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獣人国編~事後処理・決意・旅立ち~
疑問
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~5日前・ドワーフ国『フェレイロ』から4キロメル離れた海上、『南獄大陸』まで1キロメル地点~
バサァッ!バサァッ!
[ギェエエエエエエエエッ!!]
「【魔王】様!侵食速度が早すぎます!
脳を乗っ取られるのも時間の問題です!(アリス)」
【南獄大陸まで持たせれば良い。
…が、間に合いそうにないか…ならば…】ボッ!
ドヂュッ![ギガガガガガッ!]
海上を【魔王】アクロスを乗せて高速で飛行するエボル・バトフライの巨大な体は、大半を黒くうねうねと蠢く何かに侵食されていた。
そのうねうねと蠢く物体をエボル・バトフライから引き剥がすと、途端に半液状化してエボル・バトフライの体に垂れる。
するとそこから更にうねうねと動き回って侵食範囲を拡大させるだけであった。
『『ブゥンッ!』』
ブォンッ!チャキッ…
【SPV-B(超出力振動ブレード)とMP-G(魔力貫通銃)…
まぁこれだけあれば大丈夫だろう。】
【魔王】アクロスは軽くSPV-B(超出力振動ブレード)を振って具合を確かめ、MP-G(魔力貫通銃)の弾数を確認した。
『ブ『ブゥンッ!』』ゾッ!ゾリッ!
『ブォ『ブォンッ!』』ズッ!ズババッ!
アクロスは高速でSPV-B(超出力振動ブレード)を振り、うねうねに侵食された箇所を次々に切除し、海上へと放棄していく。
【…そろそろ出て来『『ボコボコ…』』お?良いタイミングだな。】
切除を続けていると、エボル・バトフライの体の一部が徐々に盛り上がっていく。
するとその下から
『『ボゴォアッ!』』
ギュゲェエエエエエエエエアアアアアアアッ!
【いつの間にこんなモンに寄生されてたんだか…
あのキノコ、飛び立つ前に何かやりやがったな…?】
まるで数千匹の黒いミミズで形成されたかの様な生物が咆哮を上げながら出現。
侵食を邪魔するアクロスへと襲い掛かった。
ギュォオオ『ガ『ガンッ!』ガガンッ!』ッ!
ブシュッ!『ガガ『ガンッ!』ガンッ!』
迫るうねうねの頭部?や触手の末端等自重の掛かる場所を的確にMP-G(魔力貫通銃)で撃ち、バランスを崩す。
そこにSPV-B(超出力振動ブレード)を打ち込んでいって両断。
その後、斬り落として宙を舞ううねうねにMP-G(魔力貫通銃)を撃ち込み、次々に海に落としていく。
ピーッ!
″残弾無し、魔力装填に1秒『『ヒュババッ!』』完了です。″
ガガンッ!ガンッ!
MP-G(魔力貫通銃)の魔力弾が無くなればその間SPV-B(超出力振動ブレード)で対応、装填完了と同時に再びうねうねの排除に掛かる。
オゲ『ガガゴガガッ!ドパッ!』アァァ…
【本体の排除は完了。南獄大陸までは持つだろう。】
体積を大きく減らしたうねうね(倒虫火葬)がアクロスに襲い掛かるも、MP-G(魔力貫通銃)の連射とSPV-B(超出力振動ブレード)の一閃を受け、殆ど何も出来ないまま海上に叩き落とされたのだった。
その後エボル・バトフライは、【魔王】アクロスを乗せたまま南獄大陸付近まで飛行。
直後に侵食が開始され墜落。
この時の光景はドワーフ国から観測され、王都の方に報告された。
【魔王】の手駒であったエボル・バトフライを潰した事は大きな戦果と言えるだろうが、後にこの『倒虫火葬』に侵食されたエボル・バトフライが【魔王】軍にとって有利に働くとは誰も思わなかっただろう。
~王城・再び私室~
「…そんなモノをいつの間に…(ナサケ)」
「ほら、あの時ですぞ、あの時。(クリストフ)」
~あの時(獣人国編~国交式典・解放・擬似的大氾濫~タイトル:『解放』から抜粋)~
ボッ!←コレ
「待てぃ、そこな怪しき者よっ!(クリストフ)」
「あぁ、あの時の…(ナサケ)」
ナサケは当時の事を思い返し、今更ながらあの時の攻撃に何の意味があるのだろうか、と考えていた事を思い出した。
と、そんな事を考えていると
「なる程。
つまり【魔王】はもう目的地である″南獄大陸″に到着した訳じゃな。(ツェド)」
アミスティア、レドリック、ナサケ、鬼神に加えてツェドも獣人国国王ローグの私室に集まっていた。
内容としては勿論【魔王】に関する各々の今後の動向である。
ツェドは記憶を頼りに、″南獄大陸″の情報と疑問を口にする。
「その昔、ドワーフが金属資源の一切を掘り尽くした縦坑と、精錬の為に森を切り開いて刈り尽くした死の大地が広がっているハズじゃが、謎なのは何故そこに向かった?(ツェド)」
「しかも隣国がドワーフ国だぞ?
非戦闘職ですら上級冒険者並の戦闘力を誇る強国だ。
大戦になれば間違いなく最大の敵国となるのに何故その地を選んだのだ?(ローグ)」
「しかもそれを隠すでもなく公言するとは…
何か裏があるのか…?(アギュネス)」
などと各々が考察するが、現状では判断が出来ない為、これらの話は早々に打ち切る事となった。
「…取り敢えず情報が少なすぎるので、我が国王としての見解は″警戒しつつ
「静観かな?(ローグ)」
「静観、じゃろうな。(ツェド)」
「静観でしょう。(クリストフ)」
「普通に静観ね。(アミスティア)」
「静観が定石だな。(レドリック)」
「静観が普通かと…(アギュネス)」
…まぁ【魔王】の戦力も規模も計れないのですから、普通に考えればそれが当たり前でしょう。(ナサケ)」
と、私室に居る全員が″静観″という判断を予想していた。
だが
「…ですが、情報によると″とある国″だけはそのつもりでは無い様で…(ナサケ)」
「「「「「「へ?」」」」」」
ナサケの口から出た″とある国″は、早々に【魔王】討伐の足掛けにと挙兵を開始したらしい。
国名は追々出て来るが、これによって″【魔王】の忠告を無視すればどうなるか″を全世界に知らしめる事になり、今後のノアの冒険者生活、並びに戦況が一層厳しいものとなるのだが、それはまた別の話で。
~屋台通り・テラス席~
「くくくくく…私達が少年に別れ話を切り出す訳無いじゃない…
クロラも神妙な表情で話すもんだから少年がずっと不安そうにしてたわよ?ふふふ…(ポーラ)」
「だ、だって突然ノア君が現れたからしっかり伝えなきゃ、って…
そ、それに気付いてたなら教えてよポーラちゃん!(クロラ)」
ズゴゴゴゴ!←(10日振りの食事故、果物と野菜のジュースを飲むノア。)
ノアが思い違いをしていた事を知っていたポーラをジト目で見つつ、抗議の吸い込みを行っていた。
「でも10日間私達を心配させてたんだから、これ位はやり返しても良いと思わないかしら?(ポーラ)」
「オ、オモワナイヨ…(クロラ)」
チュルル…←(伏し目がちに吸うノア。)
ノアにしてみれば防衛戦終了~再会までは割と直ぐであったが、クロラ達からすれば、意識がいつ戻るかも分からない心境で10日間耐えていたのだ。
それを考え、ノアは抗議の吸い込みを止めたのであった。
するとそこに
タッタッタッタッ!ガバッ!
「ノアくぅん、目ぇ覚めたんやね!(ミダレ)」
「ぶふっ!」
テクテク…
「実は離れた所で様子を窺っていたのですが、何か大丈夫そうな雰囲気だったので出てきました。(ヴァンディット)」
「良かったね、ノア君。(ラインハード)」
「ゲホゲホ…うん、ホント良かったよ…」フキフキ…
遠目で様子を窺っていたミダレとヴァンディット、ラインハードも3人の下へやって来た。
ミダレの場合とても嬉しかったのだろう、飛び付きながら抱き付いてきた。
結果ノアは口に含んでいた果物野菜ジュースを吹き出してテーブルを拭いていた。
ザッ…
「…済まない【鬼神】殿、目覚めて早々王城に来て貰う事は可能ですかな?」
「へ?僕?」
暫し皆と話をしていると、申し訳なさそうに王城からの使者がやって来た。
恐らく和気藹々とした雰囲気を壊すのが億劫だった為だと思われる。
だが周りの皆はそう言った表情を見せる事無く、「どうするかはノアに任せる」と言った目配せをしていた。
「…えぇ。
そういえば戻って即気を失ってしまいましたものね。
大丈夫です、王城に向かいます。」
そう言って使者と共に王城へと向かう事となった。大方【魔王】の事や防衛戦での事を聞かれる事になるだろう。
と思っていたが、その予想は外れていた。
バサァッ!バサァッ!
[ギェエエエエエエエエッ!!]
「【魔王】様!侵食速度が早すぎます!
脳を乗っ取られるのも時間の問題です!(アリス)」
【南獄大陸まで持たせれば良い。
…が、間に合いそうにないか…ならば…】ボッ!
ドヂュッ![ギガガガガガッ!]
海上を【魔王】アクロスを乗せて高速で飛行するエボル・バトフライの巨大な体は、大半を黒くうねうねと蠢く何かに侵食されていた。
そのうねうねと蠢く物体をエボル・バトフライから引き剥がすと、途端に半液状化してエボル・バトフライの体に垂れる。
するとそこから更にうねうねと動き回って侵食範囲を拡大させるだけであった。
『『ブゥンッ!』』
ブォンッ!チャキッ…
【SPV-B(超出力振動ブレード)とMP-G(魔力貫通銃)…
まぁこれだけあれば大丈夫だろう。】
【魔王】アクロスは軽くSPV-B(超出力振動ブレード)を振って具合を確かめ、MP-G(魔力貫通銃)の弾数を確認した。
『ブ『ブゥンッ!』』ゾッ!ゾリッ!
『ブォ『ブォンッ!』』ズッ!ズババッ!
アクロスは高速でSPV-B(超出力振動ブレード)を振り、うねうねに侵食された箇所を次々に切除し、海上へと放棄していく。
【…そろそろ出て来『『ボコボコ…』』お?良いタイミングだな。】
切除を続けていると、エボル・バトフライの体の一部が徐々に盛り上がっていく。
するとその下から
『『ボゴォアッ!』』
ギュゲェエエエエエエエエアアアアアアアッ!
【いつの間にこんなモンに寄生されてたんだか…
あのキノコ、飛び立つ前に何かやりやがったな…?】
まるで数千匹の黒いミミズで形成されたかの様な生物が咆哮を上げながら出現。
侵食を邪魔するアクロスへと襲い掛かった。
ギュォオオ『ガ『ガンッ!』ガガンッ!』ッ!
ブシュッ!『ガガ『ガンッ!』ガンッ!』
迫るうねうねの頭部?や触手の末端等自重の掛かる場所を的確にMP-G(魔力貫通銃)で撃ち、バランスを崩す。
そこにSPV-B(超出力振動ブレード)を打ち込んでいって両断。
その後、斬り落として宙を舞ううねうねにMP-G(魔力貫通銃)を撃ち込み、次々に海に落としていく。
ピーッ!
″残弾無し、魔力装填に1秒『『ヒュババッ!』』完了です。″
ガガンッ!ガンッ!
MP-G(魔力貫通銃)の魔力弾が無くなればその間SPV-B(超出力振動ブレード)で対応、装填完了と同時に再びうねうねの排除に掛かる。
オゲ『ガガゴガガッ!ドパッ!』アァァ…
【本体の排除は完了。南獄大陸までは持つだろう。】
体積を大きく減らしたうねうね(倒虫火葬)がアクロスに襲い掛かるも、MP-G(魔力貫通銃)の連射とSPV-B(超出力振動ブレード)の一閃を受け、殆ど何も出来ないまま海上に叩き落とされたのだった。
その後エボル・バトフライは、【魔王】アクロスを乗せたまま南獄大陸付近まで飛行。
直後に侵食が開始され墜落。
この時の光景はドワーフ国から観測され、王都の方に報告された。
【魔王】の手駒であったエボル・バトフライを潰した事は大きな戦果と言えるだろうが、後にこの『倒虫火葬』に侵食されたエボル・バトフライが【魔王】軍にとって有利に働くとは誰も思わなかっただろう。
~王城・再び私室~
「…そんなモノをいつの間に…(ナサケ)」
「ほら、あの時ですぞ、あの時。(クリストフ)」
~あの時(獣人国編~国交式典・解放・擬似的大氾濫~タイトル:『解放』から抜粋)~
ボッ!←コレ
「待てぃ、そこな怪しき者よっ!(クリストフ)」
「あぁ、あの時の…(ナサケ)」
ナサケは当時の事を思い返し、今更ながらあの時の攻撃に何の意味があるのだろうか、と考えていた事を思い出した。
と、そんな事を考えていると
「なる程。
つまり【魔王】はもう目的地である″南獄大陸″に到着した訳じゃな。(ツェド)」
アミスティア、レドリック、ナサケ、鬼神に加えてツェドも獣人国国王ローグの私室に集まっていた。
内容としては勿論【魔王】に関する各々の今後の動向である。
ツェドは記憶を頼りに、″南獄大陸″の情報と疑問を口にする。
「その昔、ドワーフが金属資源の一切を掘り尽くした縦坑と、精錬の為に森を切り開いて刈り尽くした死の大地が広がっているハズじゃが、謎なのは何故そこに向かった?(ツェド)」
「しかも隣国がドワーフ国だぞ?
非戦闘職ですら上級冒険者並の戦闘力を誇る強国だ。
大戦になれば間違いなく最大の敵国となるのに何故その地を選んだのだ?(ローグ)」
「しかもそれを隠すでもなく公言するとは…
何か裏があるのか…?(アギュネス)」
などと各々が考察するが、現状では判断が出来ない為、これらの話は早々に打ち切る事となった。
「…取り敢えず情報が少なすぎるので、我が国王としての見解は″警戒しつつ
「静観かな?(ローグ)」
「静観、じゃろうな。(ツェド)」
「静観でしょう。(クリストフ)」
「普通に静観ね。(アミスティア)」
「静観が定石だな。(レドリック)」
「静観が普通かと…(アギュネス)」
…まぁ【魔王】の戦力も規模も計れないのですから、普通に考えればそれが当たり前でしょう。(ナサケ)」
と、私室に居る全員が″静観″という判断を予想していた。
だが
「…ですが、情報によると″とある国″だけはそのつもりでは無い様で…(ナサケ)」
「「「「「「へ?」」」」」」
ナサケの口から出た″とある国″は、早々に【魔王】討伐の足掛けにと挙兵を開始したらしい。
国名は追々出て来るが、これによって″【魔王】の忠告を無視すればどうなるか″を全世界に知らしめる事になり、今後のノアの冒険者生活、並びに戦況が一層厳しいものとなるのだが、それはまた別の話で。
~屋台通り・テラス席~
「くくくくく…私達が少年に別れ話を切り出す訳無いじゃない…
クロラも神妙な表情で話すもんだから少年がずっと不安そうにしてたわよ?ふふふ…(ポーラ)」
「だ、だって突然ノア君が現れたからしっかり伝えなきゃ、って…
そ、それに気付いてたなら教えてよポーラちゃん!(クロラ)」
ズゴゴゴゴ!←(10日振りの食事故、果物と野菜のジュースを飲むノア。)
ノアが思い違いをしていた事を知っていたポーラをジト目で見つつ、抗議の吸い込みを行っていた。
「でも10日間私達を心配させてたんだから、これ位はやり返しても良いと思わないかしら?(ポーラ)」
「オ、オモワナイヨ…(クロラ)」
チュルル…←(伏し目がちに吸うノア。)
ノアにしてみれば防衛戦終了~再会までは割と直ぐであったが、クロラ達からすれば、意識がいつ戻るかも分からない心境で10日間耐えていたのだ。
それを考え、ノアは抗議の吸い込みを止めたのであった。
するとそこに
タッタッタッタッ!ガバッ!
「ノアくぅん、目ぇ覚めたんやね!(ミダレ)」
「ぶふっ!」
テクテク…
「実は離れた所で様子を窺っていたのですが、何か大丈夫そうな雰囲気だったので出てきました。(ヴァンディット)」
「良かったね、ノア君。(ラインハード)」
「ゲホゲホ…うん、ホント良かったよ…」フキフキ…
遠目で様子を窺っていたミダレとヴァンディット、ラインハードも3人の下へやって来た。
ミダレの場合とても嬉しかったのだろう、飛び付きながら抱き付いてきた。
結果ノアは口に含んでいた果物野菜ジュースを吹き出してテーブルを拭いていた。
ザッ…
「…済まない【鬼神】殿、目覚めて早々王城に来て貰う事は可能ですかな?」
「へ?僕?」
暫し皆と話をしていると、申し訳なさそうに王城からの使者がやって来た。
恐らく和気藹々とした雰囲気を壊すのが億劫だった為だと思われる。
だが周りの皆はそう言った表情を見せる事無く、「どうするかはノアに任せる」と言った目配せをしていた。
「…えぇ。
そういえば戻って即気を失ってしまいましたものね。
大丈夫です、王城に向かいます。」
そう言って使者と共に王城へと向かう事となった。大方【魔王】の事や防衛戦での事を聞かれる事になるだろう。
と思っていたが、その予想は外れていた。
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