1,564 / 3,215
その着せ替え人形はバトルをする Ⅱ
しおりを挟む
会場の屋上に出ると、レイヤーたちが楽しそうにポーズを決めたりしていた。
互いに声を掛け、一緒に写真を撮ったり、また撮影専門の人間もいて、高そうなカメラ機材を手にレイヤーたちを撮っていた。
俺たちは蓮花がカメラを持っている。
でかいレンズを幾つも持って来たようで、それらはミユキが抱えていた。
蓮花の指示で、素早くレンズ交換をする。
「お前もやったのかよ」
「はい!」
ミユキは『サーモン係長』の中に出て来る「マッド・ホホジロ」のコスプレをしていた。
俺が出したアイデアのキャラで、途方もない銃火器の攻撃力でサーモン係長をバラバラに吹っ飛ばす。
サーモン料理で毎回死ぬというパターンを打ち破るキャラで、猪鹿コウモリには大好評だった。
マフィアに飼われている暗殺者ということで、全身に数々の武器を提げている。
「お前、その武器って本物か?」
「もちろんでございます。普通の場所で「花岡」を見せるわけにも参りませんので」
「……」
まあ、リアルに見えていいかもしれない。
俺たちは、隅の方で撮影を楽しんでいた。
俺は何枚か鷹と一緒に写真を撮った。
ラストシーンの、俺が膝をついてインテグラの手に口づけするシーンも撮った。
「カッコイイ!」
他のレイヤーたちが気付いて俺たちに近づいて来る。
少々古いコスプレだったが、有名な作品なので知っている人間も多かった。
俺や鷹に多くの人間が集まり、次に一江の物凄い装備に驚いていた。
やがて子どもたちのコスにも人が集まり、同じ『異世界丹沢ゴーゴー』のコスのレイヤーたちが群がって来る。
口々に、完成度の高さを褒められた。
「その熊、本物みたいですよね!」(本物だ)
「コウモリ姉妹! カワイイ!」(カワイイね)
「なに! アイちゃん、尊すぎだよー!」(そうだろう!)
「ネコ王ロボ! カワイイよー!」(もちろんだ!)
ロボがジルバを踊り、ますます人気者になった。
子どもたちがニコニコして、他のレイヤーたちと一緒に撮影をして行く。
みんな礼儀正しい。
亜紀ちゃんや双子は肌の露出も多いが、嫌らしい視線は無かった。
コスを愛する人間たちなのだろう。
次第に俺たちの周囲に人が集まって来た。
撮影の合間に、質問もされる。
後ろで動かないシャドウも話し掛けられる。
「すいません、「公太郎」って何のキャラなんですか?」
縦書きの名札なので、間違えて読まれていた。
大体、今更ハム太郎なんて誰も知らない。
俺もよくは知らん。
「ああ、『異世界丹沢ゴーゴー』で近く出て来るんですよ」
俺が適当なことを言うと大騒ぎになった。
「知らなかった!」
「あの作品に何かご関係が?」
大アリなのだが。
「作者の猪鹿先生とは少し。時々アイデアを出したりしてますよ」
「そうなんですか!」
まあ、ここだけの付き合いの連中だ。
シャドウも乗って来た。
「では、公太郎スピンをお見せしましょう」
シャドウが空中に高速スピンで舞い上がった。
20メートルも飛ぶ。
やり過ぎだ。
でも、蓮花が大喜びで写真を連写で撮っていた。
地上に降りて来たシャドウと嬉しそうに話している。
全員が拍手して褒め称えた。
それを見て、自分たちも注目されようと子どもたちが行動し始めた。
「熊アタァーック!」
亜紀ちゃんが「ヘビ夫」の皇紀にぶち込み、皇紀が100メートルぶっ飛ぶ。
「「コウモリ・シュート!」」
双子が空中に「双雷花」を撃ち、ナゾの二重螺旋の巨大な光線を伸ばした。
「お前ら! いい加減にしろ!」
俺が頭を引っぱたき、辞めさせた。
でも、みんなに褒め称えられていた。
面白くねぇ。
「アーカードさん、銃を持ってポーズしてくれませんか?」
ニコンのD6にでかいレンズを付けた男性の撮影者が俺に声を掛けて来た。
俺はニッコリと笑って、両腕を左右に伸ばして二丁の拳銃を突き出してやった。
「カッコイイですよ!」
幾つかポーズをリクエストされ、俺は気分よく応えてやった。
六花も自分のスマホで一緒にバンバン撮って行く。
「じゃあ、引き金を引いてみてください!」
「おい、オモチャの銃なんだよ」
「構いません! 本当に撃つ感じで」
「分かったよ」
俺は誰もいない方向に向かってジャッカルのトリガーを引いた。
《ドゴォォォーーーン!》
右手に物凄い衝撃が来た。
みんな、俺の方を向いて呆然としている。
「……」
蓮花が、本物の銃を作っていた。
「タカさん! 何やってんですか!」
「俺じゃねぇ! 蓮花が!」
亜紀ちゃんが飛んで来た。
蓮花が、離れた場所で腕を交差し、「×」を示している。
まさか撃つと思っていなかったのか。
俺が駆け寄ると、必死に謝って来た。
「石神様がお持ちになるものでしたので」
「バカ!」
「ニセモノを持たせるのに忍びなく」
「アホか!」
俺はカメラマンに火薬を仕込んでいたのだと無理な言い訳をした。
「びっくりしましたよ」
「俺もだ。聞いてなかったんでね」
何とか納まった。
もう帰ろうと思い、みんなの方を見た。
一江が別なカメラマンに撮られている。
嫌な予感がして、蓮花に近づいて聞いた。
「おい、まさかハルコンネンⅡが稼働することはねぇだろうな?」
「……」
蓮花が脂汗を流していた。
「おい!」
「クモ子! 一江さんをお止めしなさい!」
それまで目を閉じて動かなかったクモ子が、8本の足を高速稼働させ、一江に迫った。
その異様な動きに、その場の全員が固まる。
人間の足の動きではないからだ。
クモ子は手に持った槍でハルコンネンⅡの砲塔を破壊し、一江を抱えて戻って来た。
「ギャァァァァァァァァーーーー!」
一江が絶叫した。
「て、てっしゅぅーーー!」
呆然としているレイヤーやカメラマンたちを無視し、全員がハルコンネンⅡの破片を拾い集めて走って逃げた。
ロボが「ばーん」をしそうになっていた。
必死で割れた尾を手で掴み、抱きかかえて走った。
クモ子が響子を抱え、蓮花はシャドウに抱えられていた。
一江がミユキに背負われている。
六花は吹雪を抱え、キッチと大笑いしながら付いて来た。
駐車場まで直行し、急いで逃げ帰った。
俺の家に集まり、一応祝いのパーティのようなことをした。
「石神様、申し訳ございませんでした」
俺は笑って軽く蓮花の頭をはたいた。
「おい、楽しかったな!」
「はい!」
蓮花が嬉しそうに笑った。
まあ、こいつが楽しんでくれたのなら、別にいい。
「石神先生! 次回は私も是非!」
六花が言った。
「もうやらねぇよ!」
「エェー!」
その晩、また双子と一緒に寝て、『ローゼンメイデン』を観た。
「あ! オッドアイだよ!」
翠星石だ。
俺が最も好きなドール。
「六花ちゃん、これいいよね!」
「そうだな!」
三人で楽しく話し合った。
また、やるかもしれない。
互いに声を掛け、一緒に写真を撮ったり、また撮影専門の人間もいて、高そうなカメラ機材を手にレイヤーたちを撮っていた。
俺たちは蓮花がカメラを持っている。
でかいレンズを幾つも持って来たようで、それらはミユキが抱えていた。
蓮花の指示で、素早くレンズ交換をする。
「お前もやったのかよ」
「はい!」
ミユキは『サーモン係長』の中に出て来る「マッド・ホホジロ」のコスプレをしていた。
俺が出したアイデアのキャラで、途方もない銃火器の攻撃力でサーモン係長をバラバラに吹っ飛ばす。
サーモン料理で毎回死ぬというパターンを打ち破るキャラで、猪鹿コウモリには大好評だった。
マフィアに飼われている暗殺者ということで、全身に数々の武器を提げている。
「お前、その武器って本物か?」
「もちろんでございます。普通の場所で「花岡」を見せるわけにも参りませんので」
「……」
まあ、リアルに見えていいかもしれない。
俺たちは、隅の方で撮影を楽しんでいた。
俺は何枚か鷹と一緒に写真を撮った。
ラストシーンの、俺が膝をついてインテグラの手に口づけするシーンも撮った。
「カッコイイ!」
他のレイヤーたちが気付いて俺たちに近づいて来る。
少々古いコスプレだったが、有名な作品なので知っている人間も多かった。
俺や鷹に多くの人間が集まり、次に一江の物凄い装備に驚いていた。
やがて子どもたちのコスにも人が集まり、同じ『異世界丹沢ゴーゴー』のコスのレイヤーたちが群がって来る。
口々に、完成度の高さを褒められた。
「その熊、本物みたいですよね!」(本物だ)
「コウモリ姉妹! カワイイ!」(カワイイね)
「なに! アイちゃん、尊すぎだよー!」(そうだろう!)
「ネコ王ロボ! カワイイよー!」(もちろんだ!)
ロボがジルバを踊り、ますます人気者になった。
子どもたちがニコニコして、他のレイヤーたちと一緒に撮影をして行く。
みんな礼儀正しい。
亜紀ちゃんや双子は肌の露出も多いが、嫌らしい視線は無かった。
コスを愛する人間たちなのだろう。
次第に俺たちの周囲に人が集まって来た。
撮影の合間に、質問もされる。
後ろで動かないシャドウも話し掛けられる。
「すいません、「公太郎」って何のキャラなんですか?」
縦書きの名札なので、間違えて読まれていた。
大体、今更ハム太郎なんて誰も知らない。
俺もよくは知らん。
「ああ、『異世界丹沢ゴーゴー』で近く出て来るんですよ」
俺が適当なことを言うと大騒ぎになった。
「知らなかった!」
「あの作品に何かご関係が?」
大アリなのだが。
「作者の猪鹿先生とは少し。時々アイデアを出したりしてますよ」
「そうなんですか!」
まあ、ここだけの付き合いの連中だ。
シャドウも乗って来た。
「では、公太郎スピンをお見せしましょう」
シャドウが空中に高速スピンで舞い上がった。
20メートルも飛ぶ。
やり過ぎだ。
でも、蓮花が大喜びで写真を連写で撮っていた。
地上に降りて来たシャドウと嬉しそうに話している。
全員が拍手して褒め称えた。
それを見て、自分たちも注目されようと子どもたちが行動し始めた。
「熊アタァーック!」
亜紀ちゃんが「ヘビ夫」の皇紀にぶち込み、皇紀が100メートルぶっ飛ぶ。
「「コウモリ・シュート!」」
双子が空中に「双雷花」を撃ち、ナゾの二重螺旋の巨大な光線を伸ばした。
「お前ら! いい加減にしろ!」
俺が頭を引っぱたき、辞めさせた。
でも、みんなに褒め称えられていた。
面白くねぇ。
「アーカードさん、銃を持ってポーズしてくれませんか?」
ニコンのD6にでかいレンズを付けた男性の撮影者が俺に声を掛けて来た。
俺はニッコリと笑って、両腕を左右に伸ばして二丁の拳銃を突き出してやった。
「カッコイイですよ!」
幾つかポーズをリクエストされ、俺は気分よく応えてやった。
六花も自分のスマホで一緒にバンバン撮って行く。
「じゃあ、引き金を引いてみてください!」
「おい、オモチャの銃なんだよ」
「構いません! 本当に撃つ感じで」
「分かったよ」
俺は誰もいない方向に向かってジャッカルのトリガーを引いた。
《ドゴォォォーーーン!》
右手に物凄い衝撃が来た。
みんな、俺の方を向いて呆然としている。
「……」
蓮花が、本物の銃を作っていた。
「タカさん! 何やってんですか!」
「俺じゃねぇ! 蓮花が!」
亜紀ちゃんが飛んで来た。
蓮花が、離れた場所で腕を交差し、「×」を示している。
まさか撃つと思っていなかったのか。
俺が駆け寄ると、必死に謝って来た。
「石神様がお持ちになるものでしたので」
「バカ!」
「ニセモノを持たせるのに忍びなく」
「アホか!」
俺はカメラマンに火薬を仕込んでいたのだと無理な言い訳をした。
「びっくりしましたよ」
「俺もだ。聞いてなかったんでね」
何とか納まった。
もう帰ろうと思い、みんなの方を見た。
一江が別なカメラマンに撮られている。
嫌な予感がして、蓮花に近づいて聞いた。
「おい、まさかハルコンネンⅡが稼働することはねぇだろうな?」
「……」
蓮花が脂汗を流していた。
「おい!」
「クモ子! 一江さんをお止めしなさい!」
それまで目を閉じて動かなかったクモ子が、8本の足を高速稼働させ、一江に迫った。
その異様な動きに、その場の全員が固まる。
人間の足の動きではないからだ。
クモ子は手に持った槍でハルコンネンⅡの砲塔を破壊し、一江を抱えて戻って来た。
「ギャァァァァァァァァーーーー!」
一江が絶叫した。
「て、てっしゅぅーーー!」
呆然としているレイヤーやカメラマンたちを無視し、全員がハルコンネンⅡの破片を拾い集めて走って逃げた。
ロボが「ばーん」をしそうになっていた。
必死で割れた尾を手で掴み、抱きかかえて走った。
クモ子が響子を抱え、蓮花はシャドウに抱えられていた。
一江がミユキに背負われている。
六花は吹雪を抱え、キッチと大笑いしながら付いて来た。
駐車場まで直行し、急いで逃げ帰った。
俺の家に集まり、一応祝いのパーティのようなことをした。
「石神様、申し訳ございませんでした」
俺は笑って軽く蓮花の頭をはたいた。
「おい、楽しかったな!」
「はい!」
蓮花が嬉しそうに笑った。
まあ、こいつが楽しんでくれたのなら、別にいい。
「石神先生! 次回は私も是非!」
六花が言った。
「もうやらねぇよ!」
「エェー!」
その晩、また双子と一緒に寝て、『ローゼンメイデン』を観た。
「あ! オッドアイだよ!」
翠星石だ。
俺が最も好きなドール。
「六花ちゃん、これいいよね!」
「そうだな!」
三人で楽しく話し合った。
また、やるかもしれない。
1
あなたにおすすめの小説
付喪神狩
やまだごんた
キャラ文芸
古い道具には年月と共に人の情念が蓄積され、それが意思を持ったものが付喪神と呼ばれる。
容姿端麗だが口も性格も女癖も悪い大和御門は日本で唯一の付喪神狩として、付喪神を祓う能力者。
自分に取り憑いた大口真神を引き連れ、同居中の相方・棚橋亨と繰り広げる現代異能バトル
裏切りの代償
中岡 始
キャラ文芸
かつて夫と共に立ち上げたベンチャー企業「ネクサスラボ」。奏は結婚を機に経営の第一線を退き、専業主婦として家庭を支えてきた。しかし、平穏だった生活は夫・尚紀の裏切りによって一変する。彼の部下であり不倫相手の優美が、会社を混乱に陥れつつあったのだ。
尚紀の冷たい態度と優美の挑発に苦しむ中、奏は再び経営者としての力を取り戻す決意をする。裏切りの証拠を集め、かつての仲間や信頼できる協力者たちと連携しながら、会社を立て直すための計画を進める奏。だが、それは尚紀と優美の野望を徹底的に打ち砕く覚悟でもあった。
取締役会での対決、揺れる社内外の信頼、そして壊れた夫婦の絆の果てに待つのは――。
自分の誇りと未来を取り戻すため、すべてを賭けて挑む奏の闘い。復讐の果てに見える新たな希望と、繊細な人間ドラマが交錯する物語がここに。
あやかし家族 〜五人の兄と愛され末妹〜
南 鈴紀
キャラ文芸
妖狩りにより両親を奪われ、囚われの身となった半妖の少女・鈴音は浄化の狐火を利用するだけの道具のように扱われていた。呪いにより成長は止まり、容姿も思考も幼いまま、感情が消え失せてもなおただ生かされるままに生きていた。
しかし妖保護部隊本部第一部隊との出会いにより、鈴音の止まっていた時間が動き出す。
掴みどころはないが頼れる氏神・雅仁、兄には厳しいが弟妹には優しい狼の妖・千里、人間嫌いだが人当たりの良い振りが得意な人間・遥杜、可愛いもの好きで元気いっぱいの猫又・鴇羽、大人しいが思いやりに溢れる猫又・瑠璃。
五人の兄と過ごす時間の中で、無いものだらけだった鈴音にもやがて大切なものが増えていく。
妖×家族の心温まる和風ファンタジー。
診察室の午後<菜の花の丘編>その1
スピカナ
恋愛
神的イケメン医師・北原春樹と、病弱で天才的なアーティストである妻・莉子。
そして二人を愛してしまったイケメン御曹司・浅田夏輝。
「菜の花クリニック」と「サテライトセンター」を舞台に、三人の愛と日常が描かれます。
時に泣けて、時に笑える――溺愛とBL要素を含む、ほのぼの愛の物語。
多くのスタッフの人生がここで楽しく花開いていきます。
この小説は「医師の兄が溺愛する病弱な義妹を毎日診察する甘~い愛の物語」の1000話以降の続編です。
※医学描写はすべて架空です。
百合ランジェリーカフェにようこそ!
楠富 つかさ
青春
主人公、下条藍はバイトを探すちょっと胸が大きい普通の女子大生。ある日、同じサークルの先輩からバイト先を紹介してもらうのだが、そこは男子禁制のカフェ併設ランジェリーショップで!?
ちょっとハレンチなお仕事カフェライフ、始まります!!
※この物語はフィクションであり実在の人物・団体・法律とは一切関係ありません。
表紙画像はAIイラストです。下着が生成できないのでビキニで代用しています。
Lucia(ルシア)変容者たち
おまつり
恋愛
人は、ときに自分の中に「もう一人の自分」を抱えて生きている。
それがもし、感情の揺らぎや、誰かとの触れ合いによって、男女の姿を入れ替える存在だったとしたら――。
カフェ『リベラ』を営むリアと、雑誌編集者の蓮。
二人は、特定の感情を抱くと性別が変わる「性別変容者」だった。
誰にも明かせない秘密を抱えながら生きてきた彼らは、互いの存在に出会い、初めて“同類”として心を通わせていく。
愛が深まるほど、境界は曖昧になる。
身体と心の輪郭は揺らぎ、「自分とは何者なのか」という問いが、静かに迫ってくる。
一方、過去に囚われ、自分自身を強く否定し続けてきたウェディングプランナー・景子と、まっすぐすぎるほど不器用な看護学生・ユウ。
彼らもまた、変容者として「変わること」と「失うこと」の狭間で、避けられない選択を迫られていく。
これは、誰の記憶にも残らないかもしれない“もう一人の自分”と共に生きながら、
それでも確かに残る愛を探し続けた人々の、静かなヒューマンドラマ。
※毎日20時に1章ずつ更新していく予定です。
JKメイドはご主人様のオモチャ 命令ひとつで脱がされて、触られて、好きにされて――
のぞみ
恋愛
「今日から、お前は俺のメイドだ。ベッドの上でもな」
高校二年生の蒼井ひなたは、借金に追われた家族の代わりに、ある大富豪の家で住み込みメイドとして働くことに。
そこは、まるでおとぎ話に出てきそうな大きな洋館。
でも、そこで待っていたのは、同じ高校に通うちょっと有名な男の子――完璧だけど性格が超ドSな御曹司、天城 蓮だった。
昼間は生徒会長、夜は…ご主人様?
しかも、彼の命令はちょっと普通じゃない。
「掃除だけじゃダメだろ? ご主人様の癒しも、メイドの大事な仕事だろ?」
手を握られるたび、耳元で囁かれるたび、心臓がバクバクする。
なのに、ひなたの体はどんどん反応してしまって…。
怒ったり照れたりしながらも、次第に蓮に惹かれていくひなた。
だけど、彼にはまだ知られていない秘密があって――
「…ほんとは、ずっと前から、私…」
ただのメイドなんかじゃ終わりたくない。
恋と欲望が交差する、ちょっぴり危険な主従ラブストーリー。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる