最強のアラサー魔導師はかつての弟子達に迫られる~ただ冒険者を始めようとしただけなのに弟子達がそれを許してくれない~

おやっつ

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第1章:帝国での暮らしを始める

第10話:生徒をボコボコにしてしまった

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───演習場にて

「というわけで、授業時間もないので先生には一斉に決闘を挑んだ生徒を相手してもらいます。」

「………は?」

来て早々、俺の前に立ちはだかるのは見るだけでわかるほど、生徒の中では強い。それが10………5人、ということはつまり、生徒の中でトップレベルのセイハが集めた奴らだろう。

「それでは始めっ!!」
「おい、急に始めんなよ………っと!」

開始早々、セイハが牽制と言わんばかりの魔術を俺に向かって撃ってきた。別にそれはどうでもいいんだが………

「サラのやつ………後で覚えていろよ……。」

セイハが牽制を撃ったことで、他の奴らも連携をとりながら俺に攻撃をしてきていた。………だけどなんか違和感がある。なんというか………

「人数の割に飛んでくる魔術が少ないような………?」

───1分後

「あ、あれ?思ったより少ないな………」

決闘開始からまだそんなに時間が経っていないはずだか、もう魔力切れを起こしたやつや俺の魔術をくらってリタイアしたもので溢れていた。

「先生………大人気ないですね。」

そこら辺に倒れてる10数人の生徒を興味無さそうな目で眺めながらサラが言う。

「で、でも神級が居たはずじゃ………。」

そうだ、神級がいたはずだよな?そいつはまだ残っているに違いない。神級は人間の中で人間離れしていると言っても過言ではないと言われているし、そう簡単には………。

淡い期待をしている俺に目を合わせ、無言でサラがここから1,2,3人奥にいる女子生徒を指さす。

「いくら神級とはいえ、下位だし生徒。先生が少し力を出せばそれこそ聖級か神級のトップレベルじゃないと相手にすらなりませんよ。」

そんなことも分からないのですか、と言わんばかりの目をこちらに向け、サラはそのようなことを口にした。

「えぇ………神級ってもっと強かった記憶があるんだけど………。」

何回か神級と戦う機会はあったし(模擬戦闘)、神級のある程度の強さは把握しているつもりだ。でも、いくら下位とはいえ手応えが無さすぎる。

「俺の力が強くなったのか………?」

あまり自覚は無いが、そういうことにしないと説明がつかないし、今はそういうことにしておこう。

「まぁ何はともあれ、勝者、魔導師シューファ!」

───シーン

みんな驚いているのか、俺の勝利を歓喜する声すら聞こえない。別に寂しいわけじゃないぞ。ただ、なぁ、もっと俺を褒めてくれたりとか………。

「生徒諸君!授業があるものはさっさと教室へ迎え~!」

この状況でもサラはいつも通り学院長の仕事をこなしていた。こうみると、本当に昔のサラからは想像ができない。

『はい!!』

「先生も、行きますよ。」
「あ、あぁ。」
 
そうして俺は、さらに連れられ演習場から教室まで少し早めに歩き始めるのだった。

───教室にて

なんやかんやあったが、教室に戻ってきたら演習場でのざわつきは無くなっていた。血の気は多いが、切り替えは早いんだな………。

「それじゃあ授業を始めるぞ~って………リオナはどうした?」

『え?そ、それは………。』

ど、どうかしたのか?もしかしてリオナのやつ、授業に出ない不良だったり………いや、だとしたら特待生で授業免除っていう方が可能性の方が高そうだよな。

『せ、先生が……。』

「え、俺なんもしてない………よな?」

え、本当に俺なんもしてない………よな?もしかして俺のこと嫌いすぎて不登校になっていたり?

『さっきの決闘で先生が思いっきり魔法撃っちゃったから今医務室で休んでいますよ。』

「え!?リオナのやつもあの決闘に参加していたのか!?」

『いや、リオナはこの学院で唯一の神級魔導師ですよ?先生も警戒ぐらい………してなくてもおかしくはないか。』

「神級魔導師………あぁ、そんな話も聞いていたな。」

なんかどこかで見たことあるなぁ~って思ってたんだよな。でもやっぱりあいつは優秀だったんだ。しかもみんな唯一の神級って言うから1人だと思ってたけど二人いたのかよ。なんか騙された気分だな。

みんなの話を聞く感じ、セイハとリオナはライバル的な立ち位置らしく、あの決闘でも俺と戦っている最中にお互いのことを妨害していた、ということでいつもよりも手応えがなかったらしい。

「俺が強くなっていた訳では無いのか、」ボソッ

───授業が終わって

「先生~。お客様が来てますよ~!」

授業が終わって教室から出た途端、奥の方からサラが走ってこちらに向かってきていた。

「え、俺にお客さん?」

俺にお客さんなんて………ダメだ。どんなに考えても俺に会いに来るやつなんて思い出せない。ずっと仕事ばっかりだったからな、うん、仕方ないよな!はは……

「こちらの部屋ですよ。一応、一応念の為ですが、私も一緒に入ってよろしいですか?」

お客さんは女の人だし、それに騎士っぽい人は美人だしおしとやか。魔導師っぽい人はまだ子供っぽかったけどとても可愛いし、

ボソッ「恋敵なら圧をかけておかないと…。」ボソッ

「どうした?」

「いえ、なんでもないですよ。」

なんか隠してるような気もするが………それにしても俺のお客さんって本当に誰なんだ?まさか王国から暗殺しに来たやつだったり………。

───ガチャッ



・・・・・・・・・あとがき・・・・・・・・・
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