた鬼神の足形がくっきりと付けられていた。
〔『ミキミキ…』…ぐっ『ビキビキ…』何『黙れ。ちょっと2人で話しようや。丁度そこに無駄にバカスカ木が生えてる森があるからなぁっ!』ブォンッ!
ゴシャ『ゴッ!』ゴガガ『バキッ!』ガガガガ『バキバキッ!』ガガガガ『ビキッ!』ガガガガ『ゴバッ!』ガ『『バキンッ!』』ガガガガガガガガ『バキバキバキッ!』ガガガガ『ベキンッ!』ガガガガ『ボキンッ!』ガガガガガガガガガ『ボキャッ!』ガガガガガッ!
ノアが取得した<投擲術><渾身><剛腕><遠心力><自暴自棄>を総動員し、全力で『滅びの森』の中へとぶん投げる鬼神。
あまりの威力に、重力を無視し、地面と平行に進むレントは森の木々を悉く薙ぎ倒しながら直進を続けた。
『おぅ主!【固有スキル】解除されちまうからあんまり離れんなよ?』
バシュシュッ!
「素のステータスじゃ100メルの距離を一瞬で詰められないっての!今素なの僕っ!」
『悪い悪い。久し振りに全力出せたから楽しくってな。
さぁ、暴れるぞぅ!』ズダンッ!
にかっ、と笑みを浮かべた鬼神は、レントを追って森の中へと駆けていった。
「グリード!少しの間森の中に行ってるからそっちは任せたぞ!」
(。・_・)ノ
レアナとお取り込み中だったグリードは、手を上げて返事をした。
先程"デイダラボッチ"が出現した穴からは、魔蛸やダックス憤怒等の危険度(中)のモンスター等が沸いて出て来ているが、ドワーフ3人やエスメラルダ、マドリックなんかが戦闘を継続しているお陰か、特に問題無い様だ。
何かあってもグリードが居るしどうにかなるだろう、と判断したノアは鬼神を追い掛けて『滅びの森』へと足を踏み入れていった。
「なんちゅう奴召喚してくれてんのよっ!?」
「若く、小型の個体とは言え地属性巨人の上位種族を喚び出すとは…
奴め、どれ程の魔力を行使したんだ…」
地面を突き破り現れた50メルを越える巨体の"デイダラボッチ"に驚きを隠せない一同。
『デイダラボッチ』…自然豊かな土地や山岳地帯に生息している巨人種。体長約50~150メル。
所に依れば他種族と共に生活したりと、性格は比較的温厚だが、自身の領域や環境が脅かされると、途端に狂暴になり牙を剥く。
ウボォアアアアアアアアアアアアアッ!!!!
ドボォオオオオオオオオオオッ!
「「「「「うぉわっ…!?」」」」」
足元に居たノアへ向け、強烈な踏み付けを放つデイダラボッチ。
その一撃で大地震もかくやな揺れが辺りを襲い、爆煙が立ち込める。
ボファッ!
ガションッ!ガチャッ!ガシャガシャガシャッ!
バシュゥッ!ドゴゴゴゴゴゴッ!
『準備出来たか主っ!合わせろぉっ!』
「了解っ!」
ノアは既に魔装鉄甲の装着をほぼ終えた姿で爆煙から姿を現し、スラスターを駆使して鬼神と共に"デイダラボッチ"へと駆けていた。
ボ、オアアアアアアアアアアッ!
2人の接近に対処する為、"デイダラボッチ"は右腕を大きく振り被って殴り掛かろうとしていた。
『行くぜっ!』ドンッ!ドドッ!
「おぅよっ!」ブォンッ!
タイミングを図るかの様に歩調を合わせて飛び上がった鬼神の足目掛け、魔装鉄甲の巨拳を振るう。
オオォアアアアアアアアアアアッ!ブォッ!
それよりも僅かに早く"デイダラボッチ"が巨岩の様な拳を2人目掛けて振り下ろされる。
その直後
ドッ!バギュゥウウウウウウウウウウッ!
ゴッ!『『『ゴシャッ!!』』』
ゥゴァアアアアアアアアアアアッ!?
鬼神は<渾身><縮地><剛脚>を発動し、突進力を最大限まで高めた上で魔装鉄甲の巨拳上で跳躍し、ノアはその最大まで高めた突進力を殺さない様、<渾身><剛腕><遠心力>を乗せた拳と、事前に魔装鉄甲内に蓄積させていたエネルギーの8割をブースター出力にまわした事で、万全な発射台となるのであった。
発射された鬼神は、"デイダラボッチ"の振り下ろした巨岩の様な拳に当たるや否や、全く拮抗する事無く粉砕し、20メル以上もある腕を一瞬の内に破壊し、上腕部を貫通して肩口に降り立った。
"デイダラボッチ"は激痛に悲鳴を上げ、たたらを踏みながらもまだ健在であった。
ダタッ!
だが、肩口に立つ鬼神は即座に"デイダラボッチ"の鎖骨辺りまで駆けていくと
『ハッハーッ!!』ゴギャッ!
ヴボァッ!?ぐりんっ!
"デイダラボッチ"の顎の辺りをぶん殴り、攻撃を開始。
あまりの威力に、ぐりんと首が回り、再びたたらを踏む。
ズンッ!ズズンッ!
バシュッ!バシュッ!
「おぉおらっ!」ゴガッ!ゴギャッ!
ベキベキブチッ! ガァアアアアアアアアッ!
足元に居るノアは、たたらを踏む"デイダラボッチ"を、スラスター移動で回避しつつ、人間で言うアキレス腱の辺りにを魔装鉄甲の巨腕で殴り付け、筋を破壊していた。
ガァアアアアアアアアッ…
ズンッ!ズズンッ…
ヒュオッ…『主!『コツコツ』仕留めちまえ!』
「はいよ。」
堪らず自重を支えられなくなった"デイダラボッチ"は、片膝を付き、地面に手を付いた。
すると肩口に居た鬼神も一緒に落下してくるのだが、その際主であるノアに向け、指でこめかみを小突く動作をする。
鬼神の意図を察したノアは、即座に巨腕を構え、力を溜め始めた。
ズドォオオオオオオンッ!
「おぉお…らぁっ!!!」ゴヂュッ!
ゥ…ゴ…ッ………!?
地面に倒れ込んだ"デイダラボッチ"のこめかみ目掛けてノアが巨拳を振るうと、粘っこい音と共にこめかみが破砕し、短い悲鳴を上げながら"デイダラボッチ"は動かなくなった。
〔素晴らしい。
"デイダラボッチ"をものの1分程で仕留めるとは…
そこの赤黒い存在が気になる所ですが、さて、お次は何『ゴシャッ!!』ヴッ!?〕
ブチブチッ!ドゴゴゴゴゴゴゴゴッ!
"デイダラボッチ"を仕留めた事に上機嫌だったレントに腹を立て、鬼神が真っ正面から蹴りを入れ、足元に張られていた根が何の抵抗も無く千切れて後方に吹っ飛ばされた。
ドッ!〔…ぬ…〕
ドガガッ!〔…何『ガシッ!』
『よぅ木偶人形、俺らはてめぇを楽しませる為にやって来た訳じゃねぇんだ。
余興が済んだならさっさと始末つけさせて貰うぜ?』ミシミシ…
地面を転がったレントが体勢を立て直そうとするも、既に追い付いていた鬼神がレントの顔面を掴み、『滅びの森』の中に押し込んでいく。
レントの胸元には先程蹴り込んだ際に付いた鬼神の足形がくっきりと付けられていた。
〔『ミキミキ…』…ぐっ『ビキビキ…』何『黙れ。ちょっと2人で話しようや。丁度そこに無駄にバカスカ木が生えてる森があるからなぁっ!』ブォンッ!
ゴシャ『ゴッ!』ゴガガ『バキッ!』ガガガガ『バキバキッ!』ガガガガ『ビキッ!』ガガガガ『ゴバッ!』ガ『『バキンッ!』』ガガガガガガガガ『バキバキバキッ!』ガガガガ『ベキンッ!』ガガガガ『ボキンッ!』ガガガガガガガガガ『ボキャッ!』ガガガガガッ!
ノアが取得した<投擲術><渾身><剛腕><遠心力><自暴自棄>を総動員し、全力で『滅びの森』の中へとぶん投げる鬼神。
あまりの威力に、重力を無視し、地面と平行に進むレントは森の木々を悉く薙ぎ倒しながら直進を続けた。
『おぅ主!【固有スキル】解除されちまうからあんまり離れんなよ?』
バシュシュッ!
「素のステータスじゃ100メルの距離を一瞬で詰められないっての!今素なの僕っ!」
『悪い悪い。久し振りに全力出せたから楽しくってな。
さぁ、暴れるぞぅ!』ズダンッ!
にかっ、と笑みを浮かべた鬼神は、レントを追って森の中へと駆けていった。
「グリード!少しの間森の中に行ってるからそっちは任せたぞ!」
(。・_・)ノ
レアナとお取り込み中だったグリードは、手を上げて返事をした。
先程"デイダラボッチ"が出現した穴からは、魔蛸やダックス憤怒等の危険度(中)のモンスター等が沸いて出て来ているが、ドワーフ3人やエスメラルダ、マドリックなんかが戦闘を継続しているお陰か、特に問題無い様だ。
何かあってもグリードが居るしどうにかなるだろう、と判断したノアは鬼神を追い掛けて『滅びの森』へと足を踏み入れていった。
74
あなたにおすすめの小説
おっさん武闘家、幼女の教え子達と十年後に再会、実はそれぞれ炎・氷・雷の精霊の王女だった彼女達に言い寄られつつ世界を救い英雄になってしまう
お餅ミトコンドリア
ファンタジー
パーチ、三十五歳。五歳の時から三十年間修行してきた武闘家。
だが、全くの無名。
彼は、とある村で武闘家の道場を経営しており、〝拳を使った戦い方〟を弟子たちに教えている。
若い時には「冒険者になって、有名になるんだ!」などと大きな夢を持っていたものだが、自分の道場に来る若者たちが全員〝天才〟で、自分との才能の差を感じて、もう諦めてしまった。
弟子たちとの、のんびりとした穏やかな日々。
独身の彼は、そんな彼ら彼女らのことを〝家族〟のように感じており、「こんな毎日も悪くない」と思っていた。
が、ある日。
「お久しぶりです、師匠!」
絶世の美少女が家を訪れた。
彼女は、十年前に、他の二人の幼い少女と一緒に山の中で獣(とパーチは思い込んでいるが、実はモンスター)に襲われていたところをパーチが助けて、その場で数時間ほど稽古をつけて、自分たちだけで戦える力をつけさせた、という女の子だった。
「私は今、アイスブラット王国の〝守護精霊〟をやっていまして」
精霊を自称する彼女は、「ちょ、ちょっと待ってくれ」と混乱するパーチに構わず、ニッコリ笑いながら畳み掛ける。
「そこで師匠には、私たちと一緒に〝魔王〟を倒して欲しいんです!」
これは、〝弟子たちがあっと言う間に強くなるのは、師匠である自分の特殊な力ゆえ〟であることに気付かず、〝実は最強の実力を持っている〟ことにも全く気付いていない男が、〝実は精霊だった美少女たち〟と再会し、言い寄られ、弟子たちに愛され、弟子以外の者たちからも尊敬され、世界を救って英雄になってしまう物語。
(※第18回ファンタジー小説大賞に参加しています。
もし宜しければ【お気に入り登録】で応援して頂けましたら嬉しいです!
何卒宜しくお願いいたします!)
元公爵令嬢は年下騎士たちに「用済みのおばさん」と捨てられる 〜今更戻ってこいと泣きつかれても献身的な美少年に溺愛されているのでもう遅いです〜
日々埋没。
ファンタジー
「新しい従者を雇うことにした。おばさんはもう用済みだ。今すぐ消えてくれ」
かつて婚約破棄され、実家を追放された元公爵令嬢のレアーヌ。
その身分を隠し、年下の冒険者たちの身の回りを世話する『メイド』として献身的に尽くしてきた彼女に突きつけられたのは、あまりに非情な追放宣告だった。
レアーヌがこれまで教育し、支えてきた若い男たちは、新しく現れた他人の物を欲しがり子悪魔メイドに骨抜きにされ、彼女を「加齢臭のする汚いおばさん」と蔑み、笑いながら追い出したのだ。
地位も、居場所も、信じていた絆も……すべてを失い、絶望する彼女の前に現れたのは、一人の美少年だった。
「僕とパーティーを組んでくれませんか? 貴方が必要なんです」
新米ながら将来の可能性を感じさせる彼は、レアーヌを「おばさん」ではなく「一人の女性」として、甘く狂おしく溺愛し始める。
一方でレアーヌという『真の支柱』を失った元パーティーは、自分たちがどれほど愚かな選択をしたかを知る由もなかった。
やがて彼らが地獄の淵で「戻ってきてくれ」と泣きついてきても、もう遅い。
レアーヌの隣には、彼女を離さないと誓った執着愛の化身が微笑んでいるのだから。
【もうダメだ!】貧乏大学生、絶望から一気に成り上がる〜もし、無属性でFランクの俺が異文明の魔道兵器を担いでダンジョンに潜ったら〜
KEINO
ファンタジー
貧乏大学生の探索者はダンジョンに潜り、全てを覆す。
~あらすじ~
世界に突如出現した異次元空間「ダンジョン」。
そこから産出される魔石は人類に無限のエネルギーをもたらし、アーティファクトは魔法の力を授けた。
しかし、その恩恵は平等ではなかった。
富と力はダンジョン利権を牛耳る企業と、「属性適性」という特別な才能を持つ「選ばれし者」たちに独占され、世界は新たな格差社会へと変貌していた。
そんな歪んだ現代日本で、及川翔は「無属性」という最底辺の烙印を押された青年だった。
彼には魔法の才能も、富も、未来への希望もない。
あるのは、両親を失った二年前のダンジョン氾濫で、原因不明の昏睡状態に陥った最愛の妹、美咲を救うという、ただ一つの願いだけだった。
妹を治すため、彼は最先端の「魔力生体学」を学ぶが、学費と治療費という冷酷な現実が彼の行く手を阻む。
希望と絶望の狭間で、翔に残された道はただ一つ――危険なダンジョンに潜り、泥臭く魔石を稼ぐこと。
英雄とも呼べるようなSランク探索者が脚光を浴びる華やかな世界とは裏腹に、翔は今日も一人、薄暗いダンジョンの奥へと足を踏み入れる。
これは、神に選ばれなかった「持たざる者」が、絶望的な現実にもがきながら、たった一つの希望を掴むために抗い、やがて世界の真実と向き合う、戦いの物語。
彼の「無属性」の力が、世界を揺るがす光となることを、彼はまだ知らない。
テンプレのダンジョン物を書いてみたくなり、手を出しました。
SF味が増してくるのは結構先の予定です。
スローペースですが、しっかりと世界観を楽しんでもらえる作品になってると思います。
良かったら読んでください!
妹が聖女の再来と呼ばれているようです
田尾風香
ファンタジー
ダンジョンのある辺境の地で回復術士として働いていたけど、父に呼び戻されてモンテリーノ学校に入学した。そこには、私の婚約者であるファルター殿下と、腹違いの妹であるピーアがいたんだけど。
「マレン・メクレンブルク! 貴様とは婚約破棄する!」
どうやらファルター殿下は、"低能"と呼ばれている私じゃなく、"聖女の再来"とまで呼ばれるくらいに成績の良い妹と婚約したいらしい。
それは別に構わない。国王陛下の裁定で無事に婚約破棄が成った直後、私に婚約を申し込んできたのは、辺境の地で一緒だったハインリヒ様だった。
戸惑う日々を送る私を余所に、事件が起こる。――学校に、ダンジョンが出現したのだった。
更新は不定期です。
大器晩成エンチャンター~Sランク冒険者パーティから追放されてしまったが、追放後の成長度合いが凄くて世界最強になる
遠野紫
ファンタジー
「な、なんでだよ……今まで一緒に頑張って来たろ……?」
「頑張って来たのは俺たちだよ……お前はお荷物だ。サザン、お前にはパーティから抜けてもらう」
S級冒険者パーティのエンチャンターであるサザンは或る時、パーティリーダーから追放を言い渡されてしまう。
村の仲良し四人で結成したパーティだったが、サザンだけはなぜか実力が伸びなかったのだ。他のメンバーに追いつくために日々努力を重ねたサザンだったが結局報われることは無く追放されてしまった。
しかしサザンはレアスキル『大器晩成』を持っていたため、ある時突然その強さが解放されたのだった。
とてつもない成長率を手にしたサザンの最強エンチャンターへの道が今始まる。
レベル1の時から育ててきたパーティメンバーに裏切られて捨てられたが、俺はソロの方が本気出せるので問題はない
あつ犬
ファンタジー
王国最強のパーティメンバーを鍛え上げた、アサシンのアルマ・アルザラットはある日追放され、貯蓄もすべて奪われてしまう。 そんな折り、とある剣士の少女に助けを請われる。「パーティメンバーを助けてくれ」! 彼の人生が、動き出す。
復讐完遂者は吸収スキルを駆使して成り上がる 〜さあ、自分を裏切った初恋の相手へ復讐を始めよう〜
サイダーボウイ
ファンタジー
「気安く私の名前を呼ばないで! そうやってこれまでも私に付きまとって……ずっと鬱陶しかったのよ!」
孤児院出身のナードは、初恋の相手セシリアからそう吐き捨てられ、パーティーを追放されてしまう。
淡い恋心を粉々に打ち砕かれたナードは失意のどん底に。
だが、ナードには、病弱な妹ノエルの生活費を稼ぐために、冒険者を続けなければならないという理由があった。
1人決死の覚悟でダンジョンに挑むナード。
スライム相手に死にかけるも、その最中、ユニークスキル【アブソープション】が覚醒する。
それは、敵のLPを吸収できるという世界の掟すらも変えてしまうスキルだった。
それからナードは毎日ダンジョンへ入り、敵のLPを吸収し続けた。
増やしたLPを消費して、魔法やスキルを習得しつつ、ナードはどんどん強くなっていく。
一方その頃、セシリアのパーティーでは仲間割れが起こっていた。
冒険者ギルドでの評判も地に落ち、セシリアは徐々に追いつめられていくことに……。
これは、やがて勇者と呼ばれる青年が、チートスキルを駆使して最強へと成り上がり、自分を裏切った初恋の相手に復讐を果たすまでの物語である。
最遅で最強のレベルアップ~経験値1000分の1の大器晩成型探索者は勤続10年目10度目のレベルアップで覚醒しました!~
ある中管理職
ファンタジー
勤続10年目10度目のレベルアップ。
人よりも貰える経験値が極端に少なく、年に1回程度しかレベルアップしない32歳の主人公宮下要は10年掛かりようやくレベル10に到達した。
すると、ハズレスキル【大器晩成】が覚醒。
なんと1回のレベルアップのステータス上昇が通常の1000倍に。
チートスキル【ステータス上昇1000】を得た宮下はこれをきっかけに、今まで出会う事すら想像してこなかったモンスターを討伐。
探索者としての知名度や地位を一気に上げ、勤めていた店は討伐したレアモンスターの肉と素材の販売で大繁盛。
万年Fランクの【永遠の新米おじさん】と言われた宮下の成り上がり劇が今幕を開ける。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる