779 / 1,124
獣人国編~国交式典・解放・擬似的大氾濫~
害虫駆除
しおりを挟む
シタタタタタタタッ!
「あばばばばばっ!(ヤン)」ガクガクガク…
ズザザザッ!
「水属性魔法を使える方をお連れ致しましたぞノア殿っ!
あぁっ!間に合わなかった!ノア殿の腕が酸によってまるでジェル状に…!(クリストフ)」
『待って待って、落ち着いてクリストフ…
ヤンさんがガクンガクンしてるから…』
つかえるキノコのクリストフがネプトゥリオのリーダーヤンを肩車した状態で突っ走ってきた。
到着早々左半身をニャーゴに包まれたノアを見たクリストフは、ヤンを肩車したまま項垂れたり悔やんだりした為、ヤンがまるで人形の様にガクガクと振られていた。
「うぇえ…酷いアトラクション乗ったみたいだわ…
そ、それよりもノア君左側どうなってるの…?
何かスライム状のモノに包まれてるみたいだけど…(ヤン)」
『ほら、この間ダンジョンで出会って飼う事になったニャーゴだよ。
ほらニャーゴ、挨拶して。』
ぶにょん。んにゃご。
「あ、あの時の?(ヤン)」
ノアの肩の辺りが盛り上がり、ニャーゴが元の姿に戻ってヤンに対して一鳴きした。
元の姿に戻ったという事はノアが被った酸は完全に除去された様だ。
(『酸が除去されちまえばこっちのモンだ、損傷部位を制御下に置いて回復が行える。
だが流石に炭化したり変色する程損傷しちまった組織は追々切除しなきゃならんから、それは無事街に戻ってからだな。』)
(『うん、分かった。
一先ず酸が抜けただけで十分だよ。』)
露になった腕、特に肘から先は皮膚が剥がれ落ちてしまった為にとても痛々しい。
鎖骨の辺りは一部炭化していたり、痣の様に変色しているので、防具で見えていない箇所にはもっと酷い状態のモノもあるだろう。
力の制御下にあり、回復力も上昇しているとは言え、傷を治すのと失った皮膚を元の状態まで再生させるのとでは、掛かる時間とエネルギーが大きく異なると言う。
一先ず皮膚が剥がれ落ちてしまった腕にオーラを集めて保護し、その上で制御下に置いて継続回復させる事に努めた。
ギュッ、ギュギュッ!
『…よし…拳を握るとジクジクと痛むけど取り敢えず何とかなるな…』
「ひぃぃぃ…実況しないで、聞いてるこっちがゾワゾワしてくるからぁ…(ヤン)」
「宜しいのですかノア様…?
治療に専念すべきでは…(ヴァンディット)」
『それは追々。先ずは″害虫駆除″をしてからだ。
一先ずグリード。』
《は、はい、何で御座いましょう。》
『僕にプラズマレーザー撃って貰えるかな?』
~地面に空いた大穴周辺~
ドボォッ!
「うぬらぁっ!(ロイ)」ゴギンッ!
ギシャァアアアアッ!
〔ッス。〕ゴギィンッ!
ゲェァアッ!『『ブシャァッ!』』
〔まー。『バシャァアッ!』〕
先程グリードが放ったプラズマレーザーで仲間のが蹴散らされた事で、一時的に退いていたアースイーターだが、音沙汰が無くなった事で再び前進し、地面に空いた大穴から外に出ようとしていた。
ゴーレムやキノコ小隊らが奮戦して防いでいたのも束の間、大穴の周辺から次々に湧き始めていた。
そこで地中から顔を出したアースイーターに対して攻撃を仕掛けて退かせている。
その光景はさながら″もぐらたたき″であった。
「エエイ、キリガナイ!
ケッテイダガナイノハハガユイモノダナ!(エルグランド)」
ゴギィンッ!
「坊の容体が安定したら時機に坊の契約獣が戻って来るじゃろう!それまでの辛抱じゃ!(ルド)」
ガガンッ!ゴガガガガガガッ!
「…戻ってきますよね…?(ラインハード)」
「ったり前じゃ!
あンの坊は死神にトコトン嫌われておる!
そう易々とはおっちんだりせんて!(ロイ)」
酸を被っていたノアの様子を間近で見ていたラインハードは少し不安げに問い掛けるも、ドワーフ達は1ミリたりとも心配していない様子である。
「どーせいつも通り上手い事いって、今頃反撃の準備でも『『『ドドゴォオオッ!!』』』うわっとぃ!?(ロイ)」
「きゃぁっ!?な、何事です!?(ラインハード)」
「ゾウエンガキタカ!?(エルグランド)」
ロイが話していると、後方で爆炎が上がった。
新手、もしくはモンスターの増援によるものと思われたが、ロイだけはニヤリと口角を上げ、一言だけ呟いた。
「ほらな。(ロイ)」
ドボォッ!ゲェァ『ドスッ!』アッ!?
バシュンッ!
『ッラァアッ!』ズゴンッ!
『ビキッ…』ゲェァッ…
地面から新たに飛び出してきたアースイーターの頭部に、高速で飛来してきた荒鬼神ノ化身が突き立つ。
即座に転移してきたノアは、叩っ斬るでも無く強烈な拳を叩き込んだ。
頑強な甲殻にヒビが入る程の一撃が叩き込まれ、アースイーターは力無く飛び出してきた穴からノアと共に地下へと落下していった。
『『ギュァアッ!』』
『『『ギャガガッ!』』』
『『『ギギギギッ!』』』
『『ギャァアッ!』』
「ノアドノヲオッテイクゾ!(エルグランド)」
「ちょ、おい坊!何ぞ策はあるんじゃろうなぁっ!?
無策なら先の二の舞じゃどっ!(ロイ)」
この間僅か十数秒の出来事であった。
ロイの忠告が届いたのかは定かではなかったが、直ぐにノアの″策″は目に見える形で現れた。
シュボォアッ!
「お!?(ロイ)」
『『ゴォッ!』』『『ボッ!』』『ボォッ!』
「ンオッ!?(エルグランド)」
「何…熱″っ!?
退け!一先ずここから退くんじゃ!(ルド)」
『『『コォオオオオオ…』』』
地面に空いた大穴、ノアがアースイーターと共に落下していった穴、その他地中へと繋がる穴と言う穴から突如肌を焼く程の熱風が噴き出した。
更に大穴からは煌々と光が漏れ出した事で、地下でノアが何をやったのかは直ぐに分かった。
『『『『『『『ドゥンッ!』』』』』』』
「ヌゥッ!?(エルグランド)」
「地面が波打ちましたよ!?(ラインハード)」
「振り返るな!退け!退くんじゃ!(ロイ)」
地下で何か放たれた様で、瞬間的に地面が波打ち、各所で地割れが発生。
『『ボフゥウッ!』』
『ドゴォッ!』
『『ボッ!ボフッ!』』
『『ボゴボゴボゴッ!』』
『ボゴンッ!』『ドゴンッ!』『『ボゴゴ…』』
「後ろで不穏な音と熱波が迫ってますよぉっ!(ラインハード)」
「分ぁっとる!(ロイ)」
「…オ、オオ、ドウヤラナンヲノガレタヨウダゾ…(エルグランド)」
地面や地割れから炎が噴き出し、3人の後方で次々に崩落が発生。
漸く崩落が収まってきた所で後方を見てみると、地下空間全てが崩落した様で、大量の土石と、燃え盛り赤々と熱せられた岩石が転がる直径300メルを越える巨大な大穴が形成されていた。
その光景はまるで隕石が落下したクレーターの様で、土石に潰された個体や、火だるまとなって半死半生のアースイーターで地獄絵図と化していた。
その中心には煌々と光輝く召喚獣『龍神邪火』と、【鬼鎧殻】を身に纏ったノアが佇んでいた。
「あばばばばばっ!(ヤン)」ガクガクガク…
ズザザザッ!
「水属性魔法を使える方をお連れ致しましたぞノア殿っ!
あぁっ!間に合わなかった!ノア殿の腕が酸によってまるでジェル状に…!(クリストフ)」
『待って待って、落ち着いてクリストフ…
ヤンさんがガクンガクンしてるから…』
つかえるキノコのクリストフがネプトゥリオのリーダーヤンを肩車した状態で突っ走ってきた。
到着早々左半身をニャーゴに包まれたノアを見たクリストフは、ヤンを肩車したまま項垂れたり悔やんだりした為、ヤンがまるで人形の様にガクガクと振られていた。
「うぇえ…酷いアトラクション乗ったみたいだわ…
そ、それよりもノア君左側どうなってるの…?
何かスライム状のモノに包まれてるみたいだけど…(ヤン)」
『ほら、この間ダンジョンで出会って飼う事になったニャーゴだよ。
ほらニャーゴ、挨拶して。』
ぶにょん。んにゃご。
「あ、あの時の?(ヤン)」
ノアの肩の辺りが盛り上がり、ニャーゴが元の姿に戻ってヤンに対して一鳴きした。
元の姿に戻ったという事はノアが被った酸は完全に除去された様だ。
(『酸が除去されちまえばこっちのモンだ、損傷部位を制御下に置いて回復が行える。
だが流石に炭化したり変色する程損傷しちまった組織は追々切除しなきゃならんから、それは無事街に戻ってからだな。』)
(『うん、分かった。
一先ず酸が抜けただけで十分だよ。』)
露になった腕、特に肘から先は皮膚が剥がれ落ちてしまった為にとても痛々しい。
鎖骨の辺りは一部炭化していたり、痣の様に変色しているので、防具で見えていない箇所にはもっと酷い状態のモノもあるだろう。
力の制御下にあり、回復力も上昇しているとは言え、傷を治すのと失った皮膚を元の状態まで再生させるのとでは、掛かる時間とエネルギーが大きく異なると言う。
一先ず皮膚が剥がれ落ちてしまった腕にオーラを集めて保護し、その上で制御下に置いて継続回復させる事に努めた。
ギュッ、ギュギュッ!
『…よし…拳を握るとジクジクと痛むけど取り敢えず何とかなるな…』
「ひぃぃぃ…実況しないで、聞いてるこっちがゾワゾワしてくるからぁ…(ヤン)」
「宜しいのですかノア様…?
治療に専念すべきでは…(ヴァンディット)」
『それは追々。先ずは″害虫駆除″をしてからだ。
一先ずグリード。』
《は、はい、何で御座いましょう。》
『僕にプラズマレーザー撃って貰えるかな?』
~地面に空いた大穴周辺~
ドボォッ!
「うぬらぁっ!(ロイ)」ゴギンッ!
ギシャァアアアアッ!
〔ッス。〕ゴギィンッ!
ゲェァアッ!『『ブシャァッ!』』
〔まー。『バシャァアッ!』〕
先程グリードが放ったプラズマレーザーで仲間のが蹴散らされた事で、一時的に退いていたアースイーターだが、音沙汰が無くなった事で再び前進し、地面に空いた大穴から外に出ようとしていた。
ゴーレムやキノコ小隊らが奮戦して防いでいたのも束の間、大穴の周辺から次々に湧き始めていた。
そこで地中から顔を出したアースイーターに対して攻撃を仕掛けて退かせている。
その光景はさながら″もぐらたたき″であった。
「エエイ、キリガナイ!
ケッテイダガナイノハハガユイモノダナ!(エルグランド)」
ゴギィンッ!
「坊の容体が安定したら時機に坊の契約獣が戻って来るじゃろう!それまでの辛抱じゃ!(ルド)」
ガガンッ!ゴガガガガガガッ!
「…戻ってきますよね…?(ラインハード)」
「ったり前じゃ!
あンの坊は死神にトコトン嫌われておる!
そう易々とはおっちんだりせんて!(ロイ)」
酸を被っていたノアの様子を間近で見ていたラインハードは少し不安げに問い掛けるも、ドワーフ達は1ミリたりとも心配していない様子である。
「どーせいつも通り上手い事いって、今頃反撃の準備でも『『『ドドゴォオオッ!!』』』うわっとぃ!?(ロイ)」
「きゃぁっ!?な、何事です!?(ラインハード)」
「ゾウエンガキタカ!?(エルグランド)」
ロイが話していると、後方で爆炎が上がった。
新手、もしくはモンスターの増援によるものと思われたが、ロイだけはニヤリと口角を上げ、一言だけ呟いた。
「ほらな。(ロイ)」
ドボォッ!ゲェァ『ドスッ!』アッ!?
バシュンッ!
『ッラァアッ!』ズゴンッ!
『ビキッ…』ゲェァッ…
地面から新たに飛び出してきたアースイーターの頭部に、高速で飛来してきた荒鬼神ノ化身が突き立つ。
即座に転移してきたノアは、叩っ斬るでも無く強烈な拳を叩き込んだ。
頑強な甲殻にヒビが入る程の一撃が叩き込まれ、アースイーターは力無く飛び出してきた穴からノアと共に地下へと落下していった。
『『ギュァアッ!』』
『『『ギャガガッ!』』』
『『『ギギギギッ!』』』
『『ギャァアッ!』』
「ノアドノヲオッテイクゾ!(エルグランド)」
「ちょ、おい坊!何ぞ策はあるんじゃろうなぁっ!?
無策なら先の二の舞じゃどっ!(ロイ)」
この間僅か十数秒の出来事であった。
ロイの忠告が届いたのかは定かではなかったが、直ぐにノアの″策″は目に見える形で現れた。
シュボォアッ!
「お!?(ロイ)」
『『ゴォッ!』』『『ボッ!』』『ボォッ!』
「ンオッ!?(エルグランド)」
「何…熱″っ!?
退け!一先ずここから退くんじゃ!(ルド)」
『『『コォオオオオオ…』』』
地面に空いた大穴、ノアがアースイーターと共に落下していった穴、その他地中へと繋がる穴と言う穴から突如肌を焼く程の熱風が噴き出した。
更に大穴からは煌々と光が漏れ出した事で、地下でノアが何をやったのかは直ぐに分かった。
『『『『『『『ドゥンッ!』』』』』』』
「ヌゥッ!?(エルグランド)」
「地面が波打ちましたよ!?(ラインハード)」
「振り返るな!退け!退くんじゃ!(ロイ)」
地下で何か放たれた様で、瞬間的に地面が波打ち、各所で地割れが発生。
『『ボフゥウッ!』』
『ドゴォッ!』
『『ボッ!ボフッ!』』
『『ボゴボゴボゴッ!』』
『ボゴンッ!』『ドゴンッ!』『『ボゴゴ…』』
「後ろで不穏な音と熱波が迫ってますよぉっ!(ラインハード)」
「分ぁっとる!(ロイ)」
「…オ、オオ、ドウヤラナンヲノガレタヨウダゾ…(エルグランド)」
地面や地割れから炎が噴き出し、3人の後方で次々に崩落が発生。
漸く崩落が収まってきた所で後方を見てみると、地下空間全てが崩落した様で、大量の土石と、燃え盛り赤々と熱せられた岩石が転がる直径300メルを越える巨大な大穴が形成されていた。
その光景はまるで隕石が落下したクレーターの様で、土石に潰された個体や、火だるまとなって半死半生のアースイーターで地獄絵図と化していた。
その中心には煌々と光輝く召喚獣『龍神邪火』と、【鬼鎧殻】を身に纏ったノアが佇んでいた。
42
あなたにおすすめの小説
おっさん武闘家、幼女の教え子達と十年後に再会、実はそれぞれ炎・氷・雷の精霊の王女だった彼女達に言い寄られつつ世界を救い英雄になってしまう
お餅ミトコンドリア
ファンタジー
パーチ、三十五歳。五歳の時から三十年間修行してきた武闘家。
だが、全くの無名。
彼は、とある村で武闘家の道場を経営しており、〝拳を使った戦い方〟を弟子たちに教えている。
若い時には「冒険者になって、有名になるんだ!」などと大きな夢を持っていたものだが、自分の道場に来る若者たちが全員〝天才〟で、自分との才能の差を感じて、もう諦めてしまった。
弟子たちとの、のんびりとした穏やかな日々。
独身の彼は、そんな彼ら彼女らのことを〝家族〟のように感じており、「こんな毎日も悪くない」と思っていた。
が、ある日。
「お久しぶりです、師匠!」
絶世の美少女が家を訪れた。
彼女は、十年前に、他の二人の幼い少女と一緒に山の中で獣(とパーチは思い込んでいるが、実はモンスター)に襲われていたところをパーチが助けて、その場で数時間ほど稽古をつけて、自分たちだけで戦える力をつけさせた、という女の子だった。
「私は今、アイスブラット王国の〝守護精霊〟をやっていまして」
精霊を自称する彼女は、「ちょ、ちょっと待ってくれ」と混乱するパーチに構わず、ニッコリ笑いながら畳み掛ける。
「そこで師匠には、私たちと一緒に〝魔王〟を倒して欲しいんです!」
これは、〝弟子たちがあっと言う間に強くなるのは、師匠である自分の特殊な力ゆえ〟であることに気付かず、〝実は最強の実力を持っている〟ことにも全く気付いていない男が、〝実は精霊だった美少女たち〟と再会し、言い寄られ、弟子たちに愛され、弟子以外の者たちからも尊敬され、世界を救って英雄になってしまう物語。
(※第18回ファンタジー小説大賞に参加しています。
もし宜しければ【お気に入り登録】で応援して頂けましたら嬉しいです!
何卒宜しくお願いいたします!)
ボンクラ王子の側近を任されました
里見知美
ファンタジー
「任されてくれるな?」
王宮にある宰相の執務室で、俺は頭を下げたまま脂汗を流していた。
人の良い弟である現国王を煽てあげ国の頂点へと導き出し、王国騎士団も魔術師団も視線一つで操ると噂の恐ろしい影の実力者。
そんな人に呼び出され開口一番、シンファエル殿下の側近になれと言われた。
義妹が婚約破棄を叩きつけた相手である。
王子16歳、俺26歳。側近てのは、年の近い家格のしっかりしたヤツがなるんじゃねえの?
元公爵令嬢は年下騎士たちに「用済みのおばさん」と捨てられる 〜今更戻ってこいと泣きつかれても献身的な美少年に溺愛されているのでもう遅いです〜
日々埋没。
ファンタジー
「新しい従者を雇うことにした。おばさんはもう用済みだ。今すぐ消えてくれ」
かつて婚約破棄され、実家を追放された元公爵令嬢のレアーヌ。
その身分を隠し、年下の冒険者たちの身の回りを世話する『メイド』として献身的に尽くしてきた彼女に突きつけられたのは、あまりに非情な追放宣告だった。
レアーヌがこれまで教育し、支えてきた若い男たちは、新しく現れた他人の物を欲しがり子悪魔メイドに骨抜きにされ、彼女を「加齢臭のする汚いおばさん」と蔑み、笑いながら追い出したのだ。
地位も、居場所も、信じていた絆も……すべてを失い、絶望する彼女の前に現れたのは、一人の美少年だった。
「僕とパーティーを組んでくれませんか? 貴方が必要なんです」
新米ながら将来の可能性を感じさせる彼は、レアーヌを「おばさん」ではなく「一人の女性」として、甘く狂おしく溺愛し始める。
一方でレアーヌという『真の支柱』を失った元パーティーは、自分たちがどれほど愚かな選択をしたかを知る由もなかった。
やがて彼らが地獄の淵で「戻ってきてくれ」と泣きついてきても、もう遅い。
レアーヌの隣には、彼女を離さないと誓った執着愛の化身が微笑んでいるのだから。
無能と追放された俺、死にかけて覚醒した古代秘術を極めて最強になる
仲山悠仁
ファンタジー
魔力がすべての世界で、“無能”と烙印を押された少年アレックスは、
成人儀式の日に家族と村から追放されてしまう。
守る者も帰る場所もなく、魔物が徘徊する森へ一人放り出された彼は、
そこで――同じように孤独を抱えた少女と出会う。
フレア。
彼女もまた、居場所を失い、ひとりで生きてきた者だった。
二人の出会いは偶然か、それとも運命か。
無能と呼ばれた少年が秘めていた“本当の力”、
そして世界を蝕む“黒い霧”の謎が、静かに動き始める。
孤独だった二人が、共に歩き出す始まりの物語。
幸福の魔法使い〜ただの転生者が史上最高の魔法使いになるまで〜
霊鬼
ファンタジー
生まれつき魔力が見えるという特異体質を持つ現代日本の会社員、草薙真はある日死んでしまう。しかし何故か目を覚ませば自分が幼い子供に戻っていて……?
生まれ直した彼の目的は、ずっと憧れていた魔法を極めること。様々な地へ訪れ、様々な人と会い、平凡な彼はやがて英雄へと成り上がっていく。
これは、ただの転生者が、やがて史上最高の魔法使いになるまでの物語である。
(小説家になろう様、カクヨム様にも掲載をしています。)
『山』から降りてきた男に、現代ダンジョンは温すぎる
暁刀魚
ファンタジー
社会勉強のため、幼い頃から暮らしていた山を降りて現代で生活を始めた男、草埜コウジ。
なんと現代ではダンジョンと呼ばれる場所が当たり前に存在し、多くの人々がそのダンジョンに潜っていた。
食い扶持を稼ぐため、山で鍛えた体を鈍らせないため、ダンジョンに潜ることを決意するコウジ。
そんな彼に、受付のお姉さんは言う。「この加護薬を飲めばダンジョンの中で死にかけても、脱出できるんですよ」
コウジは返す。「命の危険がない戦場は温すぎるから、その薬は飲まない」。
かくして、本来なら飲むはずだった加護薬を飲まずに探索者となったコウジ。
もとよりそんなもの必要ない実力でダンジョンを蹂躙する中、その高すぎる実力でバズりつつ、ダンジョンで起きていた問題に直面していく。
なお、加護薬を飲まずに直接モンスターを倒すと、加護薬を呑んでモンスターを倒すよりパワーアップできることが途中で判明した。
カクヨム様にも投稿しています。
妹が聖女の再来と呼ばれているようです
田尾風香
ファンタジー
ダンジョンのある辺境の地で回復術士として働いていたけど、父に呼び戻されてモンテリーノ学校に入学した。そこには、私の婚約者であるファルター殿下と、腹違いの妹であるピーアがいたんだけど。
「マレン・メクレンブルク! 貴様とは婚約破棄する!」
どうやらファルター殿下は、"低能"と呼ばれている私じゃなく、"聖女の再来"とまで呼ばれるくらいに成績の良い妹と婚約したいらしい。
それは別に構わない。国王陛下の裁定で無事に婚約破棄が成った直後、私に婚約を申し込んできたのは、辺境の地で一緒だったハインリヒ様だった。
戸惑う日々を送る私を余所に、事件が起こる。――学校に、ダンジョンが出現したのだった。
更新は不定期です。
地味スキル「ためて・放つ」が最強すぎた!~出来損ないはいらん!と追い出したくせに英雄に駆け上がってから戻れと言われても手遅れです~
かくろう
ファンタジー
【ためて・放つ】という地味スキルを一生に一度の儀式で授かってしまった主人公セージ。
そのせいで家から追放され、挙げ句に異母弟から殺されかけてしまう。
しかしあらゆるものを【ためる】でパワフルにできるこのスキルは、最高ランクの冒険者すらかすんでしまうほどのぶっ壊れ能力だった!
命からがら魔物の強襲から脱したセージは、この力を駆使して成り上がっていく事を決意する。
そして命の危機に瀕していた少女リンカニアと出会い、絆を深めていくうちに自分のスキルを共有できる事に気が付いた。
――これは、世界で類を見ない最強に成り上がっていく主人公と、彼の元へ集まってくる仲間達との物語である。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる