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獣人国編~国交式典・解放・擬似的大氾濫~
御前試合の途中ですが、話が動きます
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〔『ぜぃっ!』〕 『『『ビョルルンッ!』』』
ババシュッ!シュバッ!バシュッ!
エルダークラーケンが腕を触手に変化させ、迫る強化状態のノアに打ち放つ。
だがノアは荒鬼神ノ化身を短く放って連続で転移を繰り返し、全て回避した。
『『『ギュルルルッ!』』』『!』『『『ブワァアアッ!』』』
ガガガガガガガガガガガ『…ッ!』ガガガガガガガガガガガガガガッ!
触手を回避したノアに対し、再び腕の形状へと戻しつつ捻りを加えノアを絡め取ろうとし、再度分散させる事で高速のバラ鞭の様な触手が襲ってきた。
それをガードを固めて凌ぐノア。
ガギッ!ダダンッ!
触手の振り終わりに合わせ、鉤爪を掴んでエルダークラーケンの直ぐ近くにまで接近。
〔『ガァッ!』〕
『ッラ″ァ″ッ!!』
『『ドバァアッ!』』
近付かせまいと衝撃波混じりの咆哮を発したエルダークラーケンに対し、強化状態により声量に更に威力の乗った<猿叫>を放つと、一瞬空間が揺らいだ後に相殺された。
ゴォッ!
『『スラッ!』』 『『ギャリィンッ!』』
ギュンッ!
『『ギンッ!『ドゴォオッ!』 っ!!』
大体顔の高さに居るノアに対して回し蹴りを放つエルダークラーケン。
それを荒鬼神ノ化身2本で受け逸らすノア。
更に後ろ回し蹴りを繰り出した事で、ノアは再び距離を離されてしまった。
だが剣で防いでいた為、ダメージは皆無である。
″『おおおっ!
迫る【鬼神】!迎撃するエルダークラーケン!さっきとは真逆の攻防だぁっ!(ヤン)』″
″『一体この試合、どんな結末を迎えるのでしょうかっ!(フェイ)』″
繰り広げられる激しい攻防戦に、実況にも力が入る。
と
『『ピタッ!』』
″『…え?あれ?
2人共どうされました?急に止まって…
どうされたんでしょうかねぇ、リヴァイアさん…?あれ?リヴァイアさん?(リン)』″
激しい攻防戦を繰り広げていたノアとエルダークラーケンが突然ピタリと動きを止めた。
それに困惑した実況のリンがリヴァイアに解説を求めるも、リヴァイアも動きを止めて獣人国の外を眺めていた。
実はこれらの行動、獣人国の各所でも観測され、国王であるローグや、観衆の中に居る普通の一般市民、冒険者、貴族の一部でも同様の行動を取る者が居たと言う。
この時は何故そうした行動を取ったか本人達も不明であったが、その者達に共通していたのは、何か良からぬ事が起きる前兆を感じ取れるスキル<虫の知らせ>、若しくはそれに準ずるスキルを持つ者ばかりであった。
ザワザワ…
「「「「「「「「「「「「え?え?急にどうしたんだ…?」」」」」」」」」」」」
と、観衆がざわめく中、闘技場にリヴァイアが降り立ってきた。
ストッ。
「2人共、感じたかしら?(リヴァイア)」
『何かは分かりませんが、とても嫌な予感を感じました…』
〔『方向で言えば滅びの森の方ですな。
距離は大分離れておりますから今すぐの影響は無いでしょうが、何とも嫌な気配ですな。』〕
と、2人も何かを感じ取っている様子。
ノアは漠然と、エルダークラーケンは原因は分からずとも、大体の方向と規模の大きさは把握している様子。
「先ずは原因を探る事を考えましょう、取り敢えずひとっ飛びし『ガシッ』て…え?(リヴァイア)」
『…取り敢えず、この状況を締めてからにしないと大混乱に陥ると思いますよ…?』
「あ…(リヴァイア)」
※試合中です。
スタッ。
″『あ、あのー、リヴァイアさん?
どうしたんですか急に闘技場に降り「あ、頭いたーい、魔力の使いすぎで頭いたーい!(リヴァイア)」…えぇ…(ヤン)』″
″『ふ、2人が予想以上にドンパチやるモノだから信じられない位魔力消費しちゃって頭がががが…(リヴァイア)』″
″『…え?リヴァイアさん魔力切れ起こした事無いって『あー!うー!も、もう闘技場を維持するのすら難しくなってきたかも、(アワセテ)あーうー!(リヴァイア)』』″
″『え、えぇ…(ヤン)』″
明らかに棒演技のリヴァイアに小声で″アワセテ″と言われたネプトゥリオのヤンは、ノアとエルダークラーケンに目配せすると″頼む″とでも言いたげな視線を送られたので協力する事にした。
″『え、えー、どうやらリヴァイアさんの活動限界がもう間近な様で、闘技場を維持するだけの魔力を捻り出すのが難しい様です。(ヤン)』″
「そういえば、これを全部1人で賄ってたんだよなぁ…」
「まぁこれだけの規模だもんなぁ…」
「結構暴れたりしてたもんなぁ…」
「寧ろ今まで保ってたのが凄いよな…」
と、棒演技の割に比較的肯定的に受け取ってくれる者が大半であった。(否定的に受け取った者達の大半は賭け事に興じていた者ばかりである。)
″『えー、私の魔力切れと言う身勝手な理由で、勝者決定ならず、″引き分け″となってしまった事を誠に申し訳御座いませんでした。
ですが想像以上に健闘、並びに御前試合に参加して下さいました両代表に盛大な拍手をお願い致します。(リヴァイア)』″
「「「「「「「「「「「「ワァアアアアアアアアッ!」」」」」」」」」」」」
『『『『『『『『『『パチパチパチパチパチパチッ!』』』』』』』』』』
やや急ぎ足ではあったものの、御前試合閉会の儀を執り行うリヴァイア。
それでも観衆からは割れんばかりの歓声と拍手が送られてきていた。
〔『正直な所、あのまま戦っていたら危うかったかも知れん。
次に相見る時は本来の姿で勝敗を決するとしようぞ。』〕
『ハハハ、無理。』
「「「「「わはははははは!(観衆)」」」」」
表情を一切崩さず、晴れやかな笑顔でノアはエルダークラーケンにそう返答したと言う。
「【鬼神】殿、貴君の健闘には非常に胸が高鳴った。これからも新たな武勲を立ててくれる事に期待しておるぞ。(ローグ)」
『ありがとうございます。』
「(それとノア殿、試合後で申し訳無いが、確認出来る範囲で状況を見てきて欲しいのだ。
恐らく儂やリヴァイア殿はここを離れられん。
防壁の外に″影の者″を待機させておる故、何か分かったらその者達に伝えて欲しい。(ローグ))」
『(分かりました。)』
ローグから健闘を讃えられつつ、この場を離れられないローグやリヴァイアに代わり先程感じた″予感″の調査をお願いされるノア。
『ではエルダークラーケンさん、ここから退場する際、肩に乗せて貰っても良いですか?』
〔『ぬ?構わんぞ。』〕
闘技場の展開を解除する為、エルダークラーケンは1度ハケる必要がある。
その際に高高度から滅びの森方面を確認してみる様だ。
″『では闘技場を解除するので、御前試合代表者が1度退場致します。
再び盛大な拍手をお送り下さい。(リヴァイア)』″
『『『『『『『『『『パチパチパチパチパチパチッ!』』』』』』』』』』
ダァンッ!
観衆からの盛大な拍手に見送られながらエルダークラーケンonノアは空高く飛び上がっていった。
~獣人国直上高度約1000メル~
ゴォオオオオオオオオオオオオオオッ!
〔『そろそろ遠方にある滅びの森が見えるてくると思うがどうだ!?』〕
『ちょっと雲の切れ間で…あ、見えそう。
<万里眼>発動!』
薄らと雲が掛かり、白んで遠くが見え辛かったが、雲の切れ間に入ったので<千里眼>の上位スキル<万里眼>で遠くの滅びの森の方を見渡してみる。
すると
『…何だ…アレ…』
〔『何か見えたのか?』〕
『…森がドンドン消えていってる…?』
ノアの目には、南方にて青々と繁る滅びの森が次々に立ち枯れて行く光景が映っていた。
ババシュッ!シュバッ!バシュッ!
エルダークラーケンが腕を触手に変化させ、迫る強化状態のノアに打ち放つ。
だがノアは荒鬼神ノ化身を短く放って連続で転移を繰り返し、全て回避した。
『『『ギュルルルッ!』』』『!』『『『ブワァアアッ!』』』
ガガガガガガガガガガガ『…ッ!』ガガガガガガガガガガガガガガッ!
触手を回避したノアに対し、再び腕の形状へと戻しつつ捻りを加えノアを絡め取ろうとし、再度分散させる事で高速のバラ鞭の様な触手が襲ってきた。
それをガードを固めて凌ぐノア。
ガギッ!ダダンッ!
触手の振り終わりに合わせ、鉤爪を掴んでエルダークラーケンの直ぐ近くにまで接近。
〔『ガァッ!』〕
『ッラ″ァ″ッ!!』
『『ドバァアッ!』』
近付かせまいと衝撃波混じりの咆哮を発したエルダークラーケンに対し、強化状態により声量に更に威力の乗った<猿叫>を放つと、一瞬空間が揺らいだ後に相殺された。
ゴォッ!
『『スラッ!』』 『『ギャリィンッ!』』
ギュンッ!
『『ギンッ!『ドゴォオッ!』 っ!!』
大体顔の高さに居るノアに対して回し蹴りを放つエルダークラーケン。
それを荒鬼神ノ化身2本で受け逸らすノア。
更に後ろ回し蹴りを繰り出した事で、ノアは再び距離を離されてしまった。
だが剣で防いでいた為、ダメージは皆無である。
″『おおおっ!
迫る【鬼神】!迎撃するエルダークラーケン!さっきとは真逆の攻防だぁっ!(ヤン)』″
″『一体この試合、どんな結末を迎えるのでしょうかっ!(フェイ)』″
繰り広げられる激しい攻防戦に、実況にも力が入る。
と
『『ピタッ!』』
″『…え?あれ?
2人共どうされました?急に止まって…
どうされたんでしょうかねぇ、リヴァイアさん…?あれ?リヴァイアさん?(リン)』″
激しい攻防戦を繰り広げていたノアとエルダークラーケンが突然ピタリと動きを止めた。
それに困惑した実況のリンがリヴァイアに解説を求めるも、リヴァイアも動きを止めて獣人国の外を眺めていた。
実はこれらの行動、獣人国の各所でも観測され、国王であるローグや、観衆の中に居る普通の一般市民、冒険者、貴族の一部でも同様の行動を取る者が居たと言う。
この時は何故そうした行動を取ったか本人達も不明であったが、その者達に共通していたのは、何か良からぬ事が起きる前兆を感じ取れるスキル<虫の知らせ>、若しくはそれに準ずるスキルを持つ者ばかりであった。
ザワザワ…
「「「「「「「「「「「「え?え?急にどうしたんだ…?」」」」」」」」」」」」
と、観衆がざわめく中、闘技場にリヴァイアが降り立ってきた。
ストッ。
「2人共、感じたかしら?(リヴァイア)」
『何かは分かりませんが、とても嫌な予感を感じました…』
〔『方向で言えば滅びの森の方ですな。
距離は大分離れておりますから今すぐの影響は無いでしょうが、何とも嫌な気配ですな。』〕
と、2人も何かを感じ取っている様子。
ノアは漠然と、エルダークラーケンは原因は分からずとも、大体の方向と規模の大きさは把握している様子。
「先ずは原因を探る事を考えましょう、取り敢えずひとっ飛びし『ガシッ』て…え?(リヴァイア)」
『…取り敢えず、この状況を締めてからにしないと大混乱に陥ると思いますよ…?』
「あ…(リヴァイア)」
※試合中です。
スタッ。
″『あ、あのー、リヴァイアさん?
どうしたんですか急に闘技場に降り「あ、頭いたーい、魔力の使いすぎで頭いたーい!(リヴァイア)」…えぇ…(ヤン)』″
″『ふ、2人が予想以上にドンパチやるモノだから信じられない位魔力消費しちゃって頭がががが…(リヴァイア)』″
″『…え?リヴァイアさん魔力切れ起こした事無いって『あー!うー!も、もう闘技場を維持するのすら難しくなってきたかも、(アワセテ)あーうー!(リヴァイア)』』″
″『え、えぇ…(ヤン)』″
明らかに棒演技のリヴァイアに小声で″アワセテ″と言われたネプトゥリオのヤンは、ノアとエルダークラーケンに目配せすると″頼む″とでも言いたげな視線を送られたので協力する事にした。
″『え、えー、どうやらリヴァイアさんの活動限界がもう間近な様で、闘技場を維持するだけの魔力を捻り出すのが難しい様です。(ヤン)』″
「そういえば、これを全部1人で賄ってたんだよなぁ…」
「まぁこれだけの規模だもんなぁ…」
「結構暴れたりしてたもんなぁ…」
「寧ろ今まで保ってたのが凄いよな…」
と、棒演技の割に比較的肯定的に受け取ってくれる者が大半であった。(否定的に受け取った者達の大半は賭け事に興じていた者ばかりである。)
″『えー、私の魔力切れと言う身勝手な理由で、勝者決定ならず、″引き分け″となってしまった事を誠に申し訳御座いませんでした。
ですが想像以上に健闘、並びに御前試合に参加して下さいました両代表に盛大な拍手をお願い致します。(リヴァイア)』″
「「「「「「「「「「「「ワァアアアアアアアアッ!」」」」」」」」」」」」
『『『『『『『『『『パチパチパチパチパチパチッ!』』』』』』』』』』
やや急ぎ足ではあったものの、御前試合閉会の儀を執り行うリヴァイア。
それでも観衆からは割れんばかりの歓声と拍手が送られてきていた。
〔『正直な所、あのまま戦っていたら危うかったかも知れん。
次に相見る時は本来の姿で勝敗を決するとしようぞ。』〕
『ハハハ、無理。』
「「「「「わはははははは!(観衆)」」」」」
表情を一切崩さず、晴れやかな笑顔でノアはエルダークラーケンにそう返答したと言う。
「【鬼神】殿、貴君の健闘には非常に胸が高鳴った。これからも新たな武勲を立ててくれる事に期待しておるぞ。(ローグ)」
『ありがとうございます。』
「(それとノア殿、試合後で申し訳無いが、確認出来る範囲で状況を見てきて欲しいのだ。
恐らく儂やリヴァイア殿はここを離れられん。
防壁の外に″影の者″を待機させておる故、何か分かったらその者達に伝えて欲しい。(ローグ))」
『(分かりました。)』
ローグから健闘を讃えられつつ、この場を離れられないローグやリヴァイアに代わり先程感じた″予感″の調査をお願いされるノア。
『ではエルダークラーケンさん、ここから退場する際、肩に乗せて貰っても良いですか?』
〔『ぬ?構わんぞ。』〕
闘技場の展開を解除する為、エルダークラーケンは1度ハケる必要がある。
その際に高高度から滅びの森方面を確認してみる様だ。
″『では闘技場を解除するので、御前試合代表者が1度退場致します。
再び盛大な拍手をお送り下さい。(リヴァイア)』″
『『『『『『『『『『パチパチパチパチパチパチッ!』』』』』』』』』』
ダァンッ!
観衆からの盛大な拍手に見送られながらエルダークラーケンonノアは空高く飛び上がっていった。
~獣人国直上高度約1000メル~
ゴォオオオオオオオオオオオオオオッ!
〔『そろそろ遠方にある滅びの森が見えるてくると思うがどうだ!?』〕
『ちょっと雲の切れ間で…あ、見えそう。
<万里眼>発動!』
薄らと雲が掛かり、白んで遠くが見え辛かったが、雲の切れ間に入ったので<千里眼>の上位スキル<万里眼>で遠くの滅びの森の方を見渡してみる。
すると
『…何だ…アレ…』
〔『何か見えたのか?』〕
『…森がドンドン消えていってる…?』
ノアの目には、南方にて青々と繁る滅びの森が次々に立ち枯れて行く光景が映っていた。
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