1,092 / 1,124
ヴァリエンテ領・大規模氾濫掃討戦編~万死一生~
お酒は程々に
しおりを挟む
【″異世界召喚″を行う際、ただ陣を用意するだけでは駄目だ。
一番良い例が″手紙″だな。
宛先と住所、誰が誰に出しているか、切手を貼り必要な料金を支払った事を対象が把握した事で初めて届けられ、そして返事が返ってくる。】
ピタッ…(陣の前に立つ)
【だが奴等ヒュマノの連中は違った。
太古の昔に残されていた″宛先が無く″、″必要な料金も支払われていない″手紙で返事を貰おうとした。
するとどうなるか。
″支払われた料金で事足りる″程度の存在が召喚される。それが俺だったと言う訳だ。】
「…【魔王】様が…(アリス)」
【ヒュマノの貴族連中の浅はかな思想を叶えるだけなら、奴等に都合の良い特殊なウィルスを異世界から持ってきて研究、若しくはばら蒔くだけで良かった。
だが奴等は労せず楽して天下を取りたかった。
そのくせ手柄は私のモノだと誇示したかったから、従えている存在は″コレ″だとハッキリさせたかった。
故に″異世界召喚″は人間若しくは人型である事が多い。意志疎通が取れないと自身も寝首を掻かれるかも知れないからな。】
旧イグレージャ・オシデンタルに作られた幾何学模様の巨大な召喚陣の前に立つ【魔王】アクロスは、淡々と語りつつ陣の各所を眺め見る。
【″地球″、日出ノ国″、″2769年7月″、″人類軍高度先進科学研究所前″、″魔導具『地獄門(ポルタオ・ド・インフェルノ)』″…
よし…陣に誤りは無い。必要な魔力量は…】
幾何学模様の陣に描かれた文字は【魔王】アクロスが描いたもの。
見落としは無いかと何度も何度も確認。
兵隊蟻を利用して集めた魔力は、大小様々な魔石へと変換し、陣の各所に配置していく。
【アリス、ここに。】
「はい、【魔王】様。(アリス)」
【魔王】アクロスに手招きされた配下のアリスは素直に応じ、アクロスと共に陣の中へ。
【一応ピンポイントに場所を指定したが、半径5メートル程誤差が出るやも知れん。
もし人類軍の輩が紛れ込んでいたら危ないからな。】
「…本音は…?(アリス)」
【…万が一に失敗して、2度も君を失うのが怖いからな。】
コロ…カツンッ!(手から溢れた魔石が陣に落下)
『『『『『『ゴォッ!』』』』』』(陣全体が激しく発光)
陣の中で肩を寄せ合い佇む2人の足下が強烈に発光し、″異世界召喚″が開始されたのであった。
~『フロンテイラ』~
「ちょ、ちょっと待った!今回はマズイ!
えっ!?どうしちゃったのミダレさん!?」
『『かぷちゅっ!』』(首筋にかぶり付く)
「ひょわっホイ!」
『チュルチュルジュルル…』(首筋ペロペロ)
「ちょぁぁ、ミダレさんマズイマズイ…!
ここじゃ人に見られ…って、あれ!?皆気付いてない!?」
こちら酔って乱れたミダレに補食され掛かっているノア君。
前回『カステロ』の保養施設で受けたプレ…モノとはまた違ったアプローチにあたふたしています。
現在大氾濫終結の戦勝祝い中。
いくら周囲の者達が酒を呷り酔っているとはいえ、こんな事をしていては注目を集めてしまう。
…かと思われたが、サキュバス3人組を除くその他の者達には、まるでノアとミダレの姿が映っていないかの様に素通りしていく。
何故なら
「んふふ~♪
ノア君、ぜぇったい恥ずかしがると思ったっちゃから、催眠効果を周囲に振り撒いてあっち達の姿は認識出来ない様にしてるっちゃよ~♪(ミダレ)」
「おおおぃっ!サラッと凄い能力手に入れてるじゃん!
こんな時に使う様な…あっ!こんな時だからこそな能力じゃん!(自問自答)」
周囲の者達に認識されていないのはミダレの能力らしく、具体的にいつそんな能力を獲得したかは分からないが、サキュバス族にとっては打って付けな能力である。
しかも何故か酒に酔っているハズなのに頭が冴えているミダレは、ノアが恥ずかしがる事も想定した上でこの能力を発動していた。
『『チュルチュル…』』
「ちょ、わひっ!?」
「お疲れ様ぁノア君…今日位ハメ外してもなーんも言われんっちゃよ。
…ね?良いっちゃろ…?(ミダレ)」
「よ、良くない良くない!僕まだ15歳!」
(『なぁ、俺席外そうか?』)
(余計な気を使うなっ!)
肌は紅潮、目にはハートマークが浮かび、全身を絡めて抱き付き首筋を啜る。
引き剥がそうとすれば出来ない事も無いが、手荒な事はしたくないノア。
…と言うか酒に酔っていつもより強引なミダレに少しだけ…いや、何でも無い。
「ミ、ミダレちゃん!?も、もうその辺にしとこ…ね?(ミダラ)」
「ミダレちゃんは、″乱れ″た時に本領発揮しちゃうから、お酒とか普段は意識的に避けてたのに…(ラハラメ)」
「誰かからお酒を勧められちゃったんだね…(アマエ)」
( ̄ー ̄)( ̄ー ̄)(私達が酒勧めました。by両親)
「ね、ね?あっちはノア君とは主従関係を結んだ仲っちゃよ?
なのにぜーんぜん手を出してくれないの。
ノア君は優しさからっちゃろうけど、サキュバス的にはお預けされてる様なモノっちゃよ?(ミダレ)」
「う、うう…確かに…はい…」
「だーかーらー、あっちから積極的に手を出そうと思った訳っちゃが。(ミダレ)」
「いや、あの、その、あ!ほら、僕手、大火傷してるから…ね?今日はもうこの辺で…」
「だーいじょうぶ。
わっちが全部シてあげるっちゃが。
わっちが脱がして、わっちが動いて、ノア君とノア君の″鬼んにん″に奉仕してあげるっちゃ。(ミダレ)」
「何処で覚えたそんな事!?」
『『『ゴクリ…』』』(サキュバス3人組)
「見てないで止めぃ!」
既にサキュバス3人組はミダレを止める事は無く、2人の動向をただ見守っているだけである。
「知ってるっちゃよー?
ノア君最近ずっとわっちの顔を見ては顔を赤らめてるの。
実は期待してたんじゃないっちゃが?(ミダレ)」
「あ、あれはその…ね…色々ありまして…」
※ノアは時間を巻き戻す前にミダレにキスしています。(だから理由を言うに言えない。)
「…ね?素直になって気持ち良くなろうっちゃ。
わっちがいつも頑張ってるノア君に出来る事なんてこの位だけっちゃし…(ミダレ)」
「ミダレさん…
…全く、僕が勝手に頑張ってるだけなんだからこういう手段に出なくても良いのに…
…とはいえ僕の為を思ってくれたのだから少しはお礼をしないとね。」
チュ。
「「「は、はわわ…」」」(羨む3人組)
酔いからかミダレの本音が聞けたノアは、改めてミダレに優しくキスをする。
次は酔っていない時に出来たら良いな、と思いつつ
「ヴッ!(ミダレ)」
「え?」
「「「あっ!?」」」
突然顔を青ざめさせ、口に手を押さえたミダレのその後は語るまい。
ただ言える事は、酔い易い人は自分の許容量をちゃんと把握しておきましょうね。
(『なぁ主?あれは主の口付けが原因でなった訳じゃ…』)
(分ぁっとるわぃっ!)
一番良い例が″手紙″だな。
宛先と住所、誰が誰に出しているか、切手を貼り必要な料金を支払った事を対象が把握した事で初めて届けられ、そして返事が返ってくる。】
ピタッ…(陣の前に立つ)
【だが奴等ヒュマノの連中は違った。
太古の昔に残されていた″宛先が無く″、″必要な料金も支払われていない″手紙で返事を貰おうとした。
するとどうなるか。
″支払われた料金で事足りる″程度の存在が召喚される。それが俺だったと言う訳だ。】
「…【魔王】様が…(アリス)」
【ヒュマノの貴族連中の浅はかな思想を叶えるだけなら、奴等に都合の良い特殊なウィルスを異世界から持ってきて研究、若しくはばら蒔くだけで良かった。
だが奴等は労せず楽して天下を取りたかった。
そのくせ手柄は私のモノだと誇示したかったから、従えている存在は″コレ″だとハッキリさせたかった。
故に″異世界召喚″は人間若しくは人型である事が多い。意志疎通が取れないと自身も寝首を掻かれるかも知れないからな。】
旧イグレージャ・オシデンタルに作られた幾何学模様の巨大な召喚陣の前に立つ【魔王】アクロスは、淡々と語りつつ陣の各所を眺め見る。
【″地球″、日出ノ国″、″2769年7月″、″人類軍高度先進科学研究所前″、″魔導具『地獄門(ポルタオ・ド・インフェルノ)』″…
よし…陣に誤りは無い。必要な魔力量は…】
幾何学模様の陣に描かれた文字は【魔王】アクロスが描いたもの。
見落としは無いかと何度も何度も確認。
兵隊蟻を利用して集めた魔力は、大小様々な魔石へと変換し、陣の各所に配置していく。
【アリス、ここに。】
「はい、【魔王】様。(アリス)」
【魔王】アクロスに手招きされた配下のアリスは素直に応じ、アクロスと共に陣の中へ。
【一応ピンポイントに場所を指定したが、半径5メートル程誤差が出るやも知れん。
もし人類軍の輩が紛れ込んでいたら危ないからな。】
「…本音は…?(アリス)」
【…万が一に失敗して、2度も君を失うのが怖いからな。】
コロ…カツンッ!(手から溢れた魔石が陣に落下)
『『『『『『ゴォッ!』』』』』』(陣全体が激しく発光)
陣の中で肩を寄せ合い佇む2人の足下が強烈に発光し、″異世界召喚″が開始されたのであった。
~『フロンテイラ』~
「ちょ、ちょっと待った!今回はマズイ!
えっ!?どうしちゃったのミダレさん!?」
『『かぷちゅっ!』』(首筋にかぶり付く)
「ひょわっホイ!」
『チュルチュルジュルル…』(首筋ペロペロ)
「ちょぁぁ、ミダレさんマズイマズイ…!
ここじゃ人に見られ…って、あれ!?皆気付いてない!?」
こちら酔って乱れたミダレに補食され掛かっているノア君。
前回『カステロ』の保養施設で受けたプレ…モノとはまた違ったアプローチにあたふたしています。
現在大氾濫終結の戦勝祝い中。
いくら周囲の者達が酒を呷り酔っているとはいえ、こんな事をしていては注目を集めてしまう。
…かと思われたが、サキュバス3人組を除くその他の者達には、まるでノアとミダレの姿が映っていないかの様に素通りしていく。
何故なら
「んふふ~♪
ノア君、ぜぇったい恥ずかしがると思ったっちゃから、催眠効果を周囲に振り撒いてあっち達の姿は認識出来ない様にしてるっちゃよ~♪(ミダレ)」
「おおおぃっ!サラッと凄い能力手に入れてるじゃん!
こんな時に使う様な…あっ!こんな時だからこそな能力じゃん!(自問自答)」
周囲の者達に認識されていないのはミダレの能力らしく、具体的にいつそんな能力を獲得したかは分からないが、サキュバス族にとっては打って付けな能力である。
しかも何故か酒に酔っているハズなのに頭が冴えているミダレは、ノアが恥ずかしがる事も想定した上でこの能力を発動していた。
『『チュルチュル…』』
「ちょ、わひっ!?」
「お疲れ様ぁノア君…今日位ハメ外してもなーんも言われんっちゃよ。
…ね?良いっちゃろ…?(ミダレ)」
「よ、良くない良くない!僕まだ15歳!」
(『なぁ、俺席外そうか?』)
(余計な気を使うなっ!)
肌は紅潮、目にはハートマークが浮かび、全身を絡めて抱き付き首筋を啜る。
引き剥がそうとすれば出来ない事も無いが、手荒な事はしたくないノア。
…と言うか酒に酔っていつもより強引なミダレに少しだけ…いや、何でも無い。
「ミ、ミダレちゃん!?も、もうその辺にしとこ…ね?(ミダラ)」
「ミダレちゃんは、″乱れ″た時に本領発揮しちゃうから、お酒とか普段は意識的に避けてたのに…(ラハラメ)」
「誰かからお酒を勧められちゃったんだね…(アマエ)」
( ̄ー ̄)( ̄ー ̄)(私達が酒勧めました。by両親)
「ね、ね?あっちはノア君とは主従関係を結んだ仲っちゃよ?
なのにぜーんぜん手を出してくれないの。
ノア君は優しさからっちゃろうけど、サキュバス的にはお預けされてる様なモノっちゃよ?(ミダレ)」
「う、うう…確かに…はい…」
「だーかーらー、あっちから積極的に手を出そうと思った訳っちゃが。(ミダレ)」
「いや、あの、その、あ!ほら、僕手、大火傷してるから…ね?今日はもうこの辺で…」
「だーいじょうぶ。
わっちが全部シてあげるっちゃが。
わっちが脱がして、わっちが動いて、ノア君とノア君の″鬼んにん″に奉仕してあげるっちゃ。(ミダレ)」
「何処で覚えたそんな事!?」
『『『ゴクリ…』』』(サキュバス3人組)
「見てないで止めぃ!」
既にサキュバス3人組はミダレを止める事は無く、2人の動向をただ見守っているだけである。
「知ってるっちゃよー?
ノア君最近ずっとわっちの顔を見ては顔を赤らめてるの。
実は期待してたんじゃないっちゃが?(ミダレ)」
「あ、あれはその…ね…色々ありまして…」
※ノアは時間を巻き戻す前にミダレにキスしています。(だから理由を言うに言えない。)
「…ね?素直になって気持ち良くなろうっちゃ。
わっちがいつも頑張ってるノア君に出来る事なんてこの位だけっちゃし…(ミダレ)」
「ミダレさん…
…全く、僕が勝手に頑張ってるだけなんだからこういう手段に出なくても良いのに…
…とはいえ僕の為を思ってくれたのだから少しはお礼をしないとね。」
チュ。
「「「は、はわわ…」」」(羨む3人組)
酔いからかミダレの本音が聞けたノアは、改めてミダレに優しくキスをする。
次は酔っていない時に出来たら良いな、と思いつつ
「ヴッ!(ミダレ)」
「え?」
「「「あっ!?」」」
突然顔を青ざめさせ、口に手を押さえたミダレのその後は語るまい。
ただ言える事は、酔い易い人は自分の許容量をちゃんと把握しておきましょうね。
(『なぁ主?あれは主の口付けが原因でなった訳じゃ…』)
(分ぁっとるわぃっ!)
77
あなたにおすすめの小説
おっさん武闘家、幼女の教え子達と十年後に再会、実はそれぞれ炎・氷・雷の精霊の王女だった彼女達に言い寄られつつ世界を救い英雄になってしまう
お餅ミトコンドリア
ファンタジー
パーチ、三十五歳。五歳の時から三十年間修行してきた武闘家。
だが、全くの無名。
彼は、とある村で武闘家の道場を経営しており、〝拳を使った戦い方〟を弟子たちに教えている。
若い時には「冒険者になって、有名になるんだ!」などと大きな夢を持っていたものだが、自分の道場に来る若者たちが全員〝天才〟で、自分との才能の差を感じて、もう諦めてしまった。
弟子たちとの、のんびりとした穏やかな日々。
独身の彼は、そんな彼ら彼女らのことを〝家族〟のように感じており、「こんな毎日も悪くない」と思っていた。
が、ある日。
「お久しぶりです、師匠!」
絶世の美少女が家を訪れた。
彼女は、十年前に、他の二人の幼い少女と一緒に山の中で獣(とパーチは思い込んでいるが、実はモンスター)に襲われていたところをパーチが助けて、その場で数時間ほど稽古をつけて、自分たちだけで戦える力をつけさせた、という女の子だった。
「私は今、アイスブラット王国の〝守護精霊〟をやっていまして」
精霊を自称する彼女は、「ちょ、ちょっと待ってくれ」と混乱するパーチに構わず、ニッコリ笑いながら畳み掛ける。
「そこで師匠には、私たちと一緒に〝魔王〟を倒して欲しいんです!」
これは、〝弟子たちがあっと言う間に強くなるのは、師匠である自分の特殊な力ゆえ〟であることに気付かず、〝実は最強の実力を持っている〟ことにも全く気付いていない男が、〝実は精霊だった美少女たち〟と再会し、言い寄られ、弟子たちに愛され、弟子以外の者たちからも尊敬され、世界を救って英雄になってしまう物語。
(※第18回ファンタジー小説大賞に参加しています。
もし宜しければ【お気に入り登録】で応援して頂けましたら嬉しいです!
何卒宜しくお願いいたします!)
元公爵令嬢は年下騎士たちに「用済みのおばさん」と捨てられる 〜今更戻ってこいと泣きつかれても献身的な美少年に溺愛されているのでもう遅いです〜
日々埋没。
ファンタジー
「新しい従者を雇うことにした。おばさんはもう用済みだ。今すぐ消えてくれ」
かつて婚約破棄され、実家を追放された元公爵令嬢のレアーヌ。
その身分を隠し、年下の冒険者たちの身の回りを世話する『メイド』として献身的に尽くしてきた彼女に突きつけられたのは、あまりに非情な追放宣告だった。
レアーヌがこれまで教育し、支えてきた若い男たちは、新しく現れた他人の物を欲しがり子悪魔メイドに骨抜きにされ、彼女を「加齢臭のする汚いおばさん」と蔑み、笑いながら追い出したのだ。
地位も、居場所も、信じていた絆も……すべてを失い、絶望する彼女の前に現れたのは、一人の美少年だった。
「僕とパーティーを組んでくれませんか? 貴方が必要なんです」
新米ながら将来の可能性を感じさせる彼は、レアーヌを「おばさん」ではなく「一人の女性」として、甘く狂おしく溺愛し始める。
一方でレアーヌという『真の支柱』を失った元パーティーは、自分たちがどれほど愚かな選択をしたかを知る由もなかった。
やがて彼らが地獄の淵で「戻ってきてくれ」と泣きついてきても、もう遅い。
レアーヌの隣には、彼女を離さないと誓った執着愛の化身が微笑んでいるのだから。
【もうダメだ!】貧乏大学生、絶望から一気に成り上がる〜もし、無属性でFランクの俺が異文明の魔道兵器を担いでダンジョンに潜ったら〜
KEINO
ファンタジー
貧乏大学生の探索者はダンジョンに潜り、全てを覆す。
~あらすじ~
世界に突如出現した異次元空間「ダンジョン」。
そこから産出される魔石は人類に無限のエネルギーをもたらし、アーティファクトは魔法の力を授けた。
しかし、その恩恵は平等ではなかった。
富と力はダンジョン利権を牛耳る企業と、「属性適性」という特別な才能を持つ「選ばれし者」たちに独占され、世界は新たな格差社会へと変貌していた。
そんな歪んだ現代日本で、及川翔は「無属性」という最底辺の烙印を押された青年だった。
彼には魔法の才能も、富も、未来への希望もない。
あるのは、両親を失った二年前のダンジョン氾濫で、原因不明の昏睡状態に陥った最愛の妹、美咲を救うという、ただ一つの願いだけだった。
妹を治すため、彼は最先端の「魔力生体学」を学ぶが、学費と治療費という冷酷な現実が彼の行く手を阻む。
希望と絶望の狭間で、翔に残された道はただ一つ――危険なダンジョンに潜り、泥臭く魔石を稼ぐこと。
英雄とも呼べるようなSランク探索者が脚光を浴びる華やかな世界とは裏腹に、翔は今日も一人、薄暗いダンジョンの奥へと足を踏み入れる。
これは、神に選ばれなかった「持たざる者」が、絶望的な現実にもがきながら、たった一つの希望を掴むために抗い、やがて世界の真実と向き合う、戦いの物語。
彼の「無属性」の力が、世界を揺るがす光となることを、彼はまだ知らない。
テンプレのダンジョン物を書いてみたくなり、手を出しました。
SF味が増してくるのは結構先の予定です。
スローペースですが、しっかりと世界観を楽しんでもらえる作品になってると思います。
良かったら読んでください!
妹が聖女の再来と呼ばれているようです
田尾風香
ファンタジー
ダンジョンのある辺境の地で回復術士として働いていたけど、父に呼び戻されてモンテリーノ学校に入学した。そこには、私の婚約者であるファルター殿下と、腹違いの妹であるピーアがいたんだけど。
「マレン・メクレンブルク! 貴様とは婚約破棄する!」
どうやらファルター殿下は、"低能"と呼ばれている私じゃなく、"聖女の再来"とまで呼ばれるくらいに成績の良い妹と婚約したいらしい。
それは別に構わない。国王陛下の裁定で無事に婚約破棄が成った直後、私に婚約を申し込んできたのは、辺境の地で一緒だったハインリヒ様だった。
戸惑う日々を送る私を余所に、事件が起こる。――学校に、ダンジョンが出現したのだった。
更新は不定期です。
大器晩成エンチャンター~Sランク冒険者パーティから追放されてしまったが、追放後の成長度合いが凄くて世界最強になる
遠野紫
ファンタジー
「な、なんでだよ……今まで一緒に頑張って来たろ……?」
「頑張って来たのは俺たちだよ……お前はお荷物だ。サザン、お前にはパーティから抜けてもらう」
S級冒険者パーティのエンチャンターであるサザンは或る時、パーティリーダーから追放を言い渡されてしまう。
村の仲良し四人で結成したパーティだったが、サザンだけはなぜか実力が伸びなかったのだ。他のメンバーに追いつくために日々努力を重ねたサザンだったが結局報われることは無く追放されてしまった。
しかしサザンはレアスキル『大器晩成』を持っていたため、ある時突然その強さが解放されたのだった。
とてつもない成長率を手にしたサザンの最強エンチャンターへの道が今始まる。
レベル1の時から育ててきたパーティメンバーに裏切られて捨てられたが、俺はソロの方が本気出せるので問題はない
あつ犬
ファンタジー
王国最強のパーティメンバーを鍛え上げた、アサシンのアルマ・アルザラットはある日追放され、貯蓄もすべて奪われてしまう。 そんな折り、とある剣士の少女に助けを請われる。「パーティメンバーを助けてくれ」! 彼の人生が、動き出す。
復讐完遂者は吸収スキルを駆使して成り上がる 〜さあ、自分を裏切った初恋の相手へ復讐を始めよう〜
サイダーボウイ
ファンタジー
「気安く私の名前を呼ばないで! そうやってこれまでも私に付きまとって……ずっと鬱陶しかったのよ!」
孤児院出身のナードは、初恋の相手セシリアからそう吐き捨てられ、パーティーを追放されてしまう。
淡い恋心を粉々に打ち砕かれたナードは失意のどん底に。
だが、ナードには、病弱な妹ノエルの生活費を稼ぐために、冒険者を続けなければならないという理由があった。
1人決死の覚悟でダンジョンに挑むナード。
スライム相手に死にかけるも、その最中、ユニークスキル【アブソープション】が覚醒する。
それは、敵のLPを吸収できるという世界の掟すらも変えてしまうスキルだった。
それからナードは毎日ダンジョンへ入り、敵のLPを吸収し続けた。
増やしたLPを消費して、魔法やスキルを習得しつつ、ナードはどんどん強くなっていく。
一方その頃、セシリアのパーティーでは仲間割れが起こっていた。
冒険者ギルドでの評判も地に落ち、セシリアは徐々に追いつめられていくことに……。
これは、やがて勇者と呼ばれる青年が、チートスキルを駆使して最強へと成り上がり、自分を裏切った初恋の相手に復讐を果たすまでの物語である。
最遅で最強のレベルアップ~経験値1000分の1の大器晩成型探索者は勤続10年目10度目のレベルアップで覚醒しました!~
ある中管理職
ファンタジー
勤続10年目10度目のレベルアップ。
人よりも貰える経験値が極端に少なく、年に1回程度しかレベルアップしない32歳の主人公宮下要は10年掛かりようやくレベル10に到達した。
すると、ハズレスキル【大器晩成】が覚醒。
なんと1回のレベルアップのステータス上昇が通常の1000倍に。
チートスキル【ステータス上昇1000】を得た宮下はこれをきっかけに、今まで出会う事すら想像してこなかったモンスターを討伐。
探索者としての知名度や地位を一気に上げ、勤めていた店は討伐したレアモンスターの肉と素材の販売で大繁盛。
万年Fランクの【永遠の新米おじさん】と言われた宮下の成り上がり劇が今幕を開ける。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる