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天空大陸~終わりの始まり
唐突に訪れる世界の危機
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~現世では無い何処かの場所~
「『暦の改変者』の少年ノア。余命2年3ヶ月と13日。
ステージ1の症状が発現、ステージ2は半年後と予想されておりますが、現況を鑑みればそれよりも早まると予想されるわ…(暦)」
「彼からの呼び掛けは?(地母神)」
「無い…わね…
今回の戦闘で彼の御両親が『神の恩恵』を行使してたからもしかして、と思ったのだけど…(暦)」
神の1人である暦は、気落ちした様子で自身のテーブルに座し、向かいにいる仲間の神地母神に1人の人族の少年ノアに関する悩みを打ち明けていた。
暦は文字通り"暦"の神様で、"時間"に関する事象に関して得意としているが、それに付随した生と死に関する事柄にも携わっていた。
"暦"というのは"生まれてから死ぬまでの道筋"であり、この世に生まれ落ちた瞬間から各々ある程度の道筋が決まっているモノである。
そこから他者との繋がりや環境の変化に伴って道筋は多少の変化を遂げるものの、当初予定していた通りの道筋に帰結するとか。
だがノアと交流した者達や行動を共にする事になった者達の殆んどが元の"暦"から外れ、良い方向に向かっているとの事。
ノアからしてみれば成り行き故の結果である為実感は無いが、暦からすれば『神の恩恵』を授けるに相応しい程の行いである。
そこで暦は前々からノアに"寿命の延長"を打診しているのだが、待てど暮らせど良い返事が返ってこない。
幼少期の大病で寿命が大きく削られてしまったノアにとっては、喉から手が出る程欲するものである。
と確信していた暦には、ノアの意図が分からずにいた。
「うーん…もっと具体的に何年寿命が延びるとか、別プランを提示してみたらどうかな?
利益率を謳ってみたりとか。(地母神)」
「何か怪しい保険屋みたいなムーヴかましてない?余計にあちらから声掛けられなくならない?(暦)」
大抵の者達なら直ぐに恩恵を授かってきた為、断られたり返事が返ってこない場合を想定出来ておらず、仲間からの提案も何処か取って付けたものばかりであった。
と
〝彼は定められた命を全うしようとしている様だ。無理強いするのはあまり好ましく無いぞ。(???)〟
「「っ!?」」
この場所では聞き馴染みの無い声が後方より響き、地母神と暦は思わず猫の様に飛び上がってしまった。
「っ…ハ、"ハデス様"っ!?(暦)」
「冥界の神であるハズの貴方様がどうしてこの場に…(地母神)」
〝"地獄の最高神"なんだからここだろうがあっちだろうが行き来するのはこちらの自由だろぅ?(冥界の神)〟
"ここ"とは違い、光輝く後光による正体の判別が難しい事は無く、逆に靄(モヤ)が掛かった様な黒いオーラを撒き散らし、軽い口調でボサボサ髪の青年の姿があった。
青年の名は"ハデス"。
冥界の神であり地獄の神でもある。
〝今日ここに来たのはアイツと話をしに来た。
居るんだろアイツ。
ボインちゃん、悪いけど呼んできてくれないかい?(冥界の神)〟
「だ、誰がボインですか!
…分かりました、呼んできますよ…!(地母神)」
冥界の神に天界の神である主神を呼んでくる様に言われた地母神は、顔を真っ赤にしつつも何処かへと姿を消すのであった。
「そ、それでハデス様。
先程の言葉の意味は…?(暦)」
〝さっきの?
