25 / 62
第2章:実家に帰省、しかしここはエルフの里。
第25話:従魔契約
しおりを挟む
突然エルフの里に来たフェンリルと対峙している俺なんだが………。
「………ご主……人?」
『やはり覚えていなかったか。昔ゴブリンに殺されそうになった子どもの狼を助けた記憶はないか……?』
子どもの狼を助けた記憶………そういえば昔、魔術の練習をするために里の外に出た時にそんなこともあったような気がするな。
「まさかあの時の狼って………。」
『あぁ、私だ。あれから精霊と契約したり強くなった時にご主人の匂いがしてな。それでその匂いを辿っていたんだが………どうしてもこんなに大きくなったからエルフ達が驚いたみたいでな。』
エルフの人達が驚いていたのは大きさじゃなくてフェンリルの方だと思うんだけどな………。
「それでご主人というのは?」
『あぁ。ご主人、私と従魔契約をしてくれないか?』
「従魔契約!?」
従魔契約………それは魔獣と人が了承して初めて成り立つ従魔としての契約。
・お互いのことを殺せない
・従魔は主人の命には逆らえない
・お互いの力が向上する(従魔と主人の強さが強ければ強いほど効果高い)
といった内容だ。
「フェンリルは更に強くなりたいのか?」
『いや、この身はあの時からご主人を守るために使おうと誓っている。これからはいつでも身近で守れるようにしたいのだ。』
「本当にいいのか?………じゃあ…。」
従魔契約は主人の手の甲に魔獣か聖獣の額をつけ、名前をつけることで成立する。
「後は名前か………少し安直かもしれないが、『フェン』ってのはどうだ?」
『素晴らしい名だ。この身、ご主人のために捧げると誓おう。』
───パァァアァ
辺りに綺麗な光が発せられて………って、なんかデジャヴだな。それよりもこれは………
「魔力量も身体能力も桁違いに上がっている………。フェンはどんだけ強いんだ………?」
『この大陸では恐らくいちばん強いだろう。それに私もご主人の力をもらってありえないほど力が向上している。これなら私と対等にやれるのはご主人だけだろう。』
………え?フェンって元から大陸で1番強かったの?なのにさらに強くなったって………俺なんて咆哮で1発なんじゃないのか?
「シューちゃん!さっきの光はなんなの!?」
ずっとフェンと話してたから気づかなかったけど周りにエルフたちも集まってきてるし、お母さんやミラも帰ってきていた。
「これは説明が面倒くさそうだな………。」
結局説明するのにかなり時間を使ってしまった。
でもお母さんからいくつか従魔契約の詳しいことを教えてもらった。
・従魔と主人はお互いの居場所が分かる
・お互いがお互いの能力を貰える(今回の場合はフェンはシューファの無属性魔術をもらい、シューファはフェンの精霊感応力をもらった)
「やることもないし、明日は精霊を探しにでも行ってみるかな………?」
・・・・・・・・・あとがき・・・・・・・・・
この作品を読んでいただきありがとうございます!
この作品がいいと思ったらブクマやWeb大賞の投票をしていただけると励みになります!
これからもこの作品をよろしくお願いします!
「………ご主……人?」
『やはり覚えていなかったか。昔ゴブリンに殺されそうになった子どもの狼を助けた記憶はないか……?』
子どもの狼を助けた記憶………そういえば昔、魔術の練習をするために里の外に出た時にそんなこともあったような気がするな。
「まさかあの時の狼って………。」
『あぁ、私だ。あれから精霊と契約したり強くなった時にご主人の匂いがしてな。それでその匂いを辿っていたんだが………どうしてもこんなに大きくなったからエルフ達が驚いたみたいでな。』
エルフの人達が驚いていたのは大きさじゃなくてフェンリルの方だと思うんだけどな………。
「それでご主人というのは?」
『あぁ。ご主人、私と従魔契約をしてくれないか?』
「従魔契約!?」
従魔契約………それは魔獣と人が了承して初めて成り立つ従魔としての契約。
・お互いのことを殺せない
・従魔は主人の命には逆らえない
・お互いの力が向上する(従魔と主人の強さが強ければ強いほど効果高い)
といった内容だ。
「フェンリルは更に強くなりたいのか?」
『いや、この身はあの時からご主人を守るために使おうと誓っている。これからはいつでも身近で守れるようにしたいのだ。』
「本当にいいのか?………じゃあ…。」
従魔契約は主人の手の甲に魔獣か聖獣の額をつけ、名前をつけることで成立する。
「後は名前か………少し安直かもしれないが、『フェン』ってのはどうだ?」
『素晴らしい名だ。この身、ご主人のために捧げると誓おう。』
───パァァアァ
辺りに綺麗な光が発せられて………って、なんかデジャヴだな。それよりもこれは………
「魔力量も身体能力も桁違いに上がっている………。フェンはどんだけ強いんだ………?」
『この大陸では恐らくいちばん強いだろう。それに私もご主人の力をもらってありえないほど力が向上している。これなら私と対等にやれるのはご主人だけだろう。』
………え?フェンって元から大陸で1番強かったの?なのにさらに強くなったって………俺なんて咆哮で1発なんじゃないのか?
「シューちゃん!さっきの光はなんなの!?」
ずっとフェンと話してたから気づかなかったけど周りにエルフたちも集まってきてるし、お母さんやミラも帰ってきていた。
「これは説明が面倒くさそうだな………。」
結局説明するのにかなり時間を使ってしまった。
でもお母さんからいくつか従魔契約の詳しいことを教えてもらった。
・従魔と主人はお互いの居場所が分かる
・お互いがお互いの能力を貰える(今回の場合はフェンはシューファの無属性魔術をもらい、シューファはフェンの精霊感応力をもらった)
「やることもないし、明日は精霊を探しにでも行ってみるかな………?」
・・・・・・・・・あとがき・・・・・・・・・
この作品を読んでいただきありがとうございます!
この作品がいいと思ったらブクマやWeb大賞の投票をしていただけると励みになります!
これからもこの作品をよろしくお願いします!
101
あなたにおすすめの小説
隠して忘れていたギフト『ステータスカスタム』で能力を魔改造 〜自由自在にカスタマイズしたら有り得ないほど最強になった俺〜
桜井正宗
ファンタジー
能力(スキル)を隠して、その事を忘れていた帝国出身の錬金術師スローンは、無能扱いで大手ギルド『クレセントムーン』を追放された。追放後、隠していた能力を思い出しスキルを習得すると『ステータスカスタム』が発現する。これは、自身や相手のステータスを魔改造【カスタム】できる最強の能力だった。
スローンは、偶然出会った『大聖女フィラ』と共にステータスをいじりまくって最強のステータスを手に入れる。その後、超高難易度のクエストを難なくクリア、無双しまくっていく。その噂が広がると元ギルドから戻って来いと頭を下げられるが、もう遅い。
真の仲間と共にスローンは、各地で暴れ回る。究極のスローライフを手に入れる為に。
掘鑿王(くっさくおう)~ボクしか知らない隠しダンジョンでSSRアイテムばかり掘り出し大金持ち~
テツみン
ファンタジー
『掘削士』エリオットは、ダンジョンの鉱脈から鉱石を掘り出すのが仕事。
しかし、非戦闘職の彼は冒険者仲間から不遇な扱いを受けていた。
ある日、ダンジョンに入ると天災級モンスター、イフリートに遭遇。エリオットは仲間が逃げ出すための囮(おとり)にされてしまう。
「生きて帰るんだ――妹が待つ家へ!」
彼は岩の割れ目につるはしを打ち込み、崩落を誘発させ――
目が覚めると未知の洞窟にいた。
貴重な鉱脈ばかりに興奮するエリオットだったが、特に不思議な形をしたクリスタルが気になり、それを掘り出す。
その中から現れたモノは……
「えっ? 女の子???」
これは、不遇な扱いを受けていた少年が大陸一の大富豪へと成り上がっていく――そんな物語である。
Sランクパーティを追放されたヒーラーの俺、禁忌スキル【完全蘇生】に覚醒する。俺を捨てたパーティがボスに全滅させられ泣きついてきたが、もう遅い
夏見ナイ
ファンタジー
Sランクパーティ【熾天の剣】で《ヒール》しか使えないアレンは、「無能」と蔑まれ追放された。絶望の淵で彼が覚醒したのは、死者さえ完全に蘇らせる禁忌のユニークスキル【完全蘇生】だった。
故郷の辺境で、心に傷を負ったエルフの少女や元女騎士といった“真の仲間”と出会ったアレンは、新パーティ【黎明の翼】を結成。回復魔法の常識を覆す戦術で「死なないパーティ」として名を馳せていく。
一方、アレンを失った元パーティは急速に凋落し、高難易度ダンジョンで全滅。泣きながら戻ってきてくれと懇願する彼らに、アレンは冷たく言い放つ。
「もう遅い」と。
これは、無能と蔑まれたヒーラーが最強の英雄となる、痛快な逆転ファンタジー!
僻地に追放されたうつけ領主、鑑定スキルで最強の配下たちと共に超大国を創る
瀬戸夏樹
ファンタジー
時は乱世。
ユーベル大公国領主フリードには4人の息子がいた。
長男アルベルトは武勇に優れ、次男イアンは学識豊か、3男ルドルフは才覚持ち。
4男ノアのみ何の取り柄もなく奇矯な行動ばかり起こす「うつけ」として名が通っていた。
3人の優秀な息子達はそれぞれその評判に見合う当たりギフトを授かるが、ノアはギフト判定においてもハズレギフト【鑑定士】を授かってしまう。
「このうつけが!」
そう言ってノアに失望した大公は、ノアを僻地へと追放する。
しかし、人々は知らない。
ノアがうつけではなく王の器であることを。
ノアには自身の戦闘能力は無くとも、鑑定スキルによって他者の才を見出し活かす力があったのである。
ノアは女騎士オフィーリアをはじめ、大公領で埋もれていた才や僻地に眠る才を掘り起こし富国強兵の道を歩む。
有能な武将達を率いる彼は、やがて大陸を席巻する超大国を創り出す。
旧タイトル「僻地に追放されたうつけ領主、鑑定スキルで最強武将と共に超大国を創る」
なろう、カクヨムにも掲載中。
唯一無二のマスタースキルで攻略する異世界譚~17歳に若返った俺が辿るもう一つの人生~
専攻有理
ファンタジー
31歳の事務員、椿井翼はある日信号無視の車に轢かれ、目が覚めると17歳の頃の肉体に戻った状態で異世界にいた。
ただ、導いてくれる女神などは現れず、なぜ自分が異世界にいるのかその理由もわからぬまま椿井はツヴァイという名前で異世界で出会った少女達と共にモンスター退治を始めることになった。
勇者パーティーに追放された支援術士、実はとんでもない回復能力を持っていた~極めて幅広い回復術を生かしてなんでも屋で成り上がる~
名無し
ファンタジー
突如、幼馴染の【勇者】から追放処分を言い渡される【支援術士】のグレイス。確かになんでもできるが、中途半端で物足りないという理不尽な理由だった。
自分はパーティーの要として頑張ってきたから納得できないと食い下がるグレイスに対し、【勇者】はその代わりに【治癒術士】と【補助術士】を入れたのでもうお前は一切必要ないと宣言する。
もう一人の幼馴染である【魔術士】の少女を頼むと言い残し、グレイスはパーティーから立ち去ることに。
だが、グレイスの【支援術士】としての腕は【勇者】の想像を遥かに超えるものであり、ありとあらゆるものを回復する能力を秘めていた。
グレイスがその卓越した技術を生かし、【なんでも屋】で生計を立てて評判を高めていく一方、勇者パーティーはグレイスが去った影響で歯車が狂い始め、何をやっても上手くいかなくなる。
人脈を広げていったグレイスの周りにはいつしか賞賛する人々で溢れ、落ちぶれていく【勇者】とは対照的に地位や名声をどんどん高めていくのだった。
無能と追放された俺の【システム解析】スキル、実は神々すら知らない世界のバグを修正できる唯一のチートでした
夏見ナイ
ファンタジー
ブラック企業SEの相馬海斗は、勇者として異世界に召喚された。だが、授かったのは地味な【システム解析】スキル。役立たずと罵られ、無一文でパーティーから追放されてしまう。
死の淵で覚醒したその能力は、世界の法則(システム)の欠陥(バグ)を読み解き、修正(デバッグ)できる唯一無二の神技だった!
呪われたエルフを救い、不遇な獣人剣士の才能を開花させ、心強い仲間と成り上がるカイト。そんな彼の元に、今さら「戻ってこい」と元パーティーが現れるが――。
「もう手遅れだ」
これは、理不尽に追放された男が、神の領域の力で全てを覆す、痛快無双の逆転譚!
ハズレスキル【地図化(マッピング)】で追放された俺、実は未踏破ダンジョンの隠し通路やギミックを全て見通せる世界で唯一の『攻略神』でした
夏見ナイ
ファンタジー
勇者パーティの荷物持ちだったユキナガは、戦闘に役立たない【地図化】スキルを理由に「無能」と罵られ、追放された。
しかし、孤独の中で己のスキルと向き合った彼は、その真価に覚醒する。彼の脳内に広がるのは、モンスター、トラップ、隠し通路に至るまで、ダンジョンの全てを完璧に映し出す三次元マップだった。これは最強の『攻略神』の眼だ――。
彼はその圧倒的な情報力を武器に、同じく不遇なスキルを持つ仲間たちの才能を見出し、不可能と言われたダンジョンを次々と制覇していく。知略と分析で全てを先読みし、完璧な指示で仲間を導く『指揮官』の成り上がり譚。
一方、彼を失った勇者パーティは迷走を始める……。爽快なダンジョン攻略とカタルシス溢れる英雄譚が、今、始まる!
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる