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ヴァリエンテ領・大規模氾濫掃討戦編~街(前哨基地)建設~
″急性精気中毒″緩和&だろうと思ったノア君
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~暗躍し出す両親~
ヒヒン♪(メロディア・ジプシーバナーの鳴き声)
キュー。(のっそりたぬきの鳴き声)
「うーん…何も手伝える事無いかなぁ…
朝は性処理(精気回収)の仕事がチラホラあるから良いけど…(ラハラメ)」
「皆、昼夜働いてるのに私達だけブラブラしてるのは…ねぇ?(ミダラ)」
「うんうん。
ミダレちゃんは夢魔くんと一緒に夢に介入して【勇者】軍の被害を受けた子供達や元村の人達のケアをしてるって言うのにねー。(アマエ)」
先程デオとガーラ、技術職達への手伝いをやんわり断られたサキュバス3人組は、厩舎建設予定地に腰掛けて黄昏ていた。
3人は大体朝に街の者達から精気を回収し(何故か捗るので)、それ以外では手伝える範囲の手伝いを行っていた。
元々は性処理(精気回収)目的で呼ばれたのだが、日夜働いている周りの者達に感化されて手伝う様になったらしい。
別に精気回収にノルマがある訳でも無いが、一先ず″暴発″しない程度に適材適所でいきましょう、とノアから伝えられていた。
いつかの回で名前に関する業の話をしたが、そういった事関係無くサキュバス族は基本的に真面目な性格の者が殆どである為、何かしら力になりたいとは常々思っている。
それ故最初こそ茶化したものの、別の能力によって他者の力となっている親友のミダレを羨ましく思っているのであった。
するとそんな3人に
「うふふ、やっぱり真面目な種族ね、もしその気があるのなら訓練してみない?
貴女達にとっても利点のあるものよ。(アミスティア)」
「「「あ、アミスティアさん。」」」
ぶらり(を装って)と歩いてきたノアの母アミスティアが3人の下へやって来て訓練を提案してきた。
「あの、訓練って…?(ラハラメ)」
「私達も戦闘職の方達がやってる様な稽古をやったりする感じてすか?(ミダラ)」
「け、剣握った事無い…(アマエ)」
実はノアの父レドリックと母アミスティアは、この街に集った戦闘職や、自発的に戦闘の心得を得たい者達に対して1対10の模擬戦を行っていた。
これによって適度に息抜きが出来、且つ戦闘職各々の技術向上に繋がっていた。
(尚、対アミスティアを経験した者は口々に″そりゃ強くなる訳だ″と呟いていた。)
そういった光景を目にしていた3人は、てっきり自分達もその模擬戦に参加するものだと思っていたが
「安心して。そんなサキュバス族にピッタリの訓練だから。(アミスティア)」
~街建設地から少し離れた平原~
ギィン!ギキィン!(遠くで剣戟の音)
「という訳でノアちゃん。
力の制御を徐々に解除しつつ、3人と行動を共にしてあげてくれない?(アミスティア)」
「え?」
「「「え?」」」
街から離れた平原では、デオとガーラから武器の現地調達を託されたノアと、戦闘職数パーティがやって来て狩猟を行っていた。
と言っても、思ったよりか戦闘職パーティの実力が高く、モンスター自体の数も多くなかった為、ノアは手出しせずにパーティの戦闘を眺めてるといった様子であった。
何より、ノアと共に父レドリックも参加しているので、ノアはのんびりしていても良かったのである。
「おいノア。″え?″とは何だ″え?″とは。
お嬢さん達に失礼じゃないか。(レドリック)」
「あ、いや、そういう意味の″え?″じゃなくてね…
父さんも知ってるでしょ?
僕がサキュバス族に無闇に近付くと″急性精気中毒″に…」
「「それ。(父母)」」
「え?」
「「「え?」」」
「俺とアミはな、サキュバス族のお嬢さん方の″急性精気中毒″を、″克服″とまではいかないが″緩和″させようと思って、敢えてノアと少しの間行動を共にして貰おうと思ってここに連れてきて貰ったのさ。(レドリック)」
先程アミスティアがサキュバス族3人に提案していた訓練と言うのは、サキュバス族独自の病と言っても良い″急性精気中毒の克服又は緩和″の事であった。
「え、えぇ…何でそんな事を…?
ってか、それなら僕にも一言話してくれたら…」
「ノアちゃんに話したら、3人に気を使って力を制御したままやり過ごすでしょう?(アミスティア)」
「いや、まぁ…」
「その状態がノアにとって″つよつよ″なのは2人共よーく分かってる。
だが、力の制御を解除した状態でないと発動出来ないスキルなんかも持っているだろう?
さっきカース(呪い)武器に施していた<浄化>なんか特に。(レドリック)」
「″つよつよ″て…ま、まぁ…」
レドリックの言う通り、ノアが今まで無意識に放出していた『鬼神』由来の殺気やオーラ等を体内に留めた状態が″つよつよ状態″であるが、赤黒いオーラと共に腕を4本生やした状態が如何にも″つよつよ状態″と見られている。
それが世間一般的な評価である。
だがノアの持つ固有スキル【鬼哭死重奏・穢払ノ鐔鳴】や【鬼哭死重奏・穢払ノ癒火】は、どうしても荒鬼神ノ化身4本を抜刀した状態でないと発動出来ないので、力の制御を解く必要がある。
アミスティアの言う通り、ノアにサキュバス3人組の事を話してしまえば、力の制御を行わず、曲芸じみた行動で以て行使してしまうだろう。
「ノアちゃん、そんな状態で大氾濫を迎えるつもり?(アミスティア)」
「う…」
「大氾濫の際にうっかり発動して、3人が″急性精気中毒″になったからと言って止める事など出来ないだろ?(レドリック)」
「う、うん…」
「あ、あの、私達頑張ります!(ラハラメ)」
「アミスティアさんからも私達の為でもあるけど、ノアさんの為にもなると言われましたから頑張ります!(ミダラ)」
「…と言うか、何かしていないと落ち着けなくて…(アマエ)」
「皆さん…」
と、両親からの説得に続いて3人からも後押しが入る。
「安心なさいな。
例え″急性精気中毒″になっても私が対処してあげられるし、ヴァンディットさんだって居るでしょう?(アミスティア)」
「うん…」
「ノアはいつも1人で抱え込む所があるからな。
たまには親として力になりたいのだよ。(レドリック)」
「父さん…」
曲がりなりにも大氾濫が迫る緊急時である為、今こそ仲間・家族一丸となる時だ、と伝える両親。
だが
「あぁ勿論ミダレちゃんからは許可貰ってるからな?(小声のレドリック)」
「″いぇーい、ミダレちゃん見てるぅー?
この娘達、″急性精気中毒″緩和の為にノアちゃんに暫く宛がう事にしたからー。″
って伝えたら、唇震わせて了承してくれたのよ。(小声のアミスティア)」
「やっぱりそんな事だろうと思ったよ!
ミダレさんが勘違いしちゃうでしょ!(小声のノア)」
「「勘違いって何のぉ?(小声)」」
「うっさい!(小声)」
ヒヒン♪(メロディア・ジプシーバナーの鳴き声)
キュー。(のっそりたぬきの鳴き声)
「うーん…何も手伝える事無いかなぁ…
朝は性処理(精気回収)の仕事がチラホラあるから良いけど…(ラハラメ)」
「皆、昼夜働いてるのに私達だけブラブラしてるのは…ねぇ?(ミダラ)」
「うんうん。
ミダレちゃんは夢魔くんと一緒に夢に介入して【勇者】軍の被害を受けた子供達や元村の人達のケアをしてるって言うのにねー。(アマエ)」
先程デオとガーラ、技術職達への手伝いをやんわり断られたサキュバス3人組は、厩舎建設予定地に腰掛けて黄昏ていた。
3人は大体朝に街の者達から精気を回収し(何故か捗るので)、それ以外では手伝える範囲の手伝いを行っていた。
元々は性処理(精気回収)目的で呼ばれたのだが、日夜働いている周りの者達に感化されて手伝う様になったらしい。
別に精気回収にノルマがある訳でも無いが、一先ず″暴発″しない程度に適材適所でいきましょう、とノアから伝えられていた。
いつかの回で名前に関する業の話をしたが、そういった事関係無くサキュバス族は基本的に真面目な性格の者が殆どである為、何かしら力になりたいとは常々思っている。
それ故最初こそ茶化したものの、別の能力によって他者の力となっている親友のミダレを羨ましく思っているのであった。
するとそんな3人に
「うふふ、やっぱり真面目な種族ね、もしその気があるのなら訓練してみない?
貴女達にとっても利点のあるものよ。(アミスティア)」
「「「あ、アミスティアさん。」」」
ぶらり(を装って)と歩いてきたノアの母アミスティアが3人の下へやって来て訓練を提案してきた。
「あの、訓練って…?(ラハラメ)」
「私達も戦闘職の方達がやってる様な稽古をやったりする感じてすか?(ミダラ)」
「け、剣握った事無い…(アマエ)」
実はノアの父レドリックと母アミスティアは、この街に集った戦闘職や、自発的に戦闘の心得を得たい者達に対して1対10の模擬戦を行っていた。
これによって適度に息抜きが出来、且つ戦闘職各々の技術向上に繋がっていた。
(尚、対アミスティアを経験した者は口々に″そりゃ強くなる訳だ″と呟いていた。)
そういった光景を目にしていた3人は、てっきり自分達もその模擬戦に参加するものだと思っていたが
「安心して。そんなサキュバス族にピッタリの訓練だから。(アミスティア)」
~街建設地から少し離れた平原~
ギィン!ギキィン!(遠くで剣戟の音)
「という訳でノアちゃん。
力の制御を徐々に解除しつつ、3人と行動を共にしてあげてくれない?(アミスティア)」
「え?」
「「「え?」」」
街から離れた平原では、デオとガーラから武器の現地調達を託されたノアと、戦闘職数パーティがやって来て狩猟を行っていた。
と言っても、思ったよりか戦闘職パーティの実力が高く、モンスター自体の数も多くなかった為、ノアは手出しせずにパーティの戦闘を眺めてるといった様子であった。
何より、ノアと共に父レドリックも参加しているので、ノアはのんびりしていても良かったのである。
「おいノア。″え?″とは何だ″え?″とは。
お嬢さん達に失礼じゃないか。(レドリック)」
「あ、いや、そういう意味の″え?″じゃなくてね…
父さんも知ってるでしょ?
僕がサキュバス族に無闇に近付くと″急性精気中毒″に…」
「「それ。(父母)」」
「え?」
「「「え?」」」
「俺とアミはな、サキュバス族のお嬢さん方の″急性精気中毒″を、″克服″とまではいかないが″緩和″させようと思って、敢えてノアと少しの間行動を共にして貰おうと思ってここに連れてきて貰ったのさ。(レドリック)」
先程アミスティアがサキュバス族3人に提案していた訓練と言うのは、サキュバス族独自の病と言っても良い″急性精気中毒の克服又は緩和″の事であった。
「え、えぇ…何でそんな事を…?
ってか、それなら僕にも一言話してくれたら…」
「ノアちゃんに話したら、3人に気を使って力を制御したままやり過ごすでしょう?(アミスティア)」
「いや、まぁ…」
「その状態がノアにとって″つよつよ″なのは2人共よーく分かってる。
だが、力の制御を解除した状態でないと発動出来ないスキルなんかも持っているだろう?
さっきカース(呪い)武器に施していた<浄化>なんか特に。(レドリック)」
「″つよつよ″て…ま、まぁ…」
レドリックの言う通り、ノアが今まで無意識に放出していた『鬼神』由来の殺気やオーラ等を体内に留めた状態が″つよつよ状態″であるが、赤黒いオーラと共に腕を4本生やした状態が如何にも″つよつよ状態″と見られている。
それが世間一般的な評価である。
だがノアの持つ固有スキル【鬼哭死重奏・穢払ノ鐔鳴】や【鬼哭死重奏・穢払ノ癒火】は、どうしても荒鬼神ノ化身4本を抜刀した状態でないと発動出来ないので、力の制御を解く必要がある。
アミスティアの言う通り、ノアにサキュバス3人組の事を話してしまえば、力の制御を行わず、曲芸じみた行動で以て行使してしまうだろう。
「ノアちゃん、そんな状態で大氾濫を迎えるつもり?(アミスティア)」
「う…」
「大氾濫の際にうっかり発動して、3人が″急性精気中毒″になったからと言って止める事など出来ないだろ?(レドリック)」
「う、うん…」
「あ、あの、私達頑張ります!(ラハラメ)」
「アミスティアさんからも私達の為でもあるけど、ノアさんの為にもなると言われましたから頑張ります!(ミダラ)」
「…と言うか、何かしていないと落ち着けなくて…(アマエ)」
「皆さん…」
と、両親からの説得に続いて3人からも後押しが入る。
「安心なさいな。
例え″急性精気中毒″になっても私が対処してあげられるし、ヴァンディットさんだって居るでしょう?(アミスティア)」
「うん…」
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「父さん…」
曲がりなりにも大氾濫が迫る緊急時である為、今こそ仲間・家族一丸となる時だ、と伝える両親。
だが
「あぁ勿論ミダレちゃんからは許可貰ってるからな?(小声のレドリック)」
「″いぇーい、ミダレちゃん見てるぅー?
この娘達、″急性精気中毒″緩和の為にノアちゃんに暫く宛がう事にしたからー。″
って伝えたら、唇震わせて了承してくれたのよ。(小声のアミスティア)」
「やっぱりそんな事だろうと思ったよ!
ミダレさんが勘違いしちゃうでしょ!(小声のノア)」
「「勘違いって何のぉ?(小声)」」
「うっさい!(小声)」
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