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天空大陸~終わりの始まり
仮病(嘘)は大抵すぐバレる
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~~
「良い?ノアちゃん。
"お婆"の所行って1度診て貰いなさい。(アミスティア)」
「う、うん…
…ゃ、でもそこまで心配する程じゃないよ?
今少し出したら割とスッキリしたし…」
「ノア…俺の"感知スキル"を前にして隠し事は出来んぞ?
お前の身体から、健常者なら聞こえない内臓の悲鳴が各所から響いてる。
アミの言う通り"お婆"に診て貰え。(レドリック)」
「…うん、ゴメン…」
吐血している所をアミスティアとレドリックに見られたノアは、両親説得の下"お婆"なる人物に会いに行く事に。
「皆さんには私から説明しておくから、ノアちゃんは荷仕度して…(アミスティア)」
「ぼ、僕から説明しとくよ。」
「大丈夫か…?
ノアは昔から人に言いにくい事があったらはぐらかす所があるが…?(レドリック)」
「も、もー…それは昔の話でしょ?
大事な事なんだからちゃんと言うよー…」
((不安だ…))
~そして現在~
「"花粉症"…?この時期にですかな?(クリストフ)」
「う、うん、そうなんだ。
花粉の類に昔から過敏で…それで昔からのお医者さんの下を訪ねて薬貰いに行こうと思って…ゴホッ、ゴホッ。」
「まぁ…それは何とお辛い事でしょう…(ヴァンディット)」
「だ、だからさ、ミダレさん達の地元でお祭りあるみたいだから皆で行ってくると良いよ。」
ミダレからのお誘いに断りを入れたノアは、駆け付けたクリストフとヴァンディット、『商人見習い』のミリアに最もらしい理由を説明。
ここで正直に「吐血しちゃったし、色々不調の予兆が出てきたから昔御世話になったお医者さんの下へ向かう」と伝え、過度な心配と高まりつつあったお祭りムードに水を差すのは控えたかった。
その結果、"花粉症"という理由付けになったのだった。
そうしてあくせく説明するノアの後ろ姿を、両親は何処からか頭を抱えて見ていたとか。
「それならば私もお供致しましょうぞ。(クリストフ)」ズイッ
「クリストフは皆の護衛をお願い。
君が居れば大抵どうにでもなるからね。」
「むむ…畏まり。(クリストフ)」
「花粉に過敏、ですか…
その辺の事に詳しい者が居ないか聞いてきましょうか?(ヴァンディット)」
「そ、そのお医者さんの薬は効果覿面でね。
飲めば1発だから大丈夫だよ…」
「そうで御座いますか…?(ヴァンディット)」
「う、うん…」
「花粉は辛いでしょう、この季節だとカナムグラですか?
ブタクサですか?ヨモギですか?(ミリア)」
「うぇっ!?…あ、えーっと、えーっと…ぜ、全般かな…?」
「ええっ!?それは辛いですね!
