最強のアラサー魔導師はかつての弟子達に迫られる~ただ冒険者を始めようとしただけなのに弟子達がそれを許してくれない~

おやっつ

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第2章:実家に帰省、しかしここはエルフの里。

第25話:従魔契約

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突然エルフの里に来たフェンリルと対峙している俺なんだが………。

「………ご主……人?」

『やはり覚えていなかったか。昔ゴブリンに殺されそうになった子どもの狼を助けた記憶はないか……?』

子どもの狼を助けた記憶………そういえば昔、魔術の練習をするために里の外に出た時にそんなこともあったような気がするな。
 
「まさかあの時の狼って………。」

『あぁ、私だ。あれから精霊と契約したり強くなった時にご主人の匂いがしてな。それでその匂いを辿っていたんだが………どうしてもこんなに大きくなったからエルフ達が驚いたみたいでな。』

エルフの人達が驚いていたのは大きさじゃなくてフェンリルの方だと思うんだけどな………。

「それでご主人というのは?」

『あぁ。ご主人、私と従魔契約をしてくれないか?』

「従魔契約!?」

従魔契約………それは魔獣と人が了承して初めて成り立つ従魔としての契約。
・お互いのことを殺せない
・従魔は主人の命には逆らえない 
・お互いの力が向上する(従魔と主人の強さが強ければ強いほど効果高い)
といった内容だ。

「フェンリルは更に強くなりたいのか?」

『いや、この身はあの時からご主人を守るために使おうと誓っている。これからはいつでも身近で守れるようにしたいのだ。』

「本当にいいのか?………じゃあ…。」

従魔契約は主人の手の甲に魔獣か聖獣の額をつけ、名前をつけることで成立する。

「後は名前か………少し安直かもしれないが、『フェン』ってのはどうだ?」

『素晴らしい名だ。この身、ご主人のために捧げると誓おう。』

───パァァアァ

辺りに綺麗な光が発せられて………って、なんかデジャヴだな。それよりもこれは………

「魔力量も身体能力も桁違いに上がっている………。フェンはどんだけ強いんだ………?」

『この大陸では恐らくいちばん強いだろう。それに私もご主人の力をもらってありえないほど力が向上している。これなら私と対等にやれるのはご主人だけだろう。』

………え?フェンって元から大陸で1番強かったの?なのにさらに強くなったって………俺なんて咆哮で1発なんじゃないのか?

「シューちゃん!さっきの光はなんなの!?」

ずっとフェンと話してたから気づかなかったけど周りにエルフたちも集まってきてるし、お母さんやミラも帰ってきていた。

「これは説明が面倒くさそうだな………。」

結局説明するのにかなり時間を使ってしまった。
でもお母さんからいくつか従魔契約の詳しいことを教えてもらった。
・従魔と主人はお互いの居場所が分かる 
・お互いがお互いの能力を貰える(今回の場合はフェンはシューファの無属性魔術をもらい、シューファはフェンの精霊感応力をもらった)

「やることもないし、明日は精霊を探しにでも行ってみるかな………?」



・・・・・・・・・あとがき・・・・・・・・・
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