あぁ、『暦の改変者』の少年の事だね。
彼はどうやら今までの者達とは"死生観"が全く異なる様だ。(冥界の神)〟
「"死生観"…ですか…?(暦)」
〝あぁ。
彼は5歳の時に異世界産の病に罹り、人生の1/3程死の淵を彷徨った。
幸運にも回復したとはいえ、彼は自分が"長くない"事を悟っていたのだろう。
"寿命の延長"に彼がそこまでの興味を示していない辺り、"どう生きるか"では無く、"どう死ぬか"に重きを置いている様に思えるね。(冥界の神)〟
「"どう死ぬか"…ですか…?(暦)」
〝彼の能力的に、余生を自堕落に過ごす事も可能であろうが、性格的にあまり好ましく無い様に思う。
手と目の届く範囲で他者の役に立ち、死するその時まで無償の恩返しに勤しもうとしている。
私にはそういう風に見える。(冥界の神)〟
「…だからこそ、そんな彼には恩恵を授けたいと…(暦)」
〝言いたい事は分かる。
君ら天界の者にしてみれば"自己犠牲"は最高の美徳。
彼は"自己犠牲の権化"と言っても良い存在。
気質が頑固故根底が変わらん限り考えを改める事は無いだろう。例え我々"神"がそう進言したとてな。
彼の事を想うなら無理に迫らず、彼から問い掛けて来た時に応えてあげたら良いんじゃないか、と俺は思うがね。(冥界の神)〟
よく"徳を積む"なんて言葉があるが、この要素によって死後天国に行けるか、地獄に行くかが決まると言われている。
生ける者全てに備わっている隠しステータスの様なモノで、"ここ"では明確に数値化され、記録されている。
"徳を積む"方法は多々あれど、"ここ"で1番の美徳とされている"自己犠牲"が特に"徳を積む"には良いと言われている。
冒険者生活を開始して半年のノアは、修羅場と言っても良い過酷な戦場の数々を一騎当千の活躍(自己犠牲)で以て駆け抜け、一定以上の"徳"を積んだ事から"神(暦)"の目に止まり恩恵の授与を切り出されたのだった。
「…彼は、未練とか無いのでしょうか…?
同年代の子と同じ様に恋人も出来ましたし、これから広い世界に羽ばたける良い機会なのに…(暦)」
〝未練、未練ねぇ…
恐らくだが、後の事を考えて"恋人同士"で留めているのかも知れないな。
仲が深くなればなる程、残される者達の悲しみも深くなる。
それを鑑みて彼自身積極的な手出しをしないんじゃないかな。(冥界の神)〟
「……。(暦)」
冥界の神からの返答に思い当たる節があり、思わず閉口してしまう暦。
そんな暦に冥界の神はある提案を投げ掛ける。
〝本人の意向を聞いてみない事には何とも言えないが、もし彼の事を思うのなら今後の事を考えて『戦略時間兵器』…『神々の恩恵』を彼に預けてみてはどうだろう?(冥界の神)〟
「な!何を言うんですハデス様!
"アレ"は3000年以上先の技術的遺物!
いくら彼が信頼の置ける存在だからって…(暦)」
ここで両者が話している『神々の恩恵』とは、"獣人国編~【勇者】アーク・ダンジョン『時の迷宮』~"内で出てきた魔導具の事である。
〝『神々の恩恵』がこの世界にあってはならない代物である事は知っている。
だがこの世界には既に"居てはならない存在"が転移してきているだろう?(冥界の神)〟
「…"異世界からの【魔王】アクロス"…ですね…?(暦)」
〝そうだ。
具体的な年代は分からないが、彼はこの世界よりも進んだ世界に居た様だ。
暦に似た能力を持ち得ながらも事象を無視して過去に飛ぶ事が出来ない事を鑑みるに、大体2000年程先の世界線から来たと思われるが…(冥界の神)〟
「…私の調査では、彼は2700年の異世界からこちらに召喚されましたのでハデス様の御考察通りかと…
…確かに何れ『暦の改変者』の少年は【魔王】アクロスと相対する事になるでしょう。(暦)」
〝遥か未来の【魔王】と現代世界の少年ではどう足掻いても勝負にならない。
この世界の【勇者】は事実上"死んだも同然"。
次に命運を託すべき人物に『神々の恩恵』を託しておいた方が良いと思うぞ。(冥界の神)〟
「そ、それは…いや…ですが…(暦)」
『神々の恩恵』は"時"を捧げる事で真価を発揮する魔導具。
寿命の延長を申し出ないノアへのもう1つの選択肢として『神々の恩恵』の譲渡を提案してきたのだった。
だが遥か未来の技術的遺物故、難色を示す暦。
〝っと…話が飛躍し過ぎた、この話はここまでにしよう。
だが頭の片隅には残しておくと良い、選択肢の1つが上手くいかないからといって足踏みしていてはこの先大変だぞ?
事態は刻一刻と動き続けているからな。(冥界の神)〟
「…ハデス様はこの先何が起こるのか、既に把握していらっしゃるのですか…?(暦)」
何かを見越してかの発言の数々に暦は怪訝そうな顔をする。
いくら"暦"の神とはいえ、未来の事象に関する閲覧は制限が掛かっており、この物語がどうなるかは把握出来ていないのである。
〝ある程度の事は聞いているが、全てを知っている訳ではない。
君なら知っているだろう?
全てを把握した上でこの場に居ては、ここでの行動によって未来が変わってしまう事を。(冥界の神)〟
「…はい、存じています。…と言う事は…(暦)」
〝そうだ。
全てを把握しているのは…(冥界の神)〟
と、…冥界の神が次なる言葉を発しようとした所で
『『シュパッ! 』』
〝お、来たか。(冥界の神)〟
2人の目の前の空間が突如発光し、後光差す2人の人物が出現。
1人は先程遣いに行かせた神、地母神。
そしてもう1人は
〝久しいなハデス。
貴君が来たという事は"この世界に危機が迫っている"事を感じ取ったのだな?(主神)〟
「「っ!?(地母神、暦)」」
〝あぁそうだ。
"理外による直接・間接的な死者の負のエネルギー"が許容量を超えた。
比較的影響軽微と思われた現在の状況でこれだ、これからは加速度的に増え、取り返しのつかない状況になるだろう。(冥界の神)〟
『天界』の神々同様光輝く後光を瞬かせながら、老若男女どれとも受け取れる声と輪郭をもった神(主神)が冥界の神の下へやって来た。
冥界の神と主神から告げられた衝撃的な宣告に、地母神と暦の二神はただただ動揺するばかりであった。
「『暦の改変者』の少年ノア。余命2年3ヶ月と13日。
ステージ1の症状が発現、ステージ2は半年後と予想されておりますが、現況を鑑みればそれよりも早まると予想されるわ…(暦)」
「彼からの呼び掛けは?(地母神)」
「無い…わね…
今回の戦闘で彼の御両親が『神の恩恵』を行使してたからもしかして、と思ったのだけど…(暦)」
神の1人である暦は、気落ちした様子で自身のテーブルに座し、向かいにいる仲間の神地母神に1人の人族の少年ノアに関する悩みを打ち明けていた。
暦は文字通り"暦"の神様で、"時間"に関する事象に関して得意としているが、それに付随した生と死に関する事柄にも携わっていた。
"暦"というのは"生まれてから死ぬまでの道筋"であり、この世に生まれ落ちた瞬間から各々ある程度の道筋が決まっているモノである。
そこから他者との繋がりや環境の変化に伴って道筋は多少の変化を遂げるものの、当初予定していた通りの道筋に帰結するとか。
だがノアと交流した者達や行動を共にする事になった者達の殆んどが元の"暦"から外れ、良い方向に向かっているとの事。
ノアからしてみれば成り行き故の結果である為実感は無いが、暦からすれば『神の恩恵』を授けるに相応しい程の行いである。
そこで暦は前々からノアに"寿命の延長"を打診しているのだが、待てど暮らせど良い返事が返ってこない。
幼少期の大病で寿命が大きく削られてしまったノアにとっては、喉から手が出る程欲するものである。
と確信していた暦には、ノアの意図が分からずにいた。
「うーん…もっと具体的に何年寿命が延びるとか、別プランを提示してみたらどうかな?
利益率を謳ってみたりとか。(地母神)」
「何か怪しい保険屋みたいなムーヴかましてない?余計にあちらから声掛けられなくならない?(暦)」
大抵の者達なら直ぐに恩恵を授かってきた為、断られたり返事が返ってこない場合を想定出来ておらず、仲間からの提案も何処か取って付けたものばかりであった。
と
〝彼は定められた命を全うしようとしている様だ。無理強いするのはあまり好ましく無いぞ。(???)〟
「「っ!?」」
この場所では聞き馴染みの無い声が後方より響き、地母神と暦は思わず猫の様に飛び上がってしまった。
「っ…ハ、"ハデス様"っ!?(暦)」
「冥界の神であるハズの貴方様がどうしてこの場に…(地母神)」
〝"地獄の最高神"なんだからここだろうがあっちだろうが行き来するのはこちらの自由だろぅ?(冥界の神)〟
"ここ"とは違い、光輝く後光による正体の判別が難しい事は無く、逆に靄(モヤ)が掛かった様な黒いオーラを撒き散らし、軽い口調でボサボサ髪の青年の姿があった。
青年の名は"ハデス"。
冥界の神であり地獄の神でもある。
〝今日ここに来たのはアイツと話をしに来た。
居るんだろアイツ。
ボインちゃん、悪いけど呼んできてくれないかい?(冥界の神)〟
「だ、誰がボインですか!
…分かりました、呼んできますよ…!(地母神)」
冥界の神に天界の神である主神を呼んでくる様に言われた地母神は、顔を真っ赤にしつつも何処かへと姿を消すのであった。
「そ、それでハデス様。
先程の言葉の意味は…?(暦)」
〝さっきの?
あぁ、『暦の改変者』の少年の事だね。
彼はどうやら今までの者達とは"死生観"が全く異なる様だ。(冥界の神)〟
「"死生観"…ですか…?(暦)」
〝あぁ。
彼は5歳の時に異世界産の病に罹り、人生の1/3程死の淵を彷徨った。
幸運にも回復したとはいえ、彼は自分が"長くない"事を悟っていたのだろう。
"寿命の延長"に彼がそこまでの興味を示していない辺り、"どう生きるか"では無く、"どう死ぬか"に重きを置いている様に思えるね。(冥界の神)〟
「"どう死ぬか"…ですか…?(暦)」
〝彼の能力的に、余生を自堕落に過ごす事も可能であろうが、性格的にあまり好ましく無い様に思う。
手と目の届く範囲で他者の役に立ち、死するその時まで無償の恩返しに勤しもうとしている。
私にはそういう風に見える。(冥界の神)〟
「…だからこそ、そんな彼には恩恵を授けたいと…(暦)」
〝言いたい事は分かる。
君ら天界の者にしてみれば"自己犠牲"は最高の美徳。
彼は"自己犠牲の権化"と言っても良い存在。
気質が頑固故根底が変わらん限り考えを改める事は無いだろう。例え我々"神"がそう進言したとてな。
彼の事を想うなら無理に迫らず、彼から問い掛けて来た時に応えてあげたら良いんじゃないか、と俺は思うがね。(冥界の神)〟
よく"徳を積む"なんて言葉があるが、この要素によって死後天国に行けるか、地獄に行くかが決まると言われている。
生ける者全てに備わっている隠しステータスの様なモノで、"ここ"では明確に数値化され、記録されている。
"徳を積む"方法は多々あれど、"ここ"で1番の美徳とされている"自己犠牲"が特に"徳を積む"には良いと言われている。
冒険者生活を開始して半年のノアは、修羅場と言っても良い過酷な戦場の数々を一騎当千の活躍(自己犠牲)で以て駆け抜け、一定以上の"徳"を積んだ事から"神(暦)"の目に止まり恩恵の授与を切り出されたのだった。
「…彼は、未練とか無いのでしょうか…?
同年代の子と同じ様に恋人も出来ましたし、これから広い世界に羽ばたける良い機会なのに…(暦)」
〝未練、未練ねぇ…
恐らくだが、後の事を考えて"恋人同士"で留めているのかも知れないな。
仲が深くなればなる程、残される者達の悲しみも深くなる。
それを鑑みて彼自身積極的な手出しをしないんじゃないかな。(冥界の神)〟
「……。(暦)」
冥界の神からの返答に思い当たる節があり、思わず閉口してしまう暦。
そんな暦に冥界の神はある提案を投げ掛ける。
〝本人の意向を聞いてみない事には何とも言えないが、もし彼の事を思うのなら今後の事を考えて『戦略時間兵器』…『神々の恩恵』を彼に預けてみてはどうだろう?(冥界の神)〟
「な!何を言うんですハデス様!
"アレ"は3000年以上先の技術的遺物!
いくら彼が信頼の置ける存在だからって…(暦)」
ここで両者が話している『神々の恩恵』とは、"獣人国編~【勇者】アーク・ダンジョン『時の迷宮』~"内で出てきた魔導具の事である。
〝『神々の恩恵』がこの世界にあってはならない代物である事は知っている。
だがこの世界には既に"居てはならない存在"が転移してきているだろう?(冥界の神)〟
「…"異世界からの【魔王】アクロス"…ですね…?(暦)」
〝そうだ。
具体的な年代は分からないが、彼はこの世界よりも進んだ世界に居た様だ。
暦に似た能力を持ち得ながらも事象を無視して過去に飛ぶ事が出来ない事を鑑みるに、大体2000年程先の世界線から来たと思われるが…(冥界の神)〟
「…私の調査では、彼は2700年の異世界からこちらに召喚されましたのでハデス様の御考察通りかと…
…確かに何れ『暦の改変者』の少年は【魔王】アクロスと相対する事になるでしょう。(暦)」
〝遥か未来の【魔王】と現代世界の少年ではどう足掻いても勝負にならない。
この世界の【勇者】は事実上"死んだも同然"。
次に命運を託すべき人物に『神々の恩恵』を託しておいた方が良いと思うぞ。(冥界の神)〟
「そ、それは…いや…ですが…(暦)」
『神々の恩恵』は"時"を捧げる事で真価を発揮する魔導具。
寿命の延長を申し出ないノアへのもう1つの選択肢として『神々の恩恵』の譲渡を提案してきたのだった。
だが遥か未来の技術的遺物故、難色を示す暦。
〝っと…話が飛躍し過ぎた、この話はここまでにしよう。
だが頭の片隅には残しておくと良い、選択肢の1つが上手くいかないからといって足踏みしていてはこの先大変だぞ?
事態は刻一刻と動き続けているからな。(冥界の神)〟
「…ハデス様はこの先何が起こるのか、既に把握していらっしゃるのですか…?(暦)」
何かを見越してかの発言の数々に暦は怪訝そうな顔をする。
いくら"暦"の神とはいえ、未来の事象に関する閲覧は制限が掛かっており、この物語がどうなるかは把握出来ていないのである。
〝ある程度の事は聞いているが、全てを知っている訳ではない。
君なら知っているだろう?
全てを把握した上でこの場に居ては、ここでの行動によって未来が変わってしまう事を。(冥界の神)〟
「…はい、存じています。…と言う事は…(暦)」
〝そうだ。
全てを把握しているのは…(冥界の神)〟
と、…冥界の神が次なる言葉を発しようとした所で
『『シュパッ! 』』
〝お、来たか。(冥界の神)〟
2人の目の前の空間が突如発光し、後光差す2人の人物が出現。
1人は先程遣いに行かせた神、地母神。
そしてもう1人は
〝久しいなハデス。
貴君が来たという事は"この世界に危機が迫っている"事を感じ取ったのだな?(主神)〟
「「っ!?(地母神、暦)」」
〝あぁそうだ。
"理外による直接・間接的な死者の負のエネルギー"が許容量を超えた。
比較的影響軽微と思われた現在の状況でこれだ、これからは加速度的に増え、取り返しのつかない状況になるだろう。(冥界の神)〟
『天界』の神々同様光輝く後光を瞬かせながら、老若男女どれとも受け取れる声と輪郭をもった神(主神)が冥界の神の下へやって来た。
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