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ワイルドターキー
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金曜日の夜。
俺は8時頃に家に戻った。
子どもたちは夕飯を終えており、明日の準備も整っているはずだ。
明日から四日間、蓮花の研究所へ行く。
皇紀も行く予定だったが、皇紀はレイの葬儀のためにアメリカへ行く。
何日か向こうで過ごす予定だ。
蓮花の研究所では、ブランとデュール・ゲリエの本格的な調整をする予定だった。
データの整理で皇紀の手を借りたかったが、蓮花でも十分だろう。
やることは、主に戦闘訓練なので、皇紀がいなくても何とかなる。
レイのことはあったが、だからこそ俺は予定を遅らせたくは無かった。
それに、何かをしていなければ、レイを思うしかなかったからだ。
亜紀ちゃんも、それは同じなのだろう。
金曜の夜だからと、俺を酒に誘った。
俺も当然喜んで付き合った。
つまみに、二人とも豆腐を使おうと言った。
レイが好物だったからだ。
豆腐に刻み海苔、わさび、ショウガ、叩き梅などを用意した。
それにレイも好きだった身欠きにしん。
亜紀ちゃんの好物の巾着タマゴとスコッチエッグ。
キュウリの浅漬け。
ワイルドターキーを飲んだ。
「ちょっと作り過ぎたか」
「大丈夫ですよ!」
亜紀ちゃんが明るく言う。
名前を言葉にせずとも、俺たちはレイを思って作った。
だから、量が多かった。
亜紀ちゃんが俺に明るく話し掛ける。
気を遣っているのだろう。
俺も明るく振る舞った。
「夕べも結構飲んだんだから、今日は軽くな」
「えー、いいじゃないですか」
「亜紀ちゃんは車の中で寝てられるけどな!」
「アハハハハ!」
「そういえば、タカさんはどうしてワイルドターキーが好きなんですか?」
「まあ、他の酒も飲むけどな」
「そうですね。日本酒も飲みますし、梅酒なんか自分で作って」
「酒が好きだということだけどな。何でも飲むよ」
「ビールはそれほどですよね」
「それでも、飲むしなぁ」
「あ、バドワイザー!」
「そうだろ?」
俺は笑った。
「思い出があるってことですね!」
「俺の場合は大体そうだよなぁ。だからフェラーリも手放して落ち込んだじゃない」
「あ! もう語れるんですね!」
「お前、抉るんじゃねぇ!」
「アハハハハ!」
亜紀ちゃんの気遣いが有難い。
「最初はどんなの飲んでたんですか?」
「そうだなぁ。普通のウイスキーとあとはカクテルかな」
「あー! 城戸さんのお店!」
「そうだ。目の前にあったからな。お客さんに勧めるにしても、どういうものか知らないといけないからなぁ」
「高校生なのに!」
「てめぇだってそうだろう!」
「ワハハハハ!」
「じゃあ、ワイルドターキーは?」
「ああ」
亜紀ちゃんの目が輝いた。
「なんだよ?」
「話せ!」
「お前!」
亜紀ちゃんの頭を軽くはたく。
俺はグラスを煽り、新たに注いだ。
亜紀ちゃんも同じようにして二杯目を注ぐ。
「この酒はな、聖の好物なんだ」
「え!」
「日本を出発する前の夜に、二人で飲んだんだよ。聖の部屋でな。俺はもう家も無かった」
「ああ、そうなんですね」
■ ■ ■ ■ ■ ■ ■ ■ ■ ■ ■ ■ ■ ■ ■ ■
「聖、本当に世話になった」
「いいよ。俺もトラが一緒で嬉しいし」
聖はワイルドターキーを俺に注いだ。
つまみは、聖の家の料理人が用意した。
ピザやソーセージ、魚介のマリネや豆の煮ものなど、豪華なものだった。
「明日からしばらく、これは飲めないな」
「お前、そんなにこの酒が好きなのか?」
「ああ」
「まあ、美味いけどな!」
「トラにそう言ってもらえると嬉しいよ」
「そうか!」
俺たちは楽しく飲んだ。
つまみの美味さもあり、俺もどんどん飲んだ。
「俺が初めて飲んだ酒なんだ」
「へー」
「叔母さんがな。俺に飲ませてくれた」
「そうなのか」
あまり喋らない聖が、珍しく語り出した。
明日からのハードな日々を思っていたのか。
「俺は知っての通り、この家の厄介者だ。でもな、前にはもう一人厄介者がいたんだよ」
「それが、叔母さんか?」
「ああ。出戻りでな。兄貴である親父を頼ってこの家に居候してた。働くでもない、一日何もしないで酒ばっかり飲んでたよ」
「そうなのか」
聖の大事な人間であることが分かった。
聖の目が、優しかったからだ。
「綺麗な人でな。結婚相手は金持ちだったそうだけど、まあつまらない奴だったらしいよ。だから離婚して。俺は喧嘩ばっかだったけど、佐紀さんは俺のことを可愛がってくれた。トラに会うまでは、佐紀さんだけだったよな」
「そうかー」
聖は懐かしそうに語った。
「俺が高校に入って間もなくだったな。ある日、出掛けようとしたら、部屋に呼ばれた。喧嘩もいいけど、たまには付き合えって。それでワイルドターキーを飲まされた」
「それが最初か」
「ああ。喧嘩はしたけど、不良みたいに酒を飲んだりタバコを吸ったりはしなかったからな。佐紀さんと一緒に飲んで、酒の楽しさを知った」
「いいもんだよな」
「そうだな。楽しい酒はいい。佐紀さんは別れた旦那の悪口をずっと言ってたけどな。俺が黙って聞いてるんで嬉しそうだった。他に聞いてくれる奴もいなかっただろう」
「そうか」
「それからたまに付き合うようになった。いつもワイルドターキーだった。なんでだろうな?」
「叔母さんは他の酒は飲まなかったのか?」
「いや、別に。日本酒を飲んだり、焼酎も飲んだ。他のウイスキーもバーボンもな。でも、何故か俺と飲む時は、いつでもワイルドターキーだった」
「へぇー」
「ある時聞いてみたんだ。なんでいつもワイルドターキーなんだって」
「それで?」
「俺と最初に飲んだ酒だからだって」
「なるほど」
きっと、楽しかったのだろう。
聖が自分の愚痴に付き合ってくれ、有難かったのだろう。
「そのうちに、俺も好きな酒になったな。まあ、他のはほとんど飲んだこと無いんだけどな」
「そうか」
聖が遠い目をした。
「佐紀さんは、肝臓を壊して死んだ。去年のことだ。ガンだったらしいよ。死ぬ数日前に、俺と一緒に飲んだ。もうすぐ死ぬんだって言ってた」
「そうか」
聖の中で、大事な何かとこの酒が繋がっていた。
「大事な日には、この酒を飲みたい」
「じゃあ、俺はお前と飲む時は、この酒にしよう」
「トラ!」
「お前が大事にする酒なら、俺にとってもそうだ! 大体、物凄く美味いしな!」
「そうか!」
聖が笑った。
こいつの笑顔と六花の笑顔は最高だ。
聖を笑顔にするのは、俺の誇りだ。
俺たちは空になるまで飲んだ。
俺たちの大事な酒になった。
■ ■ ■ ■ ■ ■ ■ ■ ■ ■ ■ ■ ■ ■ ■ ■
「レイが死んだ日、聖に呼ばれたんだ」
「タカさん……」
「聖はまた、ワイルドターキーを用意して俺を待ってた」
「そうだったんですか」
「亜紀ちゃんたちを鍛えたという場所だ。テーブルと椅子を置いて、俺を待ってた。もう、俺にはそれで十分だったよ。あいつが俺をどれだけ心配しているのか、俺を大事に思っているのか、それが分かった」
「タカさん、無理しないで……」
「亜紀ちゃん、聖は本当にいい奴なんだ。最高なんだよ」
「知ってますよ」
「俺を泣かさないために、ジャンニーニを呼んでな」
「ジャンニーニさんも大変ですね!」
「アハハハハ」
「ジャンニーニも、たくさんの酒を抱えて来た。つまみもな。一緒に楽しく飲もうと用意してくれたんだ」
「そうですか」
「あいつも、レイのことを知っていたんだろう。でも何も言わずに、酒を飲んで俺を笑わせてくれた」
「いい人ですよね、やっぱり」
「ああ、そうだ。俺は泣いてばかりはいられない」
「泣いてもいいんですよ、タカさん」
「いや。俺が泣いていては申し訳ない。俺がやらねばならんと言っていることに、みんな命懸けで、一生懸命にやってくれてるんだもんな。俺は前に進まなければならない」
「はい!」
「ジャンニーニが潰れてな。まあ、俺と聖に付き合ったんじゃしょうがねぇ。俺が担いで、外で待ってた車に乗せたんだ」
「はい」
「《Don't Cry TORA!》ってな。あいつは車の中で何度も呟いていた。涙を流してな。聖もそうだ。背中を向けたまま、独りで飲んでいた。その背中が震えていた。だったらな、俺は泣くことは出来ないよ」
「私も、一番好きなお酒になりました」
「そうか」
「はい!」
俺は8時頃に家に戻った。
子どもたちは夕飯を終えており、明日の準備も整っているはずだ。
明日から四日間、蓮花の研究所へ行く。
皇紀も行く予定だったが、皇紀はレイの葬儀のためにアメリカへ行く。
何日か向こうで過ごす予定だ。
蓮花の研究所では、ブランとデュール・ゲリエの本格的な調整をする予定だった。
データの整理で皇紀の手を借りたかったが、蓮花でも十分だろう。
やることは、主に戦闘訓練なので、皇紀がいなくても何とかなる。
レイのことはあったが、だからこそ俺は予定を遅らせたくは無かった。
それに、何かをしていなければ、レイを思うしかなかったからだ。
亜紀ちゃんも、それは同じなのだろう。
金曜の夜だからと、俺を酒に誘った。
俺も当然喜んで付き合った。
つまみに、二人とも豆腐を使おうと言った。
レイが好物だったからだ。
豆腐に刻み海苔、わさび、ショウガ、叩き梅などを用意した。
それにレイも好きだった身欠きにしん。
亜紀ちゃんの好物の巾着タマゴとスコッチエッグ。
キュウリの浅漬け。
ワイルドターキーを飲んだ。
「ちょっと作り過ぎたか」
「大丈夫ですよ!」
亜紀ちゃんが明るく言う。
名前を言葉にせずとも、俺たちはレイを思って作った。
だから、量が多かった。
亜紀ちゃんが俺に明るく話し掛ける。
気を遣っているのだろう。
俺も明るく振る舞った。
「夕べも結構飲んだんだから、今日は軽くな」
「えー、いいじゃないですか」
「亜紀ちゃんは車の中で寝てられるけどな!」
「アハハハハ!」
「そういえば、タカさんはどうしてワイルドターキーが好きなんですか?」
「まあ、他の酒も飲むけどな」
「そうですね。日本酒も飲みますし、梅酒なんか自分で作って」
「酒が好きだということだけどな。何でも飲むよ」
「ビールはそれほどですよね」
「それでも、飲むしなぁ」
「あ、バドワイザー!」
「そうだろ?」
俺は笑った。
「思い出があるってことですね!」
「俺の場合は大体そうだよなぁ。だからフェラーリも手放して落ち込んだじゃない」
「あ! もう語れるんですね!」
「お前、抉るんじゃねぇ!」
「アハハハハ!」
亜紀ちゃんの気遣いが有難い。
「最初はどんなの飲んでたんですか?」
「そうだなぁ。普通のウイスキーとあとはカクテルかな」
「あー! 城戸さんのお店!」
「そうだ。目の前にあったからな。お客さんに勧めるにしても、どういうものか知らないといけないからなぁ」
「高校生なのに!」
「てめぇだってそうだろう!」
「ワハハハハ!」
「じゃあ、ワイルドターキーは?」
「ああ」
亜紀ちゃんの目が輝いた。
「なんだよ?」
「話せ!」
「お前!」
亜紀ちゃんの頭を軽くはたく。
俺はグラスを煽り、新たに注いだ。
亜紀ちゃんも同じようにして二杯目を注ぐ。
「この酒はな、聖の好物なんだ」
「え!」
「日本を出発する前の夜に、二人で飲んだんだよ。聖の部屋でな。俺はもう家も無かった」
「ああ、そうなんですね」
■ ■ ■ ■ ■ ■ ■ ■ ■ ■ ■ ■ ■ ■ ■ ■
「聖、本当に世話になった」
「いいよ。俺もトラが一緒で嬉しいし」
聖はワイルドターキーを俺に注いだ。
つまみは、聖の家の料理人が用意した。
ピザやソーセージ、魚介のマリネや豆の煮ものなど、豪華なものだった。
「明日からしばらく、これは飲めないな」
「お前、そんなにこの酒が好きなのか?」
「ああ」
「まあ、美味いけどな!」
「トラにそう言ってもらえると嬉しいよ」
「そうか!」
俺たちは楽しく飲んだ。
つまみの美味さもあり、俺もどんどん飲んだ。
「俺が初めて飲んだ酒なんだ」
「へー」
「叔母さんがな。俺に飲ませてくれた」
「そうなのか」
あまり喋らない聖が、珍しく語り出した。
明日からのハードな日々を思っていたのか。
「俺は知っての通り、この家の厄介者だ。でもな、前にはもう一人厄介者がいたんだよ」
「それが、叔母さんか?」
「ああ。出戻りでな。兄貴である親父を頼ってこの家に居候してた。働くでもない、一日何もしないで酒ばっかり飲んでたよ」
「そうなのか」
聖の大事な人間であることが分かった。
聖の目が、優しかったからだ。
「綺麗な人でな。結婚相手は金持ちだったそうだけど、まあつまらない奴だったらしいよ。だから離婚して。俺は喧嘩ばっかだったけど、佐紀さんは俺のことを可愛がってくれた。トラに会うまでは、佐紀さんだけだったよな」
「そうかー」
聖は懐かしそうに語った。
「俺が高校に入って間もなくだったな。ある日、出掛けようとしたら、部屋に呼ばれた。喧嘩もいいけど、たまには付き合えって。それでワイルドターキーを飲まされた」
「それが最初か」
「ああ。喧嘩はしたけど、不良みたいに酒を飲んだりタバコを吸ったりはしなかったからな。佐紀さんと一緒に飲んで、酒の楽しさを知った」
「いいもんだよな」
「そうだな。楽しい酒はいい。佐紀さんは別れた旦那の悪口をずっと言ってたけどな。俺が黙って聞いてるんで嬉しそうだった。他に聞いてくれる奴もいなかっただろう」
「そうか」
「それからたまに付き合うようになった。いつもワイルドターキーだった。なんでだろうな?」
「叔母さんは他の酒は飲まなかったのか?」
「いや、別に。日本酒を飲んだり、焼酎も飲んだ。他のウイスキーもバーボンもな。でも、何故か俺と飲む時は、いつでもワイルドターキーだった」
「へぇー」
「ある時聞いてみたんだ。なんでいつもワイルドターキーなんだって」
「それで?」
「俺と最初に飲んだ酒だからだって」
「なるほど」
きっと、楽しかったのだろう。
聖が自分の愚痴に付き合ってくれ、有難かったのだろう。
「そのうちに、俺も好きな酒になったな。まあ、他のはほとんど飲んだこと無いんだけどな」
「そうか」
聖が遠い目をした。
「佐紀さんは、肝臓を壊して死んだ。去年のことだ。ガンだったらしいよ。死ぬ数日前に、俺と一緒に飲んだ。もうすぐ死ぬんだって言ってた」
「そうか」
聖の中で、大事な何かとこの酒が繋がっていた。
「大事な日には、この酒を飲みたい」
「じゃあ、俺はお前と飲む時は、この酒にしよう」
「トラ!」
「お前が大事にする酒なら、俺にとってもそうだ! 大体、物凄く美味いしな!」
「そうか!」
聖が笑った。
こいつの笑顔と六花の笑顔は最高だ。
聖を笑顔にするのは、俺の誇りだ。
俺たちは空になるまで飲んだ。
俺たちの大事な酒になった。
■ ■ ■ ■ ■ ■ ■ ■ ■ ■ ■ ■ ■ ■ ■ ■
「レイが死んだ日、聖に呼ばれたんだ」
「タカさん……」
「聖はまた、ワイルドターキーを用意して俺を待ってた」
「そうだったんですか」
「亜紀ちゃんたちを鍛えたという場所だ。テーブルと椅子を置いて、俺を待ってた。もう、俺にはそれで十分だったよ。あいつが俺をどれだけ心配しているのか、俺を大事に思っているのか、それが分かった」
「タカさん、無理しないで……」
「亜紀ちゃん、聖は本当にいい奴なんだ。最高なんだよ」
「知ってますよ」
「俺を泣かさないために、ジャンニーニを呼んでな」
「ジャンニーニさんも大変ですね!」
「アハハハハ」
「ジャンニーニも、たくさんの酒を抱えて来た。つまみもな。一緒に楽しく飲もうと用意してくれたんだ」
「そうですか」
「あいつも、レイのことを知っていたんだろう。でも何も言わずに、酒を飲んで俺を笑わせてくれた」
「いい人ですよね、やっぱり」
「ああ、そうだ。俺は泣いてばかりはいられない」
「泣いてもいいんですよ、タカさん」
「いや。俺が泣いていては申し訳ない。俺がやらねばならんと言っていることに、みんな命懸けで、一生懸命にやってくれてるんだもんな。俺は前に進まなければならない」
「はい!」
「ジャンニーニが潰れてな。まあ、俺と聖に付き合ったんじゃしょうがねぇ。俺が担いで、外で待ってた車に乗せたんだ」
「はい」
「《Don't Cry TORA!》ってな。あいつは車の中で何度も呟いていた。涙を流してな。聖もそうだ。背中を向けたまま、独りで飲んでいた。その背中が震えていた。だったらな、俺は泣くことは出来ないよ」
「私も、一番好きなお酒になりました」
「そうか」
「はい!」
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