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獣人国編~御前試合の代表決め~
家族団の乱
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~獣人国・ラーマの館~
「はい1、2、1、2、そこでくるっと回ってターン、1、2、1、2、はいすれ違い様に風魔法を掛けたら、レース持って<壁走り>!(ビルゴリラーマ)」
『『『ブワッ!』』』
屋台通りの脇を通って内地に進むと、大きな娼館通称『ラーマの館』が現れる。
娼館とは言うが、客人に踊り子達による踊りと上級な酒を提供する一種の社交場の様な場である。
そんなラーマの館前の広場では、虎獣人のベレーザ含めた、館に在籍している全ての踊り子達が集まり、簡素な衣装を纏って何やら練習に励んでいた。
簡素と言っても、獣人国に暮らす美人美女が一同に集まっているので、例え衣装が簡素であっても華やかさは一切損なわれていなかった。
そんな踊り子達は、ラーマの館の女主人であるゴリラ獣人のビルゴリラーマ指示の下、国交式典で披露する踊りの練習を行っていた。
そして現在、踊り子達は一糸乱れぬ踊りを披露した後、踊り子同士で風魔法を掛け合い、合図と共に足元に配置した色とりどりのレースを持った状態で周囲の建物を足場として宙に舞い、空に大輪の花を描く大技を練習中であった。
これは獣人特有の身軽さを遺憾無く発揮するモノであり、風魔法は跳躍力や滞空時間を伸ばすために付与させている。
レース無しの状態での動きはバッチリで、式典3日前の今日からレース込み、本番同様の動きで練習に望んだのだが、ここで獣人特有の問題が立ちはだかったのであった。
パチパチ…「わ、わわわ…」
ベタァ…「にゃああ…」
パリパリ…「あ、ちょ、レースが張り付いて…」
「くぅうう…またこの辺りから上手くいかないのね…
皆、救助頼むわ!(ビルゴリラーマ)」
獣人は全体的に毛量が多い為、静電気によってレースが体に張り付いてしまったり、操作が出来なくなってしまったりとで、ここから先に進めなくなってしまったのだった。
「あ、やば…絡まって…」ヒュゥウウ…
タタンッ!シュババッ!
ダッ!ダダンッ!
ガシッ!
「大丈夫ですかシャルラさん?(ヴァモス)」
「あ、ありがとうヴァモス君…」
踊り子の1人、シャルラと言う女性獣人の体にレースがピッタリと絡まってしまい、地面に向けて落下していた所を、ラーマの館で給仕として働くヴァモスが受け止めた。
周りを見てみると、普段は給仕、ボディガードとして働く他の男性獣人達も、レースが絡まった踊り子達を助けていた。
ズザッ!
「…っと…これで3度目ですぜラーマさん。
本番ではもっと派手な衣装を着込んで臨むんだ、今の段階でこれじゃあ危なっかしくないか?(ゴリラ獣人)」
「振り付けを変えるか、毛量の少ない人間寄りの獣人を増員させるしか無いんじゃないか?(象の獣人)」
本日3度目となる救出に、男性従業員達からも色々と提案が上がるが
「流石に本番3日前で振り付けを変えるのは無理よ。
それと人間寄りの獣人の増員だけど、私も最初は考えてたけど、この世界には獣寄り・人間寄りを半々にしておかないと喚き立てる層が一定数居て、後々厄介事になるの。
だから人間寄りの増員も出来ないの。(ビルゴリラーマ)」
「「「だよなぁー…」」」
以前舞台上で獣寄りの獣人の踊り子達によるダンスが披露されていた時に、とある一団から「人間寄りの獣人達は何処に居る!ショーに出さないのは差別してるからじゃないのか!?」と喚き散らかされた事があり、色々と抗議が来た事がある。
その時はショーの構成上獣寄りの獣人が必要だっただけで、差別とかでは勿論無い。
だがその一件で相当数の厄介者から声が上がった為、それ以降獣寄り・人間寄りが半々になる様に舞台構成をしていた。
1回のショーで相当数だったのて、式典と言う大きな舞台では観客数は飛んでも無い数になるだろう。
それ故に人間寄りの獣人を増員する案は取れないのであった。
パチパチ…
「ぬぉーっ、パチパチにゃぁあ!(ベレーザ)」
モサモサ…「静電気か…それなら…(ヴァモス)」
と、踊り子達に混じって参加していたベレーザのモサモサっとした体毛を手櫛で梳いてあげていたヴァモスが何やら思い付き
「あ、あの…ちょっと提案があるのですが…(ヴァモス)」
「「「「「「ん?」」」」」」
~再び滅びの森~
ドドンッ!ズズンッ!
ゾリンッ!ボゴァッ!ズドンッ!
ギギンッ!ギンギンッ!
『ふんっ!』バゴォァッ!
ゾリンッ!ドババババッ!
「アハハハッ!″はぁあ″あ″っ!″(アミスティア)」
ドガガガガガガガッ!
滅びの森からは斬撃音と破壊音、轟音に破砕音など、破壊に関するありとあらゆる音が爆音で響き渡っていた。
音の発生源は勿論ノアと母親のアミスティアで、現在お互いに森の中を高速で疾走しつつお互いに攻勢を仕掛けていた。
上記の内容は、ノアが近くの大木に強烈な掌底を打ち込み、根っ子ごと吹き飛ばした物を、アミスティアは細いロングソードの斬撃1発で両断した後木っ端微塵に斬り刻み、ノア顔負けの大爆声の<猿叫>を発動して木片を弾丸に見立ててノアに向かって発射した。
バチバチバチバチッ!
サッササッ!ババババッ!
シャキ!ジャキィンッ!
ガッ!バシッ!『″お″『ボッ!』
木片の弾丸を自前の反射神経と速力で避けたノアはアミスティアに肉薄する。
すかさず左右の剣で迎撃してきたが、ノアは両手それぞれで白羽取りし、意趣返しに<猿叫>を仕掛けようとしたが、アミスティアから顔面目掛けて前蹴りが飛んできた。
『っぶね!』バヒュッ!
「うふふっ!(アミスティア)」ガキッ!
『むぐぅっ!』
首を捻って前蹴りを回避したノアだが、アミスティアは膝を曲げてノアの首を挟み込んだ。
よくノアは足技を多用するが、それは母親であるアミスティアによる訓練の賜物である。
「あはははっ!(アミスティア)」ヒュボッ!
ガチィンッ!『ふごぉっ!』
ぐりんっ!ギガガッ!ザスッ!
強烈な力でノアを押さえ付けたアミスティアはノアの顔面目掛けて剣を突き立てる。
だがノアは歯で刃を受け止め、続けて振り下ろされた剣を、首を捻って操作し、受け止めた刃で逸らした。
逸らされた剣先は地面に突き刺さった。
ちなみにノアは、よく歯で噛んで剣を受け止める事があるが、これはアミスティアによる訓練の賜物である(?)。
「『一刀の太刀(イットウノタチ)』!(アミスティア)」
ドゴォッ!『ぅおっ!?』
突如ノアの背中に強い衝撃を受ける。
アミスティアが地面に突き刺さった剣を起点として【殲滅剣士】専用技の『一刀の太刀』を発動。
地中から巨大な刀身が出現し、ノアと共に空中に克ち上げられたのだ。
だがノアは力を制御して得た防御力と防具に加え、リヴァイアから貰ったコートを羽織っていた為ダメージは特に無く、ただ単にノアを空中に克ち上げる為だけに発した攻撃の様だ。
そしてアミスティアは
ヴォンッ!ヴォンッ!ヴォンッ!
「『断罪の剣(アポカリプス)』。(アミスティア)」
『ひぇ…』
克ち上げられたノアが見た光景は、魔力で形作られた巨大な剣を肩に担ぐアミスティアの姿であった。
「でぇええええいっ!(アミスティア)」
『おぉおおおおおぁっ!』
ガヂョッ!ゴガァアアアッ!!!
振り下ろされた『断罪の剣(アポカリプス)』と、それを迎え撃つノアの強烈な拳が空中で衝突すると、滅びの森に衝撃波が襲ったと言う。
「はい1、2、1、2、そこでくるっと回ってターン、1、2、1、2、はいすれ違い様に風魔法を掛けたら、レース持って<壁走り>!(ビルゴリラーマ)」
『『『ブワッ!』』』
屋台通りの脇を通って内地に進むと、大きな娼館通称『ラーマの館』が現れる。
娼館とは言うが、客人に踊り子達による踊りと上級な酒を提供する一種の社交場の様な場である。
そんなラーマの館前の広場では、虎獣人のベレーザ含めた、館に在籍している全ての踊り子達が集まり、簡素な衣装を纏って何やら練習に励んでいた。
簡素と言っても、獣人国に暮らす美人美女が一同に集まっているので、例え衣装が簡素であっても華やかさは一切損なわれていなかった。
そんな踊り子達は、ラーマの館の女主人であるゴリラ獣人のビルゴリラーマ指示の下、国交式典で披露する踊りの練習を行っていた。
そして現在、踊り子達は一糸乱れぬ踊りを披露した後、踊り子同士で風魔法を掛け合い、合図と共に足元に配置した色とりどりのレースを持った状態で周囲の建物を足場として宙に舞い、空に大輪の花を描く大技を練習中であった。
これは獣人特有の身軽さを遺憾無く発揮するモノであり、風魔法は跳躍力や滞空時間を伸ばすために付与させている。
レース無しの状態での動きはバッチリで、式典3日前の今日からレース込み、本番同様の動きで練習に望んだのだが、ここで獣人特有の問題が立ちはだかったのであった。
パチパチ…「わ、わわわ…」
ベタァ…「にゃああ…」
パリパリ…「あ、ちょ、レースが張り付いて…」
「くぅうう…またこの辺りから上手くいかないのね…
皆、救助頼むわ!(ビルゴリラーマ)」
獣人は全体的に毛量が多い為、静電気によってレースが体に張り付いてしまったり、操作が出来なくなってしまったりとで、ここから先に進めなくなってしまったのだった。
「あ、やば…絡まって…」ヒュゥウウ…
タタンッ!シュババッ!
ダッ!ダダンッ!
ガシッ!
「大丈夫ですかシャルラさん?(ヴァモス)」
「あ、ありがとうヴァモス君…」
踊り子の1人、シャルラと言う女性獣人の体にレースがピッタリと絡まってしまい、地面に向けて落下していた所を、ラーマの館で給仕として働くヴァモスが受け止めた。
周りを見てみると、普段は給仕、ボディガードとして働く他の男性獣人達も、レースが絡まった踊り子達を助けていた。
ズザッ!
「…っと…これで3度目ですぜラーマさん。
本番ではもっと派手な衣装を着込んで臨むんだ、今の段階でこれじゃあ危なっかしくないか?(ゴリラ獣人)」
「振り付けを変えるか、毛量の少ない人間寄りの獣人を増員させるしか無いんじゃないか?(象の獣人)」
本日3度目となる救出に、男性従業員達からも色々と提案が上がるが
「流石に本番3日前で振り付けを変えるのは無理よ。
それと人間寄りの獣人の増員だけど、私も最初は考えてたけど、この世界には獣寄り・人間寄りを半々にしておかないと喚き立てる層が一定数居て、後々厄介事になるの。
だから人間寄りの増員も出来ないの。(ビルゴリラーマ)」
「「「だよなぁー…」」」
以前舞台上で獣寄りの獣人の踊り子達によるダンスが披露されていた時に、とある一団から「人間寄りの獣人達は何処に居る!ショーに出さないのは差別してるからじゃないのか!?」と喚き散らかされた事があり、色々と抗議が来た事がある。
その時はショーの構成上獣寄りの獣人が必要だっただけで、差別とかでは勿論無い。
だがその一件で相当数の厄介者から声が上がった為、それ以降獣寄り・人間寄りが半々になる様に舞台構成をしていた。
1回のショーで相当数だったのて、式典と言う大きな舞台では観客数は飛んでも無い数になるだろう。
それ故に人間寄りの獣人を増員する案は取れないのであった。
パチパチ…
「ぬぉーっ、パチパチにゃぁあ!(ベレーザ)」
モサモサ…「静電気か…それなら…(ヴァモス)」
と、踊り子達に混じって参加していたベレーザのモサモサっとした体毛を手櫛で梳いてあげていたヴァモスが何やら思い付き
「あ、あの…ちょっと提案があるのですが…(ヴァモス)」
「「「「「「ん?」」」」」」
~再び滅びの森~
ドドンッ!ズズンッ!
ゾリンッ!ボゴァッ!ズドンッ!
ギギンッ!ギンギンッ!
『ふんっ!』バゴォァッ!
ゾリンッ!ドババババッ!
「アハハハッ!″はぁあ″あ″っ!″(アミスティア)」
ドガガガガガガガッ!
滅びの森からは斬撃音と破壊音、轟音に破砕音など、破壊に関するありとあらゆる音が爆音で響き渡っていた。
音の発生源は勿論ノアと母親のアミスティアで、現在お互いに森の中を高速で疾走しつつお互いに攻勢を仕掛けていた。
上記の内容は、ノアが近くの大木に強烈な掌底を打ち込み、根っ子ごと吹き飛ばした物を、アミスティアは細いロングソードの斬撃1発で両断した後木っ端微塵に斬り刻み、ノア顔負けの大爆声の<猿叫>を発動して木片を弾丸に見立ててノアに向かって発射した。
バチバチバチバチッ!
サッササッ!ババババッ!
シャキ!ジャキィンッ!
ガッ!バシッ!『″お″『ボッ!』
木片の弾丸を自前の反射神経と速力で避けたノアはアミスティアに肉薄する。
すかさず左右の剣で迎撃してきたが、ノアは両手それぞれで白羽取りし、意趣返しに<猿叫>を仕掛けようとしたが、アミスティアから顔面目掛けて前蹴りが飛んできた。
『っぶね!』バヒュッ!
「うふふっ!(アミスティア)」ガキッ!
『むぐぅっ!』
首を捻って前蹴りを回避したノアだが、アミスティアは膝を曲げてノアの首を挟み込んだ。
よくノアは足技を多用するが、それは母親であるアミスティアによる訓練の賜物である。
「あはははっ!(アミスティア)」ヒュボッ!
ガチィンッ!『ふごぉっ!』
ぐりんっ!ギガガッ!ザスッ!
強烈な力でノアを押さえ付けたアミスティアはノアの顔面目掛けて剣を突き立てる。
だがノアは歯で刃を受け止め、続けて振り下ろされた剣を、首を捻って操作し、受け止めた刃で逸らした。
逸らされた剣先は地面に突き刺さった。
ちなみにノアは、よく歯で噛んで剣を受け止める事があるが、これはアミスティアによる訓練の賜物である(?)。
「『一刀の太刀(イットウノタチ)』!(アミスティア)」
ドゴォッ!『ぅおっ!?』
突如ノアの背中に強い衝撃を受ける。
アミスティアが地面に突き刺さった剣を起点として【殲滅剣士】専用技の『一刀の太刀』を発動。
地中から巨大な刀身が出現し、ノアと共に空中に克ち上げられたのだ。
だがノアは力を制御して得た防御力と防具に加え、リヴァイアから貰ったコートを羽織っていた為ダメージは特に無く、ただ単にノアを空中に克ち上げる為だけに発した攻撃の様だ。
そしてアミスティアは
ヴォンッ!ヴォンッ!ヴォンッ!
「『断罪の剣(アポカリプス)』。(アミスティア)」
『ひぇ…』
克ち上げられたノアが見た光景は、魔力で形作られた巨大な剣を肩に担ぐアミスティアの姿であった。
「でぇええええいっ!(アミスティア)」
『おぉおおおおおぁっ!』
ガヂョッ!ゴガァアアアッ!!!
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