富豪外科医は、モテモテだが結婚しない?

青夜

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タカさん、ということで

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 俺は病院の自分の部屋で、副部長の一江から先週の報告と今週の予定を聞いていた。
 第一外科部は十二人の外科医と部長の俺の合計十三人がいる。
 俺は第一外科部の室内に、一部屋個室が与えられていた。
 大きなガラス窓から部下たちの様子が見える。
 言い換えると、部下からも俺の姿が見えるということだ。

 「先週は、何と言っても山岸のアレですねぇ」
 一江は身長148センチと小柄な女性で、少々細い。
 ひたすら仕事に情熱を燃やす、俺が最も信頼する部下だ。
 東大の後輩で、俺の六つ下だ。
 本人はそれほどと思っていないが、ブサイクだ。

 俺の病院は港区の大きな総合病院だ。
 東大医学部の傘下にあるが、実質的な力関係は同等と言っても良い。
 これは数多の病院の中でも稀有な例だろう。
 病院というのは縦社会だ。
 ほとんどは大学病院を頂点に、大病院があり、その下に系列の病院が連なっていく。
 俺の病院は東大系列なので、東大出身でなければ出世も難しい。
 
 話に出た山岸というのは、一年前に配属されたほぼ新人だ。
 慶応医学部出身だから、受験勉強は頑張った部類なんだろう。
 しかし社会人として、医者として、受験の良否は関係ないということだ。
 彼は「血に弱い」という最悪の欠点があった。
 それでも外科医になろうというんだから、ある意味では根性があるのかもしれない。
 山岸は親が病院経営をしている。
 だから修行の意味で卒業後にうちの病院に入ったわけだ。
 自分の欠点を克服して、親の病院で恥をかかずに行きたいのだろうが。

 「部長、大問題なのは、産婦人科の部長が激怒していることです」
 「あぁ、まあなぁ。無理はないよなぁ」

 俺は椅子から腰を前に出して、ため息をついた。




 血が怖いという山岸のために、俺が思いついたのはショック療法だった。
 外科手術では出血は切り離せない。
 当たり前だ。
 人間の身体を切り開いて処置するんだから、血管を避けていくのは不可能と言える。
 
 手術で最も大量に出血するもの。
 関係者以外は知らないだろうが、その代表の一つが「帝王切開」だ。
 もちろん輸血の準備は怠らないから、危険なことはない。
 しかし胎盤を取り上げる時などは、慣れない人間は失神するかもしれない。
 俺は山岸のために、産婦人科の部長に頼み込んで手術の見学をさせてもらったのだ。
 それが先週のこと。

 一応俺も立ち会ったのだが、いざ手術が佳境に入ると、山岸の顔はどんどん青ざめていった。
 患者は下半身麻酔で、衝立を立てて実際の施術は見えないようになっている。
 「お前、大丈夫かよ?」
 「……」
 「何とか言え!」
 俺が山岸の頭を殴ると、執刀担当医が俺を睨む。
 俺は山岸の肩を組んで、ニッコリと笑った。
 仲良しです。

 まるで血の海に両手を突っ込んでいるようなホラーな場面で、突然に山岸の限界が来た。
 倒れたわけだが、最悪なことに衝立に身体を預けやがった。
 当然衝立を引き倒しながらぶっ倒れる山岸。
 そこで患者の女性は自分の下半身の地獄絵図をモロに見てしまった。

 でかい絶叫を上げる患者に、執刀担当医は叫んだ。
 「全身麻酔! 大至急!!」

 オペ室は戦場となった。
 俺は山岸を担いで、詫びの言葉を述べながら退散した次第だ。
 もちろん一段落して担当医と産婦人科部長には土下座で謝った。
 許してもらえなかった。
 
 「あちらからは、訴訟が起きた場合には全面的にこちらで対処するように要請されました。まあ当然ですが」
 「それはもちろん引き受けると言っておいてくれ。それと、俺が直接患者と話ができるように通してもらっておいてくれ」
 「分かりました」

 この件はそれでひとまず。



 「山岸はどうしている?」
 「そりゃ落ち込んでますが」
 「後で来るように言ってくれ。今週はあいつは特にやることはないよな」
 「はい、いつも通り論文読みと幾つかのオペの立会いを命じています」
 「壁の隅に立たせておくか。まずは雰囲気からだよなぁ」
 「昔とは違いますねぇ」

 一江は一通り報告を終えたとして、別な話を持ち上げた。
 「ところで部長、山中さんのお子さんを引き取ったということで」
 「ああ、ちょっと話したよなぁ。それがどうかしたのか?」
 「はい。みんな会いたがってます」

 「は?」

 一体何の話だ。
 俺の事情は一応話したが、一江たちとは関係ない。

 「是非、部長のお宅へ伺って、挨拶というか、単に見てみたいというか」
 一江は俺に遠慮なく話す数少ない部下だ。
 みんなの希望をまとめて、俺に伺いを立てているのだろう。

 「なんで見たいんだよ」
 「それは部長のこれまでのことから当たり前ですよ。モテ期絶賛数十年なのに、一向にそうした話題がない人が、一足飛びに子どもができましたって。みんな興味深々です」

 「山中の子どもを引き取っただけのことじゃないか」
 「それでも、ですよ! 山中さんとはみんな疎遠でしたから、お子さんのことも知りません。重要なことは部長のお子さんだ、というその一点なんです!」
 「ごめん、よく分からない」

 「人の道を踏み外したと言われてる部長が、子育てなんて、どう考えたって話題沸騰でしょう」
 「お前、ちょっと言いすぎだぞ!」
 一江は引っ込まない。
 だからこそ、俺の右腕に据えた。
 「とにかく、有志でお宅に伺いますので、都合をつけてください。そうじゃなきゃ、全員で押しかけますよ」

 まったくとんでもない連中だ。
 本気でそうする無遠慮な奴らだ。
 今まで何度、こいつらの集まりのために家を貸したことか。
 
 「分かったよ。九月の祝日のいつかで、準備をしてくれ。あまり大げさなことはするなよ。事情はお前も知ってるだろう」
 「その辺は部長と違って、我々は常識がありますから」
 俺は一江の頭を引っぱたいた。

 一江は窓ガラスに向かってガッツポーズを決めた。
 向こうでみんなが歓声を上げる。

 「何にしても、まず子どもたちに聞いてからだぞ」
 「分かりました。説得を宜しくお願いします」

 一江は偉そうに席に戻り、ふんぞり返っていた。



 今はまだ8月半ばで、子どもたちは夏休みの中だ。
 転入手続きなどは既に弁護士に手伝ってもらって終わっている。
 新しい学校に通うのは二週間先か。
 その頃には大分子どもたちも落ち着いているだろうし、学校に通い始めれば「日常」というものも出来上がってくる。
 こいつらに紹介するのもいいだろう。

 面倒な連中だが、決して悪い奴らではない。
 俺の厳しい指導に追い立てられながらも、俺を慕ってくれるのはありがたいと思っている。
 まあ、それを口に出したことはない。
 こいつらなりに、俺の状況を応援したいという気持ちの顕われだ。
 ここは素直に受けておこう。
 後々力を借りることもあるだろう。
 

 俺が仕事の間は、家事代行を頼んでいる。
 朝食と夕食は俺が作るが、昼食、そして家の掃除などはそのスタッフに任せる。
 以前から頼んでいる会社で、信頼できるスタッフが多い。
 一之瀬さんという中年の女性は以前に俺との縁があり、特に俺の家を希望してくれる方だ。
 これまでも定期的に掃除をお願いしていたが、時々食事なども頼んでいた。
 俺が長時間のオペでヘトヘトになるから、そういう場合に用意してもらっていたのだ。
 その一之瀬さんが今回も主に来てくれることになった。
 非常に安心している。

 数日前、一之瀬さんがお世話してくださって、亜紀ちゃんに様子を聞いてみた。
 「あの、本当に優しい方で嬉しいです。食事も美味しいし、妹たちのことも気遣ってくださって、何かと話しかけてくれるんです」
 俺が思っていた以上によくやってくれているようだ。

 「私にも料理を教えてくれて、ちょっと覚えましたから今度作ってもいいでしょうか」
 「ああ、それは楽しみだな。今度の休みにでも早速たのむよ」
 「分かりました」

 「それと、みんなで買い物に行くからな」
 亜紀ちゃんは困った顔で言う。
 「あの、こないだもお話ししましたが、あまり高いものではなくお願いしたいんですけど」
 「分かったよ」
 俺は笑いながら、亜紀ちゃんの頭を撫でた。
 亜紀ちゃんは嬉しそうに笑った。



 大分家でのことも落ち着いてきた。
 食事もみんな旺盛に食べるようになった。
 時々ご飯が足りなくなるくらいだ。
 カレーは特に大変だった。
 最初に作ったときには、恐ろしい勢いでおかわりをし、もうご飯がないというと双子が泣いた。

 「皇紀ちゃん、食べすぎ!」
 「返して!」
 「ごめんなさい」

 返されると大変なことになる。

 俺は翌日に仕事の合間を縫って、でかい十合炊きの炊飯器を二台購入した。
 食堂かよ、と思う。
 カレーの日はこれで十五合炊く。
 「食べ盛り」という言葉を実感として知った思いだ。
 皇紀が大食いなのは分かるが、亜紀ちゃんも結構食べる。
 双子にいたっては、悪魔かというくらいに食べるときがあるから大変だ。
 まあ、食べてくれるのは非常に嬉しい。

 俺が子どもたちの食事を眺めていると、亜紀ちゃんが不思議そうに俺を見た。
 「石神さん、何かあったんですか?」
 ニコリと笑って俺は言う。
 「お前ら、本当によく食うなと思ってな」
 「え、すみません。みんな遠慮がないですよね」
 「構わん、というかむしろもっと食べてくれ。俺も作り甲斐があるし、見てて面白いしな」
 「面白いですか」
 亜紀ちゃんはポテトサラダを山盛りに取って言う。
 本当に遠慮しなくて嬉しい。

 「芋虫は自分の体重の倍の量を毎日食べるそうだからなぁ」
 「そうなんですか」
 亜紀ちゃんが言う。
 「まあ、お前らのウンコが楽しみだぜ」
 「「ギャハハハハハ!」」
 双子が笑った。


 俺は黙々と食べている皇紀に声をかけた。

 「どうだよ、皇紀。美味いか?」
 「はい、とても美味しいです!」
 「そうか、じゃあそのお礼に何か歌え」

 皇紀は「荒城の月」を歌った。
 皇紀は立ち上がって朗々と見事な歌声を披露してくれた。
 歌い終わるとみんなで拍手する。

 「ちょっと聞くけど、どうしてそれなんだ?」
 「こないだ石神さんが、「荒城の月」のCDを聴いてたのでお好きなのかと」

 俺は先日、「荒城の月・トリビュート」というCDを聴いていた。
 実際、この歌は俺が大好きな曲の一つだ。
 「皇紀って、こんなに歌が上手かったのね」
 亜紀ちゃんが褒め、双子も良かったと言った。
 悔しくなって、俺も歌った。
 皇紀よりも上手いと言って貰えた。
 大満足。
 


 「ああ、ちょっと話がある」
 食事が終わり、片付けにみんなが立ち上がろうとするタイミングで、俺は切り出した。
 「俺の呼び方だけどな。いつまでも「石神さん」じゃどうもな。みんな石神さんになったわけだしなぁ。「お父さん」でいいんだけど、ちょっとまだ呼びにくいだろう。だから俺の名前で「タカさん」でどうかな」
 亜紀ちゃんが手を挙げる。
 「タカさんのお名前って、そういえば知りませんでした」
 「ああ、「高虎」というんだよ。高い低いの高にタイガーの虎な。俺を取り上げてくれた産婆さんが名づけてくれたんだ」
 「高虎……カッコイイ……」
 皇紀が呟いた。
 「お前の名前も大概だけどなぁ」
 みんなが笑った。

 「分かりました。みんな! 今日からタカさんと呼ぶのよ!」
 「はい、タカさん!」
 「「タカさん!」」

 「高虎さん、じゃダメですか?」
 皇紀が言う。
 「お袋に呼ばれてるような気持ちになるからな」
 「分かりました、じゃあタカさんで」


 それぞれが自分の食器を持ってシンクに向かう。
 俺の食器は瑠璃が取りにきた。
 「タカさん! お下げします!」
 亜紀ちゃんは食後のお茶を煎れる。
 みんなは緑茶だが、俺はあまり飲まないので、俺の分だけはコーヒーを淹れてくれる。



 「日常」というものが出来上がりつつあった。
 この先の超絶「非日常」が俺たちに降りかかることは、まだ誰も知らない。
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