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獣人国編~国交式典・解放・擬似的大氾濫~
後に反省会
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~円形天空闘技場直上~
バッ!「…っ!(フォルク)」
ローグ・ラグナーらと共に試合を観戦していた子女のフォルクが、急に思い詰めた表情で獣人国の外へと視線を向ける。
「む、どうかしたかフォルク?(ローグ)」
「フォルク、もしかして何か【占い】の結果でも出たの?(フォルラン)」
「え?…あ、いや…そ、そんな所…かな…
で、でも気にしないで、3回に1回は外れるから…(フォルク)」
「凄い汗よ?何か変な【占い】でも出たの?(キュオラ)」
「う、うん…
何か、″森が消える光景″が急に見えて…
でもそんな事あり得ないから、気にしなくて良いと思う…(フォルク)」
【占い】の適正を持っているフォルクによる占い(殆ど【予言】レベル)は、30分後に起こる事の断片を視る事が出来るものだが、本人が言った様に3回に1回は何事も無く終わる事もある。
外れる【占い】の特徴としては
・規模が大き過ぎる事象
・あまりにも現実離れした事象
・時季のおかしいモノ
等である。
今回であれば、森…恐らく″滅びの森″の事だと思われるが、それが″消える″と言うので、″規模が大きく、現実離れした事象″である事から、外れであると思った様だ。
「ふむ…試合場に居る者達が外に飛び出せば実現するやも知れんが…
…まぁまず有り得んだろう。(ローグ)」
フォルクの【占い】に一抹の可能性を考えつつも、確かに普通に考えれば有り得ない事象である為、ローグもその可能性は無いと考えた様だ。
「…大丈夫ですかな?(リヴァイア)」
「ははは、娘はたまに【占い】で先の未来が見える様なのですよ。
今もその一端を視た様ですが、まぁお気に為さらず。(ローグ)」
「そうですか…(リヴァイア)」チラッ…
気にするな、とは言われたものの、一応獣人国の外へと視線を移す。
そこから見える光景は普段と変わらない滅びの森と、遠くに旧ヒュマノ聖王国が見える位であった。
『『『『『『『『『『『『ザァアアアアアアアア…』』』』』』』』』』』』
『『『『『『『『『『『『バヂバヂバヂバヂバヂッ!』』』』』』』』』』』』
バガァンッ!
「「「「「「「「「「「「「「「ワァアアアアアアアアッ!」」」」」」」」」」」」」」」
と、リヴァイアが周辺を観察する中、闘技場全体が真っ赤に染まる程の火の雨が降り注ぎ、クラウチングスタートの体勢を取っていたエルダークラーケンが空気を爆ぜさせる程の音を立てながら、ノアと龍神邪火の下へと突っ込んでいった。
『『『『『『『『『『『『バヂバヂバヂバヂバヂッ!』』』』』』』』』』』』
ガガンッ!ガガンッ!ガッ!
〔『ふははははははっ!
今までとは速度も腕力も段違いであると思った方が良いぞ【鬼神】!』〕
火の雨が降り注ぐ中、それをモノともしないエルダークラーケンが突っ込んで来る光景は、普通の人間であれば腰を抜かす光景であろう。
だが
「50メル位のモンスターならこの3ヶ月でイヤと言う程見慣れてるんでね、寧ろ平常運転て感じだよ…
『スゥ…』」
エルダークラーケンが迫ってくる中、落ち着いた表情のノアは火の雨が降り注ぎ続けるのもモノともせずに息を吸う。
すると火の雨によって熱せられた空気が肺の中へと入ってくる。
″著しい環境の変化を感知しました。
<窮地>の発動条件が揃いましたので、これを発動します。″
<窮地>…灼熱、極寒等の酷所に身を置かれた際、生存本能を高める為、任意で思考能力や体感時間を10%向上させるスキル。
環境が戻れば解除される。
〔『ぬんっ!』〕『『ゴゥッ!』』
(<躱し『『『ビョルルンッ!』』』何っ!?)
エルダークラーケンの間合いに入った瞬間巨岩の様な拳を振るってきた為、ノアは<躱身>を発動してカウンター気味に攻撃を繰り出そうとしてたが、拳が形状を変え、幾本モノ触手へと変貌。
まるでバラ鞭の様にしならせて薙ぎ払いを仕掛けてきた。
『『『ボボボッ!』』』
ザスッ!ドスッ!『ギャンッ!』『ギャリィンッ!』
「ぬぎぎっ!」
それに対してノアは荒鬼神ノ化身を闘技場に突き刺し、残りの剣でもって触手を受け流す。
〔『ぬはっはぁっ!対応してきたか!
ならばこれでどうかなっ!』〕
ドゴンッ!
『『『『『ビョルルンッ!』』』』』
『『『『ギュルルルッ!』』』』
「ちょ…!」
エルダークラーケンは闘技場に巨岩の様な拳を突き刺したかと思うと、自身の足を触手へと変化させた。
更に固定した腕でもって自身の巨体に捻りを加え、高速で回転し出した。
異世界の言葉で言う所の″ブレイクダンス″の様な体勢に移行したのであった。
『『『『『『『ゴォオオオオオオオオオオオオオオッ!』』』』』』』
ビュオンッ!ビュバババッ!ボボボッ!
触手先端の鉤爪の速度は音速を超え、常人からすれば殆ど見えていないだろう。
それに触手は伸縮性がある為、時折闘技場周囲に展開されているモニターに届きそうになる物もある。
そして良くない事は続き
『『『『ボボボボボッ…』』』』
『『『『『『ヒュゴォオオオオオオオオオオオオオオオオッ!』』』』』』
龍神邪火が降らせた火の雨が回転を続けるエルダークラーケンの下に集束していき、巨大な火災旋風へと変貌したのである。
〔ぬぅっ!私の炎を利用すると『はっ!』〕ボフッ!
『『ドゥンッ!』』
自身の炎が利用されたのが癪に触ったのか、龍神邪火は再び熱風混じりの衝撃波を火災旋風と化したエルダークラーケンへと放出した。
が
『『『『ボフッ!』』』』
〔ぬっ!?〕
「龍神邪火!これは囮だっ!」
火災旋風に衝撃波が到達すると、炎は呆気なく霧散し、中に居るハズのエルダークラーケンの姿は何処にも無かった。
〔何『『『『ズドドドドドッ!』』』』ぬぉっ!?〕
ボッ!ボフッ!
突如龍神邪火が火の雨『緋雨(ヒサメ)』を降らす為に用意した『赤爛雲』の中から10本以上の触手が高速で出現。
数本燃えながらも、直下に居た龍神邪火の体を幾本モノ触手が貫いた。
すると龍神邪火の体の炎が僅かに揺らいで見えた。
〔『やはりその体は実体を持たぬ魔力で形作られた幻影か!
本物の″龍″であればそもそもの″質″が違うからなぁっ!』〕
龍神邪火はノアが荒鬼神ノ化身に貯めた魔力を用いて召喚した存在では無く、魔力で形作った存在である事をエルダークラーケンは僅かな時間で看破していたのである。
〔…だから何だと言うのだ!この程『『『ギュルッ!』』』度では消滅する程の〔『エルプシオン・ヴォルカニカ』。〕〕
『『『『『『『『ズアッ!』』』』』』』』
龍神邪火の体を貫いた触手を再び集束させたエルダークラーケンは、上から3番目の威力を誇る『エルプシオン・ヴォルカニカ(火山噴火)』を打ち放った。
その威力はやはり凄まじく、龍神邪火の体を形作っていた魔力が形状を維持出来なくなり、爆散。
それだけに止まらず、余波が闘技場全体に及び、龍神邪火が出現させた『赤爛雲』や『緋雨』が風圧で全て掻き消えてしまった。
それはつまり龍神邪火の″消失″も意味していた。
ズンッ!
『『『ギュルッ!』』』『『ギュルルルッ!』』
〔待たせたなぁ【鬼神】殿!
僅かな時間とは言え、″龍″を冠する者と戦えた事を光栄に思うぞ。〕
龍神邪火を吹き飛ばしたエルダークラーケンは、触手を再び腕の形状へと戻しつつ闘技場に降り立った。
『『『『チキンッ…』』』』
それを受けてか、ノアは静かに荒鬼神ノ化身全てを腰に差し戻したのであった。
バッ!「…っ!(フォルク)」
ローグ・ラグナーらと共に試合を観戦していた子女のフォルクが、急に思い詰めた表情で獣人国の外へと視線を向ける。
「む、どうかしたかフォルク?(ローグ)」
「フォルク、もしかして何か【占い】の結果でも出たの?(フォルラン)」
「え?…あ、いや…そ、そんな所…かな…
で、でも気にしないで、3回に1回は外れるから…(フォルク)」
「凄い汗よ?何か変な【占い】でも出たの?(キュオラ)」
「う、うん…
何か、″森が消える光景″が急に見えて…
でもそんな事あり得ないから、気にしなくて良いと思う…(フォルク)」
【占い】の適正を持っているフォルクによる占い(殆ど【予言】レベル)は、30分後に起こる事の断片を視る事が出来るものだが、本人が言った様に3回に1回は何事も無く終わる事もある。
外れる【占い】の特徴としては
・規模が大き過ぎる事象
・あまりにも現実離れした事象
・時季のおかしいモノ
等である。
今回であれば、森…恐らく″滅びの森″の事だと思われるが、それが″消える″と言うので、″規模が大きく、現実離れした事象″である事から、外れであると思った様だ。
「ふむ…試合場に居る者達が外に飛び出せば実現するやも知れんが…
…まぁまず有り得んだろう。(ローグ)」
フォルクの【占い】に一抹の可能性を考えつつも、確かに普通に考えれば有り得ない事象である為、ローグもその可能性は無いと考えた様だ。
「…大丈夫ですかな?(リヴァイア)」
「ははは、娘はたまに【占い】で先の未来が見える様なのですよ。
今もその一端を視た様ですが、まぁお気に為さらず。(ローグ)」
「そうですか…(リヴァイア)」チラッ…
気にするな、とは言われたものの、一応獣人国の外へと視線を移す。
そこから見える光景は普段と変わらない滅びの森と、遠くに旧ヒュマノ聖王国が見える位であった。
『『『『『『『『『『『『ザァアアアアアアアア…』』』』』』』』』』』』
『『『『『『『『『『『『バヂバヂバヂバヂバヂッ!』』』』』』』』』』』』
バガァンッ!
「「「「「「「「「「「「「「「ワァアアアアアアアアッ!」」」」」」」」」」」」」」」
と、リヴァイアが周辺を観察する中、闘技場全体が真っ赤に染まる程の火の雨が降り注ぎ、クラウチングスタートの体勢を取っていたエルダークラーケンが空気を爆ぜさせる程の音を立てながら、ノアと龍神邪火の下へと突っ込んでいった。
『『『『『『『『『『『『バヂバヂバヂバヂバヂッ!』』』』』』』』』』』』
ガガンッ!ガガンッ!ガッ!
〔『ふははははははっ!
今までとは速度も腕力も段違いであると思った方が良いぞ【鬼神】!』〕
火の雨が降り注ぐ中、それをモノともしないエルダークラーケンが突っ込んで来る光景は、普通の人間であれば腰を抜かす光景であろう。
だが
「50メル位のモンスターならこの3ヶ月でイヤと言う程見慣れてるんでね、寧ろ平常運転て感じだよ…
『スゥ…』」
エルダークラーケンが迫ってくる中、落ち着いた表情のノアは火の雨が降り注ぎ続けるのもモノともせずに息を吸う。
すると火の雨によって熱せられた空気が肺の中へと入ってくる。
″著しい環境の変化を感知しました。
<窮地>の発動条件が揃いましたので、これを発動します。″
<窮地>…灼熱、極寒等の酷所に身を置かれた際、生存本能を高める為、任意で思考能力や体感時間を10%向上させるスキル。
環境が戻れば解除される。
〔『ぬんっ!』〕『『ゴゥッ!』』
(<躱し『『『ビョルルンッ!』』』何っ!?)
エルダークラーケンの間合いに入った瞬間巨岩の様な拳を振るってきた為、ノアは<躱身>を発動してカウンター気味に攻撃を繰り出そうとしてたが、拳が形状を変え、幾本モノ触手へと変貌。
まるでバラ鞭の様にしならせて薙ぎ払いを仕掛けてきた。
『『『ボボボッ!』』』
ザスッ!ドスッ!『ギャンッ!』『ギャリィンッ!』
「ぬぎぎっ!」
それに対してノアは荒鬼神ノ化身を闘技場に突き刺し、残りの剣でもって触手を受け流す。
〔『ぬはっはぁっ!対応してきたか!
ならばこれでどうかなっ!』〕
ドゴンッ!
『『『『『ビョルルンッ!』』』』』
『『『『ギュルルルッ!』』』』
「ちょ…!」
エルダークラーケンは闘技場に巨岩の様な拳を突き刺したかと思うと、自身の足を触手へと変化させた。
更に固定した腕でもって自身の巨体に捻りを加え、高速で回転し出した。
異世界の言葉で言う所の″ブレイクダンス″の様な体勢に移行したのであった。
『『『『『『『ゴォオオオオオオオオオオオオオオッ!』』』』』』』
ビュオンッ!ビュバババッ!ボボボッ!
触手先端の鉤爪の速度は音速を超え、常人からすれば殆ど見えていないだろう。
それに触手は伸縮性がある為、時折闘技場周囲に展開されているモニターに届きそうになる物もある。
そして良くない事は続き
『『『『ボボボボボッ…』』』』
『『『『『『ヒュゴォオオオオオオオオオオオオオオオオッ!』』』』』』
龍神邪火が降らせた火の雨が回転を続けるエルダークラーケンの下に集束していき、巨大な火災旋風へと変貌したのである。
〔ぬぅっ!私の炎を利用すると『はっ!』〕ボフッ!
『『ドゥンッ!』』
自身の炎が利用されたのが癪に触ったのか、龍神邪火は再び熱風混じりの衝撃波を火災旋風と化したエルダークラーケンへと放出した。
が
『『『『ボフッ!』』』』
〔ぬっ!?〕
「龍神邪火!これは囮だっ!」
火災旋風に衝撃波が到達すると、炎は呆気なく霧散し、中に居るハズのエルダークラーケンの姿は何処にも無かった。
〔何『『『『ズドドドドドッ!』』』』ぬぉっ!?〕
ボッ!ボフッ!
突如龍神邪火が火の雨『緋雨(ヒサメ)』を降らす為に用意した『赤爛雲』の中から10本以上の触手が高速で出現。
数本燃えながらも、直下に居た龍神邪火の体を幾本モノ触手が貫いた。
すると龍神邪火の体の炎が僅かに揺らいで見えた。
〔『やはりその体は実体を持たぬ魔力で形作られた幻影か!
本物の″龍″であればそもそもの″質″が違うからなぁっ!』〕
龍神邪火はノアが荒鬼神ノ化身に貯めた魔力を用いて召喚した存在では無く、魔力で形作った存在である事をエルダークラーケンは僅かな時間で看破していたのである。
〔…だから何だと言うのだ!この程『『『ギュルッ!』』』度では消滅する程の〔『エルプシオン・ヴォルカニカ』。〕〕
『『『『『『『『ズアッ!』』』』』』』』
龍神邪火の体を貫いた触手を再び集束させたエルダークラーケンは、上から3番目の威力を誇る『エルプシオン・ヴォルカニカ(火山噴火)』を打ち放った。
その威力はやはり凄まじく、龍神邪火の体を形作っていた魔力が形状を維持出来なくなり、爆散。
それだけに止まらず、余波が闘技場全体に及び、龍神邪火が出現させた『赤爛雲』や『緋雨』が風圧で全て掻き消えてしまった。
それはつまり龍神邪火の″消失″も意味していた。
ズンッ!
『『『ギュルッ!』』』『『ギュルルルッ!』』
〔待たせたなぁ【鬼神】殿!
僅かな時間とは言え、″龍″を冠する者と戦えた事を光栄に思うぞ。〕
龍神邪火を吹き飛ばしたエルダークラーケンは、触手を再び腕の形状へと戻しつつ闘技場に降り立った。
『『『『チキンッ…』』』』
それを受けてか、ノアは静かに荒鬼神ノ化身全てを腰に差し戻したのであった。
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