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34 スーリの告白
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スーリは宿のベッドで日の光を顔に受け、だんだんと目が覚め始めていた…。
それと共に、二日酔いによるひどい痛みが頭を襲う…。
なんとか薄目を開けた自分の腕の上に、シャルリンテの姿がない事にスーリはハッと気がついた。
スーリは、冷水を浴びせられたかのように一瞬にして、覚醒する。
思わず、ガバッと身を起こしたスーリの頭に、容赦なく激痛が走った。
「…いっ…うっ…!」
スーリは痛みをこらえ、頭に手を当てた。
そしてすぐに婚姻石を通し、シャルリンテに問いかける…。
《……シャルリンテ様…?どこに…いるんですか?また、ご返事はいただけない?》
《………さ…ん…ぽ…。す…ぐ…も……る》
シャルリンテの返事は、聞き取れるか聞き取れないかぐらいの声だったが、すぐに反応があった事にスーリはほっとする…。
《…さんぽ…ですか?》
《…そ…》
スーリは、再び重い頭を枕に横たえた…。
《…また、無視されるかと思いました。すぐ…帰ってきてくださいね》
額の上に両手を載せ、スーリは安堵のため息をついた。
それと共に、これから起こるだろう切ない別れを想像し、スーリの心は悲しみで揺れた…。
──シャルリンテ様が部屋に帰ってきたら、ちゃんと…話をして…そして…。
スーリはそんな事を考えながら、またうつらうつらと、睡魔に足を引っ張られていった。
スーリが再び目を覚ました時、もう夜になっていた。
頭痛はすっきり取れていたが、部屋が真っ暗な事に衝撃を覚える…。
「──!シャルリンテ様?!」
勢いよく身を起こし、目を凝らすと部屋の中で一人の女の影が揺れ、スーリはほっと胸をなでおろす。
「…シャルリンテ様…寝てしまって…すみません。もう、夜…ですか?もしかして、この宿…もう一泊の手続き…してくれたんですか?」
「……スーリ…目を閉じて?」
シャルリンテのいつもの声が、心地よくスーリの耳に響く。
言われた通り、スーリは目を閉じる…。
部屋にいた女は、自分の腰のリボンをほどきスーリの目を覆って、頭の後ろできゅっとしばった。
「…そういう趣味が…おありで?てっきり、昨夜、怒らせてしまったかと…まさか…あれじゃ…足りなかった…とか?」
そう言って微笑んだスーリを、女は乱暴にベッドに突き倒した…。
スーリは、どさりっと枕に頭をついた。
「今日は随分…乱暴なんですね…。ぜひ、お相手をして差し上げたいんですが、言う事があって…」
その女は、スーリの言葉などまるで聞いていないかのように、スーリの上にまたがってきた。
「…シャルリンテ様…。昨夜は私が悪かった…。酔っていたとはいえ、嫌がるあなたを何回も…」
上に乗っていた女は、無言のままだった。
「私とサシュナに行きたくないのは、よく分かりました…。昨夜、一緒に行くと言わせられなかった私の負けです。私を殺してください。魔力は…すぐ戻る…」
反応が何もない事を不審に思いながらも、スーリは続けた…。
「魔力が戻れば…あなた一人でも逃げおおせる…。お嫌いなサシュナに行かずとも、お好きな国に簡単に行けるはずです…。ああ…売春婦はやめてくださいね…。私も、もうおそばにはいられないのだし…危険ですから…」
スーリは、沈黙を続けるシャルリンテが気になり、目隠しをはずそうとリボンに手をかける…。
それを止めるように、スーリの唇を女は塞いだ。
スーリは女の頬に手をやると、そのキスに応え始めた。
優しく口の中に舌を入れ、スーリは女の舌を刺激する…。
すると、女の舌もスーリの欲望を掻き立てるように、スーリに甘く応える。
しばらく、キスをしていたスーリは、唇をすっと離した。
「……キス…上手く…なりましたね。いつも…もっと…拙い…」
その言葉を聞くと、スーリの上に乗っていた女が、突然大きな声で笑い出した…。
「…ふふっ…あははははっ……!!なによ!あの女、キスも下手なの?!ジャナル様、いい加減、目を覚ましてくださいな!」
スーリは目隠しを、さっと取った。
──そこにいたのはクースリューだった。
それと共に、二日酔いによるひどい痛みが頭を襲う…。
なんとか薄目を開けた自分の腕の上に、シャルリンテの姿がない事にスーリはハッと気がついた。
スーリは、冷水を浴びせられたかのように一瞬にして、覚醒する。
思わず、ガバッと身を起こしたスーリの頭に、容赦なく激痛が走った。
「…いっ…うっ…!」
スーリは痛みをこらえ、頭に手を当てた。
そしてすぐに婚姻石を通し、シャルリンテに問いかける…。
《……シャルリンテ様…?どこに…いるんですか?また、ご返事はいただけない?》
《………さ…ん…ぽ…。す…ぐ…も……る》
シャルリンテの返事は、聞き取れるか聞き取れないかぐらいの声だったが、すぐに反応があった事にスーリはほっとする…。
《…さんぽ…ですか?》
《…そ…》
スーリは、再び重い頭を枕に横たえた…。
《…また、無視されるかと思いました。すぐ…帰ってきてくださいね》
額の上に両手を載せ、スーリは安堵のため息をついた。
それと共に、これから起こるだろう切ない別れを想像し、スーリの心は悲しみで揺れた…。
──シャルリンテ様が部屋に帰ってきたら、ちゃんと…話をして…そして…。
スーリはそんな事を考えながら、またうつらうつらと、睡魔に足を引っ張られていった。
スーリが再び目を覚ました時、もう夜になっていた。
頭痛はすっきり取れていたが、部屋が真っ暗な事に衝撃を覚える…。
「──!シャルリンテ様?!」
勢いよく身を起こし、目を凝らすと部屋の中で一人の女の影が揺れ、スーリはほっと胸をなでおろす。
「…シャルリンテ様…寝てしまって…すみません。もう、夜…ですか?もしかして、この宿…もう一泊の手続き…してくれたんですか?」
「……スーリ…目を閉じて?」
シャルリンテのいつもの声が、心地よくスーリの耳に響く。
言われた通り、スーリは目を閉じる…。
部屋にいた女は、自分の腰のリボンをほどきスーリの目を覆って、頭の後ろできゅっとしばった。
「…そういう趣味が…おありで?てっきり、昨夜、怒らせてしまったかと…まさか…あれじゃ…足りなかった…とか?」
そう言って微笑んだスーリを、女は乱暴にベッドに突き倒した…。
スーリは、どさりっと枕に頭をついた。
「今日は随分…乱暴なんですね…。ぜひ、お相手をして差し上げたいんですが、言う事があって…」
その女は、スーリの言葉などまるで聞いていないかのように、スーリの上にまたがってきた。
「…シャルリンテ様…。昨夜は私が悪かった…。酔っていたとはいえ、嫌がるあなたを何回も…」
上に乗っていた女は、無言のままだった。
「私とサシュナに行きたくないのは、よく分かりました…。昨夜、一緒に行くと言わせられなかった私の負けです。私を殺してください。魔力は…すぐ戻る…」
反応が何もない事を不審に思いながらも、スーリは続けた…。
「魔力が戻れば…あなた一人でも逃げおおせる…。お嫌いなサシュナに行かずとも、お好きな国に簡単に行けるはずです…。ああ…売春婦はやめてくださいね…。私も、もうおそばにはいられないのだし…危険ですから…」
スーリは、沈黙を続けるシャルリンテが気になり、目隠しをはずそうとリボンに手をかける…。
それを止めるように、スーリの唇を女は塞いだ。
スーリは女の頬に手をやると、そのキスに応え始めた。
優しく口の中に舌を入れ、スーリは女の舌を刺激する…。
すると、女の舌もスーリの欲望を掻き立てるように、スーリに甘く応える。
しばらく、キスをしていたスーリは、唇をすっと離した。
「……キス…上手く…なりましたね。いつも…もっと…拙い…」
その言葉を聞くと、スーリの上に乗っていた女が、突然大きな声で笑い出した…。
「…ふふっ…あははははっ……!!なによ!あの女、キスも下手なの?!ジャナル様、いい加減、目を覚ましてくださいな!」
スーリは目隠しを、さっと取った。
──そこにいたのはクースリューだった。
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