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《デモノイド》
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地下深くのあの部屋。
いつもあの部屋へ行くのは憂鬱になる。
今日は独りではなかった。
5人の若者が一緒だ。
彼らは行き先を知っているにも関わらず、笑い合っている。
あの方の恐ろしさを知っているはずだ。
誰もが恐れ慄くはずが。
3メートルの巨大な一枚板の扉の前に立つ。
「開けるぞ。くれぐれも「業」様に失礼のないように」
「「「「「はい!」」」」」
流石に5人の若者も真剣な顔になった。
扉を開ける。
ノックは不要と言われている。
「業」様にはすべてお分かりになっていることだ。
無駄なことを御嫌いな方だった。
「「業」様。連れてまいりました」
「ほう、なかなか良い仕上がりだな」
全員が床に平伏している。
「業」様は一瞬で5人を見て取ったのだろう。
サハ・ハディドの巨大な椅子に腰かけたまま、「業」様は満足げに黒い霧を放射させた。
「はい、最高の素体に持てる限りのものを込めました」
「良く分かる。宇羅、よくやった」
「はい!」
先日、ブラジルのジャングルの《ハイヴ》が潰された。
国内ではエネルギーや資源が少ないために、海外にも《ハイヴ》を築いた。
それが早々に発見され、さらには破壊された。
石神たちの「花岡」の通じないはずの「妖魔ベトン」は簡単に突破された。
しかも、最重要施設である《ハイヴ》の防衛のための最強の妖魔が撃破された。
地獄から呼び出した、滅多なことでは敗退しないはずの者だったはずだ。
「《ハイヴ》はまだある。一つを喪ったからといって、何も終わるわけではない」
「ハッ!」
私の心を読んでおられる。
「業」様は5人を見て言われた。
「ふむ。まだ石神の子どもたちには届かないな」
5人のうちのセリョーガが顔を挙げて言った。
「「カルマ」様! 私たちにやらせて下さい!」
「黙れ! 「業」様に意見するな!」
私は慌ててセリョーガの顔を押し下げた。
「お前は自信があるのか」
「はい!」
顔を床に向けたまま、セリョーガが言った。
「石神に協力する警察の組織があったな」
「はい、「アドヴェロス」でございますね!」
私が返答した。
「確か、そこも5人の戦士だったな」
「はい!」
「ではまずはその5人を殺して来い。そうすれば認めてやろう」
「「「「「はい!」」」」」
そろそろ限界だ。
「業」様は愉快そうに、一層の黒い霧を噴出させている。
私は5人を連れて退出した。
廊下の突き当りのエレベーターに乗って、やっと大きく息を吸った。
「セリョーガ、無茶なことをするな!」
「アハハハハハ! あれくらい言っておかないと、「カルマ」様は俺たちを覚えてくれないでしょう?」
「そんなことはない。我々の全てを把握していらっしゃる方だ」
「へぇー。でも、「カルマ」様のお役に立ちたいのは本当ですよ?」
「そうか」
もちろん、そのようにセッティグしている。
だからこそ、一瞬で殺されることが無かったのだが。
「お前たち、身体に異常は無いか?」
「はい、どうしてです?」
「「業」様のあの黒い霧は、吸い過ぎると少々不味いことがある」
「ああ、知ってますよ」
「私もギリギリだった。息をしないわけにも行かなぬからな」
「俺たちは一呼吸もしてませんから」
「なに?」
「30分程度は呼吸を止められますよ。水中での戦闘やガスの攻撃もありますからね」
「なるほどな」
「ミハイロフ様に、そういう基本的な能力は与えてもらっています」
「そうか」
セリョーガ、スラヴァ、コースチャ、それに二人の女性ミーラとオーリャ。
ミハイロフが最高の素体で創り上げたバイオノイド。
それに更に私が妖魔を埋め込み、更に様々な術を施した。
これまでのバイオノイド、またライカンスロープを大きく上回る最強の戦士だ。
他のバイオノイドとは違い、意志を残しておりそのために様々なことを習熟させられた。
武器の扱い、格闘術、操縦技術から言語習得や様々なその他の戦闘に繋がる知識や技術。
石神の有する桁違いに強い戦士たちに対抗するために開発された。
《デモノイド(Demonoid)》
そう名付けられた超戦士だ。
「まずは「業」様から直接標的を示されたことに感謝しろ」
「分かってますよ。でも、相手は人間なんでしょう?」
「そうだ。しかし、相手もそれぞれ特殊な能力を持っている。最も注意すべきはイソラ・ジングウジだ」
「どんな奴です?」
「見えない刃を使う。ビルも妖魔も切断する奴だ」
5人が一斉に口笛を吹く。
驚いてはいるが、全く恐れていない。
居室に戻り、セリョーガたちに記録の映像を見せる。
「よほどの妖魔でも、イソラの攻撃は防げない」
5人は笑いながらモニターを見ている。
ミーラとオーリャが淫蕩な顔で磯良を眺めていた。
男でも惚れそうな美少年だ。
「これはアイリン・リー、中国人だ。この女は元は我々の配下だった。妖魔を埋め込まれたのだが理性を残して我々を裏切り、更に進化した」
「進化?」
「詳細は分からない。しかし妖魔を超える亜神とも呼べる存在をイソラと共に斃した。我々が埋め込んだ妖魔とは別なものに変身した」
「良く分かりませんが、いい女ですねぇ」
今度はセリョーガたちが卑しい笑みを浮かべていた。
全員がサディズムの性癖を持っている。
男でも女でも、こいつらに捉えられれば地獄を味わうだろう。
「サギリは剣術だ。離れた敵を粉砕する技を持つ。クズハは拳法。触れれば敵を爆砕する。カブラギは新しい人間だが、射撃の才能が高いらしい」
「その3人は大したことはありませんね。見れば分かる」
「獲物としても興味ないわ」
ミーラたちが興味無さそうな顔をした。
「最後にこいつだ。クオン・サオトメ。「アドヴェロス」の指揮官だ。いいか、こいつには手を出すな」
「どうしてです? 最高の獲物でしょう」
「こいつはなかなかいいわ。セクシーな顔をしてる」
「アレも良さそうね」
「よせ!」
大きな声を出したので、5人が私を見る。
「こいつには不思議な能力がある。得体の知れない能力で、訳も分からないままに相手を殺す。どういう能力か分からないうちは、絶対に手を出すな」
「ウラ様、そんなもの、幾らでも手はありますよ」
セリョーガが言った。
多分、5人がそれぞれに有効な戦略を立てているのだろう。
「やめろ。マシンガンで襲われても、全ての弾丸が停止するのだ」
「え?」
「分からないだろう、だから今は手を出すなと言っているのだ」
「へぇー、面白いですね」
「爆発物はどうなのかしら?」
「以前に目の間でガスタンクを爆破させた。サオトメは無事だった」
「まあ!」
ミーラが嬉しそうに笑った。
「それよりも、標的のイソラとアイリンに気を付けろ。こいつらは「業」様の命で必ず仕留めなければならない」
「まあ、お任せ下さい。楽しんで来ますよ」
「……」
《デモノイド(Demonoid)》の自信は、過剰なわけではない。
既に敵を斃す算段は付いているのだ。
それは間違いなく達成されるだろう。
余裕を見せているような態度だが、実際には冷静に計算している。
顔に漂う笑顔は、単に相手を油断させるためのものだ。
思い上がって足を滑らせる若造と思わせる。
ジャイアント・キリングが出来る連中だった。
翌日、《デモノイド(Demonoid)》たちは中国経由で日本へ渡った。
石神、見ていろ。
そして悔しがって泣け。
我々は準備し、仕上げたのだ。
いつもあの部屋へ行くのは憂鬱になる。
今日は独りではなかった。
5人の若者が一緒だ。
彼らは行き先を知っているにも関わらず、笑い合っている。
あの方の恐ろしさを知っているはずだ。
誰もが恐れ慄くはずが。
3メートルの巨大な一枚板の扉の前に立つ。
「開けるぞ。くれぐれも「業」様に失礼のないように」
「「「「「はい!」」」」」
流石に5人の若者も真剣な顔になった。
扉を開ける。
ノックは不要と言われている。
「業」様にはすべてお分かりになっていることだ。
無駄なことを御嫌いな方だった。
「「業」様。連れてまいりました」
「ほう、なかなか良い仕上がりだな」
全員が床に平伏している。
「業」様は一瞬で5人を見て取ったのだろう。
サハ・ハディドの巨大な椅子に腰かけたまま、「業」様は満足げに黒い霧を放射させた。
「はい、最高の素体に持てる限りのものを込めました」
「良く分かる。宇羅、よくやった」
「はい!」
先日、ブラジルのジャングルの《ハイヴ》が潰された。
国内ではエネルギーや資源が少ないために、海外にも《ハイヴ》を築いた。
それが早々に発見され、さらには破壊された。
石神たちの「花岡」の通じないはずの「妖魔ベトン」は簡単に突破された。
しかも、最重要施設である《ハイヴ》の防衛のための最強の妖魔が撃破された。
地獄から呼び出した、滅多なことでは敗退しないはずの者だったはずだ。
「《ハイヴ》はまだある。一つを喪ったからといって、何も終わるわけではない」
「ハッ!」
私の心を読んでおられる。
「業」様は5人を見て言われた。
「ふむ。まだ石神の子どもたちには届かないな」
5人のうちのセリョーガが顔を挙げて言った。
「「カルマ」様! 私たちにやらせて下さい!」
「黙れ! 「業」様に意見するな!」
私は慌ててセリョーガの顔を押し下げた。
「お前は自信があるのか」
「はい!」
顔を床に向けたまま、セリョーガが言った。
「石神に協力する警察の組織があったな」
「はい、「アドヴェロス」でございますね!」
私が返答した。
「確か、そこも5人の戦士だったな」
「はい!」
「ではまずはその5人を殺して来い。そうすれば認めてやろう」
「「「「「はい!」」」」」
そろそろ限界だ。
「業」様は愉快そうに、一層の黒い霧を噴出させている。
私は5人を連れて退出した。
廊下の突き当りのエレベーターに乗って、やっと大きく息を吸った。
「セリョーガ、無茶なことをするな!」
「アハハハハハ! あれくらい言っておかないと、「カルマ」様は俺たちを覚えてくれないでしょう?」
「そんなことはない。我々の全てを把握していらっしゃる方だ」
「へぇー。でも、「カルマ」様のお役に立ちたいのは本当ですよ?」
「そうか」
もちろん、そのようにセッティグしている。
だからこそ、一瞬で殺されることが無かったのだが。
「お前たち、身体に異常は無いか?」
「はい、どうしてです?」
「「業」様のあの黒い霧は、吸い過ぎると少々不味いことがある」
「ああ、知ってますよ」
「私もギリギリだった。息をしないわけにも行かなぬからな」
「俺たちは一呼吸もしてませんから」
「なに?」
「30分程度は呼吸を止められますよ。水中での戦闘やガスの攻撃もありますからね」
「なるほどな」
「ミハイロフ様に、そういう基本的な能力は与えてもらっています」
「そうか」
セリョーガ、スラヴァ、コースチャ、それに二人の女性ミーラとオーリャ。
ミハイロフが最高の素体で創り上げたバイオノイド。
それに更に私が妖魔を埋め込み、更に様々な術を施した。
これまでのバイオノイド、またライカンスロープを大きく上回る最強の戦士だ。
他のバイオノイドとは違い、意志を残しておりそのために様々なことを習熟させられた。
武器の扱い、格闘術、操縦技術から言語習得や様々なその他の戦闘に繋がる知識や技術。
石神の有する桁違いに強い戦士たちに対抗するために開発された。
《デモノイド(Demonoid)》
そう名付けられた超戦士だ。
「まずは「業」様から直接標的を示されたことに感謝しろ」
「分かってますよ。でも、相手は人間なんでしょう?」
「そうだ。しかし、相手もそれぞれ特殊な能力を持っている。最も注意すべきはイソラ・ジングウジだ」
「どんな奴です?」
「見えない刃を使う。ビルも妖魔も切断する奴だ」
5人が一斉に口笛を吹く。
驚いてはいるが、全く恐れていない。
居室に戻り、セリョーガたちに記録の映像を見せる。
「よほどの妖魔でも、イソラの攻撃は防げない」
5人は笑いながらモニターを見ている。
ミーラとオーリャが淫蕩な顔で磯良を眺めていた。
男でも惚れそうな美少年だ。
「これはアイリン・リー、中国人だ。この女は元は我々の配下だった。妖魔を埋め込まれたのだが理性を残して我々を裏切り、更に進化した」
「進化?」
「詳細は分からない。しかし妖魔を超える亜神とも呼べる存在をイソラと共に斃した。我々が埋め込んだ妖魔とは別なものに変身した」
「良く分かりませんが、いい女ですねぇ」
今度はセリョーガたちが卑しい笑みを浮かべていた。
全員がサディズムの性癖を持っている。
男でも女でも、こいつらに捉えられれば地獄を味わうだろう。
「サギリは剣術だ。離れた敵を粉砕する技を持つ。クズハは拳法。触れれば敵を爆砕する。カブラギは新しい人間だが、射撃の才能が高いらしい」
「その3人は大したことはありませんね。見れば分かる」
「獲物としても興味ないわ」
ミーラたちが興味無さそうな顔をした。
「最後にこいつだ。クオン・サオトメ。「アドヴェロス」の指揮官だ。いいか、こいつには手を出すな」
「どうしてです? 最高の獲物でしょう」
「こいつはなかなかいいわ。セクシーな顔をしてる」
「アレも良さそうね」
「よせ!」
大きな声を出したので、5人が私を見る。
「こいつには不思議な能力がある。得体の知れない能力で、訳も分からないままに相手を殺す。どういう能力か分からないうちは、絶対に手を出すな」
「ウラ様、そんなもの、幾らでも手はありますよ」
セリョーガが言った。
多分、5人がそれぞれに有効な戦略を立てているのだろう。
「やめろ。マシンガンで襲われても、全ての弾丸が停止するのだ」
「え?」
「分からないだろう、だから今は手を出すなと言っているのだ」
「へぇー、面白いですね」
「爆発物はどうなのかしら?」
「以前に目の間でガスタンクを爆破させた。サオトメは無事だった」
「まあ!」
ミーラが嬉しそうに笑った。
「それよりも、標的のイソラとアイリンに気を付けろ。こいつらは「業」様の命で必ず仕留めなければならない」
「まあ、お任せ下さい。楽しんで来ますよ」
「……」
《デモノイド(Demonoid)》の自信は、過剰なわけではない。
既に敵を斃す算段は付いているのだ。
それは間違いなく達成されるだろう。
余裕を見せているような態度だが、実際には冷静に計算している。
顔に漂う笑顔は、単に相手を油断させるためのものだ。
思い上がって足を滑らせる若造と思わせる。
ジャイアント・キリングが出来る連中だった。
翌日、《デモノイド(Demonoid)》たちは中国経由で日本へ渡った。
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そして悔しがって泣け。
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