692 / 1,124
獣人国編~御前試合の代表決め~
訓練開始2分
しおりを挟む
ォォォン…ズモモ…
「お?潜ったか。(レドリック)」
腕に絡み付いていたノアを地面に叩き付けたレドリックだが、そこに姿は無く、ノアの反応は地面の下にあった。
「どったの?(アミスティア)」
「ノアはどうやら土属性魔法を取得した様だ。
地面の下で俺達の事を見上げてるぞ。(レドリック)」
「…捕捉した。
森から出て来たモンスターもそろそろ到着しちゃうから、さっさと″掘り返す″わね。(アミスティア)」
「はいよ。(レドリック)」
~地面の下~
(…よし、咄嗟に地面に潜ってダメージは無効化出来た。
…が、2人から離れたのは悪手だったな…一体何をしてくるか分か(『ボサッとすんな、来るぞ!』)
<気配感知>の反応から、地面の上に居るアミスティアが大きく剣を振り被る動作をしている事が分かった。
地下10メルに居るノアに対してその様な行動を取る場合、ノアの脳裏にある″技″が浮かんだ。
スラッ『ゴギィンッ!』
ドガガガ「ぬぐがががっ!」ガガガガガァッ!
咄嗟に荒鬼神ノ化身を抜き、自身の左側面に配置した直後、青白く、半透明の巨大な刀身が衝突。
直撃は免れ、鍔迫り合いの状態となったがそのまま押し込まれて地上へと急浮上していった。
ドボァアッ!
「お帰りノアちゃん。(アミスティア)」
「大技をスコップ代わりにしないでくれよぉっ!」
地下から弾き出されたノアが見たのは、魔力で形作られた、青白く刀身約20メルもある長大な剣を振り抜いているアミスティアの姿であった。
『断罪の剣(アポカリプス)』…【殲滅剣士】専用の大技。
自身の持つ刀剣に魔力を籠める事で、魔力で形作った長大な刀身を出現させる。
刀身の幅や長さは自身の魔力量で自由自在に変更可能だが、その分重量は増す。
尚取得の為には相当量のSTR(物理攻撃力)が必要な為、取得している者自体少ない。
「使える物は何でも使う。
『ブゥンッ!』でしょ!(アミスティア)」
ゴッ!
タタッ!「っぶねぇ…足首切断コースだったぞ…」
『断罪の剣(アポカリプス)』で地上に放り出されたノアの着地を狙い、刀身の長さを20メル→50メルに増大させたアミスティアは、ノア目掛けてぶん投げた。
寸での所でノアは腰を切って両断を防ぎ、刀身に手を付いて回避に成功。
で、その後の刀身はと言うと
ブゴォオ『ゾバッ!』ッ…
ヴォオオ『ゾリッ!』ッ…
「あ…(察)」
先程3人の殺気に当てられて駆け込んできていたトン豚とダックス憤怒に流れ弾として命中。
まぁ目の前に突然50メルの大剣が高速で現れたら避けようが無いだろう。
ゴォオオッ!
「あぁああっ!こっちに来るぅう!(クラン『真の勇者』メンバー)」
「に、逃げ…あひぃいっ!?(クラン『真の勇者』メンバー)」
「ふ、防…無理だぁああ!(クラン『真の勇者』メンバー)」
パチンッ!(アミスティア)
ゴォオ『フッ…』ザスッ!
「「「は…へぇ…(クラン『真の勇者』メンバー達)」」」
トン豚とダックス憤怒を突破してもなお威力が落ちず、迫ってきていた『断罪の剣(アポカリプス)』に、泣き言を言って動こうともしなかったクラン『真の勇者』メンバー達だが、旗印手前でアミスティアが指パッチンして解除した。
サササスッスッ。
Б┓┗┓┓(゜゜)(夫婦間ハンドサイン)
(さっきあの剣と鍔迫り合いした時、ゴッソリ魔力を持っていかれたわ。恐らく″吸収″持ちの魔剣だと思うわ。(アミスティア))
ススササ。
( ゜゜)bГГ(夫婦間ハンドサイン)
(了解、矢を切り替えて対処する。(レドリック))
僅か1回ノアの剣に刃を当てただけで荒鬼神ノ化身の特性を見切ったアミスティアは、夫婦間でのみ使用しているハンドサインで対処法を
「あ!僕の知らないハンドサイン!?
何話してたの!?」
「教えなーい。(アミスティア)」
「気にすんな、作戦会議だ。(レドリック)」
「しっ!」ビュンッ!
「おっと。(レドリック)」ザスッ!
バシュンッ!
『『『『ブゥンッ!』』』』
ノアは手にしていた荒鬼神ノ化身をぶん投げてレドリックの足元に突き立てる。
即座に転移して強襲を仕掛けるノアであったが、レドリックの周囲には″ストック″していた20を超える木製の矢が展開されていた。
「何と無く来ると思ってたさ。(レドリック)」
「くっ『バシュシュシュシュシュッ!』
ドガガガガガガッ!ザザザザザザッ!
断続的に発射される木製の矢を、自前の反射神経で全て回避しつつ、ノアは地面に突き立つ矢を注視する。
ピキッ…パキッ…
「!?」ズザッ!
『『『『『シュバッ!!』』』』』
トカカカカカカカッ!プッ!プスッ!
木製の矢を注視すると、次々にヒビが入っていた為、何か仕掛けがあると悟ったノアがその場を離れた瞬間、矢が一斉に砕け、細かな針状の破片が周囲に散っていく。
その一部が左手の甲に突き刺さり、猛烈な痺れと激痛が走ったのだった。
ザザッ!
(この痺れと激痛…それにこの即効性…
″マッド・痺痺(マッド・ヒヒと言う猿)″から取れる毒だな…?)
(『効果は瞬間的だが継続性では無いから持ち前の耐性でどうにでもなるな。』)
「ほぅ、毒の正体に気付いたな?
直ぐに解毒に走ったら隙を突こうと思ったが…
うんうん、良いぞノア。(レドリック)」
「そりゃどうも。」ザッ!
毒だからと直ぐに行動せず、毒の特性を把握してから最善の行動を取った事に、レドリックは笑みを浮かべてノアを褒める。
次は自分の番だとばかりにノアはレドリックに向けて駆け出した。
が
ズズズズッ!
「あら、私とは遊んでくれないのかしら?(アミスティア)」
「うっ!?『バシュッ!』しぃっ!」ビュババッ!
殺気ムンムンで立ち塞がったアミスティアに、ノアは反射的に剣を手元に引き寄せ、二刀で攻撃を開始した。
『『ジャキンッ!』』
ガギンギギギギギギギギギギギギギギギギギギギギギギギギギギギギギギギギギギギギギギッ!「ぬぅっ!」ゴガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガッ!「あはっ!」ギュガゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴッ!
ノアは手にした荒鬼神ノ化身を高速で振ってアミスティアを翻弄したい所だが、アミスティアは体中に装備した剣9本の内6本を、まるでお手玉の様に操って継続的にノアの剣を防ぎ、弾き、そして攻め立てた。
ゴガガガ『バシュッ!』ガガガガガガ『バシュンッ!』ガガガガガガガガガガ『バシュッ!』ガガガガガガガガ『バシュッ!』ガガガガガガガガガガ『バシュンッ!』ガガガガガガガ『バシュッ!』ガッ!
ノアはアミスティアに弾かれた瞬間、即座に3本目、4本目と荒鬼神ノ化身を抜き、4本目が弾かれるに手元に剣を引き寄せ、攻撃の手を緩めない様に心掛けた。
「うふふふふ。(アミスティア)」
「くぬぬぬぬぬ!」
余裕のあるアミスティアなら、手元に転移させた荒鬼神ノ化身を、ノアが掴む前に奪う又は弾く事すら可能だが、それはしなかった。
ギギギギギギギギギギギギギギギギギギギギギギギギギギギギギギギギギギッ!
「ふふふ、楽しそうにしちゃってまぁ。
さて、俺はアミスティアがさっき両断したトン豚でも捌いておくか。(レドリック)」
良い表情でノアと打ち合っているアミスティアを横目に、レドリックはトン豚とダックス憤怒の死骸の方へと歩いていった。
ちなみにこの打ち合いは約1時間続く事となった。
「お?潜ったか。(レドリック)」
腕に絡み付いていたノアを地面に叩き付けたレドリックだが、そこに姿は無く、ノアの反応は地面の下にあった。
「どったの?(アミスティア)」
「ノアはどうやら土属性魔法を取得した様だ。
地面の下で俺達の事を見上げてるぞ。(レドリック)」
「…捕捉した。
森から出て来たモンスターもそろそろ到着しちゃうから、さっさと″掘り返す″わね。(アミスティア)」
「はいよ。(レドリック)」
~地面の下~
(…よし、咄嗟に地面に潜ってダメージは無効化出来た。
…が、2人から離れたのは悪手だったな…一体何をしてくるか分か(『ボサッとすんな、来るぞ!』)
<気配感知>の反応から、地面の上に居るアミスティアが大きく剣を振り被る動作をしている事が分かった。
地下10メルに居るノアに対してその様な行動を取る場合、ノアの脳裏にある″技″が浮かんだ。
スラッ『ゴギィンッ!』
ドガガガ「ぬぐがががっ!」ガガガガガァッ!
咄嗟に荒鬼神ノ化身を抜き、自身の左側面に配置した直後、青白く、半透明の巨大な刀身が衝突。
直撃は免れ、鍔迫り合いの状態となったがそのまま押し込まれて地上へと急浮上していった。
ドボァアッ!
「お帰りノアちゃん。(アミスティア)」
「大技をスコップ代わりにしないでくれよぉっ!」
地下から弾き出されたノアが見たのは、魔力で形作られた、青白く刀身約20メルもある長大な剣を振り抜いているアミスティアの姿であった。
『断罪の剣(アポカリプス)』…【殲滅剣士】専用の大技。
自身の持つ刀剣に魔力を籠める事で、魔力で形作った長大な刀身を出現させる。
刀身の幅や長さは自身の魔力量で自由自在に変更可能だが、その分重量は増す。
尚取得の為には相当量のSTR(物理攻撃力)が必要な為、取得している者自体少ない。
「使える物は何でも使う。
『ブゥンッ!』でしょ!(アミスティア)」
ゴッ!
タタッ!「っぶねぇ…足首切断コースだったぞ…」
『断罪の剣(アポカリプス)』で地上に放り出されたノアの着地を狙い、刀身の長さを20メル→50メルに増大させたアミスティアは、ノア目掛けてぶん投げた。
寸での所でノアは腰を切って両断を防ぎ、刀身に手を付いて回避に成功。
で、その後の刀身はと言うと
ブゴォオ『ゾバッ!』ッ…
ヴォオオ『ゾリッ!』ッ…
「あ…(察)」
先程3人の殺気に当てられて駆け込んできていたトン豚とダックス憤怒に流れ弾として命中。
まぁ目の前に突然50メルの大剣が高速で現れたら避けようが無いだろう。
ゴォオオッ!
「あぁああっ!こっちに来るぅう!(クラン『真の勇者』メンバー)」
「に、逃げ…あひぃいっ!?(クラン『真の勇者』メンバー)」
「ふ、防…無理だぁああ!(クラン『真の勇者』メンバー)」
パチンッ!(アミスティア)
ゴォオ『フッ…』ザスッ!
「「「は…へぇ…(クラン『真の勇者』メンバー達)」」」
トン豚とダックス憤怒を突破してもなお威力が落ちず、迫ってきていた『断罪の剣(アポカリプス)』に、泣き言を言って動こうともしなかったクラン『真の勇者』メンバー達だが、旗印手前でアミスティアが指パッチンして解除した。
サササスッスッ。
Б┓┗┓┓(゜゜)(夫婦間ハンドサイン)
(さっきあの剣と鍔迫り合いした時、ゴッソリ魔力を持っていかれたわ。恐らく″吸収″持ちの魔剣だと思うわ。(アミスティア))
ススササ。
( ゜゜)bГГ(夫婦間ハンドサイン)
(了解、矢を切り替えて対処する。(レドリック))
僅か1回ノアの剣に刃を当てただけで荒鬼神ノ化身の特性を見切ったアミスティアは、夫婦間でのみ使用しているハンドサインで対処法を
「あ!僕の知らないハンドサイン!?
何話してたの!?」
「教えなーい。(アミスティア)」
「気にすんな、作戦会議だ。(レドリック)」
「しっ!」ビュンッ!
「おっと。(レドリック)」ザスッ!
バシュンッ!
『『『『ブゥンッ!』』』』
ノアは手にしていた荒鬼神ノ化身をぶん投げてレドリックの足元に突き立てる。
即座に転移して強襲を仕掛けるノアであったが、レドリックの周囲には″ストック″していた20を超える木製の矢が展開されていた。
「何と無く来ると思ってたさ。(レドリック)」
「くっ『バシュシュシュシュシュッ!』
ドガガガガガガッ!ザザザザザザッ!
断続的に発射される木製の矢を、自前の反射神経で全て回避しつつ、ノアは地面に突き立つ矢を注視する。
ピキッ…パキッ…
「!?」ズザッ!
『『『『『シュバッ!!』』』』』
トカカカカカカカッ!プッ!プスッ!
木製の矢を注視すると、次々にヒビが入っていた為、何か仕掛けがあると悟ったノアがその場を離れた瞬間、矢が一斉に砕け、細かな針状の破片が周囲に散っていく。
その一部が左手の甲に突き刺さり、猛烈な痺れと激痛が走ったのだった。
ザザッ!
(この痺れと激痛…それにこの即効性…
″マッド・痺痺(マッド・ヒヒと言う猿)″から取れる毒だな…?)
(『効果は瞬間的だが継続性では無いから持ち前の耐性でどうにでもなるな。』)
「ほぅ、毒の正体に気付いたな?
直ぐに解毒に走ったら隙を突こうと思ったが…
うんうん、良いぞノア。(レドリック)」
「そりゃどうも。」ザッ!
毒だからと直ぐに行動せず、毒の特性を把握してから最善の行動を取った事に、レドリックは笑みを浮かべてノアを褒める。
次は自分の番だとばかりにノアはレドリックに向けて駆け出した。
が
ズズズズッ!
「あら、私とは遊んでくれないのかしら?(アミスティア)」
「うっ!?『バシュッ!』しぃっ!」ビュババッ!
殺気ムンムンで立ち塞がったアミスティアに、ノアは反射的に剣を手元に引き寄せ、二刀で攻撃を開始した。
『『ジャキンッ!』』
ガギンギギギギギギギギギギギギギギギギギギギギギギギギギギギギギギギギギギギギギギッ!「ぬぅっ!」ゴガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガッ!「あはっ!」ギュガゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴッ!
ノアは手にした荒鬼神ノ化身を高速で振ってアミスティアを翻弄したい所だが、アミスティアは体中に装備した剣9本の内6本を、まるでお手玉の様に操って継続的にノアの剣を防ぎ、弾き、そして攻め立てた。
ゴガガガ『バシュッ!』ガガガガガガ『バシュンッ!』ガガガガガガガガガガ『バシュッ!』ガガガガガガガガ『バシュッ!』ガガガガガガガガガガ『バシュンッ!』ガガガガガガガ『バシュッ!』ガッ!
ノアはアミスティアに弾かれた瞬間、即座に3本目、4本目と荒鬼神ノ化身を抜き、4本目が弾かれるに手元に剣を引き寄せ、攻撃の手を緩めない様に心掛けた。
「うふふふふ。(アミスティア)」
「くぬぬぬぬぬ!」
余裕のあるアミスティアなら、手元に転移させた荒鬼神ノ化身を、ノアが掴む前に奪う又は弾く事すら可能だが、それはしなかった。
ギギギギギギギギギギギギギギギギギギギギギギギギギギギギギギギギギギッ!
「ふふふ、楽しそうにしちゃってまぁ。
さて、俺はアミスティアがさっき両断したトン豚でも捌いておくか。(レドリック)」
良い表情でノアと打ち合っているアミスティアを横目に、レドリックはトン豚とダックス憤怒の死骸の方へと歩いていった。
ちなみにこの打ち合いは約1時間続く事となった。
57
あなたにおすすめの小説
おっさん武闘家、幼女の教え子達と十年後に再会、実はそれぞれ炎・氷・雷の精霊の王女だった彼女達に言い寄られつつ世界を救い英雄になってしまう
お餅ミトコンドリア
ファンタジー
パーチ、三十五歳。五歳の時から三十年間修行してきた武闘家。
だが、全くの無名。
彼は、とある村で武闘家の道場を経営しており、〝拳を使った戦い方〟を弟子たちに教えている。
若い時には「冒険者になって、有名になるんだ!」などと大きな夢を持っていたものだが、自分の道場に来る若者たちが全員〝天才〟で、自分との才能の差を感じて、もう諦めてしまった。
弟子たちとの、のんびりとした穏やかな日々。
独身の彼は、そんな彼ら彼女らのことを〝家族〟のように感じており、「こんな毎日も悪くない」と思っていた。
が、ある日。
「お久しぶりです、師匠!」
絶世の美少女が家を訪れた。
彼女は、十年前に、他の二人の幼い少女と一緒に山の中で獣(とパーチは思い込んでいるが、実はモンスター)に襲われていたところをパーチが助けて、その場で数時間ほど稽古をつけて、自分たちだけで戦える力をつけさせた、という女の子だった。
「私は今、アイスブラット王国の〝守護精霊〟をやっていまして」
精霊を自称する彼女は、「ちょ、ちょっと待ってくれ」と混乱するパーチに構わず、ニッコリ笑いながら畳み掛ける。
「そこで師匠には、私たちと一緒に〝魔王〟を倒して欲しいんです!」
これは、〝弟子たちがあっと言う間に強くなるのは、師匠である自分の特殊な力ゆえ〟であることに気付かず、〝実は最強の実力を持っている〟ことにも全く気付いていない男が、〝実は精霊だった美少女たち〟と再会し、言い寄られ、弟子たちに愛され、弟子以外の者たちからも尊敬され、世界を救って英雄になってしまう物語。
(※第18回ファンタジー小説大賞に参加しています。
もし宜しければ【お気に入り登録】で応援して頂けましたら嬉しいです!
何卒宜しくお願いいたします!)
ボンクラ王子の側近を任されました
里見知美
ファンタジー
「任されてくれるな?」
王宮にある宰相の執務室で、俺は頭を下げたまま脂汗を流していた。
人の良い弟である現国王を煽てあげ国の頂点へと導き出し、王国騎士団も魔術師団も視線一つで操ると噂の恐ろしい影の実力者。
そんな人に呼び出され開口一番、シンファエル殿下の側近になれと言われた。
義妹が婚約破棄を叩きつけた相手である。
王子16歳、俺26歳。側近てのは、年の近い家格のしっかりしたヤツがなるんじゃねえの?
元公爵令嬢は年下騎士たちに「用済みのおばさん」と捨てられる 〜今更戻ってこいと泣きつかれても献身的な美少年に溺愛されているのでもう遅いです〜
日々埋没。
ファンタジー
「新しい従者を雇うことにした。おばさんはもう用済みだ。今すぐ消えてくれ」
かつて婚約破棄され、実家を追放された元公爵令嬢のレアーヌ。
その身分を隠し、年下の冒険者たちの身の回りを世話する『メイド』として献身的に尽くしてきた彼女に突きつけられたのは、あまりに非情な追放宣告だった。
レアーヌがこれまで教育し、支えてきた若い男たちは、新しく現れた他人の物を欲しがり子悪魔メイドに骨抜きにされ、彼女を「加齢臭のする汚いおばさん」と蔑み、笑いながら追い出したのだ。
地位も、居場所も、信じていた絆も……すべてを失い、絶望する彼女の前に現れたのは、一人の美少年だった。
「僕とパーティーを組んでくれませんか? 貴方が必要なんです」
新米ながら将来の可能性を感じさせる彼は、レアーヌを「おばさん」ではなく「一人の女性」として、甘く狂おしく溺愛し始める。
一方でレアーヌという『真の支柱』を失った元パーティーは、自分たちがどれほど愚かな選択をしたかを知る由もなかった。
やがて彼らが地獄の淵で「戻ってきてくれ」と泣きついてきても、もう遅い。
レアーヌの隣には、彼女を離さないと誓った執着愛の化身が微笑んでいるのだから。
幸福の魔法使い〜ただの転生者が史上最高の魔法使いになるまで〜
霊鬼
ファンタジー
生まれつき魔力が見えるという特異体質を持つ現代日本の会社員、草薙真はある日死んでしまう。しかし何故か目を覚ませば自分が幼い子供に戻っていて……?
生まれ直した彼の目的は、ずっと憧れていた魔法を極めること。様々な地へ訪れ、様々な人と会い、平凡な彼はやがて英雄へと成り上がっていく。
これは、ただの転生者が、やがて史上最高の魔法使いになるまでの物語である。
(小説家になろう様、カクヨム様にも掲載をしています。)
『山』から降りてきた男に、現代ダンジョンは温すぎる
暁刀魚
ファンタジー
社会勉強のため、幼い頃から暮らしていた山を降りて現代で生活を始めた男、草埜コウジ。
なんと現代ではダンジョンと呼ばれる場所が当たり前に存在し、多くの人々がそのダンジョンに潜っていた。
食い扶持を稼ぐため、山で鍛えた体を鈍らせないため、ダンジョンに潜ることを決意するコウジ。
そんな彼に、受付のお姉さんは言う。「この加護薬を飲めばダンジョンの中で死にかけても、脱出できるんですよ」
コウジは返す。「命の危険がない戦場は温すぎるから、その薬は飲まない」。
かくして、本来なら飲むはずだった加護薬を飲まずに探索者となったコウジ。
もとよりそんなもの必要ない実力でダンジョンを蹂躙する中、その高すぎる実力でバズりつつ、ダンジョンで起きていた問題に直面していく。
なお、加護薬を飲まずに直接モンスターを倒すと、加護薬を呑んでモンスターを倒すよりパワーアップできることが途中で判明した。
カクヨム様にも投稿しています。
妹が聖女の再来と呼ばれているようです
田尾風香
ファンタジー
ダンジョンのある辺境の地で回復術士として働いていたけど、父に呼び戻されてモンテリーノ学校に入学した。そこには、私の婚約者であるファルター殿下と、腹違いの妹であるピーアがいたんだけど。
「マレン・メクレンブルク! 貴様とは婚約破棄する!」
どうやらファルター殿下は、"低能"と呼ばれている私じゃなく、"聖女の再来"とまで呼ばれるくらいに成績の良い妹と婚約したいらしい。
それは別に構わない。国王陛下の裁定で無事に婚約破棄が成った直後、私に婚約を申し込んできたのは、辺境の地で一緒だったハインリヒ様だった。
戸惑う日々を送る私を余所に、事件が起こる。――学校に、ダンジョンが出現したのだった。
更新は不定期です。
無能と追放された俺、死にかけて覚醒した古代秘術を極めて最強になる
仲山悠仁
ファンタジー
魔力がすべての世界で、“無能”と烙印を押された少年アレックスは、
成人儀式の日に家族と村から追放されてしまう。
守る者も帰る場所もなく、魔物が徘徊する森へ一人放り出された彼は、
そこで――同じように孤独を抱えた少女と出会う。
フレア。
彼女もまた、居場所を失い、ひとりで生きてきた者だった。
二人の出会いは偶然か、それとも運命か。
無能と呼ばれた少年が秘めていた“本当の力”、
そして世界を蝕む“黒い霧”の謎が、静かに動き始める。
孤独だった二人が、共に歩き出す始まりの物語。
地味スキル「ためて・放つ」が最強すぎた!~出来損ないはいらん!と追い出したくせに英雄に駆け上がってから戻れと言われても手遅れです~
かくろう
ファンタジー
【ためて・放つ】という地味スキルを一生に一度の儀式で授かってしまった主人公セージ。
そのせいで家から追放され、挙げ句に異母弟から殺されかけてしまう。
しかしあらゆるものを【ためる】でパワフルにできるこのスキルは、最高ランクの冒険者すらかすんでしまうほどのぶっ壊れ能力だった!
命からがら魔物の強襲から脱したセージは、この力を駆使して成り上がっていく事を決意する。
そして命の危機に瀕していた少女リンカニアと出会い、絆を深めていくうちに自分のスキルを共有できる事に気が付いた。
――これは、世界で類を見ない最強に成り上がっていく主人公と、彼の元へ集まってくる仲間達との物語である。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる