最強のアラサー魔導師はかつての弟子達に迫られる~ただ冒険者を始めようとしただけなのに弟子達がそれを許してくれない~

おやっつ

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第2.5章:いきなり始まるダンジョン生活

第40話:光り輝くダンジョンコア

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───翌日の朝

「師匠、起きて。」
「んん~………。」

そうか、昨日は地獄のスライムラッシュで疲れ果てて眠っちゃったのか。でも昨日の時点でダンジョンは攻略したし、あとはダンジョンコアを取って帰るだけだ。

───ギィィィ  

今までの灰色の扉とは違い、赤色でそんなに重くない扉を開け、その扉を通って最後の部屋にたどり着く。
そこにあったのは、水色のダンジョンコア………見方を変えれば少し大きい水晶に見えなくもないが、これはれっきとしたダンジョンコアだ。

このダンジョンコアを利用することによって、ダンジョンのレベルを調節したり、他にも魔石のような使い方もできるが、それは勿体ないから普通にダンジョンレベルを調節するだけだろう。

「………綺麗。」
「………?そうだな。」

やけにミラが目を輝かせている。この魔石が好きになったのか?確かによく見れば鮮やかな水色に輝き、目を奪われる気持ちもわかる。

「このダンジョンコア、ミラにあげるよ。」
「え、どうして?ダンジョンコアは色んな使い方があるのに。」

あんなに目を輝かせていたのに、本人は自覚がなかったみたいだ。

「まぁこの前の紫龍の報酬を俺にくれたお礼ってことで、受け取ってくれ。」
「………わかった。ありかとう、師匠。」

紫龍のお礼………建前ではあるが、こう言ったんだから今度ヒュイにもなにかあげないとな。

そんなことを考えながら、俺らは自分たちで攻略してきた階層を上がり、地上に戻って行った。

───村について

「ただいま。」

村に着いて、やっぱりまずはお母さんの家に向かった。ダンジョンで起きたこと、ダンジョンを攻略したことを話すと、お母さんにも、後で村のみんなにも何度もお礼を言われた。

こんなにお礼を言われたのは久しぶりだったから、なんだかむず痒くなってしまったけど、とりあえず村のみんなが安心出来るようになったのなら嬉しい。

「それじゃあ、明日俺とミラは帝国に戻るから、それは覚えておいてくれよ。」
「もっと居てくれてもいいのに………わかったわ。」

この6日間、とても疲れた………特にあのスライム達のせいで。あんなに厄介な魔物は初めてだ、ただのスライムなのに移動速度だけあんなに高いなんて、ふざけているだろ。

それに忘れかけていたが、ミノタウロスの赤い魔石………魔石の進化について、帝国に戻ったら聞いてみないといけないんだった。

「何も無ければいいんだがな………。」

何となく理由は俺とミラのどっちかか、黒幕がいる可能性が高いと思うんだが、実際にはどうなのだろうか。

俺はミラと一緒に村のみんなに報告に回りながら、そんなことを考え、明日にはこの村を発つことを少し悲しく思っていた。
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