546 / 1,124
獣人国編~【勇者】アーク・ダンジョン『時の迷宮』~
阿羅亀噛(アラキガミ)→荒鬼神(アラキガミ)→?
しおりを挟む
「ほい、直剣と刀を2本ずつな。(バド)」ガシャ…
「腰のベルトに鞘を取り付けられる様に後で調整しちゃるけ、取り敢えず抜いて具合を確かめてみぃ。(ロイ)」
ガシャ…
「うん。お、やっぱ軽いね。」
「馬鹿言え。
軽くなったとは言え、鞘込みで大体大剣1本分位の重さはあるんやぞ。(ルド)」
バドから直剣と刀を受け取ったノアは、 一先ず直剣を手にして鞘から抜いてみる事に。
スラァッ…
「黒い柄に黒い刀身。
見た目こそ違えど、今まで通りの剣と何ら変わりは…あれ?
何だろこの刻印…」
鞘から抜いた直剣の黒い刀身に黒い刻印が刻まれていたのでよく見ないと気付けなかっただろう。
「言っとくが、ワシらは付けとらんぞ?
剣の形を成してきた頃合いで自然と刻まれてったんじゃ。」
「ふーん…何て書いてあるんだろう…
全然読めないや。」
(まぁ取り敢えずこの武器の説明を見てみよう。
何か分かるかも知れないし…)
という訳で一先ず手にしている武器を注視して説明を見てみる事にした。
これが以前までの荒鬼神の説明。
『荒鬼神(アラキガミ)』…『阿羅亀』の素材のみで作られた超重量高硬度の二刀に、『鬼神』の力を無理矢理注ぎ込んで出来た森羅万象全ての物を破壊する魔剣。
この魔剣を振るった戦場は、荒れ狂う鬼神が暴れたのかと錯覚する程の焦土と化し、その光景を見た者は畏怖すら覚えるであろう。
そしてこちらが打ち直し後の説明である。
『荒鬼神ノ化身(アラキカミノケシン)』…『阿羅亀』の素材のみで作られた超重量高硬度の二刀『荒鬼神』を龍の息吹きとドワーフの技術を持って打ち直された四刀の魔剣。
四刀を構え、相対したその姿は正しく鬼神の様であろう。
元々魔剣じみた性能を持っていたが、ドワーフの手により無骨な造りだったものが洗練された事で、【荒鬼神ノ化身専用戦技】を取得するに至った。
【荒鬼神ノ化身専用戦技:起点技】『大喰(オオグライ)』…この武器を使用する事で、対象(生物、魔法問わず)の魔力を分解、吸収し、武器に刻まれた刻印に溜める事が可能。
この【戦技】を起点とし、規定量の魔力を溜めた刀剣の本数に応じて1~4種の【召喚獣】を使役可能。
【召喚獣:一刀】『貪欲(グリーディ)』…吸収した魔力で形作られた小型のグリードを召喚。
召喚主の指し示す方向に豆粒サイズのプラズマレーザーを発射。 (一度の召喚で5発まで。)
【召喚獣:二刀】『鬼灯丸(ホオズキマル)』…吸収した魔力で形作られた中型の鬼人。攻撃力は折り紙付きで恐ろしく身軽。
周囲に<挑発>と<威圧>を振り撒くので殿等に向く。(一度の召喚で2体まで。)
【召喚獣:三刀】『龍神邪火(リュウジンジャッカ)』…吸収した魔力で形作られた広域殲滅型の灼熱の龍神。
体から常に炎を噴き出し、周辺を火の海に変える為、御利用は計画的に。
【召喚獣:四刀】『偽神闇鬼(ギシンアンキ)』…吸収した魔力で形作られた鬼神の成り損ない。故に偽神。
攻撃に全振りで、対象が死ぬか、自身の魔力が尽きるまで暴れ続ける為、御利用は計画的に。
「ぎゃーっ!」( ̄□ ̄ ;)バッ!
「えっ!?何、何、どうしたのノア君!?(クロラ)」
グリードの産地直送ブレスで荒鬼神を融かし、ドワーフ達の技術力で打ち直されたのだから相当な代物に仕上がっている事は覚悟していた。
だが予想の斜め上を行っていた為、『荒鬼神ノ化身』の説明文から目を外し、叫び声を上げてしまうノア。
「どがいしたんね、坊。(バド)」
「何か不満じゃったか?(ルド)」
「不満は無いよ!寧ろやり過ぎですよコレ!」
「じゃあええじゃないか。
普段からやり過ぎなお前さんには丁度ええじゃろ。(ロイ)」
「敵陣に単騎特攻かます坊にピッタリじゃろ。
殲滅速度が上がって良いじゃなかか?(ルド)」
「寧ろお前さんは身を削り過ぎじゃ。
魔力を溜めるだけ溜めたら後は召喚獣に任せりゃええじゃろ。(バド)」
「う、うぅぅ…」
普段からやり過ぎな事や、身を削っている自覚があるのか、ドワーフ3人からの指摘にぐぅの音も出ないノア。
そしてダメ押しとばかりにドワーフ3人がノアに近付き、耳元で
ポンッ。「お前さん、さっきあの娘っ子に長生きせんと言われた時、露骨に動揺しとったじゃろ?(小声)」
「え、いや…」
ポンッ。「坊よりか長生きしとるんじゃ、それ位分かるわい。
何なら娘っ子も様子がおかしい事に気付いちょる。(小声)」
「…っ…」
ポンッ。「じゃから暫しそれを使うてみて、少しは体を休めぃ。
その上で坊の性分に合わん様なら弱体化でも何でもしちゃるわぃ。(小声)」
「う、うん、分かった…」
スッ、スッ…バチンバチンッ!
シャコンッ!シャコッ!
「鞘の位置はこの辺でええか?」
「えーっと…も少し下で。」
ギュギュッ!
「これでどうじゃ?」
「うん良い感じ。」
完成した『荒鬼神ノ化身』刀型を両腰の側面に配置、直剣型は臀部の辺りに交差する様に鞘を配置した。
但し直剣型の鞘は2本共縦に割り、手首を捻るだけで取り出せる様に改良した。
そうしないと抜き差しの際にモタついてしまうからだ。
『『バチンッ!』』『『カコッ!』』
「うん、位置も完璧。抜刀納刀問題無しです。」
「「「そりゃ良かったわい。」」」
刀、直剣の鞘の位置を確認し、何度か抜刀納刀を繰り返したノアは満面の笑みでドワーフに太鼓判を押した。
「…にしても坊よ、何ぞ急いでおった様じゃが何かあったのか?」
「えっと、実はギルドの方から依頼を請けてむして…」ペラッ。
「ほぅん、依頼とな…どれどれ…」
ノアは依頼用紙を渡すと、バドは食い入る様に見始めた。
続いてルドとロイ、エルフのエスメラルダも覗き込んできた。
「ほぅほぅ、つまりは残党狩りじゃな?(ルド)」
「確かにあん時ゃ森ん中にモンスターの1匹も居らなんだからなぁ。
そっくりそのまま居なくなる事は無い、別ん場所に移動すりゃ被害も出るわな。(ロイ)」
「そう言う事ですね。
状況的にも直ぐに向かわなければ、と思っていたので急いでいたんですよ。」
「ふむ…(バド)」
依頼用紙を見たバドは顎に手をやった後少し考え込む。
「よし、ワシらも参加しちゃろう。(バド)」
「だな。(ルド)」
「おぅよ。(ロイ)」
「え?何で…?」
膝をポンと叩いたバドがそう言い放つと、他2人も続けて賛同した。
「何でって、元々ワシらも番人の討伐戦に参加しとったじゃろ?
ならば残党狩りに参加してもええじゃろ。」
「いや、だってこれ見た?
報酬が支払われるか分からないんだよ?」
「そんなん別にどうでも良いわい。
坊と一緒に居りゃ、何ぞ面白い事…う″う″んっ!
新調した武器に不具合出たら大変「言った!本音言っちゃったよお爺ちゃん!」
その後も着いて来る気満々のドワーフに根負けしたノアが折れ、ドワーフ3人組も同行する事になった。
ドワーフとエルフは元々子供達の住居建設で来ていたが、それが完了した為酒盛りをしている所だったと言う。
「という訳で私も着いていくわね!」
「いえいえ、高貴なるエルフさんには似合わない依頼ですので…」
「やー!仲間はずれにしないでぇー!」
当然の様に着いて来ようとしたエスメラルダに泣き付かれた為、ドワーフ同様に同行する事になった。
「腰のベルトに鞘を取り付けられる様に後で調整しちゃるけ、取り敢えず抜いて具合を確かめてみぃ。(ロイ)」
ガシャ…
「うん。お、やっぱ軽いね。」
「馬鹿言え。
軽くなったとは言え、鞘込みで大体大剣1本分位の重さはあるんやぞ。(ルド)」
バドから直剣と刀を受け取ったノアは、 一先ず直剣を手にして鞘から抜いてみる事に。
スラァッ…
「黒い柄に黒い刀身。
見た目こそ違えど、今まで通りの剣と何ら変わりは…あれ?
何だろこの刻印…」
鞘から抜いた直剣の黒い刀身に黒い刻印が刻まれていたのでよく見ないと気付けなかっただろう。
「言っとくが、ワシらは付けとらんぞ?
剣の形を成してきた頃合いで自然と刻まれてったんじゃ。」
「ふーん…何て書いてあるんだろう…
全然読めないや。」
(まぁ取り敢えずこの武器の説明を見てみよう。
何か分かるかも知れないし…)
という訳で一先ず手にしている武器を注視して説明を見てみる事にした。
これが以前までの荒鬼神の説明。
『荒鬼神(アラキガミ)』…『阿羅亀』の素材のみで作られた超重量高硬度の二刀に、『鬼神』の力を無理矢理注ぎ込んで出来た森羅万象全ての物を破壊する魔剣。
この魔剣を振るった戦場は、荒れ狂う鬼神が暴れたのかと錯覚する程の焦土と化し、その光景を見た者は畏怖すら覚えるであろう。
そしてこちらが打ち直し後の説明である。
『荒鬼神ノ化身(アラキカミノケシン)』…『阿羅亀』の素材のみで作られた超重量高硬度の二刀『荒鬼神』を龍の息吹きとドワーフの技術を持って打ち直された四刀の魔剣。
四刀を構え、相対したその姿は正しく鬼神の様であろう。
元々魔剣じみた性能を持っていたが、ドワーフの手により無骨な造りだったものが洗練された事で、【荒鬼神ノ化身専用戦技】を取得するに至った。
【荒鬼神ノ化身専用戦技:起点技】『大喰(オオグライ)』…この武器を使用する事で、対象(生物、魔法問わず)の魔力を分解、吸収し、武器に刻まれた刻印に溜める事が可能。
この【戦技】を起点とし、規定量の魔力を溜めた刀剣の本数に応じて1~4種の【召喚獣】を使役可能。
【召喚獣:一刀】『貪欲(グリーディ)』…吸収した魔力で形作られた小型のグリードを召喚。
召喚主の指し示す方向に豆粒サイズのプラズマレーザーを発射。 (一度の召喚で5発まで。)
【召喚獣:二刀】『鬼灯丸(ホオズキマル)』…吸収した魔力で形作られた中型の鬼人。攻撃力は折り紙付きで恐ろしく身軽。
周囲に<挑発>と<威圧>を振り撒くので殿等に向く。(一度の召喚で2体まで。)
【召喚獣:三刀】『龍神邪火(リュウジンジャッカ)』…吸収した魔力で形作られた広域殲滅型の灼熱の龍神。
体から常に炎を噴き出し、周辺を火の海に変える為、御利用は計画的に。
【召喚獣:四刀】『偽神闇鬼(ギシンアンキ)』…吸収した魔力で形作られた鬼神の成り損ない。故に偽神。
攻撃に全振りで、対象が死ぬか、自身の魔力が尽きるまで暴れ続ける為、御利用は計画的に。
「ぎゃーっ!」( ̄□ ̄ ;)バッ!
「えっ!?何、何、どうしたのノア君!?(クロラ)」
グリードの産地直送ブレスで荒鬼神を融かし、ドワーフ達の技術力で打ち直されたのだから相当な代物に仕上がっている事は覚悟していた。
だが予想の斜め上を行っていた為、『荒鬼神ノ化身』の説明文から目を外し、叫び声を上げてしまうノア。
「どがいしたんね、坊。(バド)」
「何か不満じゃったか?(ルド)」
「不満は無いよ!寧ろやり過ぎですよコレ!」
「じゃあええじゃないか。
普段からやり過ぎなお前さんには丁度ええじゃろ。(ロイ)」
「敵陣に単騎特攻かます坊にピッタリじゃろ。
殲滅速度が上がって良いじゃなかか?(ルド)」
「寧ろお前さんは身を削り過ぎじゃ。
魔力を溜めるだけ溜めたら後は召喚獣に任せりゃええじゃろ。(バド)」
「う、うぅぅ…」
普段からやり過ぎな事や、身を削っている自覚があるのか、ドワーフ3人からの指摘にぐぅの音も出ないノア。
そしてダメ押しとばかりにドワーフ3人がノアに近付き、耳元で
ポンッ。「お前さん、さっきあの娘っ子に長生きせんと言われた時、露骨に動揺しとったじゃろ?(小声)」
「え、いや…」
ポンッ。「坊よりか長生きしとるんじゃ、それ位分かるわい。
何なら娘っ子も様子がおかしい事に気付いちょる。(小声)」
「…っ…」
ポンッ。「じゃから暫しそれを使うてみて、少しは体を休めぃ。
その上で坊の性分に合わん様なら弱体化でも何でもしちゃるわぃ。(小声)」
「う、うん、分かった…」
スッ、スッ…バチンバチンッ!
シャコンッ!シャコッ!
「鞘の位置はこの辺でええか?」
「えーっと…も少し下で。」
ギュギュッ!
「これでどうじゃ?」
「うん良い感じ。」
完成した『荒鬼神ノ化身』刀型を両腰の側面に配置、直剣型は臀部の辺りに交差する様に鞘を配置した。
但し直剣型の鞘は2本共縦に割り、手首を捻るだけで取り出せる様に改良した。
そうしないと抜き差しの際にモタついてしまうからだ。
『『バチンッ!』』『『カコッ!』』
「うん、位置も完璧。抜刀納刀問題無しです。」
「「「そりゃ良かったわい。」」」
刀、直剣の鞘の位置を確認し、何度か抜刀納刀を繰り返したノアは満面の笑みでドワーフに太鼓判を押した。
「…にしても坊よ、何ぞ急いでおった様じゃが何かあったのか?」
「えっと、実はギルドの方から依頼を請けてむして…」ペラッ。
「ほぅん、依頼とな…どれどれ…」
ノアは依頼用紙を渡すと、バドは食い入る様に見始めた。
続いてルドとロイ、エルフのエスメラルダも覗き込んできた。
「ほぅほぅ、つまりは残党狩りじゃな?(ルド)」
「確かにあん時ゃ森ん中にモンスターの1匹も居らなんだからなぁ。
そっくりそのまま居なくなる事は無い、別ん場所に移動すりゃ被害も出るわな。(ロイ)」
「そう言う事ですね。
状況的にも直ぐに向かわなければ、と思っていたので急いでいたんですよ。」
「ふむ…(バド)」
依頼用紙を見たバドは顎に手をやった後少し考え込む。
「よし、ワシらも参加しちゃろう。(バド)」
「だな。(ルド)」
「おぅよ。(ロイ)」
「え?何で…?」
膝をポンと叩いたバドがそう言い放つと、他2人も続けて賛同した。
「何でって、元々ワシらも番人の討伐戦に参加しとったじゃろ?
ならば残党狩りに参加してもええじゃろ。」
「いや、だってこれ見た?
報酬が支払われるか分からないんだよ?」
「そんなん別にどうでも良いわい。
坊と一緒に居りゃ、何ぞ面白い事…う″う″んっ!
新調した武器に不具合出たら大変「言った!本音言っちゃったよお爺ちゃん!」
その後も着いて来る気満々のドワーフに根負けしたノアが折れ、ドワーフ3人組も同行する事になった。
ドワーフとエルフは元々子供達の住居建設で来ていたが、それが完了した為酒盛りをしている所だったと言う。
「という訳で私も着いていくわね!」
「いえいえ、高貴なるエルフさんには似合わない依頼ですので…」
「やー!仲間はずれにしないでぇー!」
当然の様に着いて来ようとしたエスメラルダに泣き付かれた為、ドワーフ同様に同行する事になった。
78
あなたにおすすめの小説
おっさん武闘家、幼女の教え子達と十年後に再会、実はそれぞれ炎・氷・雷の精霊の王女だった彼女達に言い寄られつつ世界を救い英雄になってしまう
お餅ミトコンドリア
ファンタジー
パーチ、三十五歳。五歳の時から三十年間修行してきた武闘家。
だが、全くの無名。
彼は、とある村で武闘家の道場を経営しており、〝拳を使った戦い方〟を弟子たちに教えている。
若い時には「冒険者になって、有名になるんだ!」などと大きな夢を持っていたものだが、自分の道場に来る若者たちが全員〝天才〟で、自分との才能の差を感じて、もう諦めてしまった。
弟子たちとの、のんびりとした穏やかな日々。
独身の彼は、そんな彼ら彼女らのことを〝家族〟のように感じており、「こんな毎日も悪くない」と思っていた。
が、ある日。
「お久しぶりです、師匠!」
絶世の美少女が家を訪れた。
彼女は、十年前に、他の二人の幼い少女と一緒に山の中で獣(とパーチは思い込んでいるが、実はモンスター)に襲われていたところをパーチが助けて、その場で数時間ほど稽古をつけて、自分たちだけで戦える力をつけさせた、という女の子だった。
「私は今、アイスブラット王国の〝守護精霊〟をやっていまして」
精霊を自称する彼女は、「ちょ、ちょっと待ってくれ」と混乱するパーチに構わず、ニッコリ笑いながら畳み掛ける。
「そこで師匠には、私たちと一緒に〝魔王〟を倒して欲しいんです!」
これは、〝弟子たちがあっと言う間に強くなるのは、師匠である自分の特殊な力ゆえ〟であることに気付かず、〝実は最強の実力を持っている〟ことにも全く気付いていない男が、〝実は精霊だった美少女たち〟と再会し、言い寄られ、弟子たちに愛され、弟子以外の者たちからも尊敬され、世界を救って英雄になってしまう物語。
(※第18回ファンタジー小説大賞に参加しています。
もし宜しければ【お気に入り登録】で応援して頂けましたら嬉しいです!
何卒宜しくお願いいたします!)
元公爵令嬢は年下騎士たちに「用済みのおばさん」と捨てられる 〜今更戻ってこいと泣きつかれても献身的な美少年に溺愛されているのでもう遅いです〜
日々埋没。
ファンタジー
「新しい従者を雇うことにした。おばさんはもう用済みだ。今すぐ消えてくれ」
かつて婚約破棄され、実家を追放された元公爵令嬢のレアーヌ。
その身分を隠し、年下の冒険者たちの身の回りを世話する『メイド』として献身的に尽くしてきた彼女に突きつけられたのは、あまりに非情な追放宣告だった。
レアーヌがこれまで教育し、支えてきた若い男たちは、新しく現れた他人の物を欲しがり子悪魔メイドに骨抜きにされ、彼女を「加齢臭のする汚いおばさん」と蔑み、笑いながら追い出したのだ。
地位も、居場所も、信じていた絆も……すべてを失い、絶望する彼女の前に現れたのは、一人の美少年だった。
「僕とパーティーを組んでくれませんか? 貴方が必要なんです」
新米ながら将来の可能性を感じさせる彼は、レアーヌを「おばさん」ではなく「一人の女性」として、甘く狂おしく溺愛し始める。
一方でレアーヌという『真の支柱』を失った元パーティーは、自分たちがどれほど愚かな選択をしたかを知る由もなかった。
やがて彼らが地獄の淵で「戻ってきてくれ」と泣きついてきても、もう遅い。
レアーヌの隣には、彼女を離さないと誓った執着愛の化身が微笑んでいるのだから。
【もうダメだ!】貧乏大学生、絶望から一気に成り上がる〜もし、無属性でFランクの俺が異文明の魔道兵器を担いでダンジョンに潜ったら〜
KEINO
ファンタジー
貧乏大学生の探索者はダンジョンに潜り、全てを覆す。
~あらすじ~
世界に突如出現した異次元空間「ダンジョン」。
そこから産出される魔石は人類に無限のエネルギーをもたらし、アーティファクトは魔法の力を授けた。
しかし、その恩恵は平等ではなかった。
富と力はダンジョン利権を牛耳る企業と、「属性適性」という特別な才能を持つ「選ばれし者」たちに独占され、世界は新たな格差社会へと変貌していた。
そんな歪んだ現代日本で、及川翔は「無属性」という最底辺の烙印を押された青年だった。
彼には魔法の才能も、富も、未来への希望もない。
あるのは、両親を失った二年前のダンジョン氾濫で、原因不明の昏睡状態に陥った最愛の妹、美咲を救うという、ただ一つの願いだけだった。
妹を治すため、彼は最先端の「魔力生体学」を学ぶが、学費と治療費という冷酷な現実が彼の行く手を阻む。
希望と絶望の狭間で、翔に残された道はただ一つ――危険なダンジョンに潜り、泥臭く魔石を稼ぐこと。
英雄とも呼べるようなSランク探索者が脚光を浴びる華やかな世界とは裏腹に、翔は今日も一人、薄暗いダンジョンの奥へと足を踏み入れる。
これは、神に選ばれなかった「持たざる者」が、絶望的な現実にもがきながら、たった一つの希望を掴むために抗い、やがて世界の真実と向き合う、戦いの物語。
彼の「無属性」の力が、世界を揺るがす光となることを、彼はまだ知らない。
テンプレのダンジョン物を書いてみたくなり、手を出しました。
SF味が増してくるのは結構先の予定です。
スローペースですが、しっかりと世界観を楽しんでもらえる作品になってると思います。
良かったら読んでください!
妹が聖女の再来と呼ばれているようです
田尾風香
ファンタジー
ダンジョンのある辺境の地で回復術士として働いていたけど、父に呼び戻されてモンテリーノ学校に入学した。そこには、私の婚約者であるファルター殿下と、腹違いの妹であるピーアがいたんだけど。
「マレン・メクレンブルク! 貴様とは婚約破棄する!」
どうやらファルター殿下は、"低能"と呼ばれている私じゃなく、"聖女の再来"とまで呼ばれるくらいに成績の良い妹と婚約したいらしい。
それは別に構わない。国王陛下の裁定で無事に婚約破棄が成った直後、私に婚約を申し込んできたのは、辺境の地で一緒だったハインリヒ様だった。
戸惑う日々を送る私を余所に、事件が起こる。――学校に、ダンジョンが出現したのだった。
更新は不定期です。
大器晩成エンチャンター~Sランク冒険者パーティから追放されてしまったが、追放後の成長度合いが凄くて世界最強になる
遠野紫
ファンタジー
「な、なんでだよ……今まで一緒に頑張って来たろ……?」
「頑張って来たのは俺たちだよ……お前はお荷物だ。サザン、お前にはパーティから抜けてもらう」
S級冒険者パーティのエンチャンターであるサザンは或る時、パーティリーダーから追放を言い渡されてしまう。
村の仲良し四人で結成したパーティだったが、サザンだけはなぜか実力が伸びなかったのだ。他のメンバーに追いつくために日々努力を重ねたサザンだったが結局報われることは無く追放されてしまった。
しかしサザンはレアスキル『大器晩成』を持っていたため、ある時突然その強さが解放されたのだった。
とてつもない成長率を手にしたサザンの最強エンチャンターへの道が今始まる。
レベル1の時から育ててきたパーティメンバーに裏切られて捨てられたが、俺はソロの方が本気出せるので問題はない
あつ犬
ファンタジー
王国最強のパーティメンバーを鍛え上げた、アサシンのアルマ・アルザラットはある日追放され、貯蓄もすべて奪われてしまう。 そんな折り、とある剣士の少女に助けを請われる。「パーティメンバーを助けてくれ」! 彼の人生が、動き出す。
復讐完遂者は吸収スキルを駆使して成り上がる 〜さあ、自分を裏切った初恋の相手へ復讐を始めよう〜
サイダーボウイ
ファンタジー
「気安く私の名前を呼ばないで! そうやってこれまでも私に付きまとって……ずっと鬱陶しかったのよ!」
孤児院出身のナードは、初恋の相手セシリアからそう吐き捨てられ、パーティーを追放されてしまう。
淡い恋心を粉々に打ち砕かれたナードは失意のどん底に。
だが、ナードには、病弱な妹ノエルの生活費を稼ぐために、冒険者を続けなければならないという理由があった。
1人決死の覚悟でダンジョンに挑むナード。
スライム相手に死にかけるも、その最中、ユニークスキル【アブソープション】が覚醒する。
それは、敵のLPを吸収できるという世界の掟すらも変えてしまうスキルだった。
それからナードは毎日ダンジョンへ入り、敵のLPを吸収し続けた。
増やしたLPを消費して、魔法やスキルを習得しつつ、ナードはどんどん強くなっていく。
一方その頃、セシリアのパーティーでは仲間割れが起こっていた。
冒険者ギルドでの評判も地に落ち、セシリアは徐々に追いつめられていくことに……。
これは、やがて勇者と呼ばれる青年が、チートスキルを駆使して最強へと成り上がり、自分を裏切った初恋の相手に復讐を果たすまでの物語である。
最遅で最強のレベルアップ~経験値1000分の1の大器晩成型探索者は勤続10年目10度目のレベルアップで覚醒しました!~
ある中管理職
ファンタジー
勤続10年目10度目のレベルアップ。
人よりも貰える経験値が極端に少なく、年に1回程度しかレベルアップしない32歳の主人公宮下要は10年掛かりようやくレベル10に到達した。
すると、ハズレスキル【大器晩成】が覚醒。
なんと1回のレベルアップのステータス上昇が通常の1000倍に。
チートスキル【ステータス上昇1000】を得た宮下はこれをきっかけに、今まで出会う事すら想像してこなかったモンスターを討伐。
探索者としての知名度や地位を一気に上げ、勤めていた店は討伐したレアモンスターの肉と素材の販売で大繁盛。
万年Fランクの【永遠の新米おじさん】と言われた宮下の成り上がり劇が今幕を開ける。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる