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獣人国編~国交式典・解放・擬似的大氾濫~
作戦開始は正午頃
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~新装ダンジョン『宝物庫』ざっくり概要~
・『第1部:見えざる脅威』『第2部:パチもんの攻撃』『第3部:姫(ラインハード)の復讐』の全3部構成。
・難易度選択式。『楽』『普通』『無謀』の3つ。
・難易度が高くなれば報酬は上がるが、『無謀』は割に合わないので、おまけ要素として考えた方が良い。
・難易度『無謀』のボスは″対とある人物″を想定している為、 相当の高難易度を誇るのだと言う。
との事。
~説明終了後~
ず~~~~ん…
「げ、元気出してハーちゃん…(ヴァンディット)」
『そうそう、ちゃんと全部説明出来たから良かったじゃないですか…』
「89回…89回も噛んだ…練習の時は36回だったのに…(ラインハード)」
『そんな事覚えてるのね…』
「ログに残るしね…(ラインハード)」
説明を終えて舞台を降り、天幕に入った瞬間三角座りをして縮こまってしまったラインハード。
噛みまくって、テンパった事を相当引き摺っている様だ。
「でもお陰で授業参観日に我が子の作文発表を見守る親御さんみたいな暖かい雰囲気で観衆達も見守ってくれたから良いんでない?(ヤン)」
(『あ、やっぱり皆そう思ってたんだ。』)
「そそ、可愛かったよ。(リン)」
「御馳走様です。(フェイ)」
「フォローになってなーい!(実年齢ウン百歳のラインハード)」
その後も皆で少し涙目のラインハードをフォローし続け、漸く落ち着きを取り戻した頃、ふとノアはある事に気付く。
『あれ?そう言えばラインハードさん、前まで頬が赤くなったり、噛んだり、テンパってたりしてましたっけ?』
念の為言っておくが、今現在ノアの目の前に居るラインハードは本体では無く、ダンジョン『時の迷宮』内に居るラインハード本人が義体を操作している物である。
こちらの呼び方では″機兵″、別の世界の言葉で言えば″ロボット″である。
義体表面に体組織がある訳でも無いので、″感情表現″等は有り得ないハズだ。
ぷにぷに…
「わ、ちょちょ…どうしたんですノア君顔をつついたりして…(ラインハード)」
『いや、肌触りも何か人間に近くなってるし…』
先程連れてきた時にも思ったが、肌の感触も何処と無く普通の女の子同様、自然な感じになっている。
「ふふふ、それはですね。
この前海洋種の方から頂いた『鱗銀』…″基板″を用いた事で処理が容易になって他の機能に回す事が出来たのですよ!(ラインハード)」
『肌の感じは?』
「毎日ヴァンちゃん(ヴァンディットの愛称)の柔肌を触りまくってる私とヴァンちゃんの共同開発で作られた複合ボディなのですよ。(ラインハード)」
『ほぇー。』
先程までのテンパり具合は何処へやら。
感情表現と肌の肉感の話になると流暢に、そして誇らしげに話し出すラインハードであった。
~旧ヒュマノ聖王国~
ヒュゥウウウ…
「…異世界召喚に…【魔王】ねぇ…
未だに話が飲み込めねぇわ…(バンデイラ)」
「まぁそうじゃろうな。(ツェド)」
「だが【召喚勇者】を喚び出しちまう国だ、信じる他無いわな。
良かったのかい?【召喚勇者】のミユキとやらに【魔王】の事話さなくて。(バンデイラ)」
旧ヒュマノ聖王国。
獣人国方面が見渡せる防壁の上で元国王ツェド・ガーランドと、元奴隷獣人達のリーダーであるバンデイラが共に座して話し込んでいた。
「えぇえぇ。
儂ですら手こずった相手じゃ、幾ら天敵とも言える【勇者】であってもどうしようも無い。
若過ぎるし経験も皆無。
故に″彼等″がここに集結しとるんじゃろ?(ツェド)」ピッ。
ツェドは徐に背後、家屋が立ち並んで居たが今や解体されて石材が取り払われ、土台ばかりとなった広場の方を指差す。
そこには″黒服の集団が集まっていた。
「僅か3日。
まだ回復しきっとらん者達ばかりだと言うのに移動して貰って済まんかったな。(ツェド)」
「何言ってんだ。
もう直ぐここは戦場になるかも知れないんだろ?おちおちと横になってられないからな(バンデイラ)」
「そりゃそうじゃな。(ツェド)」
現在、旧ヒュマノ聖王国には貴族連中、国民は既に更正施設や開拓地等、方々に送られ、元奴隷の獣人達やクリストフ率いるキノコパーティらはここを離れて海岸線の方へと退去している。
王城以外の解体作業は終わり、作業員も居らず、この国に残っているのはツェド、バンデイラ、少し離れた場所に居るナサケ、そして広場に居る″黒服の集団″である。
「で、バンデイラよ、何故ここに残っておる。
儂は言ったハズじゃぞ?″お主は元奴隷達と共に避難せよ″とな。(ツェド)」
バンデイラの隣で胡座をかいていたツェドが頬杖をしながら問い掛ける。
「行くんだろ?
あそこの″集団″と共に王城地下にあるという、10年前にツェドさんが封印した【魔王】の所に。
戦力としては心許ないと思うかもしれんが、連れていってくれ。(バンデイラ)」
「皆はどうするんじゃ?
下手すりゃ戻ってこれんかも知れんのだぞ?(ツェド)」
「アイツらの事はフォルテ(サブリーダー)に任せてある。
アンタの助けになり「ならん!」ちょ、何でさ!?(バンデイラ)」
真っ直ぐな目でそう言われたツェドだが、発言を遮る形で断りを入れた。
「儂ゃな、先代の国王から王権を奪い取った際に言われたんじゃ。
″王とは″つわもの″で無ければならん″とな。
″つわもの″とは″強者″であり″兵(つわもの)″でもある。
王として強権を振るうが、いざという時は先陣切って″兵″として皆の前に出るもんじゃ。
既に儂は王では無いが、現状責任を取るべき者が居らん故、元国王の立場でもって強権を発動し、一″兵″としてこの問題に対処する。
それに忘れたか?儂が国王だった際の方針『奴隷第一』を。
こんな重大な問題に家族を巻き込むのは荷が重すぎる。
お主らは安心して待っておれ、この手の問題は″強者″の役割じゃ。(ツェド)」
ジャリ…
そう言うとツェドは徐に立ち上がり広場の方へと歩を進める。
「それに【召喚勇者】のミユキにも言ったが、″儂は後30年位は生きるつもり″じゃ。
そう簡単には殺られんよ。(ツェド)」
「…確かにアンタが死ぬ姿が想像出来ない。
皆で肉焼いて待ってるから解決してさっさと帰ってきてくれ。(バンデイラ)」
「おぅ。(ツェド)」
ズダッ!ザッザッザッ…
「話は済んだの~?(バラス)」
「あぁ、待たせて済まんかったのぅ。(ツェド)」
「いえ、まだ時間はありましたから大丈夫ですよ。(アルキラー)」
「それで?そこに居る者達はお主らの仲間で良いんじゃよな?(ツェド)」
「ええ。(アルキラー)」
ツェドの目の前には
"眼球コレクター"のセゴ。
"サドフィリア"のフィリア。
吸血鬼"ドラキュリオス"。
"肉食系女子"のカナミ。
"腸漁り"のコノミ。
"皮膚コレクター"の皮膚ミン(本名ヒフミ)。
"ボーンコレクター"のプレ爺(あだ名がプレ◯ター)。
以前″偽″【魔王】殲滅戦に参加したバラス、アルキラーの仲間達が勢揃いしていた。
「いやはや、僅か3日で揃えるのに苦労しましたよ。(ナサケ)」
「尽力感謝しますよ、ナサケ。(アルキラー)」
「皆、1ヶ月振り~。(バラス)」フリフリ。
・『第1部:見えざる脅威』『第2部:パチもんの攻撃』『第3部:姫(ラインハード)の復讐』の全3部構成。
・難易度選択式。『楽』『普通』『無謀』の3つ。
・難易度が高くなれば報酬は上がるが、『無謀』は割に合わないので、おまけ要素として考えた方が良い。
・難易度『無謀』のボスは″対とある人物″を想定している為、 相当の高難易度を誇るのだと言う。
との事。
~説明終了後~
ず~~~~ん…
「げ、元気出してハーちゃん…(ヴァンディット)」
『そうそう、ちゃんと全部説明出来たから良かったじゃないですか…』
「89回…89回も噛んだ…練習の時は36回だったのに…(ラインハード)」
『そんな事覚えてるのね…』
「ログに残るしね…(ラインハード)」
説明を終えて舞台を降り、天幕に入った瞬間三角座りをして縮こまってしまったラインハード。
噛みまくって、テンパった事を相当引き摺っている様だ。
「でもお陰で授業参観日に我が子の作文発表を見守る親御さんみたいな暖かい雰囲気で観衆達も見守ってくれたから良いんでない?(ヤン)」
(『あ、やっぱり皆そう思ってたんだ。』)
「そそ、可愛かったよ。(リン)」
「御馳走様です。(フェイ)」
「フォローになってなーい!(実年齢ウン百歳のラインハード)」
その後も皆で少し涙目のラインハードをフォローし続け、漸く落ち着きを取り戻した頃、ふとノアはある事に気付く。
『あれ?そう言えばラインハードさん、前まで頬が赤くなったり、噛んだり、テンパってたりしてましたっけ?』
念の為言っておくが、今現在ノアの目の前に居るラインハードは本体では無く、ダンジョン『時の迷宮』内に居るラインハード本人が義体を操作している物である。
こちらの呼び方では″機兵″、別の世界の言葉で言えば″ロボット″である。
義体表面に体組織がある訳でも無いので、″感情表現″等は有り得ないハズだ。
ぷにぷに…
「わ、ちょちょ…どうしたんですノア君顔をつついたりして…(ラインハード)」
『いや、肌触りも何か人間に近くなってるし…』
先程連れてきた時にも思ったが、肌の感触も何処と無く普通の女の子同様、自然な感じになっている。
「ふふふ、それはですね。
この前海洋種の方から頂いた『鱗銀』…″基板″を用いた事で処理が容易になって他の機能に回す事が出来たのですよ!(ラインハード)」
『肌の感じは?』
「毎日ヴァンちゃん(ヴァンディットの愛称)の柔肌を触りまくってる私とヴァンちゃんの共同開発で作られた複合ボディなのですよ。(ラインハード)」
『ほぇー。』
先程までのテンパり具合は何処へやら。
感情表現と肌の肉感の話になると流暢に、そして誇らしげに話し出すラインハードであった。
~旧ヒュマノ聖王国~
ヒュゥウウウ…
「…異世界召喚に…【魔王】ねぇ…
未だに話が飲み込めねぇわ…(バンデイラ)」
「まぁそうじゃろうな。(ツェド)」
「だが【召喚勇者】を喚び出しちまう国だ、信じる他無いわな。
良かったのかい?【召喚勇者】のミユキとやらに【魔王】の事話さなくて。(バンデイラ)」
旧ヒュマノ聖王国。
獣人国方面が見渡せる防壁の上で元国王ツェド・ガーランドと、元奴隷獣人達のリーダーであるバンデイラが共に座して話し込んでいた。
「えぇえぇ。
儂ですら手こずった相手じゃ、幾ら天敵とも言える【勇者】であってもどうしようも無い。
若過ぎるし経験も皆無。
故に″彼等″がここに集結しとるんじゃろ?(ツェド)」ピッ。
ツェドは徐に背後、家屋が立ち並んで居たが今や解体されて石材が取り払われ、土台ばかりとなった広場の方を指差す。
そこには″黒服の集団が集まっていた。
「僅か3日。
まだ回復しきっとらん者達ばかりだと言うのに移動して貰って済まんかったな。(ツェド)」
「何言ってんだ。
もう直ぐここは戦場になるかも知れないんだろ?おちおちと横になってられないからな(バンデイラ)」
「そりゃそうじゃな。(ツェド)」
現在、旧ヒュマノ聖王国には貴族連中、国民は既に更正施設や開拓地等、方々に送られ、元奴隷の獣人達やクリストフ率いるキノコパーティらはここを離れて海岸線の方へと退去している。
王城以外の解体作業は終わり、作業員も居らず、この国に残っているのはツェド、バンデイラ、少し離れた場所に居るナサケ、そして広場に居る″黒服の集団″である。
「で、バンデイラよ、何故ここに残っておる。
儂は言ったハズじゃぞ?″お主は元奴隷達と共に避難せよ″とな。(ツェド)」
バンデイラの隣で胡座をかいていたツェドが頬杖をしながら問い掛ける。
「行くんだろ?
あそこの″集団″と共に王城地下にあるという、10年前にツェドさんが封印した【魔王】の所に。
戦力としては心許ないと思うかもしれんが、連れていってくれ。(バンデイラ)」
「皆はどうするんじゃ?
下手すりゃ戻ってこれんかも知れんのだぞ?(ツェド)」
「アイツらの事はフォルテ(サブリーダー)に任せてある。
アンタの助けになり「ならん!」ちょ、何でさ!?(バンデイラ)」
真っ直ぐな目でそう言われたツェドだが、発言を遮る形で断りを入れた。
「儂ゃな、先代の国王から王権を奪い取った際に言われたんじゃ。
″王とは″つわもの″で無ければならん″とな。
″つわもの″とは″強者″であり″兵(つわもの)″でもある。
王として強権を振るうが、いざという時は先陣切って″兵″として皆の前に出るもんじゃ。
既に儂は王では無いが、現状責任を取るべき者が居らん故、元国王の立場でもって強権を発動し、一″兵″としてこの問題に対処する。
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こんな重大な問題に家族を巻き込むのは荷が重すぎる。
お主らは安心して待っておれ、この手の問題は″強者″の役割じゃ。(ツェド)」
ジャリ…
そう言うとツェドは徐に立ち上がり広場の方へと歩を進める。
「それに【召喚勇者】のミユキにも言ったが、″儂は後30年位は生きるつもり″じゃ。
そう簡単には殺られんよ。(ツェド)」
「…確かにアンタが死ぬ姿が想像出来ない。
皆で肉焼いて待ってるから解決してさっさと帰ってきてくれ。(バンデイラ)」
「おぅ。(ツェド)」
ズダッ!ザッザッザッ…
「話は済んだの~?(バラス)」
「あぁ、待たせて済まんかったのぅ。(ツェド)」
「いえ、まだ時間はありましたから大丈夫ですよ。(アルキラー)」
「それで?そこに居る者達はお主らの仲間で良いんじゃよな?(ツェド)」
「ええ。(アルキラー)」
ツェドの目の前には
"眼球コレクター"のセゴ。
"サドフィリア"のフィリア。
吸血鬼"ドラキュリオス"。
"肉食系女子"のカナミ。
"腸漁り"のコノミ。
"皮膚コレクター"の皮膚ミン(本名ヒフミ)。
"ボーンコレクター"のプレ爺(あだ名がプレ◯ター)。
以前″偽″【魔王】殲滅戦に参加したバラス、アルキラーの仲間達が勢揃いしていた。
「いやはや、僅か3日で揃えるのに苦労しましたよ。(ナサケ)」
「尽力感謝しますよ、ナサケ。(アルキラー)」
「皆、1ヶ月振り~。(バラス)」フリフリ。
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