お大事になさって下さいね…?(ミリア)」
子供の頃ですら親に仮病を訴えた事が無いノアは、自分より年下の少女に仮病の嘘を付き、心を痛めつつも3人が納得する(?)説明を果たしたのだった。
「…等とノア殿は供述しており…(クリストフ)」
「供述て…(ミダレ)」
3人はノアと別れた後、他のメンバーにこの事を説明。
「でもノア君"花粉症"だったんだね。
あれ、大変って聞いた事あるよ。(素直なミダレ)」
「ん?あぁ、"花粉症"というのは嘘でしょう。(クリストフ)」
「多分嘘ですね…(ヴァンディット)」
「うん嘘。(ミリア)」
「うぇえっ!?信じきってたの私だけぇっ!?(ミダレ)」
「ミダレちゃん…ノアさんの言葉真に受け過ぎだよ…(ラハラメ)」
「そんなんじゃ、悪い男に簡単に引っ掛かっちゃうよ…?(ミダラ)」
「相手がノアさんで良かったね…(アマエ)」
素直なミダレ以外ノアが仮病であると見抜いていた。
「ノアさんって言い辛い事と女性に迫られた時位しか言葉に詰まらないのに説明があやふやでした。
自分が何の花粉がダメか把握出来てなかったのも引っ掛かかりましたし…(観察眼のミリア)」
「今の今まで花粉の事に一切言及しなかったのも…何と言うか…(古参のヴァンディット)」
「でも…もしかしたら本当に花粉症かも知れないっちゃよ…?(まだ信じてるミダレ)」
「何でミダレちゃんは食い下がるの?(アマエ)」
各々ノアが嘘を言ってると主張。
ミダレは、浮気をしていない!と信じて疑わない妻の様に何故か食い下がっていたが
「まぁ信じたい気持ちも分かりますがね、奥さん。
証拠はもう出ちゃってるんだなぁ、これが。(クリストフ)」
「そ、そんな…(ミダレ)」
「何か寸劇が始まったね、ヴァンちゃん。(ラインハード)」
「絵面的にはシュールですけどね。(ヴァンディット)」
少しシリアスなムードの寸劇が始まったが、クリストフ主導である為緊張感は一切無い。
一先ずノアを信じて疑わないミダレに対し、クリストフはノアが花粉症ではない証拠を提示する。
ビシッ!(自身に指を指すクリストフ)
「「「「「「「「…?」」」」」」」」
徐に自分に向かって指を差すクリストフの行動に、皆首を傾げている。
「ノア殿は先程ミリア嬢の質問に"全般"と答えておりましたな?
何がダメとかではなく"全般"という事は、もう何の花粉がとかそんな問題ではないのですよ。
"花粉"もダメなら"埃"とか"塵"もダメなハズ。(クリストフ)」
「「「はぁ…」」」
「皆さん最近名乗ってないのでお忘れでしょうが、私は『つかえるキノコのクリストフ』…
そう、"キノコ"なのですよ…(クリストフ)」
((((((((いや…知ってる…))))))))
ビジュアルが人間サイズのエリンギである為、忘れる方がどうにかしているというものである。
尚も自身に指差すクリストフの意図が分からない一同だが
「もう一度言いますぞ?
私は『つかえるキノコのクリストフ』…
そう、"キノコ"なのですよ…(クリストフ)」
「「「「「「「「あ"っ!?」」」」」」」」
自身の紹介を二度行った瞬間、漸くこの場の全員が意図を理解した。
クリストフの推理ではノアが"花粉全般"と供述していた事から、花粉所が埃や塵の類までダメなハズだが、"キノコ"であるクリストフとずっと一緒に居て大丈夫な訳が無い。
「良いですかミダレ殿、貴女の旦那さんは四六時中、おはようからおやすみまで私("キノコ")と一緒に居るのです!
何処かで拒否反応が出てもいいハズなのに、今更取って付けた様に"花粉症"と言われても信じれる訳無いでしょう!(クリストフ)」
「そ、そんな…そんなぁあ…!(ミダレ)」
「落ちたね。(ラインハード)」
「劇ならエンディングですね。(ヴァンディット)」
ノアの嘘が決定的となった瞬間、泣き崩れるミダレと共に寸劇も終了となったのだった。
「…という訳でこれからノア殿に証拠を突き付けて、何故そこまでして奥さんからのお誘いを断ったか追及して来ますぞ。(クリストフ)」
「あれ?まだ寸劇続いてる?(ラインハード)」
「日頃のクリストフさんの言動が寸劇みたいなモノだから分かりませんねぇ…(ヴァンディット)」
寸劇が終わった(?)直後、クリストフは勢いそのままノアの下へ向かおうとしていた。
するとそこに
「もぅ、あの子ったら…(アミスティア)」
「む?ノア殿の母君ではないですか、如何なされましたかな?(クリストフ)」
「大事な話が出来ないあの子の代わりに私から説明するわ。(アミスティア)」
「「「「「「「「え?」」」」」」」」
最初からこうしておけば良かった、みたいなバツの悪い表情で一同の前に現れた母アミスティアが事情を説明。
皆を不安にさせない様、時間を掛けてゆっくりと行われたのだった。
~その頃のノア君~
「うぅ…心が痛ぇ…」
(『そう思うなら正直に話しておけば良かったろうよ。』)
ちなみにその後、ノアは両親からこっぴどく叱られたのだった。
「良い?ノアちゃん。
"お婆"の所行って1度診て貰いなさい。(アミスティア)」
「う、うん…
…ゃ、でもそこまで心配する程じゃないよ?
今少し出したら割とスッキリしたし…」
「ノア…俺の"感知スキル"を前にして隠し事は出来んぞ?
お前の身体から、健常者なら聞こえない内臓の悲鳴が各所から響いてる。
アミの言う通り"お婆"に診て貰え。(レドリック)」
「…うん、ゴメン…」
吐血している所をアミスティアとレドリックに見られたノアは、両親説得の下"お婆"なる人物に会いに行く事に。
「皆さんには私から説明しておくから、ノアちゃんは荷仕度して…(アミスティア)」
「ぼ、僕から説明しとくよ。」
「大丈夫か…?
ノアは昔から人に言いにくい事があったらはぐらかす所があるが…?(レドリック)」
「も、もー…それは昔の話でしょ?
大事な事なんだからちゃんと言うよー…」
((不安だ…))
~そして現在~
「"花粉症"…?この時期にですかな?(クリストフ)」
「う、うん、そうなんだ。
花粉の類に昔から過敏で…それで昔からのお医者さんの下を訪ねて薬貰いに行こうと思って…ゴホッ、ゴホッ。」
「まぁ…それは何とお辛い事でしょう…(ヴァンディット)」
「だ、だからさ、ミダレさん達の地元でお祭りあるみたいだから皆で行ってくると良いよ。」
ミダレからのお誘いに断りを入れたノアは、駆け付けたクリストフとヴァンディット、『商人見習い』のミリアに最もらしい理由を説明。
ここで正直に「吐血しちゃったし、色々不調の予兆が出てきたから昔御世話になったお医者さんの下へ向かう」と伝え、過度な心配と高まりつつあったお祭りムードに水を差すのは控えたかった。
その結果、"花粉症"という理由付けになったのだった。
そうしてあくせく説明するノアの後ろ姿を、両親は何処からか頭を抱えて見ていたとか。
「それならば私もお供致しましょうぞ。(クリストフ)」ズイッ
「クリストフは皆の護衛をお願い。
君が居れば大抵どうにでもなるからね。」
「むむ…畏まり。(クリストフ)」
「花粉に過敏、ですか…
その辺の事に詳しい者が居ないか聞いてきましょうか?(ヴァンディット)」
「そ、そのお医者さんの薬は効果覿面でね。
飲めば1発だから大丈夫だよ…」
「そうで御座いますか…?(ヴァンディット)」
「う、うん…」
「花粉は辛いでしょう、この季節だとカナムグラですか?
ブタクサですか?ヨモギですか?(ミリア)」
「うぇっ!?…あ、えーっと、えーっと…ぜ、全般かな…?」
「ええっ!?それは辛いですね!
お大事になさって下さいね…?(ミリア)」
子供の頃ですら親に仮病を訴えた事が無いノアは、自分より年下の少女に仮病の嘘を付き、心を痛めつつも3人が納得する(?)説明を果たしたのだった。
「…等とノア殿は供述しており…(クリストフ)」
「供述て…(ミダレ)」
3人はノアと別れた後、他のメンバーにこの事を説明。
「でもノア君"花粉症"だったんだね。
あれ、大変って聞いた事あるよ。(素直なミダレ)」
「ん?あぁ、"花粉症"というのは嘘でしょう。(クリストフ)」
「多分嘘ですね…(ヴァンディット)」
「うん嘘。(ミリア)」
「うぇえっ!?信じきってたの私だけぇっ!?(ミダレ)」
「ミダレちゃん…ノアさんの言葉真に受け過ぎだよ…(ラハラメ)」
「そんなんじゃ、悪い男に簡単に引っ掛かっちゃうよ…?(ミダラ)」
「相手がノアさんで良かったね…(アマエ)」
素直なミダレ以外ノアが仮病であると見抜いていた。
「ノアさんって言い辛い事と女性に迫られた時位しか言葉に詰まらないのに説明があやふやでした。
自分が何の花粉がダメか把握出来てなかったのも引っ掛かかりましたし…(観察眼のミリア)」
「今の今まで花粉の事に一切言及しなかったのも…何と言うか…(古参のヴァンディット)」
「でも…もしかしたら本当に花粉症かも知れないっちゃよ…?(まだ信じてるミダレ)」
「何でミダレちゃんは食い下がるの?(アマエ)」
各々ノアが嘘を言ってると主張。
ミダレは、浮気をしていない!と信じて疑わない妻の様に何故か食い下がっていたが
「まぁ信じたい気持ちも分かりますがね、奥さん。
証拠はもう出ちゃってるんだなぁ、これが。(クリストフ)」
「そ、そんな…(ミダレ)」
「何か寸劇が始まったね、ヴァンちゃん。(ラインハード)」
「絵面的にはシュールですけどね。(ヴァンディット)」
少しシリアスなムードの寸劇が始まったが、クリストフ主導である為緊張感は一切無い。
一先ずノアを信じて疑わないミダレに対し、クリストフはノアが花粉症ではない証拠を提示する。
ビシッ!(自身に指を指すクリストフ)
「「「「「「「「…?」」」」」」」」
徐に自分に向かって指を差すクリストフの行動に、皆首を傾げている。
「ノア殿は先程ミリア嬢の質問に"全般"と答えておりましたな?
何がダメとかではなく"全般"という事は、もう何の花粉がとかそんな問題ではないのですよ。
"花粉"もダメなら"埃"とか"塵"もダメなハズ。(クリストフ)」
「「「はぁ…」」」
「皆さん最近名乗ってないのでお忘れでしょうが、私は『つかえるキノコのクリストフ』…
そう、"キノコ"なのですよ…(クリストフ)」
((((((((いや…知ってる…))))))))
ビジュアルが人間サイズのエリンギである為、忘れる方がどうにかしているというものである。
尚も自身に指差すクリストフの意図が分からない一同だが
「もう一度言いますぞ?
私は『つかえるキノコのクリストフ』…
そう、"キノコ"なのですよ…(クリストフ)」
「「「「「「「「あ"っ!?」」」」」」」」
自身の紹介を二度行った瞬間、漸くこの場の全員が意図を理解した。
クリストフの推理ではノアが"花粉全般"と供述していた事から、花粉所が埃や塵の類までダメなハズだが、"キノコ"であるクリストフとずっと一緒に居て大丈夫な訳が無い。
「良いですかミダレ殿、貴女の旦那さんは四六時中、おはようからおやすみまで私("キノコ")と一緒に居るのです!
何処かで拒否反応が出てもいいハズなのに、今更取って付けた様に"花粉症"と言われても信じれる訳無いでしょう!(クリストフ)」
「そ、そんな…そんなぁあ…!(ミダレ)」
「落ちたね。(ラインハード)」
「劇ならエンディングですね。(ヴァンディット)」
ノアの嘘が決定的となった瞬間、泣き崩れるミダレと共に寸劇も終了となったのだった。
「…という訳でこれからノア殿に証拠を突き付けて、何故そこまでして奥さんからのお誘いを断ったか追及して来ますぞ。(クリストフ)」
「あれ?まだ寸劇続いてる?(ラインハード)」
「日頃のクリストフさんの言動が寸劇みたいなモノだから分かりませんねぇ…(ヴァンディット)」
寸劇が終わった(?)直後、クリストフは勢いそのままノアの下へ向かおうとしていた。
するとそこに
「もぅ、あの子ったら…(アミスティア)」
「む?ノア殿の母君ではないですか、如何なされましたかな?(クリストフ)」
「大事な話が出来ないあの子の代わりに私から説明するわ。(アミスティア)」
「「「「「「「「え?」」」」」」」」
最初からこうしておけば良かった、みたいなバツの悪い表情で一同の前に現れた母アミスティアが事情を説明。
皆を不安にさせない様、時間を掛けてゆっくりと行われたのだった。
~その頃のノア君~
「うぅ…心が痛ぇ…」
(『そう思うなら正直に話しておけば良かったろうよ。』)
ちなみにその後、ノアは両親からこっぴどく叱られたのだった。
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