642 / 1,124
獣人国編~御前試合の代表決め~
追加の3人の中に1人ヤベー奴居るぞ。
しおりを挟む
~北門・防壁上~
『対象は依然、西門防壁上で【強奪剣士】と【転移】戦闘継続中。
【暗器弓】が接近中、3・4・5班は下から現場に向かえ。
相手は【鬼神】だ、焦らず行け。(【計測】傭兵)』 ジジ…
『『『了解。(傭兵一同)』』』ジジジ…
『くそっ、コイツ全く逃げる素振りを全く見せねぇ!
寧ろ向かってきやがる!(【転移】アラン)』ジジ…
『落ち着けアラン。数で押し、継続的に攻め立てりゃいつかはスタミナ切れを起こす。
それまでの辛抱だ。(【計測】傭兵)』 ジジ…
『了『ブツッ!』
『チッ!アランがやられた!
3・4班急げ!(【計測】傭兵)』ジジジ…
『『分かってる!っつーか他の班はまだか!?』』ジジジ…
ザザザ…『8班南門到着。現地に向かう。(【暗殺】傭兵)』
ザザ…『9・10班西門現着。2、3分待ってくれ。(【男色家】傭兵)』
『あぁ頼む。バレずに、だが急げ。(【計測】傭兵)』ジジジ…
『『『了解。(傭兵一同)』』』ジジ…
北門直上の防壁に座り込む【計測】の傭兵スレイの周囲には幾つもの魔法陣が展開されていた。
【計測】の傭兵スレイの能力は、対象の体の向きや動作、癖等から三手先の行動が瞬時に脳内に表示されると言うモノ。
そこで得た情報をこの魔法陣を介して他の傭兵達と連絡を取り、【鬼神】包囲網を形成。
するハズだった。
~西門・防壁上~
「っ!だっ!っらぁ!(【強奪剣士】ダン)」ブンッ!ヒュッ!
「……。」ス、ススス…
乱戦をご所望であった【強奪剣士】のダンだが、本人も頻繁に使う転移を用いて命を取りに来た【転移】のアランが早々に撃破され、孤立無援となっていた。
(くそっ!乱戦に持ち込んでコイツから″スキルを強奪″してやろうと思ったのに一切仕掛けてこねぇ!(【強奪剣士】ダン))
【強奪剣士】…打ち合った相手から一時的にスキルを強奪し、自信の方で使用する事が出来る適正。
狡猾な性格の【剣士】から派生しやすい。
「ほ、ほらほらどうした…?
逃げてるだけでは俺の猛攻から逃れられ「それもそうですね『チキッ。』どうやらこれ以上何も無さそうですし。」
挑発めいたダンの発言に敢えて乗っかる事にしたノアは、荒鬼神ノ化身の鯉口を切った。
「ははっ!漸く乗り気に『シュピッ!』『ゴッ!』ほひょっ?(【強奪剣士】ダン)」
<抜刀術>を発動した最速の剣を振り抜くと、間抜けな声と共ダンの体は大きく吹き飛ばされ、防壁上から街の外まで弾き出された。
フッ…
(あれ?<抜刀術>が使用できなくなった。)
(『え?何で?』)
グシャッ。
(あ、使える様になった。)
(『何だったんだ、一体…』)
こうして【強奪剣士】の傭兵ダンは、特に驚異となり得ないまま戦線から離脱した。
~北門・防壁上~
『くそっ!ダンまでやられた!
おい″命(ミコト)″!まだ着かねぇのか!(【計測】傭兵)』ジジ…
『今、着。(【暗器弓】命(ミコト))』
『っし!そんならさっさと殺っちまえ!
お前が求めてる大金が目の前だぞ!(【計測】傭兵)』ジジ…
『了。(【暗器弓】ミコト)』
(よし!得体の知れなさ随一の命(ミコト)が行ったならもう勝ち確だぜ!(【計測】傭兵))
【計測】の傭兵は勝利を確信し、自然と口角が吊り上がっていた。
~西門付近・防壁上~
「それでは兵士さん、外でノびてるであろう傭兵の回収お願いします。」
「はい、了解しました。(兵士)」
先程外に弾き飛ばした【強奪剣士】ダンの回収をお願いするノア。
そんなノアの下に
『『『『ヒュオッ!』』』』
スッ…『『『『トカカカッ!』』』』
「ノア殿!?(兵士)」
「構わず行って下さい、新手の様です。」
「っ…分かりました。(兵士)」
ノアの足を狙って短い矢が数本飛来。
難なく避けた後防壁の上に1人の細身の男性が降り立った。
トッ…
「【転移】、【強奪】、居ぬ。俺、のみ。
【鬼神】、標的、確認。(【暗器弓】命)」
「全く、次から次へと…」
「俺、命(ミコト)。
金、必要、【鬼神】、命、貰い、受ける。(【暗器弓】)」
ガションッ!バシュッ!
「っ!?」
開戦の言葉とも取れる発言の後、命(ミコト)が徐に腕を上げると、肘の辺りがパカリと開き、投網が発射された。
スラッ…ザッ!ゾッ!
ヒュバッ!ヒュォッ!プシュシュッ!
腰から荒鬼神ノ化身を抜き、✕を描く様に飛来した網を切断。
その間に背後に回ってきていた命(ミコト)が斬り掛かるもコレを回避。
だが命(ミコト)は逃すまいと、腕の側面から矢の様な物を発射。
パパシッ!パシッ!
ヒュパパッ!
ジャコッ!チンッ!チュィンッ!
ミコトの腕から発射された矢の様な物を掴み取ると、即座に<投擲術>を発動して投げ返す。
するとミコトは腕を振り下ろすと、中に仕込まれていた刀身が露になり迎撃。
だが
ガッ!「!?(【暗器弓】命)」ガギッ!
迎撃後の僅かな隙を見逃さなかったノアが急速接近し、足を絡めて首絞めに掛かった。
が、咄嗟に足と首の間に腕を差し入れていたミコトはギリギリの所で難を逃れたがノアが足に力を込め絞めに掛かる。
「…ぎっ!(【暗器弓】命)」ギュルルッ!
ザッ!「!?」スパッ!
ズダダッ!
「…!」ブシュッ…
ミコトは首とノアの足との僅かな隙間を有効に使い、その場で回転して足の拘束から自身の体を捻り出す様に脱出。
その際、ノアの太股に腕の刀身が触れ、出血した。
ガションッ!ビスッ!ビスビスッ!
「くっ…『ガッ!』おわっ…」
義手と思しき腕に矢の様な物を装填したミコトは再びノアに向け発射。
下がろうとしたノアだが、背後は防壁の端となっていたので足が取られバランスを崩す。
そのままノアは後ろ向きに倒れ、街の方に落ちていく。
「好機!(【暗器弓】命)」ダッ!
絶好の機会とばかりに落下するノアを追う命。
だが
ガシッ!「ぬっ!?(【暗器弓】命)」
「ばーか。」グイッ!
防壁の端から眼下を見たミコトは、防壁に張り付くノアと目が合った。
そのまま装束の襟を掴まれたミコトは、ノアと共に落下。いや、″駆け落ちていく。″
ガガッ!ゴッ!ガガッ!
ゴッ!ガガッ!
ノアもミコトも<壁走り>を使用しながら拳撃を放ちつつ駆け落ちていく。
と
トッ!
スタッ!
『『ジャキッ!』』
人気の無い建物の踊り場に2人同時に降り立つと、ノアは逆手持ちで荒鬼神ノ化身を抜き、ミコトは刀身仕込みの義手をお互いの首元に突き付けた。
差異があるとすれば、ノアが突き付けた刀身はピタリとミコトの首に張り付き、ミコトの突き付けた刀身とノアの首との間にはノアの手が添えられていた。
「流石、【鬼神】。
ここまでの、苦戦、無い。(【暗器弓】命)」
「こっちも驚きましたよ。さっきの3人より明らかに強い。
故に解せない、あなた程の腕ならこんな依頼受けなくても稼げるでしょうに。」
お互い必殺の間合いだと言うのに、開口一番発したのはお互いを讃える言葉であった。
「…金、必要…
妹、病気…割の良い、仕事、【鬼神】、殺害。(【暗器弓】ミコト)」
「…何か訳ありみたいですね…
こんな時に何ですが、話「へっへっへ!わざわざ人気の無い所に来てくれて助かったぜ!」…ん?」
込み入った話の様なので、少し訳を聞こうとしたが、また新たな傭兵達がノアの下に集まってきた。
「へっへっへ、金の成る木だぜ、俺に殺されろ。(【闇精霊使い】ダグ)」
「やーん、10億よ、10億が居るわぁ。(【宝石使い】ジュゼ)」
「おほっ、よく見たら俺好みの良い男の子じゃん!(【男色家】ゲイリーパイルバンカー)」
『対象は依然、西門防壁上で【強奪剣士】と【転移】戦闘継続中。
【暗器弓】が接近中、3・4・5班は下から現場に向かえ。
相手は【鬼神】だ、焦らず行け。(【計測】傭兵)』 ジジ…
『『『了解。(傭兵一同)』』』ジジジ…
『くそっ、コイツ全く逃げる素振りを全く見せねぇ!
寧ろ向かってきやがる!(【転移】アラン)』ジジ…
『落ち着けアラン。数で押し、継続的に攻め立てりゃいつかはスタミナ切れを起こす。
それまでの辛抱だ。(【計測】傭兵)』 ジジ…
『了『ブツッ!』
『チッ!アランがやられた!
3・4班急げ!(【計測】傭兵)』ジジジ…
『『分かってる!っつーか他の班はまだか!?』』ジジジ…
ザザザ…『8班南門到着。現地に向かう。(【暗殺】傭兵)』
ザザ…『9・10班西門現着。2、3分待ってくれ。(【男色家】傭兵)』
『あぁ頼む。バレずに、だが急げ。(【計測】傭兵)』ジジジ…
『『『了解。(傭兵一同)』』』ジジ…
北門直上の防壁に座り込む【計測】の傭兵スレイの周囲には幾つもの魔法陣が展開されていた。
【計測】の傭兵スレイの能力は、対象の体の向きや動作、癖等から三手先の行動が瞬時に脳内に表示されると言うモノ。
そこで得た情報をこの魔法陣を介して他の傭兵達と連絡を取り、【鬼神】包囲網を形成。
するハズだった。
~西門・防壁上~
「っ!だっ!っらぁ!(【強奪剣士】ダン)」ブンッ!ヒュッ!
「……。」ス、ススス…
乱戦をご所望であった【強奪剣士】のダンだが、本人も頻繁に使う転移を用いて命を取りに来た【転移】のアランが早々に撃破され、孤立無援となっていた。
(くそっ!乱戦に持ち込んでコイツから″スキルを強奪″してやろうと思ったのに一切仕掛けてこねぇ!(【強奪剣士】ダン))
【強奪剣士】…打ち合った相手から一時的にスキルを強奪し、自信の方で使用する事が出来る適正。
狡猾な性格の【剣士】から派生しやすい。
「ほ、ほらほらどうした…?
逃げてるだけでは俺の猛攻から逃れられ「それもそうですね『チキッ。』どうやらこれ以上何も無さそうですし。」
挑発めいたダンの発言に敢えて乗っかる事にしたノアは、荒鬼神ノ化身の鯉口を切った。
「ははっ!漸く乗り気に『シュピッ!』『ゴッ!』ほひょっ?(【強奪剣士】ダン)」
<抜刀術>を発動した最速の剣を振り抜くと、間抜けな声と共ダンの体は大きく吹き飛ばされ、防壁上から街の外まで弾き出された。
フッ…
(あれ?<抜刀術>が使用できなくなった。)
(『え?何で?』)
グシャッ。
(あ、使える様になった。)
(『何だったんだ、一体…』)
こうして【強奪剣士】の傭兵ダンは、特に驚異となり得ないまま戦線から離脱した。
~北門・防壁上~
『くそっ!ダンまでやられた!
おい″命(ミコト)″!まだ着かねぇのか!(【計測】傭兵)』ジジ…
『今、着。(【暗器弓】命(ミコト))』
『っし!そんならさっさと殺っちまえ!
お前が求めてる大金が目の前だぞ!(【計測】傭兵)』ジジ…
『了。(【暗器弓】ミコト)』
(よし!得体の知れなさ随一の命(ミコト)が行ったならもう勝ち確だぜ!(【計測】傭兵))
【計測】の傭兵は勝利を確信し、自然と口角が吊り上がっていた。
~西門付近・防壁上~
「それでは兵士さん、外でノびてるであろう傭兵の回収お願いします。」
「はい、了解しました。(兵士)」
先程外に弾き飛ばした【強奪剣士】ダンの回収をお願いするノア。
そんなノアの下に
『『『『ヒュオッ!』』』』
スッ…『『『『トカカカッ!』』』』
「ノア殿!?(兵士)」
「構わず行って下さい、新手の様です。」
「っ…分かりました。(兵士)」
ノアの足を狙って短い矢が数本飛来。
難なく避けた後防壁の上に1人の細身の男性が降り立った。
トッ…
「【転移】、【強奪】、居ぬ。俺、のみ。
【鬼神】、標的、確認。(【暗器弓】命)」
「全く、次から次へと…」
「俺、命(ミコト)。
金、必要、【鬼神】、命、貰い、受ける。(【暗器弓】)」
ガションッ!バシュッ!
「っ!?」
開戦の言葉とも取れる発言の後、命(ミコト)が徐に腕を上げると、肘の辺りがパカリと開き、投網が発射された。
スラッ…ザッ!ゾッ!
ヒュバッ!ヒュォッ!プシュシュッ!
腰から荒鬼神ノ化身を抜き、✕を描く様に飛来した網を切断。
その間に背後に回ってきていた命(ミコト)が斬り掛かるもコレを回避。
だが命(ミコト)は逃すまいと、腕の側面から矢の様な物を発射。
パパシッ!パシッ!
ヒュパパッ!
ジャコッ!チンッ!チュィンッ!
ミコトの腕から発射された矢の様な物を掴み取ると、即座に<投擲術>を発動して投げ返す。
するとミコトは腕を振り下ろすと、中に仕込まれていた刀身が露になり迎撃。
だが
ガッ!「!?(【暗器弓】命)」ガギッ!
迎撃後の僅かな隙を見逃さなかったノアが急速接近し、足を絡めて首絞めに掛かった。
が、咄嗟に足と首の間に腕を差し入れていたミコトはギリギリの所で難を逃れたがノアが足に力を込め絞めに掛かる。
「…ぎっ!(【暗器弓】命)」ギュルルッ!
ザッ!「!?」スパッ!
ズダダッ!
「…!」ブシュッ…
ミコトは首とノアの足との僅かな隙間を有効に使い、その場で回転して足の拘束から自身の体を捻り出す様に脱出。
その際、ノアの太股に腕の刀身が触れ、出血した。
ガションッ!ビスッ!ビスビスッ!
「くっ…『ガッ!』おわっ…」
義手と思しき腕に矢の様な物を装填したミコトは再びノアに向け発射。
下がろうとしたノアだが、背後は防壁の端となっていたので足が取られバランスを崩す。
そのままノアは後ろ向きに倒れ、街の方に落ちていく。
「好機!(【暗器弓】命)」ダッ!
絶好の機会とばかりに落下するノアを追う命。
だが
ガシッ!「ぬっ!?(【暗器弓】命)」
「ばーか。」グイッ!
防壁の端から眼下を見たミコトは、防壁に張り付くノアと目が合った。
そのまま装束の襟を掴まれたミコトは、ノアと共に落下。いや、″駆け落ちていく。″
ガガッ!ゴッ!ガガッ!
ゴッ!ガガッ!
ノアもミコトも<壁走り>を使用しながら拳撃を放ちつつ駆け落ちていく。
と
トッ!
スタッ!
『『ジャキッ!』』
人気の無い建物の踊り場に2人同時に降り立つと、ノアは逆手持ちで荒鬼神ノ化身を抜き、ミコトは刀身仕込みの義手をお互いの首元に突き付けた。
差異があるとすれば、ノアが突き付けた刀身はピタリとミコトの首に張り付き、ミコトの突き付けた刀身とノアの首との間にはノアの手が添えられていた。
「流石、【鬼神】。
ここまでの、苦戦、無い。(【暗器弓】命)」
「こっちも驚きましたよ。さっきの3人より明らかに強い。
故に解せない、あなた程の腕ならこんな依頼受けなくても稼げるでしょうに。」
お互い必殺の間合いだと言うのに、開口一番発したのはお互いを讃える言葉であった。
「…金、必要…
妹、病気…割の良い、仕事、【鬼神】、殺害。(【暗器弓】ミコト)」
「…何か訳ありみたいですね…
こんな時に何ですが、話「へっへっへ!わざわざ人気の無い所に来てくれて助かったぜ!」…ん?」
込み入った話の様なので、少し訳を聞こうとしたが、また新たな傭兵達がノアの下に集まってきた。
「へっへっへ、金の成る木だぜ、俺に殺されろ。(【闇精霊使い】ダグ)」
「やーん、10億よ、10億が居るわぁ。(【宝石使い】ジュゼ)」
「おほっ、よく見たら俺好みの良い男の子じゃん!(【男色家】ゲイリーパイルバンカー)」
75
あなたにおすすめの小説
おっさん武闘家、幼女の教え子達と十年後に再会、実はそれぞれ炎・氷・雷の精霊の王女だった彼女達に言い寄られつつ世界を救い英雄になってしまう
お餅ミトコンドリア
ファンタジー
パーチ、三十五歳。五歳の時から三十年間修行してきた武闘家。
だが、全くの無名。
彼は、とある村で武闘家の道場を経営しており、〝拳を使った戦い方〟を弟子たちに教えている。
若い時には「冒険者になって、有名になるんだ!」などと大きな夢を持っていたものだが、自分の道場に来る若者たちが全員〝天才〟で、自分との才能の差を感じて、もう諦めてしまった。
弟子たちとの、のんびりとした穏やかな日々。
独身の彼は、そんな彼ら彼女らのことを〝家族〟のように感じており、「こんな毎日も悪くない」と思っていた。
が、ある日。
「お久しぶりです、師匠!」
絶世の美少女が家を訪れた。
彼女は、十年前に、他の二人の幼い少女と一緒に山の中で獣(とパーチは思い込んでいるが、実はモンスター)に襲われていたところをパーチが助けて、その場で数時間ほど稽古をつけて、自分たちだけで戦える力をつけさせた、という女の子だった。
「私は今、アイスブラット王国の〝守護精霊〟をやっていまして」
精霊を自称する彼女は、「ちょ、ちょっと待ってくれ」と混乱するパーチに構わず、ニッコリ笑いながら畳み掛ける。
「そこで師匠には、私たちと一緒に〝魔王〟を倒して欲しいんです!」
これは、〝弟子たちがあっと言う間に強くなるのは、師匠である自分の特殊な力ゆえ〟であることに気付かず、〝実は最強の実力を持っている〟ことにも全く気付いていない男が、〝実は精霊だった美少女たち〟と再会し、言い寄られ、弟子たちに愛され、弟子以外の者たちからも尊敬され、世界を救って英雄になってしまう物語。
(※第18回ファンタジー小説大賞に参加しています。
もし宜しければ【お気に入り登録】で応援して頂けましたら嬉しいです!
何卒宜しくお願いいたします!)
ボンクラ王子の側近を任されました
里見知美
ファンタジー
「任されてくれるな?」
王宮にある宰相の執務室で、俺は頭を下げたまま脂汗を流していた。
人の良い弟である現国王を煽てあげ国の頂点へと導き出し、王国騎士団も魔術師団も視線一つで操ると噂の恐ろしい影の実力者。
そんな人に呼び出され開口一番、シンファエル殿下の側近になれと言われた。
義妹が婚約破棄を叩きつけた相手である。
王子16歳、俺26歳。側近てのは、年の近い家格のしっかりしたヤツがなるんじゃねえの?
元公爵令嬢は年下騎士たちに「用済みのおばさん」と捨てられる 〜今更戻ってこいと泣きつかれても献身的な美少年に溺愛されているのでもう遅いです〜
日々埋没。
ファンタジー
「新しい従者を雇うことにした。おばさんはもう用済みだ。今すぐ消えてくれ」
かつて婚約破棄され、実家を追放された元公爵令嬢のレアーヌ。
その身分を隠し、年下の冒険者たちの身の回りを世話する『メイド』として献身的に尽くしてきた彼女に突きつけられたのは、あまりに非情な追放宣告だった。
レアーヌがこれまで教育し、支えてきた若い男たちは、新しく現れた他人の物を欲しがり子悪魔メイドに骨抜きにされ、彼女を「加齢臭のする汚いおばさん」と蔑み、笑いながら追い出したのだ。
地位も、居場所も、信じていた絆も……すべてを失い、絶望する彼女の前に現れたのは、一人の美少年だった。
「僕とパーティーを組んでくれませんか? 貴方が必要なんです」
新米ながら将来の可能性を感じさせる彼は、レアーヌを「おばさん」ではなく「一人の女性」として、甘く狂おしく溺愛し始める。
一方でレアーヌという『真の支柱』を失った元パーティーは、自分たちがどれほど愚かな選択をしたかを知る由もなかった。
やがて彼らが地獄の淵で「戻ってきてくれ」と泣きついてきても、もう遅い。
レアーヌの隣には、彼女を離さないと誓った執着愛の化身が微笑んでいるのだから。
無能と追放された俺、死にかけて覚醒した古代秘術を極めて最強になる
仲山悠仁
ファンタジー
魔力がすべての世界で、“無能”と烙印を押された少年アレックスは、
成人儀式の日に家族と村から追放されてしまう。
守る者も帰る場所もなく、魔物が徘徊する森へ一人放り出された彼は、
そこで――同じように孤独を抱えた少女と出会う。
フレア。
彼女もまた、居場所を失い、ひとりで生きてきた者だった。
二人の出会いは偶然か、それとも運命か。
無能と呼ばれた少年が秘めていた“本当の力”、
そして世界を蝕む“黒い霧”の謎が、静かに動き始める。
孤独だった二人が、共に歩き出す始まりの物語。
幸福の魔法使い〜ただの転生者が史上最高の魔法使いになるまで〜
霊鬼
ファンタジー
生まれつき魔力が見えるという特異体質を持つ現代日本の会社員、草薙真はある日死んでしまう。しかし何故か目を覚ませば自分が幼い子供に戻っていて……?
生まれ直した彼の目的は、ずっと憧れていた魔法を極めること。様々な地へ訪れ、様々な人と会い、平凡な彼はやがて英雄へと成り上がっていく。
これは、ただの転生者が、やがて史上最高の魔法使いになるまでの物語である。
(小説家になろう様、カクヨム様にも掲載をしています。)
『山』から降りてきた男に、現代ダンジョンは温すぎる
暁刀魚
ファンタジー
社会勉強のため、幼い頃から暮らしていた山を降りて現代で生活を始めた男、草埜コウジ。
なんと現代ではダンジョンと呼ばれる場所が当たり前に存在し、多くの人々がそのダンジョンに潜っていた。
食い扶持を稼ぐため、山で鍛えた体を鈍らせないため、ダンジョンに潜ることを決意するコウジ。
そんな彼に、受付のお姉さんは言う。「この加護薬を飲めばダンジョンの中で死にかけても、脱出できるんですよ」
コウジは返す。「命の危険がない戦場は温すぎるから、その薬は飲まない」。
かくして、本来なら飲むはずだった加護薬を飲まずに探索者となったコウジ。
もとよりそんなもの必要ない実力でダンジョンを蹂躙する中、その高すぎる実力でバズりつつ、ダンジョンで起きていた問題に直面していく。
なお、加護薬を飲まずに直接モンスターを倒すと、加護薬を呑んでモンスターを倒すよりパワーアップできることが途中で判明した。
カクヨム様にも投稿しています。
妹が聖女の再来と呼ばれているようです
田尾風香
ファンタジー
ダンジョンのある辺境の地で回復術士として働いていたけど、父に呼び戻されてモンテリーノ学校に入学した。そこには、私の婚約者であるファルター殿下と、腹違いの妹であるピーアがいたんだけど。
「マレン・メクレンブルク! 貴様とは婚約破棄する!」
どうやらファルター殿下は、"低能"と呼ばれている私じゃなく、"聖女の再来"とまで呼ばれるくらいに成績の良い妹と婚約したいらしい。
それは別に構わない。国王陛下の裁定で無事に婚約破棄が成った直後、私に婚約を申し込んできたのは、辺境の地で一緒だったハインリヒ様だった。
戸惑う日々を送る私を余所に、事件が起こる。――学校に、ダンジョンが出現したのだった。
更新は不定期です。
地味スキル「ためて・放つ」が最強すぎた!~出来損ないはいらん!と追い出したくせに英雄に駆け上がってから戻れと言われても手遅れです~
かくろう
ファンタジー
【ためて・放つ】という地味スキルを一生に一度の儀式で授かってしまった主人公セージ。
そのせいで家から追放され、挙げ句に異母弟から殺されかけてしまう。
しかしあらゆるものを【ためる】でパワフルにできるこのスキルは、最高ランクの冒険者すらかすんでしまうほどのぶっ壊れ能力だった!
命からがら魔物の強襲から脱したセージは、この力を駆使して成り上がっていく事を決意する。
そして命の危機に瀕していた少女リンカニアと出会い、絆を深めていくうちに自分のスキルを共有できる事に気が付いた。
――これは、世界で類を見ない最強に成り上がっていく主人公と、彼の元へ集まってくる仲間達との物語である。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる